【ソッカー(男子)】ホーム下田でまさかの大敗 この負けを価値あるものに/関東リーグ2部第5節 VS関東学院大学

ソッカー男子

前節の立教大学戦では、前半の早い時間に先制するも後半に2失点し逆転負けを喫した慶大。連敗を避けるためにも負けられない今節は、2連勝中と勢いに乗る関東学院大学をホーム・下田に迎えての一戦となった。この試合が5連戦の折り返しとなる3戦目という中、開始早々から高い強度で襲いかかる相手のプレスの回避に苦戦する展開となると、21分にクロスから先制を許す展開に。その後も前進の糸口を見出せない慶大は自陣でのビルドアップミスを連発。前半40分までの20分間にPK2本を含む3失点を立て続けに許し、あっという間に絶望的な4点ビハインドに。巻き返しを図って前半終了間際に投入された堀ノ口瑛太(総1・神村学園)ら交代選手が躍動し、後半は押し込む展開が続くも、最後までゴールネットを揺らすには至らず。ホーム下田で悔しい敗北を喫した。

 

2026/5/3(木)14:00キックオフ@慶應義塾大学下田グラウンド

【スコア】

慶應義塾大学0ー4関東学院大学

【得点者】

21分 関東学院大 岡田生都

26分 関東学院大 德田佑真

32分 関東学院大 瀧澤天

38分 関東学院大 德田佑真

【慶大出場選手】

ポジション

背番号 選手名(学部学年・出身高校)

GK

1 渡辺快(政4・慶應)

DF

2 三浦成貴(商4・浜松開誠館)

 

3 古金谷悠太(理4・日体大柏)

 

6 斎藤大雅(文4・立命館宇治/京都サンガF.C.U-18)

 

→ 41分 5 田形昂生(政4・慶應)

 

16 霜田晟那(理2・都立八王子東/FC町田ゼルビアユース)

 MF

8 小野翔大(経3・慶應)

 

→ 41分 30 堀ノ口瑛太(総1・神村学園)

 

11 梅野真生(総3・成蹊高/横河武蔵野FC U-18)

 

→ 62分 7 朔浩太朗(理4・学習院高等科)

 

13 三浦大其 (経3・慶應)

 

23 山本凉(法2・桐蔭学園)

 

26 鈴木義仁(政3・帝京長岡)

 

→ 80分 22 尾形祐輔(文2・興國)

FW

9 オノノジュ慶吏(政2・前橋育英)

 

→ 58分 19 岡田由祐(商4・駒大高)

前節から中3日という日程の中、スタメンの変更は2人。右サイドバックには霜田晟那(理2・都立八王子東/FC町田ゼルビアユース)が3試合ぶりに先発し、センターバックには古金谷悠太(理4・日本体育大学柏高)が今季初先発となった。

