【男子ラクロス】FINAL4直前特集第1弾・木島 薫選手

東大と戦うFINAL4まで、あと2日。男子ラクロス部は昨季予選敗退の悔しさをバネに、今季は黒星を喫することなく予選リーグ1位通過を果たした。好調の原動力となったのは、栄光も屈辱も味わった4年生選手たちだ。チームを支え続けた彼らの熱い思いに迫る。

第1回となる今回登場して頂いたのは、MF木島薫選手(経4・桐蔭)。今季全試合で先制点を決め、チームを勝利へ導いてきた。今季大ブレイクを果たした彼の、内に秘めた思いに迫った。

 

―今季を振り返っていかがですか。

まずリーグ戦を1位通過することができたのは良かったです。また様々な戦術に対してしっかりと対策をして勝利につなげることができたのは収穫でした。ただ最終戦の中央戦で引き分けてしまったのは反省点だと思います。完全に相手の気迫に負けてしまっていましたし、気のゆるみが招いた敗戦でした。

 

―印象に残った試合は。

印象に残った試合は日体大との開幕戦ですね。大雨の中での試合、さらにリードを許してしまう厳しい試合展開でしたが、焦ることなくしっかりと自分たちのプレーをして勝つことができたという点で印象に残っています。個人としても1点目を決めて流れをつかむきっかけを作れたのではないかなと思いました。

 

―アメリカ遠征の収穫は。

身体能力が自分よりも高い相手に対するDFの仕方を学ぶことができました。またアメリカの大学と対戦していく中でデンジャーゾーンを何としてでもで守る意識をチームに植え付けることができたのが収穫だと思います。

 

―今季全試合で先制点を決めているが、好調の要因は何ですか。

1得点目は特に意識していません。ただ試合の入り、最初のプレーというのはずっと意識していることで、それがたまたまチーム1得点目に繋がっているのかなと思っています。    

 

―現在のチーム状態は。

これから先は負けたら即シーズン終了、引退ということで毎日の練習が非常にピリピリとした緊張感の中で行われていますし、チーム状態は良いと思います。

 

最終戦から3週間、どのような練習をしてきましたか。

いつも通りです。毎試合コンスタントに結果が残せるように準備しています。チームとしては戦術や動きのすり合わせだったり、細かい部分の修正をしてきました。個人としては、得点バリエーションを増やすことや自分の弱点の克服にフォーカスして練習をしてきました。  

 

―最後のFINAL4への思いは。

自分にとって最初で最後のFINAL4ということで、不安な気持ちとワクワクしている気持ち両方あります。ただ、あくまで自分たちの目標の通過点だと思っているので自分の力100%近く出せるようにしっかり準備して、一戦一戦しっかりものにしたいです。    

 

―安藤圭祐(商4・慶應)主将について。

練習では厳しい雰囲気づくりをしてくれたり、試合ではビッグセーブでチームに勢いをつけてくれたり、いつも助けてもらっています。

 

攻撃陣をけん引する木島

攻撃陣をけん引する木島

―東大の注意しているポイントはどこですか。

東大は非常に統率されていて戦術パターンが多いので、組織力に注意したいです。またポゼッションを重視していてロースコアの接戦に持ち込むのがうまいので、相手のペースにされないように注意したいです。

 

―どのように東大を攻めていきたいですか。

MFから圧倒して東大を崩したいと考えています。MFに関しては、東大に比べて能力の高い選手が揃っていると思うので、しっかりと自分たちの仕事をしてチームを勢いづけたいです。

 

―試合のキーマンは誰ですか。

キーマンになるのはAT陣だと思います。ATがしっかりと得点を決めてくれるとチームにリズムが生まれますし、ゲーム運びが楽になると思うので。ATの中でも特に田浦貴大選手(経4・慶應)の強烈なシュートに期待しています。

 

―応援して下さる方へメッセージをお願いします。

東大とのFINAL4、どんな形であれ絶対に勝ち切りたいと思います。皆様のご声援は大きな力となりますので、ぜひ会場まで足を運んでいただき熱い応援をしていただけると嬉しいです。      

 

木島選手、お忙しい中ありがとうございました!!

 

(取材・河合美紀)

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