【アイスホッケー】ルーキーの活躍も光り逆転勝利を飾る/2025年秩父宮杯第72回関東大学アイスホッケー選手権大会第2回戦対青山学院大学

アイスホッケー

開幕戦の立大戦で敗北を喫し、何としても勝利したい一戦。第1ピリオドは序盤から青学大に攻められ、先制点を許してしまう。慶大はその後、すぐにチャンスをつくりルーキーのFW・小島壯太(経1・慶應)が待望の初ゴールを決める。流れを引き寄せた慶大はFW・小島佑太(法4・慶應)のゴールにより逆転に成功。第2ピリオドにも再び小島(佑)がゴールを決め、今試合2得点を挙げる活躍を見せた。リードを守り抜きたい第3ピリオド。登録人数が少ないながらもゴールに向かい走り続ける青学大に対し、持ち味である堅い守備力を見せる。後半には6人攻撃で攻められ、危機一髪の場面がありながらも最後までゴールを守り抜いた。

 

2025年5月17日(土)12:30試合開始 @東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

 

1P

2P

3P

TOTAL

慶應義塾大学

2(13)

1(7)

0(5)

3(25)

青山学院大学

1(6)

0(14)

0(15)

1(35)

※()内はシュート数

 

【メンバー】

慶應義塾大学                                       

1. 三田、芝田、立島、有馬、土井

2. 小島(壯)、倉田、石村、古舘、茨城

3. 勝見、小島(佑)、栖原、仁王、大塚

4. 郷、木原、生原、宮部、沖野

GK先発:多田 控え:秋田

 

【得点者】

8分7秒 青学大 桃井大和 (アシスト:棚橋悠紀、星野匠)

8分23秒 慶大 小島壯太(アシスト:石村虎太郎)

11分50秒 慶大 小島佑太(アシスト:勝見斗軌、有馬龍太)

28分42秒 慶大 小島佑太(アシスト:勝見斗軌)

 

第1ピリオドは序盤から青学大による猛攻撃にあう。何度も放たれるシュートをなんとか阻止していたものの、ついに8分7秒、青学大のルーキーであるFW・桃井大和(法1・埼玉栄)にシュートを決められ、先制を許す。しかし、慶大もすぐに反撃を見せる。8分23秒、FW・石村虎太郎(理1・慶應湘南藤沢)のアシストを受けたFW・小島壯太(経1・慶應)による初ゴールが決まり、同点に追いつく。両チーム同士の激しい接触プレーも増える中、11分50秒には相手ディフェンスを巧みにかわしたFW・小島佑太(法4・慶應)が鮮やかな一発を決めて追加点を奪取。勝ち越しに成功する。第1ピリオド後半も青学大の攻撃により、手に汗握る状況が多く見られたが、堅いディフェンスでシュートを阻止。2ー1と1点リードのまま第1ピリオドを終えた。

激しい接触プレー

 

第2ピリオドはキルプレーからのスタート。相手の勢いに押し込まれる苦しい時間帯が続くも、慶大は全員が必死のディフェンスでゴールを死守。流れを引き寄せたいところで、DF・茨城康瑛(法1・慶應)がロングシュートを放つが、わずかに枠を外れる。惜しいチャンスを逃した直後、ついに試合が動く。28分42秒、FW・勝見斗軌(法4・Ontario hockey academy)の冷静なパスを受けた小島(佑)がシュートを突き刺し、貴重な追加点を奪取。

2得点の活躍を見せた小島佑太

その後も青山学院の猛攻を浴びるが、ゴール前でGK・多田圭之介(政4・慶應)が好セーブを連発。鉄壁の守りで第2ピリオドを締めくくり、3ー1と2点リードに点差を広げた。

好守備を見せた多田

第3ピリオドも再びキルプレーからのスタート。青学大の怒涛の攻撃にさらされる中、慶大は持ち前の堅守を武器に粘り強く対応。DF・有馬龍太(経4・武修館)が鋭いシュートを放つなど、反撃の糸口を探る展開が続く。試合終盤、どうしても追いつきたい青学大はゴーリーを下げた6人攻撃を仕掛ける。ゴール前での慌ただしい時間が続いたものの、全員が一丸となって体を張り、最後の一秒まで集中を切らさずに守り抜いた。

絶対に負けられない一戦で、ついに今大会初白星を掴んだ慶大。シュート数では青学大に差をつけられたが、1年生のゴールも飛び出すなど、今後に繋がる明るい材料も得たこの試合。次戦の神奈川大学戦でも泥臭く、そして粘り強く、自分たちのスタイルを貫いて勝利を目指してほしい。

 

【次戦予定】

2025年5月24日(土)対神奈川大学 15:00試合開始 @東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ

 

(取材:檜森海希、小林由奈、吹山航生、野田誉志樹)

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