9月5日、対抗戦開幕に先駆け、Bチーム同士が対戦する公式リーグであるジュニア選手権大会が開幕。慶大は、専修大との一戦を迎えた。1年生8人がメンバー入りするフレッシュな陣容で試合に臨んだ慶大は、試合開始直後に先制に成功するも、前半の中盤以降はチャンスを作りながら得点を挙げられない時間帯が続いた。60分台に立て続けに2トライを奪い、4点リードで終盤戦に突入したが、ラストプレーでトライを許して逆転負けを喫した。
多くの課題を残す悔しいゲームとなったが、苦い経験も必ず糧となる。目標である日本一に向けて、蹴球部の戦いは続く。
2026年9月5日(土) 第48回関東大学ジュニア選手権大会 カテゴリー2 vs専修大学 @専修大学伊勢原総合グラウンド
- 慶大 29{17-13,12-17}30 専修大◯
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第48回関東大学ジュニア選手権大会 |
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慶應義塾大学 |
2026/9/5(土) |
専修大学 |
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前半 |
後半 |
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前半 |
後半 |
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3 |
2 |
トライ(T) |
1 |
3 |
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1 |
1 |
コンバージョン(G) |
1 |
1 |
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0 |
0 |
ペナルティゴール(PG) |
2 |
0 |
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0 |
0 |
ドロップゴール(DG) |
0 |
0 |
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17 |
12 |
計 |
13 |
17 |
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29 |
合計 |
30 |
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慶大得点者:2分 米本(T) 8分 浅野(T) 9分 脇(G) 44分 喜(T) 64分 脇(T) 64分 小坂(G) 68分 小坂(T)
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先発 |
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# |
氏名 |
身長(cm)/体重(kg) |
学部学年 |
出身校 |
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1 |
山北 響己 |
178/108 |
経2 |
慶應志木 |
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2 |
米本 啓太朗 |
171/95 |
政1 |
京都成章 |
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3 |
喜 瑛人 |
171/100 |
文1 |
桐蔭学園 |
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4 |
髙橋 優太朗 |
181/97 |
商2 |
慶應 |
|
5 |
岡田 海世 |
186/97 |
環2 |
清真学園 |
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6 |
千北 武典 |
175/93 |
経3 |
慶應 |
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7 |
小川 和真 |
176/88 |
政2 |
茗溪学園 |
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8 |
前鹿川 雄真 |
176/91 |
政1 |
桐蔭学園 |
|
9 |
竹内 楓稀 |
160/70 |
総1 |
桐蔭学園 |
|
10 |
脇 龍之介 |
171/83 |
商3 |
慶應 |
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11 |
大澤 蒼生 |
178/80 |
理1 |
慶應志木 |
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12 |
浅野 優心 |
180/94 |
政1 |
慶應志木 |
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13 |
横山 卓哉 |
177/85 |
総2 |
報徳学園 |
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14 |
西本 友哉 |
184/85 |
法1 |
桐蔭学園 |
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15 |
西機 大河 |
176/78 |
商2 |
流経大柏 |
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リザーブ |
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16 |
安藤 佑真 |
174/96 |
政2 |
慶應志木 |
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17 |
鈴木 将智世 |
173/97 |
法4 |
慶應 |
|
18 |
廣瀬 宇一朗 |
180/108 |
環3 |
桐蔭学園 |
|
19 |
トーマス ニコラス パパス |
199/106 |
総2 |
Anglican Church Grammar School |
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20 |
早川 湧人 |
178/94 |
環4 |
國學院栃木 |
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21 |
小坂 莉央 |
174/78 |
環1 |
Wellington College |
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22 |
諸田 章彦 |
172/82 |
環3 |
桐蔭学園 |
|
23 |
石野 創太郎 |
171/80 |
理4 |
川和 |
うっすらと肌寒さを感じる9月5日、秋シーズン初戦となるジュニア選手権・専修大戦が行われた。この試合には、昨年度の高校日本代表であるPR喜を中心に、1年生8人がメンバー入り。フレッシュなメンバーで初陣に臨んだ。昨季、ジュニア選手権カテゴリー1からカテゴリー2への降格という辛酸をなめた慶大蹴球部。カテゴリー1への復帰を目指すと共に、目標である日本一達成の第一歩として、なんとしても白星を掴みたい試合となった。

