慶應スポーツ新聞会

【競走】関東インカレ直前!主将・副将対談

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左から木村副将、宮岸主将、熊本副将

桜の季節とともにシーズンを迎える競走部。東京六大学対校陸上競技大会を2週間後に控えた中で、今年度のチームを引っ張る宮岸主将(法4)・木村副将(経4)・熊本副将(総4)にお話を伺ったインタビューを、遅ればせながら公開する。「みんな違うタイプなのでバランスが逆にいい(宮岸)」3人の対談をお楽しみください。

※掲載が遅れたことをお詫びいたします。このインタビューは今年3月中旬に収録されました。 

――皆さんで他己紹介をおねがいできますか

熊本 主将の宮岸です。

木村 文武両道のかたまりです。

宮岸 そうなの?

木村 陸上も学業もどちらも素晴らしい成績で(笑)

熊本 法学部法律学科でオールAなんですよ。もともとは弁護士になる予定が…

宮岸 そういうのいいから!

木村 まぁそういうのをおいとくとしても、全日本インカレ、関東インカレとみんなを本当に引っ張っていて、成績を出してるので。

熊本 OBからの受けも良く…(笑)

宮岸 ほめ過ぎじゃない?

熊本 そして、そんな一面もあるけど結構、亭主関白タイプ(笑)でもまぁそんなことはどうでもいいですよね!陸上も学業も成績の良い、文武両道の主将です!

木村 宮岸は幅跳びやってます!

木村 次に熊本副将を…

宮岸 宇宙人で…

熊本 法学部で…

木村 じゃなくて学部はSFCで、早稲田から来た変わり者で、頭がすごく切れていて…

熊本 でも成績は悪くて…

木村 競走部のブレーンです!

熊本 サプライズ人事だったらしいです、僕。

木村 アンテナが人よりも高くて、部の全体を見るって点で、僕らができない分を俯瞰して見てくれる副将です。

熊本 いいこと言う(笑)

宮岸 あともう一人主務の梶原というのがいるんですけれど、いいかんじにばらばらというか。みんな違うタイプなので、バランスが逆にいいのかなって。

――じゃあ次は木村副将を

熊本 木村副将はですね、空気が読めないです(笑)

宮岸 確かにね。

熊本 でも、陸上に関してはうちの部活の中でも頑張りっていう部分がすごく高い。浪人したのにまた体育会に入って成績を残せているってところがすごくて。普通浪人したら駄目になっちゃうんですよ。なのに、関カレも全カレも出ていて。そういう意味では一番の努力家だと思いますね。

宮岸 僕がかなり大雑把なので、木村くんは全てを埋めてくれるというか。

木村 悪いところは?

宮岸 悪いところ…ない!本当にいいやつで短長パートを引っ張って行ってくれているなぁと感じますし、人柄も良く、真面目だし。後輩の面倒見もいいですし。

熊本 そうですね、だから(宮岸主将が)リーダー、(木村副将が)嫌われ者役、(自分が)なんかミラクルみたいなかんじで(笑)

――では、昨シーズンのことについても少し伺いたいと思います。両副将はパートブログで昨シーズンの反省とこれからの目標を書いてらしたんですが、宮岸主将はいかがですか

宮岸 昨シーズンは反省というか、僕にとって今までの中で一番印象深かった一年で。高校時代は全然強くなくて無名で、並行してやっていたスキーとどっちをとるか悩んで、でも国体予選で落ちた悔しさから大学でもまた陸上をやろうと思って。それから出るだけになってしまった1年生のときの関東インカレ…って話全然まとまってないですね!

――いえいえ、でも昨年は飛躍のシーズンになったと伺っています

宮岸 そうですね、僕入学してからだと、53センチ伸びてるんですけれど。

熊本 すごっ

宮岸 なんか去年は、伸び率ランキングみたいなもので、僕全ての大学の選手の中で1番だったんですよ。

――すごいですね!

