【ソッカー(男子)】2025年最終戦 入替戦のリベンジを期すも敗戦/第31回東京都サッカートーナメント学生系の部 予備予選 代表決定戦 VS法政大学

ソッカー男子

入替戦の結果、来季は関東2部で戦うことが決まった慶大。2025年をいい結果で終わり来季に弾みをつけるため、また天皇杯への挑戦権を得るために勝利が欲しい中で、入替戦で0−3で敗れた相手でもある法政大学を下田に迎えての1戦となった。いいところなく終わった入替戦の雪辱を期す慶大は序盤から積極的に攻める姿勢を見せるも、なかなか決定機を作りきれない。すると前半終了間際にセットプレーから失点し、1点ビハインドで前半を折り返す。後半は激しい球際のバトルが繰り広げられる中で一歩も引かずに戦い、選手を変えながら同点ゴールを目指すも、後半41分に追加点を許すと直後にも失点し0−3に。最後まで戦う姿勢を見せたもののゴールを奪うには至らず、今季最終戦は黒星で終えることとなった。 

 

2025/12/18(木)12:00キックオフ@慶應義塾大学下田グラウンド 

【スコア】 

慶應義塾大学0ー3法政大学 

【得点者】 

41分 法大 梅津龍之介 

86分 法大 小倉幸成 

88分 法大 松村晃助 

【慶大出場選手】

ポジション

背番号 選手名(学部学年・出身高校)

GK

12 福井大次郎(経2・慶應/横浜F・マリノスユース)

DF

2 三浦成貴(商3・浜松開誠館)

 

4 斎藤大雅(文3・立命館宇治/京都サンガF.C.U-18)

 

5 秋元心太(法2・駒大高)

 

6 霜田晟那(理1・都立八王子東/FC町田ゼルビアユース)

 

7 齋藤真之介(経4・桜修館/FC町田ゼルビアユース)

 

→ 86分 18 田形昂生(政3・慶應)

MF

8 小野翔大(経2・慶應)

 

13 三浦大其 (経2・慶應)

 

→ 73分 11 朔浩太朗(理3・学習院高等科)

 

14石田航大(政3・慶應/ブリオベッカ浦安U-18)

 

→ 86分 20 鈴木義仁(政2・帝京長岡)

 

22 梅野真生(総2・成蹊/横河武蔵野FC U–18)

 

→ 61分 10 藤井漱介(商3・静岡学園)

 

30山本凉(法1・桐蔭学園)

FW

9オノノジュ慶吏(政1・前橋育英)

4年生が抜けて新チームが発足して3試合目となるこの試合。慶大は前戦の明治学院大学戦と同じメンバーを選択。4−3−3ーのフォーメーションで、小野翔大(経2・慶應)がアンカーに入り、インサイドハーフを山本凉(法1・桐蔭学園)石田航大(政3・慶應/ブリオベッカ浦安U-18)が入り、中盤で逆三角形を形成。右サイドバックを務める三浦成貴(商3・浜松開誠館)がキャプテンマークを巻いた。

キャプテンマークを巻いた三浦成

 

入替戦では何もさせてもらえず、悔しい敗戦を喫した相手だけに、リベンジを誓う慶大は積極的に攻める。まずは3分、アンカーの小野が新人戦で輝きを放ち、新チームでは予備予選1回戦からスタメンに抜擢されている山本に展開すると山本のシュートは相手にブロックされCKを獲得する。CKは得点に繋がらなかったものの、7分には右ウイングの三浦大其(経2・慶應)が突破してチャンスメイクするなど、この一戦に賭ける思いを見せる。

チャンスを多く作った三浦大

一方守備では斎藤大雅(文3・立命館宇治/京都サンガF.C.U-18)を中心に声をかけ合いながら弾き返し、簡単には決定機を作らせない。16分には相手の突破からシュートを放たれるもGK福井大次郎(経2・慶應/横浜F・マリノスユース)が好セーブを見せる。その後も、試合全体を通してGK福井が何度もチームを救うセーブを見せた。

