意気込みとともに。黄選手
昨季慶大の左サイドバックに定着した黄大城選手（総３）。今回はまもなく開幕するリーグ戦へ向け昨季の振り返りや自身のこと、そして今季の慶大サッカーについて語ってもらった。
―昨シーズンの反省や得たものは何かありますか
得たものとしては、自分にとってもチームにとっても初の１部という未知の世界で、５位という結果を出せたことはすごくよかったと思います。反省点はやっぱり勝負どころで大事な試合を落としたり、ミスから失点して勝ち点３が欲しいときに取れなかったこと、最後インカレ出場をかけた時の勝負弱さといったところが１部で痛感したことですね。
―昨シーズン対戦した相手の中で手強いと感じたチームや選手はいましたか
特に誰がうまいっていうわけではないが、全チームやっぱりうまかったというか、自分はまだまだチームの中心として貢献する選手ではなかったので、ついていくだけで精一杯でした。
―今オフに特に取り組んだことはありましたか
取り組んだことは、まずウエイトはチームとして一からメニューを組んでやりました。また特に自分の中で意識してやっていることはやっぱりウエイトとクロスの練習ですね。
―ここまでの調整はどうですか
まぁちょっとケガで出遅れたというのもあるのですけど、練習試合とかで試合に出る中でいろいろ得たものはありましたし、個人としては結構いい経験ができているので、チームとしてのコンセプトであったり、そういうのをはっきりして調整していきたいです。
―今年の黄選手自身の目標は
まずは全試合出場するということと、あとは去年アシストが１つとかで全然少なかったので、もっと得点に絡めるように結果を残していきたいです。
―今年黄選手のこういったプレーを見て欲しいという点があれば教えてください
そうですね･･･あまり自分でドリブルして局面を打開してっていうキャラじゃないので、まぁ必死にサイドを走っている姿を見てもらえれば･･･（苦笑）。
―黄選手と言えば左足からの正確なキックも魅力ですが、プレースキックを蹴りたいという気持ちはありますか
コーナーとかは全然蹴りたいとか思わないのですけど、直接フリーキックとかは位置にもよりますけど相談しながら自分も蹴っていきたいと思います。
―チーム事情でCBをされることもありますが、やはりSBの方がやりやすいですか
そうですね。まぁCBは大学に入ってからちゃんと始めたので、まだまだ経験も足りないと思うし、でもやっぱり出た以上チームの勝利に貢献したいという気持ちが強いので、（試合に）出られればどこでも頑張ります。
―SBと言えばスローインもありますが、スローインは得意ですか
不得意です（苦笑）。まったく飛ばないので。
―ご自身の上がりや守備について李監督から何か指示はありますか
もっともっと去年以上に攻め上がったり、守備の面に関しても激しく行ったり、強い気持ちを持ってプレーでチームを引っ張れといったことを言われました。
―李監督が今シーズン中盤を３枚フラットに並べるということで、サイドハーフがいなくなるので、黄選手のオーバーラップに期待したいとおっしゃっていましたがいかがですか
基本的に高い位置は取れると思うのですけど、やっぱり自分の前に一人いないっていうことで、数的有利を作るのが難しいし、詰まった時にサイドに預けるっていうのが厳しいので、そこはもっと自分で練習していかないといけないし、もっとドリブルとかで局面を打開できるようにしていきたいです。
―ポジションチェンジも増えてくると思うのですが
そうですね。どうしてもバランスが崩れやすいフォーメーションであると思うし、時間帯にもよりますけど、サイドは自分が全部見れると思うので、指示も出しながら流動的にやっていきたいです。
―先日柏レイソルの練習に参加されたとのことですが、何か収穫はありましたか
やっぱりプロの練習に参加させてもらって、やっぱり大学と比べたらスピードも体格も全然違うので、個人的な感想ですけどとても勉強になりました。楽しかったです。
―練習以外についてお伺いします。チーム内で中の良い選手は誰ですか
自分とタメ（同学年）の奴らはみんな仲いいですね。休みの日もみんなで温泉に行ったり、それくらい仲いいです。
―一人暮らしはいかがですか
まぁ３年目なんで、自分の生活リズムとか確立してきたし、自分なりに工夫して色々やっているので、結構充実しています。
―食事とかは
食事は結構一人暮らしが多いんで、みんなと一緒に食べにいきますね。料理はあまり得意ではないので･･･。
―最後に今シーズンへの意気込みをお願いします
まぁ去年５位という順位で、インカレまであと一歩というところで逃したので、まずはリーグ戦で個人としてもチームとしても結果を残して、カップ戦とかで全国大会に出場して、もっともっと慶大の良さを全国にアピールできればなと思います。
By Daiki Yamamoto
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