宮岸 ありがとうございます。で、なんの話でしたっけ(笑)

――反省と目標です(笑)

宮岸 今年の目標はですね、もう上のほうで戦える記録になってきたので、とりあえず塾記録を。1977年に出された7m62を目標にして、あと2センチ。加えて両インカレで入賞して表彰台をとれればと思っていて。その結果として8mという大台に少しでも近づければいいなぁと思います。

――では、お二人は冬のトレーニングはいかがでしたか

木村 就職活動との両立で大変だったっていうのはあるんですけれど、でも冬の練習量としてはこの3年間で一番多くとれたかなぁと思っているので、あの、1番いい冬季練習を行えたなぁと。2週間後に六大学選手権というシーズン最初の対抗戦があるんですけれど、それにむけて、徐々に調子が上がってきていて、手ごたえを掴んでいるように思います。

熊本 僕は就職活動がもう終わっているので、他の人よりもずっと練習に来ることが出来ましたし、今バイトもやめて、本当に陸上に1本で打ち込めていて。モチベーションもこれまでで1番いい状態でこの時期に持ってくることが出来ているので。それで…僕が今副将なんですけれど、正メンバーから外れているので、ある意味では挑戦者というか、また下から上に上がろうという意識がとても強くなっているので、今年1年は戦えるかなぁと思っています。

――今年度の目標は関東インカレ1部残留、公式戦勝利、箱根駅伝出場とのことですが

宮岸 関東インカレ1部残留というのを目標に掲げてはいるんですけれど、実はそれは下の目標というか、残ることを目標にすると、結局残るか残らないかというところに落ちてしまうというのがあると思うので。なるべく団体として5位6位、総合入賞を目指すということを目標に挙げています。公式戦というのは、関東インカレ、全日本インカレ、六大学対抗、早慶対抗、同志社対抗、箱根駅伝のことです。対抗戦というのは、大学対抗で、競技ごとに順位をつけて点を取り、その合計で争う試合のことなんですけれど、唯一、チームスポーツを意識するときなので。

木村 対抗戦はもちろん勝つということが目標にはあるんですけれど、関東インカレにしろ、全日本インカレにしろ、総合優勝するということそのものが目標ではなくて、そこに向かってひとつになって取り組んでいくこと、それ自体が目標だと思っています。

宮岸 箱根に関しては、過去二十年近く慶應というチームでは出ていないので。

熊本 学連選抜ではぽろぽろ出てるんですけどね。

木村 ただ学連選抜もなくなるというもっぱらの噂で(笑)

熊本 そうすると慶應の選手が今後箱根の舞台に立つことはもうないなんて可能性も…

――いやいや、出てください!

一同 はい、出ます(笑)

宮岸 …なんていうのかなぁ、関東インカレ1部校というのはいわゆる強豪校だと思うんですけれど。自分たちはその中でコーチがいない、自分たちでメニューを組んでいるのに戦えているということに誇りを持っていて。上から押し付けられてやることは簡単だけれど、自分たちでチームというものを作るところから始めて、かつ個人個人が自分で考えて試行錯誤しながらやっていくっていうのが慶應の良さというかうりで。綺麗事めいてはいるんですけれど、それは体育会だけでなくもっとその先の社会に出てからも自分で考えて行動できる、社会を引っ張っていける人材の基礎になるんじゃないかということを思っていて。運動だけでなく、自分で考えて引っ張っていける人間の集団にしたいなというのが、これらの目標の先にあると考えています。

――先ほど出た、運動だけでなく、という話にも関連するんですけれど、熊本副将は前に、「(競走部には)陸上をやる+『何か』で共通の意識を持った集団になってほしい」と書いてらっしゃいました。3人はその『何か』をどう考えているのかを伺えますか

宮岸 じゃあ書いた人からね(笑)

