【ラグビー】Jr選手権開幕!東海大下し好スタートを決める

低いタックルで相手の出足を止め続けた

 日中の暑さが少し和らいだ9 月。秋の到来を感じる中、下田グラウンドは選手たちの熱気で包まれていた。仲宗根組初の公式戦となるJr.選手権初戦の東海大戦が9月4日に行われた。夏の練習の成果を出したい慶大は前半から終始リードを奪う展開で試合を進め、24-12で勝利。勝負の秋、そして冬に向けて好スタートを切った。

関東Jr.選手権 

2011/9/4 14:00 K・O@下田グラウンド

得点        
慶大   チーム 東海大  
前半 後半 VS 前半 後半
3 1 0 2
1 1 0 1
0 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0
17 7 小計 0 12
24   合計 12  
【得点者】(慶大のみ)

T=前3分服部、前8分浦野、前39分甲斐、後1分小田

G=高田2

出場選手    
ポジション 名前(学部学年) 交代選手
1,PR 小田 基貴(商3)
2.HO 渡辺 祐吉(経3)
3.PR 山田 亮介(環3)
4.LO 佐藤 大朗(総3)
5.LO 遠藤 洋介(環3)
6.FL 宮内 涼佑(総4) →後20分濱田大輝(総2) 
7.FL 石橋 拓也(環1)
8.NO8 木原 健裕(総1) →後13分熊倉 悠太(政4) 
9.SH 渡辺 諒介(経2) →後30分郡司 光太(法4)
10.SO 高田 英(経3)
11.WTB 服部 祐一郎(総1)
12.CTB 川原 健太朗(環1)
13,.CTB 甲斐 鑑(理3)
14.WTB 浦野 龍基(政1) →後20分鈴木 貴裕(経3)
15.FB 武藤 拓也(総2)
 

突破を図る高田

突破を図る高田

 昨年の同大会決勝と同カードとなったこの試合。その試合では接戦の末慶大が勝利を収め見事に優勝を果たしている。昨年同様厳しい試合が予想されたゲームは初の公式戦という緊張感にも包まれながらキックオフを迎える。序盤にペースを握ったのは慶大。前半3分、東海大のラインアウトのキャッチミスからボールを奪うとそのボールを展開。中央で止められラックとなるがそこからのボールをSH渡辺諒(経2)が大外のWTB服部(総1)へ。服部がライン際で一人をかわしそのままインゴールへ飛び込みトライ。「自分の持ち味を出せた」(服部)というプレーで慶大が幸先よく先制する。その後慶大は台風の影響による強い風の風上を生かしてSH渡辺諒のハイパントで陣地を奪いさらなるチャンスをうかがう。いい流れのまま迎えた8分、東海大が陣地を回復しようと蹴ったキックを服部がキャッチするとそこからカウンター。NO8木原(総1)が中央まで持ち込み起点となるラックを作るとHB団を経由し甲斐(理3)、川原(総1)の両CTBがボールをつなぎ最後は大外のWTB浦野(政1)へ。浦野がスピードを生かして守備を破って追加点となるトライ。「力をつけてきた」(田中監督)1年生が中心となって奪ったトライでリードを広げる。SO高田(経3)のゴールも決まり12-0とする。守備面でも「相手に突き刺すことができた」(FL石橋・環1)という低いタックルで相手に自由なプレーを許さない。スクラムも安定し、東海大の大型選手を生かしたモール攻撃に苦しむ場面はあったものの全員守備で対抗し得点は与えない。10分以降両チーム一進一退となったゲームが再び動いたのは終了間際。敵陣の深い位置でマイボールスクラムを得ると、そこから出たボールをCTB甲斐がトライを決める。前半はここで終了。体格に勝る相手に対して「常に走り続けることを意識した」(FL宮内ゲームキャプテン・総4)いうプレーを体現し17-0と大きくリードして折り返す。

