【バスケ】京王電鉄杯３日目　代表メンバー復帰、相手を寄せ付けず全勝！

３日目を迎えた京王電鉄杯。今日から学生選抜の選手達が各チームに戻り、より一層熱い戦いが繰り広げられた。慶應は二ノ宮主将（環４）、岩下（総４）がチームに戻り、高さに加え得意のトランジションが更に機能し、拓殖、法政大学相手に勝利を飾った。

第１試合：慶大―拓大

	１Ｑ	２Ｑ	３Ｑ	４Ｑ	合計
慶大	３５	２１	２６	４０	１２２
拓大	１２	２７	２７	３３	９９

慶大のスタメンは二ノ宮主将、酒井（環４）、岩下、家治（環３）、桂（政２）。 

試合開始早々、選抜からチームに戻った二ノ宮の放つシュートが全く落ちず連続得点。波に乗った慶大は途中出場の矢嶋（総１）のカットインからの得点で勢いは止まらず。オフェンスが機能していない相手を尻目に二ノ宮が巧みに速攻を演出。インサイドでも岩下が攻守で奮起し、拓大を全く寄せ付けず。余裕の出来た慶大は主力をベンチに。その間に拓大のアウトサイドからのシュートを止められず失点。酒井のスリーポイントシュート、金子のドライブで苦しい状況をなんとか立て直し５６－３９で前半終了。 

後半が開始すると再び二ノ宮が速攻を繰り出し慶大らしいバスケットを展開。更に酒井がゴール下で強みを見せ得点。大差をつけた慶大は主力を下げると拓大のアウトサイドを中心としたオフェンスが爆発。控えの選手が苦境をなんとか持ちこたえ試合は終盤に。コートに戻った岩下の豪快なダンク、相手のダンクをブロックと大黒柱としての活躍を見せる。その後はバックアップの選手達が仕事をこなし１２２－９９で試合終了。 

第２試合：慶大―法大

	１Ｑ	２Ｑ	３Ｑ	４Ｑ	合計
慶大	３２	２１	２４	２１	９８
法大	２４	１８	２２	１９	８３

 慶大のスタメンは二ノ宮主将、酒井、岩下、家治、桂。 

試合が開始すると、酒井がドライブから得点、スリーポイントシュートと爆発。幸先の良いスタートをきる。慶大は激しいディフェンスから相手のターンオーバーを誘い連続得点。しかし岩下がファウルトラブルになりベンチに。岩下のいないゴール下で法大にオフェンスリバウンドを多く奪われるも、本橋（環１）がポストプレイで得点。ルーキーながらもゴール下で存在感を見せつける。５３－４２の慶大リードで前半を終える。 

後半が開始すると、流れが悪いも岩下のポストプレイで打開。序々に二ノ宮を起点としたブレイクが出始め酒井がうまく合わせ得点。４年生３人がチームに勢いをもたらす。リズムを取り戻した慶大は家治のバスケットカウントを含む連続得点で点差を開いていく。その後も安定した二ノ宮を中心としたバスケットを展開し９８－８３で試合を終えた。 

二ノ宮、岩下が戻った慶大は得意のトランジションがより速くなり、更に高さの面でもアドバンテージを発揮し相手チームを苦しめた。最初の２日間で酒井を中心とした選手達は経験を積み、ルーキーは今日も度々試合に出場し、しっかりとチームに貢献していた。選手層に厚みが増した慶大のこれからに期待である。

　By Shigehisa Osajima

コメント

佐々木HC 

 オフェンスもディフェンスも雑すぎますね。　（今の時期に選手に求めることは）本来は１対１なんだけどある意味チームが良くなりそうな兆しがあるので今連携を少し要求してる所です。（４年生３人については）まだ分からない。ちょっと不安定な時期が長すぎて。（家治選手については）もうちょっと落ち着かないとだめなんじゃない。ちょっと波がありすぎる。（１年生は慶應のバスケにまだ慣れてないのでは）そんなことはないです。十二分にやってます。蛯名も矢嶋も本橋もすっかり馴染んでやってます。今はあの子たちの能力を見る時期だから特に指示しないでどれくらいの対応力があるか見ているので、そういう意味なら力は十二分に出していると思います。 

二ノ宮主将 

１戦目も２戦目もリバウンドに課題が見えました。明後日からの相手はリバウンドにもっと飛んでくるんでそこを修正していきたいです、あと流れが悪い時はオフェンスの連携が全然出来てないので、ボールを持ってない人たちの動きをもっと意識的に動かせるように明日から修正していきたいです。（チームの雰囲気は）１試合目は本当良かったんですけど、流れが悪い時はチームの元気がなくなっちゃうんで、そういう辛い時こそ頑張れる選手が出てくれるようにまずは４年生を筆頭に出来るように頑張りたいです。（ルーキーの出来は）期待通りのことをやってくれてるんで、助かりますね。でもそれに頼ったらだめなんで、４年生が頑張るしかないです。（意気込みは）これからの残り３試合は今よりも格上の相手が多いんで、まずは気持ちで負けないようにして全力で勝ちにいきたいです。 

 矢嶋 

今日は午前中リバウンドとられる場面が多かったんでそこをもっと修正して次からの試合に臨もうとしていました。（多く得点していたが）先輩とか先生からどんどん攻めていけと言われてるんでどんどん狙っていったのが良かったと思っています。（貢献したいと思っていた点は）自分は１年生なんでルーズボールやリバウンドを特に意識して少しでもマイボールに出来るようにボールの執着心を持ってプレイをしていました。（チームの雰囲気は）たまに流れが悪い時があるんでその時は１年生とかが盛り上げて流れがすぐきれるようにしていきたいと思います。（意気込みは）今１敗してるんですけど、次は青学とか日大とか強いチームなんでそこにも勝ちたいです。あとトーナメントで優勝を掲げてるんで明日からの試合も気を抜かないでしっかりやっていきたいです。 

本橋 

今日は二ノ宮さんと岩下さんが合宿から帰ってきて、その前までは岩下さんがいなかったんでスタメンで使ってもらえたりして色々経験積ましてもらってすごいいい経験出来たんですけど、今日はチームを助けることが出来なかったというか内容的にはあまりいい感じじゃなかったです。（佐々木HCから好評価だったが）本当にスタメンで使ってもらったのは最初緊張したんですけどたまたまうまくいったというかリバウンドとかを頑張ってうまくいった感じなんで評価してもらったのはうれしいです。（課題は）集中力をいきなりマックスまで持っていけないというのと先輩の足を引っ張ってしまったり、走れてなかったり、今日なんかもリバウンドを全然取れなかったのでそこがまだ課題だと思います。（どのように試合に臨んだか）一応２人が帰ってきたんで絶対勝たなきゃいけないというか負けるのは考えてなかったんですね。（意気込みは）あと２日残ってるんで３勝して終えたいと思います。