Jr.リーダーの石野を先頭にピッチへ向かう慶大フィフティーン
慶大は、立ち上がりからいきなりチャンスを作る。SO脇がキックオフで敵陣深くに蹴りこんでプレッシャーをかけると、相手のペナルティも重なり、5mライン上のマイボールラインアウトのチャンスを得る。このラインアウトでモールを組むと、最後はHO米本がグラウンディング。幸先よく、開始3分で先制に成功する。

今秋初トライを挙げたのは1年生・米本
試合再開直後の4分、自陣でペナルティを犯すと、専修大は迷わずショットを選択。2点差に詰め寄られる。それでも8分、先制トライと同じようにキックオフで敵陣に侵入すると、モールでは押し切れなかったものの、SH竹内の素早い球出しでオフサイドを誘うと、CTB浅野がクイックリスタートを選択し、持ち前のフィジカルを活かしてインゴールへ一直線。脇のコンバージョンも決まってリードを拡大する。

1年生ながら舵取り役を務めた竹内

花園を沸かせた突破力に磨きがかかる浅野
しかし、ここから慶大は苦しい時間帯を迎える。11分にトライとコンバージョンゴールで7点を返されると、27分には再びペナルティゴールで逆転を許す。慶大も、29分にFB西機が自分で蹴ったハイパントを自らキャッチしてディフェンスラインを切り裂き、38分にはPR喜の突破からパスを繋いでWTB大澤が仕掛けるなど、敵陣深くまで迫るシーンを何度も作るが、トライを取り切ることが出来ずに前半ラストプレーを迎える。

スーパープレーで魅せた西機

志木高出身の韋駄天・大澤
それでも44分、敵陣で得たマイボールラインアウトからモールでインゴールに迫ると、執拗なFW攻めを繰り出す。最後は、喜が3人からタックルを受けながらトライを奪いきり、17-13と逆転に成功した。トライ量産体勢に思えた序盤から一転、中盤以降は専修大が得意とするロースコアの展開に持ち込まれ、ミスでチャンスを逸する場面も見られた。それでも、前半の3トライ全てを1年生が挙げるなど、初めての秋シーズンを迎えたルーキーたちの奮闘もあり、4点リードで試合を折り返す。

嫌な流れを断ち切るトライを挙げた喜
前半最後のトライをきっかけに勢いを取り戻したい慶大だったが、開始直後に後半最初のトライを専修大に奪われると、54分には自陣でのミスをきっかけにさらに1トライを追加され、再びビハインドとなる。
苦しい状況を打破したい慶大は62分、スクラムで後半開始から右PRに入った廣瀬が力強いヒットでコラプシングを誘うと、マイボールラインアウトからパスを繋ぎ、最後はSO脇がディフェンスラインを切り裂いてトライ。昨年の対抗戦に出場経験のある廣瀬、春季大会ではAチームの先発もあった脇という、確かな経験値を持つ3年生2人が若いチームを引っ張り、反撃ののろしを上げた。後半途中からSHに入った1年生のユーティリティ・小坂もコンバージョンを沈め、1点差に迫る。

対抗戦の出場経験も豊富な廣瀬

スピードに乗る脇

試合途中からコンバージョンキッカーを務めた小坂
この得点で勢いづいた慶大は68分、敵陣でのキックチャージからプレッシャーをかけて、5mライン上のマイボールスクラムを確保。FW陣が一丸となって猛烈なプッシュを見せると、そのままインゴールまで押し込んで最後は小坂が逆転トライを決めた。

スクラムで押し込み逆転トライ
重苦しい展開を跳ね返し、逆転に成功した慶大。それでも、ワントライで再びスコアがひっくり返る4点差という状況で、手に汗握る終盤を迎えた。キックを駆使してエリアを進める専修大に対し、慶大も我慢強いディフェンスを維持し、自陣深くまで侵入されても「魂のタックル」で食い止める。しかし、ラストプレーを迎えた48分、インゴール左隅にトライを許し、ジュニア選手権は黒星発進となった。

対抗戦開幕を1週間後に控える中、思い通りの初戦とはならなかった慶大蹴球部。それでも、シーズンはまだ始まったばかりだ。秋の初戦を落としたチームが、シーズンを通して成長を続け、最終的に日本一に輝いた事例は少なくない。この日苦い経験を積んだ若虎たちも、対抗戦の舞台を目指し、更なるレベルアップを見せてくれるだろう。
(取材/記事:髙木謙)


