【バレーボール】快心の勝利で連敗ストップ! 専大戦

連敗を3でストップさせた

3試合連続ストレート負け中という状況。去年までの慶大ならば、このままズルズルと連敗してしまっていたかもしれない。しかし、今年の慶大は違った。専大を相手にセットカウント3-0の勝利。上位進出に向け大きな1勝となった。 

9月24日(土) 秋季関東大学1部リーグ 慶大―専大 @東海大学湘南校舎総合体育館

得点
慶大 セット 専大
25 20
25 17
26 24
 

巧みにトスを散らす野口

ここまでの秋季リーグ成績を2勝3敗として迎えた専大戦。この試合に負ければ、リーグ上位への進出が厳しくなるという状況にも、選手には気負いは無かった。迎えた第1セット。慶大は序盤から躍動する。稲田(環1)のサーブが相手レシーブ陣をことごとく崩し、5連続得点。6-1といきなり大きなリードを奪うと、試合の流れは一気に慶大へ。ケガの星谷(理2)に代わり今季初スタメンの金親(法3)の速攻や岡田(商2)のスパイクが面白いように決まり、専大を圧倒。相手のミスにも助けられ、25-20のほぼ完璧な内容でこのセットを取る。

 続く第2セットも慶大が常に先手を取る展開。今季、得点源となっている野口(環1)のサーブでいきなりの3連続得点。ここでたまらずに専大はセッターを代えるが、慶大の勢いは止まらない。効果的なサーブから相手に攻撃の形を作らせず、間宮(政3)・岡田・リーグ序盤に比べて調子が上がってきた柳田(環1)のスパイクで着実に点差を広げていき、25-17の大差でセットを連取する。

柳田はフル出場で復調の兆しをみた

 第3セットは今までとは一転し、一進一退の攻防となる。中盤に入ると慶大にスパイクミスが目立ち始め、11-13とリードを許した所で慶大はこの試合初めてのタイムアウト。その後、なかなか点差を縮められない展開となり、嫌な雰囲気が一瞬よぎる。しかし、ここで柳田が奮闘。豪快なスパイクで連続失点を切ると、続けて前田優(環3)の正確な二段トスを打ち切り、連続得点を挙げる。終盤に入ると再び一進一退の攻防となるが、ここでも金親の速攻が要所で決まり、流れを渡さずにデュースに持ち込むと、相手のミスからマッチポイントを奪う。最後は野口の見事なサービスエースで締め、このセットを26-24で取り、ストレート勝ちを収めた。

連敗中であるにも関わらず、チームの雰囲気は良好であった。やはり、春からの実戦での結果が選手に自信と落ち着きをもたらしているのであろう。次戦の相手は現在1位の中大。去年よりも一回りも二回りも大きくなった慶大の力の見せどころだ。

By Takuma Furuoya

コメント

宗雲監督 

(今日の試合を振り返って)選手たちがよく頑張った。アクシデントがちょっと続いてて、少しローテーションをずらしていろいろ試しながら今週は臨んだんですけどね。とにかく選手がそういうアクシデントをものともせずよく頑張ったと。(柳田選手が今日はフル出場でしたが)まあまだ全然ですよね。まだ彼の持ってる高さの七割ぐらい。彼の場合はまあ怪我じゃないので、日がたつにつれてもっともっと良くなると思います。もっともっと期待しています。(明日の中大戦に向けて)中大も強いんでね。今日も選手にはちょっと話したんですけど、うちのもっと伸び伸びとしたバレースタイルはあんなもんじゃないので、明日はほんとに足元をすくうつもりで臨んでもらいたいですね。

金親

(今日の試合を振り返って)序盤に自分たちのバレーが出来ていたので、良かったのですが、終盤に集中力を欠いてしまって、最後競り合いとなってしまったのが・・・。でも、いつもならそこで負けていたのですけど、最後にみんなで気持ち奮い立たせて盛り返せて行けたことは収穫だったと思います。(スタメン出場でしたね)監督からはリラックスして、元気よくいけと言われました。もともとは僕はサイドスパイカーなので、いきなりセンターをやることになって戸惑いましたが、周りからサポートしてもらって、そこそこ調子よく出来ました。コート内の雰囲気がよかったので、のびのびとプレーしました。(次戦へ向けて)今日のようにいけたらいいですけど、けっこう難しいと思うので、もう一回みんなで気を引き締めていきたいです。

柳田

(今日の試合を振り返って)自分がスタメン復帰してから初めての勝利だったのですけど、まだ自分的には100%の力を出し切れていないので、これからリーグが続く中で、自分の力をもっと発揮していければと思います。(3連敗後の一戦でしたが)監督から、負けたことにはあまり追及せずに、長いリーグを前向きに戦っていこうという話があったので、あまりマイナス思考にはならないようにしていました。(ご自身の調子は)やっぱり自分たちより格上のチームに勝つためには、全員の力を発揮する必要があるので、しっかり調子を合わせ、自分の力を出し切りたいと思います。(次戦に向けて)相手が格上でも、変わらずに自分たちのバレーをしていきたいと思っているので、しっかり勝ちにこだわって頑張りたいと思います。

出場選手

レフト 柳田将洋(環1)
セッター 野口剛志郎(環1)
センター 稲田聡典(環1)
レフト 岡田拓巳(商2)
ライト 間宮秀太(政3)
センター 金親大夢(政3)
リベロ 前田優介(環3)
途中出場 川村昌平(環3)
前田滉介(環2)
 

 

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