斎藤雅はディフェンスを統率

一進一退の攻防が続く中、慶大は25分、中央でボールを受けた山本がターンするとエリア外から強烈なシュートを放つも、惜しくも相手GKにストップされる。スコアレスで迎えた41分、相手のCKのこぼれ球をシュートは枠外へ飛ぶも、相手選手がヘディングでコースを変えたボールはゴールへ吸い込まれる。前半終了間際にセットプレーから痛い失点を喫し、0−1で前半を折り返した。 

後半、同点に追いつきたい慶大は58分、右サイドでボールを持った三浦大が得意の左足からインスイングのクロスを供給すると、こぼれ球を梅野真生(総2・成蹊/横河武蔵野FC U–18)が詰めるもGKに阻まれる。61分にはその梅野に変わって前節の明治学院大戦でゴールを奪った藤井漱介(商3・静岡学園)を投入。64分には藤井が相手のパスミスを拾い決定機が訪れるも、ゴールとはならず。

10番を背負った藤井

さらに73分にはGK福井のロングボールから藤井が競り勝ち、その流れでチャンスを作るなど、いい流れながら同点弾を奪えないまま時間が進む。73分、右サイドで再三仕掛けをみせていた三浦大に変わって予備予選1回戦の玉川大学戦で得点を決めている朔浩太朗(理3・学習院高等科)を投入し、さらに攻勢を強める。

ドリブルが持ち味の朔

 

後半に目立ったのは球際の激しい競り合い。慶大はキャプテンの三浦成を中心にフィジカルでも法大に引けを取らない姿を見せつける。75分、78分には山本の蹴ったセットプレーから秋元心太(法2・駒大高)オノノジュ慶吏(政1・前橋育英)が合わせるもゴールとはならず。

エースの役割が期待されるオノノジュ

86分、慶大は鈴木義仁(政2・帝京長岡)と田形昂生(政3・慶應)を同時投入し、同点弾を狙いに行く。しかし直後の86分、慶大の左サイド深くまで侵入を許すと中央に折り返され、最後はミドルシュートを叩き込まれ0−2。さらに88分には自陣でボールを失うと、今季特別指定選手として横浜F・マリノスで10試合に出場した松村晃助に冷静に流し込まれ0−3。 

前後半を通じて攻める時間も作った中で決定機を多く生み出すことはできず、同点を目指す中で逆に試合終盤に立て続けの失点でリードを広げられた慶大。試合は0−3で終了。2025年最後の公式戦を勝利で終わることはできなかった。 

(記事:首頭千紘、取材:小野寺叶翔、柄澤晃希、神谷直樹)

【選手インタビュー】

◇三浦成貴(商3・浜松開誠館)

 --1ヶ月前の入替戦で0−3で敗れた法政大学との一戦でしたが、どんな思いで試合に臨んだか

プレーオフでああいう負け方をして降格をして、天皇杯予備予選の組み合わせが法政大学と同じ山にいたので、1回戦から必ず法政大学を下していい形で2025年を締めくくれるように、それが先輩たちのためにもなると思うので、練習から法政大学を倒すために全員で高め合ってやってきて、結構気合いは入っていたと思います。実際、前半後半含めて全然負けていなかったと思いますし、特に前半は自分たちのペースだったと思っていて、後半も相手が球際に激しくきていた中でそれ以上で返せていたと思うので手応えは感じていました。 

 

--スコアは同じ0−3だが、入替戦のときよりも個々が輝きを見せるなどいい内容だったように感じました。この結果をどのように捉えているか

具体的なところで言うと得点力不足かなと思います。3失点は絶対にやってはいけないですけど、ビルドアップのエラーとセットプレーからの失点で、がっつり崩されてというシーンはなかったので守備面においては来年の見通しが明るいかなと思っています。攻撃に関してはあまり点が入る未来が見えなかったので、自分も含めてチーム全体で得点力やゴール前でのクオリティを磨いていかなければいけないと思っています。 