後半途中からNO8としてプレーした佐藤

 前半の流れを維持して迎えたい後半。開始早々の1分、東海大のオフサイドによって敵陣深い位置でのラインアウトという絶好のチャンスを得る。ラインアウトをキャッチした慶大はそのままモールを作り前進すると、最後はそこからPR小田(商3)がトライ。難しい角度のコンバージョンキックをSO高田が落ち着いて決めて得点差を「3トライ3ゴール以上のリード」(田中監督)である22点差以上である24点差にまで広げる。前半同様のペースが続くかと思われた後半のスタートだったがここから流れは少しずつ東海大へ傾いて行ってしまう。前半とは逆に風下となったことでなかなか自陣から出られず、さらに目標としていた22点差を超えたことで「みんなちょっと気が緩んで、そこに東海の強い縦の攻撃が入ってきて、みんな受け身になってしまった」(小田)というようになかなか攻撃が生まれない。そんな中で迎えた13分、慶大は自陣でオフサイドを取られ攻め込まれる。ラインアウトを東海大にキープされるとそこからモールを作られついに東海大にトライを許してしまう。反撃に転じたい慶大だったがラインアウトでのミスや「HOが変わって押し方を変えてきた」(小田)スクラムに苦しみなかなか効果的な攻めを見せることができない。守勢に回った慶大だったが前半から決まっていたタックルで東海大の攻撃を食い止め続ける。29分に1つトライを許したものの、終盤のピンチでは交代出場したWTB鈴木(経3)が鋭いタックルで相手を止めさらなる失点を防ぐ。その後得点は奪えなかったものの、集中したディフェンスでリードを守り抜き24-12でノーサイドの笛。苦しい展開になりながらも守備での粘りで勝利をものにした。

 
 秋の初戦を勝利という最高の形でスタートした慶大。モールでのディフェンスなどいくつか課題も見つかったが、公式戦での勝利は選手たちに自信という大きな収穫を手にしたことだろう。次週からは対抗戦も始まりいよいよAチームの戦いもスタートする。この勝利を勢いにしてこれからの試合も勝利を掴んでくれることに期待したい。
 
 

左サイドを疾走する服部。観客からも歓声が上がった

【ケイスポ的MOM】勝利を呼ぶルーキートライゲッター・服部

この試合で先制点を決めチームの勝利を引き寄せた服部。持ち味のスピードで春からAチームを経験し、田中監督からも「ポテンシャルが高い」と高評価を得ている期待のルーキーだ。だが「あと2つは(トライを)取れた」と語るようにさらに上の結果求め続けている。向上心を胸に次戦もトライを決める姿を見せてほしい。

