【フィギュアスケート】高橋成美、約2年ぶりのケイスポインタビュー!

スケート仲間の応援に来ていた高橋選手

スケート仲間の応援に来ていた高橋選手

 

1月、今年は日光で開催された氷上インカレ。そこには、仲間を応援するひとりのオリンピック代表選手がいた―。高橋成美(総2)は、2014年ソチオリンピックに日本代表として出場。ペア結成後1年と間もない期間で世界に挑み、日本のフィギュアスケートの歴史に名を刻んだ。なかなか競技人口が増えない中で、日本のペア競技を一身に背負ってきた高橋選手だが、彼女も慶大スケーターの一人。今回はインカレで応援に来ていた高橋選手に、約2年ぶりにお話を伺った。練習困難だという今、新たな道を進もうとしている。

 

 

 

「まだまだ夢を捨てきれない」

―慶應の皆さんとは久しぶりでしたか?

久しぶりのメンバーもいれば、1年生なんかは初めて会うメンバーもいて。皆すごく仲が良くて、一生懸命応援しあっているのを見て、すごく良いなと思いました。私も一緒に「ガンバ」って応援しました。

―現状についてお聞かせください。

前のパートナーと解散して、次どうしようかまだ分からない状態なのですが。休学中でもあるので、学校に戻って勉強もしたいし。まだまだ夢を捨てきれないので、また新しいパートナーが見つかれば、もう一度オリンピックを目指したいと思っています。

―練習状況は?

日本に帰ってくると、なかなか練習環境がないので、一般滑走の時間に足慣らし程度で氷にあがってはいるのですが、やはり本格的な練習ができないので、困っている状態ですね。

―学校に戻る決意は?

解散した時期が後期始まってからだったので、今すぐには戻れないのですが、次の4月から、戻りたいと思っています!

 

「一日一日を大切に」

―ジュニアで活躍しているペアもいますが、今の日本のペア競技についてどう思いますか?

今までずっと1組しかいなかったので、ペアが増えるきっかけを自分がつくれたことは、とても嬉しく思っています。もし自分も続けていければ、皆ライバルになるので。日本にライバルがいるということは本当に刺激になるので、自分へのモチベーションにもなると思います。

―やはりもう一度、オリンピックを目指したいということでしたが。

逆に今は試合に追われていない分、自分が本当に今やるべきことをできる時間があると思うので、この一日一日を大切に、どの方向に進むにしろ、プラスになるように毎日考えて過ごしていきたいです。

 

「スポーツに関わっていきたい」

―総合政策学部ではどんな勉強をしていきたいですか?

スポーツに関わっていきたいので、科学やビジネスなど、いずれにせよスポーツを中心に勉強したいと思っています。あとは語学が得意なので、もっと伸ばしていきたいと思います。

―慶應を選んでいて良かったと思うことはありますか?

スポーツをやっていても、慶應だと学問第一なので、甘えがない分、自分も頑張ろうという気持ちになれるかなと。スポーツやっているから許されるということは無いので、そこは慶應入って良かったなと思いました。

―それでは最後に、決意の一言お願いします!

ポジティブに、学校でもスケートでも頑張っていきたいと思っています!

 

(取材 須佐奈月)

 

 

 

突然のインタビューに快く応じて下さった高橋選手。2年前には、「Be in the Moment」を座右の銘に挙げていましたが、それは今も変わらず、「一日一日を大切に、今やるべきことをやる」という言葉が印象的でした。学校とスケート、文武両道に努めながら、また夢に向かって頑張りたい。そんな熱い思いも、ひしひしと伝わってきました。高橋選手の今後のご活躍を楽しみにしております!

 

 前回のロングインタビューはこちら → http://keispo.org/wordpress/?p=25802

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