【ホッケー(女子)】終了間際の失点で、悔しい敗戦/関東学生ホッケー春季リーグvs東農大

女子ホッケー

プール戦ここまで1勝1敗としている慶大。プール最終戦、東農大と準決勝進出をかけた大一番に臨んだ。試合は互角の展開に。第2Q、PCから丸山菜穂子(理4・学芸大附属)の得点で先制した慶大だったが、追加点が奪えず。第3Qに同点に追いつかれると、このままゲームセットかと思われた終了間際、東農大に逆転弾を許し、悔しい黒星となった。

プール最終戦に臨んだ

令和4年 関東学生ホッケー春季リーグ Aプール

5/8(日) 10:50試合開始 @早大東伏見

 

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

東農大

 

得点:慶大・丸山菜穂子(17分)

   東農大・芦澤紗耶(40分)

   東農大・宇田川桃花(60分)

 

 

大スタメン 

GK 久保田夕雅(経3・慶應湘南藤沢)

 

DF 坂田絢音(経3・慶應女子)、石田紗英(経4・慶應湘南藤沢)、栗岡満里奈(経4・Plano West Senior High School)、加藤ひより(環4・学芸大附属)

 

MF 楫野彩貴(法3・国際基督教大高)、丸山菜穂子(理4・学芸大附属)、水本彩巴(経4・国際基督教大高)

 

FW 西村未八(政4・慶應NY)、山田里紗(商4・慶應女子)、陶山知佳(法4・田園調布雙葉)

 

 

開幕戦で山学大に敗れたものの、第2戦の学習院大戦では12―0の大勝をおさめた慶大。プール最終戦は開幕前、加藤主将が「プール戦で最も大切」と語っていた東農大戦だ。12得点と攻撃力が爆発した前試合の勢いそのままに白星をつかみ取り、準決勝進出を手繰り寄せたい。

 

試合開始直後、ペースを握ったのは慶大。開始早々1分、PC(ペナルティコーナー)のチャンスを得ると、その流れで3連続PCのチャンス。しかしここは相手DF、GKの好守に防がれてしまう。その後はなかなか相手陣内へ入り込めない展開となる。すると5分以降、今度は東農大が攻勢。特に存在感を見せたのが相手MFの佐野里名だ。度々慶大ゴール前に顔を出し、ボールをおさめ好機を演出するなど球際の強さを発揮し、慶大の脅威となる。しかし、ここはGK久保田夕雅(経3・慶應湘南藤沢)やDF加藤ひより(環4・学芸大附属)を中心とした堅い守備で得点は許さない。第1Qは0―0で終える。

攻守に健闘した加藤主将

第2Q、攻撃に勢いをもたらしたのはFWの西村未八(政4・慶應NY)。自らボールを持ち一気に相手陣内へ攻め込むと久しぶりのPCを獲得する。加藤が緩いシュートを放ち相手の意表を突くと、そのシュートにMFの丸山菜穂子(理4・学芸大附属)が合わせた。これがネットに突き刺さり、慶大が先制に成功する。その後流れは東農大に傾いたが失点はせず、リードしたまま前半を折り返す。

貴重な先制点

第3Q開始から、追加点が欲しい慶大が相手陣内へ攻め込む。しかしこれといった好機が生まれないまま時間は流れ、9分以降はそれまでカウンター中心に攻めていた東農大が勢いづく。10分、東農大はこの試合初めてのPCを獲得すると、芦澤紗耶が鋭いシュート。この日何度も力強いヒットを見せていた芦澤に持ち味の鋭いヒットシュートを沈められ同点に追いつかれる。その後も東農大の勢いは続いたが慶大の粘り強いディフェンスで逆転までは許さない。

悔しい2失点となった

勝負の最終第4Q、同点に追いついた東農大が引き続き攻勢を強める。素早いリスタートで波状攻撃を見せる東農大。力強いヒットを見せる芦澤や巧みなボールさばきを見せる佐野が躍動し、慶大にとって嫌なムードが広がる。そして試合終了まであと数十秒。この日慶大を苦しめてきた佐野が右サイドからクロス。これにうまく合わせられ、劇的な逆転弾を沈められた。残り数十秒での悪夢。慶大にとって悔しい敗戦となった。

慶大を苦しめた東農大・佐野

これでプール戦1勝2敗となった慶大。準決勝進出は事実上厳しい展開となり、下位リーグとなる5―8位決定戦に回ることが濃厚だ。意地を見せ、少しでも高い順位を目指してほしいところだ。(取材:松田 英人)

 

次戦 未定

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