 
By Hiroki Nakajima
 
コメント
田中監督
(試合を振り返って)2011年シーズンの開幕戦となる試合でした。先週の月曜日まで合宿をしていたので、最短ではないかと思うくらいすぐにシーズンに入っていきました。そういうわけでこのJr.の東海大戦というのは我々にとって非常に大事な位置づけで、本当に合宿が終わって1週間で苦しかったのですが、この試合でこの秋慶大が波に乗れるかどうかというのがかかってくる、くらいに思っていました。だから良い試合ができ、勝ったことはこれからの戦いに弾みがついたのでは、と思います。(前半の内容が素晴らしかったが)前半はトスで勝って風上をとれました。台風の影響でとても風が強かったので、風上を取って一気に流れをつかもうと考えました。逆に後半風下になってしまった、というのはあります。風が試合に及ぼす影響は結構大きいので、風上の時にいかに流れに乗れるか、というのは大事だったと思います。今日の試合では、1人ひとりの選手が前に前に出よう、という気持ちと意欲をもっていたこと、そしてそれがパフォーマンスに出ていたことが良かったと思います。接点でも足をかいて前に1歩でも2歩でも出て行こう、という意識が非常に強かったですね、これが前半の流れをしっかりつかんだ大きな要因ではないかな、と思います。(後半は逆に選手たちの足が止まってしまっている様子も見られたが)想像以上に風が強かったです。また選手にハーフタイムで言ったのですが、前半は風上でそういう意味では有利だったということも考えると、前半にもう1トライは欲しかったですね。いつも我々は22点リード、3トライ3ゴール以上のリードがあればセーフティーと考えているので、これだけのリードが出来ていなかったのは惜しかったですね。あと1トライとって折り返せば非常に良かったな、と思います。風が強く、なかなか自陣から出られなかったこと、逆に風上に入った相手に勢いがあったということで、後半は苦戦しました。(モールで相手に押される場面もあったが、モールについては)まだまだ完成度は低いと思っています。ディフェンシブなモールは整備をしてきたつもりでいましたが、それでトライを取られてしまった、ということに関してはまだまだ課題があるのだと思います。止める、押し返すということが出来なかったのは良くなかったです。(1年生がメンバーに多く入っていたが、今日の選手起用については)あえて1年生をたくさん使ったわけではありません。今慶大の中でBグレードにいた選手たちを起用しただけです。(Jr.チーム入りは)春先に入ってきた1年生たちが今ここへ来て、チームに馴染み、大学ラグビーに慣れ、力をつけてきたことによって彼らが勝ち取った地位ですね。石橋や服部は良い動きをしていました。彼らはポテンシャルがとても高い選手たちで、さらに大学ラグビーにも慣れてきたかな、という感じがあります。(夏合宿に関しては)前半は山中湖の慶大の体育会の選手しかいないような環境でラグビーに徹底的に浸りました。個の強化、チームの強化を2本柱に掲げてやっていきました。菅平ではゲームを中心として、シニアチームに関しては帝京大、東海大、関東学院大と練習試合を行いました。夏の強化の集大成として、という感じです。成果の再認識と課題の再確認をできたという意味で、非常に実りのある合宿でした。ただ合宿自体は山中湖で2週間、菅平で10日間と非常に長かったので、最後のほうは選手の疲労の蓄積もみられました。ただ選手たちにとっては夏の合宿を越えたということが、秋の自信になると思います。(今年は全員で菅平へ遠征していたが)去年は上のグレードの40人くらい以外はずっと山中湖で過ごしていたんですけど、山中湖は対外試合が組めない。一番成長できるのはゲームをすることだと思うんですよ。試合のための練習をするためにも。ゲームをすることはチームの底上げにもつながりますし、来年以降も山中湖で2週間みっちりやって、その後菅平でゲームをやっていく形にしたいと思います。菅平は多くのラガーマンに囲まれるので、そういった環境に順応することも大事です。いろんなチームと試合をして、いろんな経験をすることが勝つための大きな要素になってくると思うので、やって良かったと思います。(次戦の帝京大戦に向けて)帝京さんとは菅平での合宿でB同士で試合をして、負けています。非常に個々のフィジカルが強いチームなので、そこに対してどれだけ対峙できるか。今まで私たちが取り組んできた縦にボールを運ぶこと、1対1で勝つこと、それでダメならいかに1対2で勝つか。我々の目標は対抗戦優勝、大学選手権優勝ですがJr.選手権も一つのタイトルですし、強化の一つのチェックポイントでもあるので、次の帝京戦についてもチャンピオンチームに胸を借りるつもりでやりたいですね。今日はCとDの試合もありましたが、その2チームは負けてしまいました。選手たちには話したんですが、Aチームだけ、ジュニアチームだけ勝てば良いのではなくて、全てのグレードで勝てるチームでなければいけないと思います。試合では誰が出るか分からないので。これからも精進していかないと日本一が言葉だけになってしまうと思います。秋も一戦一戦成長していきたいですね。