熊本 僕は陸上競技で結果を残すということは、体育会競走部に入った以上当たり前のことだと考えているので。その何かっていうのは人によって全然違うと思うんですけれど。ぱっと思いつくのは、陸上をやったときに結果が残らなくても過程として、陸上やって楽しかったなと思える共通の意識であったり、あと陸上競技、この競走部に入って楽しかったっていう気持ちであったり、それは練習頑張ったな、でもいいし。結果を求めるだけでなくそれ以外のほかのつながり。人間関係であったり、体育会としてのマナーであったり。そういうところもある意味で繋がれる、学べる競走部になれたらいいかなと思っています。ただ、これは一人ひとり違うものだと思うので。僕の中ではこういうものかなと思うんですけれど。

宮岸 じゃあ次僕で。熊本が言ったこととかぶる部分も多いんですけれど、実績を残すということはもちろん大切であって。なるべく高い目標というか、最低でも関東インカレという目標をみんなが心のどこかで目指していて欲しいなとは思っています。でも人によって、もちろんレベルが上から下まで、世界選手権や全日本選手権に出る人から、始めたばっかみたいな人がいて。人によって目標の差はあると思うんですけれど、でも目標というものを持っているということではみんな同じで、どんなレベルであってもひとつの目標に向かってやり抜くということ、努力すること、その姿勢は競技以外の普通の生活でも共通して大切なものだと思うので。だから僕が考える「何か」っていうのはそういう、ひとつのものに向かって努力をしていくことなんだと思います。

…あとひとついいですか?競走部というひとつの集団は、社会であって、会社であって、やっぱりその遅刻とか礼儀とか、みんなが自分の個性を発揮しつつ調和が取れたような、というのが競走部のというか社会の目指す姿だと思うので。どれだけみんながお互いを気遣ってルールを決めて、守っていけるか。そういう、人とのコミュニケーション能力というのもその「何か」に入るのかなと僕は思います。

木村 同じこといってもつまらないですよね(笑)陸上競技に取り組む、その過程を他のことに応用できる、という、俗に言うPDCAサイクル…予定を立てて、チャレンジして、自分のとったルートに逸れたら修正して、っていうものだったり、努力するという部分を含めて、陸上競技にとりくむという姿勢、あるいは活動を、他のことに、例えば社会人になった後に応用できるような人間になって欲しい。そういうものをこの体育会競走部で学んでいって欲しいと思ってます。

熊本 ただ単に陸上だけやってればいいって選手にならないで欲しいっていうのが僕が書いたところの意味で。陸上だけやるなら社会人としてプロスポーツとしてやればいいし、サークルでなく部活である以上は学生スポーツとして何かあるはずだし。だから、何かが「何か」ということは書かなかったし、それは各自で持ってればいいと思うんですけど。

宮岸 そういう意味では、僕は勉強っていうのもひとつだと思う。

熊本 ああ、勉強もあるね。

宮岸 学生が陸上だけやっていればいい、勉強はしなくていいっていうのは本当に日本でしかない文化だと思うんです。アメリカとかでは、いくらスポーツに優れた学生であっても、勉強で基準を満たしていないと試合に出してもらえないとかそういうことが当たり前で。学生アスリートの本分っていうのは、勉強が先にあって、その上にスポーツがあると思うので。

――では、最後にすぐ先の公式戦、東京六大学対校陸上競技大会にむけて意気込みをお願いします

宮岸 一番チームとして最初の公式戦ということで、この春からやっていく僕たちの代でのいいスタートが切れればと思います。今年は早稲田と競るくらい、勝つのは厳しいかもしれないんですけれど、喰らいついて。いつも負けてしまって3位になっているので、法政大に勝って、2番、もしくは1番を狙いたいです。

木村 それとその一ヵ月半後には関東インカレがあるので、現状把握も含め先の大会や対抗戦にもつなげられるようにしたいと思います。

――ありがとうございました

By Yuri Takeo

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