 

--キャプテンマークを巻いて90分間プレーしましたが、どういう思いでプレーしていたか

個人的には今年の11月から、プロサッカー選手を志望することを考えないようにしていて、とにかくこのチームに全てを捧げるという思い一本でやっていて、個人的なプレーの質や評価を高めるためにやっているというよりかは、それはチームを勝たせる一つの手段だと位置付けています。キャプテンとして来シーズン心臓を捧げる覚悟でいます。 

 

--試合前や試合後には中町監督からどんな話があったか

試合前には、プレーオフでああいう負け方をしたが、あまり気にせずに自分たちのやってきたサッカーをやるということを言われて、個人的にも、法大は実績もあり強い相手だが、強いチームが勝つわけではなく勝ったチームが強いと喝を入れて臨みました。試合後はこの試合を糧にして来シーズンやっていくしかないよねという話でした。 

 

--来季は関東2部から1部昇格を目指す戦いが始まるが、そこに向けた意気込みを

来シーズンの我々の目標は「1部奪還、早慶戦優勝」を掲げています。今年はプレーオフで惨敗をして、1部に戻りたい、戻したいという気持ちは全員が持っています。また「リーグ戦昇格」と「早慶戦勝利」を同時に成し遂げた代は少なくとも2006年以降1つもないということで、そこのロマンを全員で求めていきたいと思っています。2部優勝を掲げていないですけど、目指さないということではなく、みんなの1部に戻りたい思いが強すぎて、気づいたら優勝していたという風になればいいと思っていて、目標にみんなの思いを乗せることを一番に考えて目標設定をしたので、達成するために全員で「サッカー」ではなく「ソッカー」を体現したいと思っています。 

 

◇山本涼(法1・桐蔭学園)

 

ーー今日の試合を振り返って

今日は勝てば次に進めるという試合だったので、チームとして「絶対勝つぞ」という雰囲気でやっていたのですが、決めたいところで決められず、際の部分で法政に負けてこの結果になったと思います。 

 

ーー左インサイドハーフで出場したが、守備の際は相手DF陣やキーパーまで積極的にプレスをかけるシーンがあったが

今日はいつもとは違い、プレスの際は4-4-2のシステムで自分が一個前に出る形を取っていたので、後ろが楽になれるように自分が少しでも多く走って相手に圧力をかけようと思っていました。 

 

ーー攻撃ではどのような役割を果たそうとしていたか

結果というところは常に意識していますが、今日はシュートチャンスがいくつかあった中で決められなかったことに責任を感じていますし、次までに改善していかないといけないと思っています。 

 

ーー冬の期間でどのような成長を果たしたいか

(来季は)まだ2年生ですが、自分が引っ張っていく気持ちで、チームを勝たせられるようになりたいです。 

◇斎藤大雅(文3・立命館宇治/京都サンガF.C.U-18)

ーー今日の試合を振り返って 

年内最後の試合ということで、何としても勝利したい気持ちが強かったんですけど、率直に結果を踏まえて悔しい気持ちでいっぱいです。 

 

ーー法政大学とは入れ替え戦以来の再戦。どのような気持ちで試合に臨んだか 

チームとしても、個人的にも悔しい思いをした試合だったので、何がなんでも勝たないといけないという思いが強かったです。 

 

ーー90分通して守備で意識していたこと 

年内の公式戦を全部見た時に無失点が1試合もないということで、何としてもクリーンシートで締めくくりたいという強い気持ちがあったのですが、もっと突き詰めるところは多くあるのかなと思います。 

 

ーー次に向けて 

来季は2部で戦うことはもう決まっているので、とにかくチーム目標である1部昇格、早慶戦勝利というところを常に念頭に置きながら、まずはプレシーズンから良いチームづくりをして、開幕戦に向けて全員でしっかり準備していきたいと思います。 

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