FL宮内ゲームキャプテン

(今日の試合を振り返って)暑くて苦しい試合でしたが、みんなしっかりと順メに走れて体が張れていたので凄く気持ちの入った試合だったと思います。(ゲームプランは)大きい選手が相手なので常に走り続けることを意識しました。前半にリードできたのもしっかりと体を張って走り続けることができたからだと思います。(ゲームキャプテンとして意識したことは)特に喋るのが上手いほうではないので、自分自身がフィールドで体を張ることを意識していました。FWD としてのプレーを振り返って)若干モールで押されたところはありましたが、ブレイクダウンでは勝てていたのでそのお陰で有利に試合を進められたと思います。モールも点を取られたのは1度だけなので、今よりも低い位置で入ることを意識して練習していきたいです。(秋に向けて夏に強化したポイントは)個人的には肩の脱臼があって夏に練習に出たので、自分自身がプレイヤーとしての勘を取り戻すことに力を入れてきました。(秋の目標は)チームとしては日本一、大学選手権優勝。個人としてはその舞台に立って活躍することです。

 PR小田
(振り返って)終始みんなが事前から決めていた約束事を守っていたので、それで優位に進められたような気がする。(リードを保ったまま試合を進められた要因は)みんなで先制点というのを意識して、あとエリアをやっぱりFwdが強かったり、縦が強かったりするので、自陣に張り付けにしてということを終始守ってて、その結果リードを保てた。(前半無失点で折り返したが)前半はほとんど完璧で、敵陣でずっとプレーしていたので、取られる心配もなく、セットプレーもほとんど優勢に行っていたので、セットプレーの安定とディフェンスの粘り強さが0という失点につながったと思う。(後半開始直後にはモールからトライを奪ったが)相手のミスからの得点シーンで、後半も先制点をというのをみんなで話をしていたので、あそこは決めようと思って、Fwd全員でトライを取れた。(ただその後押し込まれる展開になったが)22点というのを目標にしてて、そこを通過したので、みんなちょっと気が緩んで、そこに東海の強い縦の攻撃が入ってきて、みんな受け身になっちゃってトライを取られちゃったが、最後またみんな集中して守り切った。(後半スクラムで押されるシーンが見られたが)(相手の)フッカーが変わって、押し方を変えてきたみたいで、今後の課題として組み方を変えてきた相手に対して自分たちがどう組むかというのはこれから練習していきたい。(タックルについて)みんな組織として頑張っていたと思うが、ちょっとまだ(タックルが)高くて、繋がれている部分があるので、もっと低く刺さって、二人目は上に、ボールを殺していくタックルをもっと詰めていきたい。(来週には対抗戦が開幕だが)いち早く上のチームに絡めるようにもっと頑張っていきます。
 
HO渡辺祐
(振り返って)勝てたのは嬉しかったが、自分の課題はまだいっぱいあるので直したい。(終始リードする展開だったが)前5人が前に出れたことが良かったかなと思う。(後半スクラムで押されるシーンがあったが)ちょっと修正できずに終わってしまったので、もうちょっと組んで直したかったというのもあったが、課題も見つかっているので、また練習して直していきたい。(ラインアウトについては)取れてたところと取れなかったところがあったので、しっかり練習して、通用するように頑張りたい。(夏のトレーニングで得た収穫は)チーム状況があまり良くなかったので、一人一人にベクトル向けて前に出ることが収穫できたことですかね。(具体的な課題は)具体的にはスローの精度とスクラムはしっかりやっていきたい。
 
PR山田
(試合を振り返って)夏合宿でAチームもBチームも結 果が出ていなかったので、とりあえずどんな内容でも「勝つ」ということをみんなで試合前に話していました。結果的には勝てたので良い結果だったと思います。今日はとにかく自分たちらしいプレーをしよう、ということでやっていきました。(今日の試合で夏の成 果はどう体現できたか)夏まではゴール前でペナルティがあった ら、キックで出して仕切り直し、というケースが多かったのです が、今日はそういう場合にすぐにボールを回していく、継続する、というのをやりました。結果的にそれが前半最後のトライにもつな がったので、夏の練習の成果が出せて良かったです。継続というのが重要だな、と感じました。(個人的なプレーに関しては夏の成果 は)まだ夏の疲れが少し残っていた、という感じがありました。ですが、慶大の目指しているラグビーの形が少しずつ出来ているか な、と感じました。これからも良い形で続けていければ、思っています。(今後の抱負)Jr.選手権優勝はもちろんなんですが、個人的 にはやっぱりAチームで(対抗戦に)出ないと、意味がないと思うので、ここで満足せずにしっかり対抗戦でレギュラーをとれるように頑張っていきたいと思います。
 
