【バレーボール】2セットダウンから猛追も、激闘の末に敗北/秋季関東大学バレーボール男子1部リーグ戦第2日目vs駒澤大

バレー戦評

秋季関東大学リーグ戦第2戦は、駒澤大学と対戦。第1セットから一進一退の攻防が続き、最大4点差を逆転するも、デュースの末に惜しくもセットを落とす。続く第2セットも攻撃を思うように決めきれず、相手に主導権を握られ、連続でセットを奪われる。しかし、第3セットでは、攻守両面で粘りを見せデュースに持ち込むと、30-28で激闘を制した。勢いに乗った第4セットも終盤まで互角の戦いを繰り広げ、相手の6度のマッチポイントをしのぐ進化したしぶとさを見せたが、最後は28-30でセットを落とす。セットカウント1-3で敗れ、1部復帰戦は連敗発進となった。

9月6日(日)関東大学バレーボール秋季1部リーグ戦vs駒澤大@慶應義塾大学日吉記念館

慶大セット駒澤大
2628
1725
3028
2830

 

出場選手  
ポジション背番号名前(学部学年・出身校)
MB22稲井正太郎(法3・慶應)
OH清水悠斗(総3・習志野)
OH山口快人(経4・慶應)
MB松山鼓太郎(商4・慶應)
13松田悠冬(商2・慶應)
OH33江原修平(経1・慶應)
今田匠海(政3・慶應)
途中出場  
OH10野口真幸(商4・慶應)
緒方哲平(総3・日向学院)
12重枝良政(経2・慶應湘南藤沢)
MB16石田玲之(経3・芝)

 第1セット、慶大は3-2の場面でOH・江原修平(経1・慶應)が強烈なスパイクを叩き込み、初ブレイクに成功するも、セット序盤は膠着状態が続く。しかし、7-7から試合は大きく動き出す。駒澤大に4連続得点を許し、一気に点差を広げられる。それでも慶大はOH・江原の中央からのバックアタックで相手の連続得点をしのいで8点目をとると、そこから3連続得点で相手に詰め寄っていく。14-16からMB・松山鼓太郎(商4・慶應)、OH・山口快人(経4・慶應)のスパイクで同点に追いつくと、OH・江原が力強いサーブを相手コートに放って得点。最大4点差をひっくり返し、リードを奪う。さらに17-17からは4連続得点で逆に4点差をつけ、慶大がこのまま第1セットを奪うと思われた。しかし、ここで駒澤大が勢いを見せ、デュースにまで持ち込まれる。慶大は相手にセットポイントを握られながらもしのいできたが、反撃に出た相手の勢いは止められず、26-28で第1セットを落とした。

現在、サーブレシーブ成功率1位のOH・清水悠斗

 続く第2セットは序盤からサイドアウトの取り合いとなる。L・今田匠海(政3・慶應)の好ディグやS・松田悠冬(商2・慶應)のブロックなど堅い守備が見られるも、なかなか得点に繋げることができず、徐々に点差を離されていく。11-15の場面では、ルーキー・江原が相手の守備を乱し、そこからバックアタックを決めるなど若い戦力の活躍も光ったが、慶大にコンビミスも見られ、逆転することはできず。17-25で第2セットを落とす。

OH・江原修平

 このセットを落とせば後がない第3セット。それでも、OH・山口がサーブカットで繋ぎ、MB・稲井正太郎(法3・慶應)のクイックが炸裂。OH・野口の鋭いスパイクも決まり、セット序盤から着実に得点を重ねる。OH・江原の攻撃が相手の堅いブロックに阻まれる場面もみられたが、L・今田の安定した守備が光り、ボールを繋ぐ。それでも徐々に点差を広げられた慶大はタイムアウトを要求し、OH・野口に代わって、OH・清水を投入。苦しい展開の中、MB・石田がクイックを決め、チームに勢いを与える。OH・山口のスパイクやブロック、OH・清水のスパイクも続き、一時5点あった点差を縮めると、ついにデュースへ持ち込む。終盤は相手のミスも重なる中、28ー28の場面ではS・松田がツーアタックを決める。最後までしぶとく戦い抜いた慶大が30ー28の激闘を制し、第3セットを奪取した。

素晴らしいサーブレシーブで会場を沸かせたL・今田匠海

第4セット、慶大は前セットの勢いそのまま、いきなり2連続ブレイクを奪う。その後は駒澤大の堅い守備を前に簡単に得点を奪うことができず、相手に連続得点を許す場面が増えてくる。慶大は必死にくらいつき、ブレイクを奪う場面も多いものの、相手からリードを奪えない。しかし、慶大は中盤で持ち前の攻撃の強さを見せる。14―15からOH・清水が1枚ブロックで相手のスパイクをシャットアウト。ブレイクを奪って同点に追いつく。さらにそこからまたも清水がブロックを弾き飛ばす強烈なスパイクを見せ、このセット初めて慶大がリードを取る。そこからは両者取って取られての展開が続き、この日3度目のデュースに突入する。応援のボルテージも最高潮となり、1ラリー1ラリーで大歓声が上がる。慶大は相手の5回のマッチポイントをしのぎ、28-28。ここから相手に得点を奪われ、28-29で相手の6度目のマッチポイントを迎える。この崖っぷちの状況でS・松田が強気のツーアタックで攻める。相手は意表を突かれたものの、ナイスディフェンスを見せ、スパイクまでつなげる。慶大はこのスパイクでワンタッチを取られ、相手の得点となってしまい、セットカウント1-3で敗北した。

リリーフサーバーとしてコートに立つL・重枝良政

以下、インタビュー

MB・石田玲之(経3・芝)

ーーバレーボールサークルから途中入部ですが

もともとサークルにいたんですけど、昨年の早慶戦を友達と見に行っていて。そのときに当時の部長が「一緒にやらないか」という風に声をかけてくださりました。そのときたまたまやることもなくて暇だったので、「じゃあぜひやらせてください」と。

ーー春季リーグも1度出場を経験していますが、今回は

逆に緊張しなかったです。これまですごくバレーボールをやってきた、というわけではないので、あまり気圧されることなくリラックスしてできたと思います。

ーー試合内容を振り返って

相手が、糸瀬翔馬(経1・東福岡)1年生エース一本でやってきていて。自分がそこをしっかりブロックできていれば、本当に僅差の戦いだったので、もっと楽に戦えたのかなと思います。

ーー自分がチームの中で担っている役割は

入部から1年経って、みんなと仲良くなってきたので、面白いことを言って雰囲気を盛り上げたりだとか。あとは実力もだんだんついてきたので、中島昊(経2・慶應)が怪我をしたような緊急事態に出せるような選手かなと思います。

ーーこれからのリーグ戦の意気込み

サークル出身として、1部を沸かせたいと思います。

(取材:梅木陽咲、根本佳奈、山内悠暉)