【野球】強力打線と実力派投手陣を攻略せよ 春秋連覇へ負けられないカード/2026秋季リーグ戦 立大戦展望

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東京六大学野球の春秋連覇をかけた秋季リーグ戦がついに開幕した。春の王者・慶大は開幕カードの東大戦で2連勝を飾り、勝ち点を獲得する幸先の良いスタートを切った。続く第2カードの相手は立大。慶大は春さながらの勝負強い打線と投手陣を中心とした堅実な守りを武器に、連続での勝ち点獲得を目指す。一方の立大も春に噛み合わなかった攻守の連携をこの秋に合わせて再構築し、万全の体制で臨んでくる。4年生にとってはこれが大学最後となるリーグ戦。お互いのプライドと意地がぶつかり合う真剣勝負が、今まさに始まる。

今春の立大との戦いは、2試合で計21得点を挙げ、いずれも勝利を収めた。開幕カードであった立大戦は、慶大にとって春季リーグ戦優勝への弾みとなった。1回戦は、8回表に一挙7点を奪うなどの猛攻を見せると、9回表には小原大和(環4・花巻東)の2点本塁打も飛び出した。投手陣も立大打線を完封する好投を見せ、11-0の大勝を収めた。続く2回戦は、序盤3回で4点を失う苦しい立ち上がりも、慶大打線が初回から4イニング連続得点の反撃を見せ、10-4の2戦連続二桁得点で連勝。投打の噛み合った開幕カードとなった。

DH1号を放った小原

今季2カード目となる立大戦を前に、開幕カード・東大戦を振り返る。今春9年ぶりの勝ち点を獲得し勢いに乗る東大を相手に2連勝を飾り、幸先よく勝ち点を手にした。初戦は、先発・渡辺和大(商4・高松商業)が先制を許す苦しい立ち上がりとなったものの、6回途中2失点と試合を作る。打線は4回まで相手先発に抑え込まれていたが、中盤の猛攻で計6点を奪い、6-2の逆転勝利を収めた。続く2回戦は、一転して序盤から慶大が主導権を握る展開に。先発の広池浩成(経4・慶應)が5回無失点10奪三振と抜群の投球を見せると、打線も14安打10得点と爆発。10-1の圧勝で勝ち点を手繰り寄せた。攻守ともに順調な滑り出しを見せた慶大。この勢いのまま、次なる立大戦へ挑む。

東大2回戦で圧巻のピッチングを見せた広池

立大の開幕カード・法大戦で先発した道本想(コミュ1・星稜)と田中優飛(文3・仙台育英)には警戒したい。道本は1年生にして今春のリーグ戦でも3先発を含む5試合に登板しており、下級生ながら投手陣の一角として期待を集める。法大1回戦では、5失点を喫したものの、12個のアウトのうち8個を三振で奪うなど高い奪三振能力も示した。一方で、、3-3の引き分けに終わった法大2回戦では、左腕・田中優が9イニングを1人で投げ抜いて完投し、存在感を示した。8回表に3点を失い同点に追いつかれたものの、初回には自己最速となる150キロを計測するなど、7回までは法大打線をわずか3安打無失点に抑え込む好投を見せた。彼らをはじめとする立大投手陣をいかに攻略するかが、勝ち点獲得に向けた大きな鍵となりそうだ。

もうひとつ立大戦の鍵を握るのが、前カード2試合で計4本塁打を記録した立大強力打線に立ち向かう慶大投手陣だ。初戦の先発が見込まれるのは渡辺和。今春の立大1回戦では、5回2安打無失点5奪三振と圧巻の投球を披露しており、相性の良さは十分だ。そして救援陣で欠かせない存在が水野敬太(経3・札幌南)だ。今春の立大戦では2試合に救援登板し、計2回1/3で打者7人を無安打無四死球3奪三振と完全に抑え込んだ。 相性抜群の投手が揃う一方で、2戦目の先発が予想される広池の好投も欠かせない。今春の立大2回戦では2回1/3を投げ4失点と辛酸を舐めたが、東大2回戦で見せた圧巻の投球そのままに、力強いピッチングでリベンジを果たしたい。

救援陣の活躍を期待したい

慶大投手陣が警戒すべきは、立大打線の長打力だ。立大は開幕からの2試合で計4本の本塁打を記録。本塁打を放った打者は2番、4番、6番、8番と広範囲にわたっており、上位から下位までどこからでも長打が出得る切れ目のない打線といえる。なかでも警戒が必要なのが、主砲の丸山一喜(コミュ4・大阪桐蔭)だ。今春は打率.361(リーグ3位)、2本塁打の好成績をマーク。法大1回戦でも本塁打を放っており、勝負所や得点圏で打席に迎え入れる場面は極力避けたいところだ。

慶大打線では、開幕から1番に座る寳田裕椰(経4・三重)に期待がかかる。東大2回戦で放った待望のリーグ戦初安打の勢いに乗り、リードオフマンとして打線を牽引し、チームに弾みをつけたいところだ。さらに、打撃絶好調の一宮知樹(経2・八千代松陰)からも目が離せない。今季はここまで8打数5安打、打率.625と大爆発。2年生ながら、その自慢の打棒でチームに更なる勢いをもたらしたい。

東大2回戦で初安打初打点を挙げた寶田

東京六大学野球春秋連覇へ向けて弾みをつけたい慶大。対する立大も開幕カードで1敗1分とここまで勝利がないだけに、並々ならぬ覚悟で勝ち点を狙ってくるだろう。一つ一つのプレーに対する集中力を維持し、堅実な戦いで勝ち点を掴み取りたい。

(記事:秋吉一樹)