LO佐藤
(今日の試合を振り返って)勝ててよかったです。(合宿の成果が出た試合になったが)厳しい合宿だったので、結果が出てよかったです。合宿でフォーカスしていた部分は個々の強さであったり1対1で勝つ部分であったりしたので、今日の試合に生きてきたかなと。(ジュニア選手権が対抗戦よりも先に行われたが)ここでアピールして上のチームで活躍することを目標にしていきます。(前半を振り返って)最高でした。先制点を取って思い通りにプレーすることが出来ました。(後半について)風下だったので前半よりも押し込まれてしまうプレーも出てきてしまいました。そんな中でも体を張ってディフェンスしていたのでしのぐことが出来ました。相手のオフェンスも単調だった部分もあったので、守りやすかったですが、最後の方はバテてしまいましたね。(自身の出来は)全然でしたね。途中No・8でプレーしたのですが、去年ぶりで緊張しました。
 
LO遠藤
(試合を振り返って)タックルが良く決まって勝てて嬉しいです。(ゲームプランは)大きい選手が相手に多いので、自分は仕事に徹して泥臭いプレーをしようと思っていました。(ラインアウトについて)1年生がまだ慶應のラインアウトを理解できていなくて、サインを出すのが難しかったのですが、少し負けてしまったかなと思います。(どのように修正したいか)組織として練習していくことと、1年生など個々のラインアウトのスキルアップを図っていきたいと思います。(今日の試合で出たその他の課題は)後半の終盤に東海大のペースになったので、そういうときに自分たちがどういうラグビーができるかということだと思います。(今日の試合の収穫は)夏の最後は慶應の雰囲気があまり良くなかったので、秋の一番最初の試合で勝てたことが一番大きな収穫だと思います。(夏の練習の中でどのような部分を強化したか)やっぱりブレイクダウンだと思います。運動量として入る数もですが、低さと速さとか一つ一つのクオリティーが上がったと思います。(次の試合に向けて)もっと運動量を増やして、目立つプレーはできないですが、泥臭くやっていこうと思います。(秋の目標は)対抗戦に出たことがないので個人的には対抗戦に出たいということと慶應の勝利に貢献したいです。
 
FL石橋
(試合を振り返って)Fwdが強い中で自分がどれだけ通用するか楽しみでした。試合を通してタックルを相手に突き刺すことができたので、そこが収穫です。(チームとして振り返ると)非常に良い結果でした。80分間通してラグビーを楽しめました。(後半に劣勢の時間があったが)後半の厳しい中で自分は1年生なんですけど、そういったことは関係なく自分のプレーで流れを変えてやろうと思っていました。(夏はどのようなことに取り組んでいたか)タックルは良くて、タックル後のアクションを良くするように言われていました。今日、一本タックル後のアクションが良くてボールを取ることができたので、やってきて良かったと思いました。(どんなことを話し合って試合に入ったか)シーズン初戦なので、とりあえず勝とうと話して入りました。(課題は)後半に運動量が落ちていたと思います。後半の疲れたところで走り勝つところが足りないので、もっとフィットネスをつけて最後まで走り切って後半にも点を取れるようにしたいです。(今シーズンの目標を)僕はまだBチームなので、Jr.選手権優勝です。Aのリザーブなどに入れれば対抗戦優勝にも貢献していきたいです。(帝京戦に向けて)相手が大きいので、低く相手に突き刺さるタックルをしていきたいと思います。
 
