今年度初めての公式戦となった今回の試合。主将大塚(環4)、副将小堺(環4)を欠くものの、「優勝」という目標を達成するためにも絶対に負けられない戦いであったが、前半の先制点を守りきれず、逆転負けを喫した。
第30回東京都女子サッカーリーグ 1部 第1節
5/16(日)10:45KO @慶應下田グラウンド
慶應義塾2―4小平SC
[得点者]前14分石原(慶大)、前34分石原(慶大)、後18分小平SC、後37分小平SC、後38分小平SC、後40分小平SC
立ち上がりからゴールのチャンスを作り出す慶大。特にJFAアカデミー福島出身のルーキー、石原(1年)を中心に、小平SCゴールを攻め続ける。試合が動いたのは前半14分、宮原(政2)のパスを受けた石原がドリブルで相手DFをかわし、見事先制。その後も相手ゴール前でのプレーが続き、何度もCKからのチャンスを得るが、なかなか決めきれない。さらに30分には相手FWが飛び出し失点の危機も、バーに弾かれ、難を逃れる。しかし34分には再び、石井(法4)からのボールを石原が決め、追加点を得る。このまま、前半は無失点を守りきり、2-0で折り返す。
2点先取はしたものの、「個々の選手が判断をしていなかった」(岩崎監督)という前半の反省から、後半は全員がより積極的に動く試合を展開していく。しかし、後半開始直後は慶大にチャンスがあったものの、後半8分に1点を返されると、相手も徐々に調子が上がってきたのか、慶大は苦しい展開に。パスがうまくつながらず、守る場面が多くなる。そして、終了10分前から相手に立て続けに3得点され、そのまま試合は終了。開幕初戦は悔しい逆転からの完敗となってしまった。いきなりの敗戦で優勝までの道のりが厳しくなってしまった慶大。「出来ることをしっかりやって」(今井)、次戦はなんとしても勝利を収めたい。
By Yuki Morioka
岩崎監督(試合を振り返って)2-4という結果の通り。チームとして未熟なところを露呈してしまった。(敗戦、特に後半の4失点の原因は)前半はたまたま2点取れただけで、それぞれ個々の選手が判断していない。頭が働いてなかった。後半は立ち上がりは積極的にやってチャンスがあったが、シュートを打ちきれなかった。周りへの声かけもなかったし、淡々とやっている感じだった。相手より個々のレベルはあると思うが、それを出し切れていなかった。(相手の印象は)やはり経験。相手は練習は大体週末なのに。(慶大は)残り10分走り切らなきゃならない。(次戦への意気込みをお願いします)優勝という目標に向けて、残りの試合が厳しくなってしまったが、目標を掲げるだけでなく、それに向かって真摯に取り組まなくてはいけない。今回準備不足が試合結果につながってしまったので、足下を見直して、頑張りたい。
今井
(試合を振り返って)敗因はすべて自分にあると思う。DF陣がまだ未熟なのはわかっていたのでFWが頑張って点を取らなきゃいけなかったのに、チャンスを生かせなかった。(相手の印象は)足下が上手いと思った。(次戦への意気込みは)本当に勝つしかないんで、改めて目標を見直して、出来ることをしっかりやっていきたい。
石原
(今日は開幕デビュー戦ということでしたが)私は点を取ったが、チームとしては負けてしまったのでとても残念だった。
(今日の試合を振り返って)個人的には、個人のプレーとしてはFWとして得点を取るって気持ちでやってたので、自分の目標としては達成できたがチームとしてはまだまだ足りない部分がすごく多くて、もっと勝利するためのプレーが出来たんじゃないかと思う。(試合の敗因は)相手よりも勝ちたいって気持ちが足らなかったのではないかと思う。(JFAアカデミー出身ということで期待されると思うがこれからの抱負は)チームが勝利できるように得点を取ったり、攻撃の起点となって活躍していきたいと思う。
コメント