SH渡辺諒
(今日の試合を振り返って)目標としている早いテンポのラグビーをすることができた。ボールの展開もよく、トライも決まりよかった。(合宿の成果が出た試合になったか)合宿では早いテンポのラグビーを目指そうと練習していた。1人目のFwdが素早くタックルを仕掛けてオーバーすることで、またアタックに関してもFwdがしっかりゲインすることで目標のラグビーが達成できた。チーム全体で作り出したテンポだったように思う(ジュニア選手権が対抗戦よりも先に行われたが)自分の場合はまずジュニア選手権に照準を合わせている。まずは与えられた1戦1戦をこなしていくことが大事。次の試合で活躍することが今のモチベーションになっています。(前半を振り返って)早いテンポでやった分敵陣でプレーすることができた。ただ中盤キックが多くなってスローテンポでの攻撃になってしまった。(後半について)まず後半も先制点を取ろうと。そして最初にいい流れが出来たので、40分間優位な状態でプレーすることが出来ました。(自身の出来は)課題としていたハイパントがうまく蹴れてよかったです。FWが早いテンポを作ってくれたことで自分のプレーも良くなりました。
 
SO高田
(試合を振り返って)慶應は走るチームなので、順目順目に走らせていこうと思いました。風があったので、風上の時はキックも使って陣地を取っていこうと思いました。陣地を取っていれば負けないと思っていたので。(前半の内容は良かったのでは)Fwdが順目にすごく走ってくれて、Bksが声も良くだしてくれました。Fwdが内側にゲインを切れていたことも良かったと思います。(逆に後半は攻め込まれるシーンも多かったが、どのように組み立てていこうとしたのか)風下だったので、ハーフウェーラインくらいまでは回していこうとしました。自陣ではハイパントの処理を相手がミスすることが多かったので、ハイパントを蹴って、マイボールを取って攻め、という感じです。(課題は)後半の最後の方でスクラムで劣勢で、その時に対応できませんでしたね。あとは我慢する時間帯にペナルティを犯してしまって自陣にくぎ付けになってしまいました。そこを修正すれば帝京にも勝てると思うので、やっていきたいと思います。(夏はどういったことをやってきたのか)僕はCTBだったんですけど、SOに移動してチームを動かす立場になって考えることが多くなりました。Fwdだどこに行ったら蹴るかや、Bksがどのくらい深くいたらトライ取れるかとか、そういうことを考えていました。(SOの経験は)中学、高校の時は少し、3~4年くらいやっていました。でも基本はCTBで春もCTBだったんですけど、夏になっていきなりSOになりました。(SOに転向してからの手応えは)夏合宿はあまり良くなくて、最後に関東学院にも負けてしまったんですけど、今日は外がコールしてくれたのでゲームコントロールしやすかったです。あとはプレースキックをしっかり蹴ることですね。(今シーズンの目標は)BチームはJr.選手権優勝、個人としては大学選手権優勝することです。(帝京大戦に向けて)帝京大学はBチームはずっと負けていて、Fwdが強いチームですがBksで体力使わせていきたいですね。順目に走って、走り勝つ慶應のラグビーをやっていきたいと思います。
 
WTB服部
(試合を振り返って)チームとしてはエリアマネジメントなどちゃんとやろうとしていたことができ、さらに点差を考えたチームマネジメントも出来ていたので良かったです。個人的にはトライをとりきれなかった場面があったので、次の試合までに修正していきたいです。(ビッグゲインも何度か見られたが)自分の持ち味が出せたのは良かったです。でもトライを取り切れないといけないな、と感じています。あと2つはトライを取れたと思っています。次は1 試合2トライ以上を目指していきたいです。(秋シーズンの初戦だったが)チームを通して1番最初の公式戦だったので、とにかく勝ちにこだわっていきたいな、と思っていました。今日勝ったということで、来週の対抗戦にも繋がる、チームを勢いづけるゲームになったかな、と思います。(慶大は昨年のJr.選手権 の王者だが)1年生なのでプレッシャーとかは感じていません。勝ちにこだわって愚直にやっていき、連覇を狙っていくつもりです。(夏の合宿、練習の成果は)個人的にはこの夏の課題としていたのはキック処理でした。今日はミスなくできたので良かったです。次も継続的にやっていきたいと思います。(今後の抱負)まだ Jr.選手権に出場している状態で、この上の対抗戦の舞台があるのでそれに出られるようにしていきたいと思います。

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