初スタメンの古金谷

試合開始直後から関東学院大の狙いは一貫していた。慶大の最大の特長であるビルドアップをハイプレスで阻害し、ボールを奪ってからのショートカウンターで攻め切るというゲームプランを持っていた。対する慶大はこの試合もGK渡辺快(政4・慶應)も絡めたショートパス主体のサッカーを志向。争点がはっきりとした勝負になる。先にチャンスを作ったのは慶大。6分、GKからのパスが今季好調の三浦大其(経3・慶應)まで渡ると、三浦大はハーフウェイラインから一気にペナルティエリアまで侵入しクロスを送る。オノノジュ慶吏(法2・前橋育英)のシュートはうまくミートしなかったが、GKからのボール保持で先に成果を出してみせた。しかし、よりプランが成功していたのは関東学院大。慶大GK渡辺までプレスをかけることで自由を奪い、サイドバックへのパスを関東大のサイドハーフがカットして攻撃に繋げる形は多くみられた。苦しい戦況が続く中で古金谷、斎藤大雅(文4・立命館宇治/京都サンガF.C.U-18)の両センターバックを中心に集中した対応で凌いでいた慶大だったが、徐々に相手に蹴らせていたロングボールの回収でも後手を踏むようになり、さらにはビルドアップがうまくいかないことから徐々に関東学院大がボールを保持しながらの前進もできるようになっていくと、21分、右サイド深くまで侵入を許すと、一度は押し返すも、左サイドへの展開を許すとクロスを右の大外から駆け上がってきた選手にボレーで叩き込まれ失点。我慢が続く展開の中で、先制点を与えてしまったことは痛恨だった。すると直後の24分、先述したGKからサイドバックへのパスを狙い撃ちにされる形からスルーパスを許すと、抜け出した選手を倒してしまいPK献上。このPKを冷静に右隅に流し込まれ、2失点目。さらに32分にはGKからセンターバックへつけるパスをカットされると、GKをかわして無人のゴールへ流し込み3失点目。3失点目のあと、ピッチ上では慶大イレブンが円陣を組み、巻き返しを図る。すると35分、相手のクロスを霜田がカットしたところから攻撃を開始。右サイドで三浦大がボールを受けると、オノノジュへスルーパスを送り、GKとの一対一に持ち込む。しかしシュートはGKの足に阻まれ得点ならず。決定機を逃してしまう。すると直後の38分、自陣から前線へ蹴ろうとしたボールが相手選手にブロックされると、そのボールを拾おうとした相手選手をペナルティエリア内で倒してしまい今日2つ目のPKを献上。今度はコースを読んでボールに触った渡辺だったが、わずかに相手のキックの球威が上回り、ボールはゴールイン。先制を許してから20分もしないうちに、4点を追う展開となってしまった。ここで慶大ベンチは動く。2つのPK献上など苦しい対応が続いていた斎藤に変わって今日はスタメンを外れていた田形昂生(政4・慶應)、中盤の底であるアンカーを務めていた小野翔大(経3・慶應)に変わって出場停止明けの堀ノ口瑛太(総1・神村学園)を同時投入。キャプテン・三浦成貴(商4・浜松開誠館)がCBに回り、前半のうちから巻き返しを図った。

期待の新星、堀ノ口を投入

代わって入った堀ノ口は前半から躍動。積極的な動きからボール奪取に成功するなど、守備面でまずは成果を出すと、後半に入ってからはフィードからチャンスメイクに繋げるなど、見事なプレーを披露。城西大戦では交代直後に退場処分を受けてしてしまいあまりプレーする機会がなかった中で、今季最長となる50分ほどのプレーで規格外の1年生であることを示してみせた。終了間際は巻き返した慶大だったが、決定機を生み出すには至らず。前半は0−4で折り返す。大きな4点差を追いつき、逆転を目指すにはなるべく早い時間から1点ずつ返す必要がある中で迎えた後半、慶大は積極的に攻める。まずは47分、堀ノ口のフィードを受けた三浦大のシュートは枠に飛ぶもGKに阻まれる。さらに52分には連続でコーナーキックを獲得。三浦大のキックは跳ね返されるが、こぼれ球を再び三浦大が拾ってクロスを上げると、飛び込んだのは梅野真生(総3・成蹊高/横河武蔵野FC U-18)。今季全試合にスタメン出場している梅野のヘッドは惜しくも枠外へ。ゴールとはならなかったものの前半は少なかったチャンスを立て続けに作った。

梅野はアグレッシブな姿勢を見せる

反撃の1点が早く欲しい慶大は、58分に岡田由祐(商4・駒大高)、62分に朔浩太朗(理4・学習院高等科)と前線の選手を連続投入し攻め立てる。65分、鈴木義仁(政3・帝京長岡)が三浦大にパスを出すと股を抜く技アリのリターンパスでのワンツーから中央へ折り返すも惜しくも朔には合わず。さらに69分には左サイドからエリア内深くまで侵入した田形の折り返しを三浦大が合わせて決定機を作るもシュートは枠外へ。1点が遠い時間帯が続く。75分には三浦大の突破からエリア内でこぼれ球を受けた岡田がシュートを放つも相手GKにキャッチされ得点とはならず。今季初出場となった岡田は得点やアシストという数字にはつながらなかったが、快速を活かしたプレスから相手へ脅威を与え、後半の慶大が押し込むフェーズの継続に貢献していた。慶大は80分、尾形祐輔(文2・興國)を最後の交代カードとして投入。ピッチ上の11人に反撃への希望を託すことになる。83分には岡田のボール奪取からカウンター。最後は山本凉(法2・桐蔭学園)がシュートを放つも相手ディフェンスのブロックに阻まれる。山本凉は直後の88分にも三浦大の突破から右足で狙い澄ましたシュートを放つもGKにセーブされ得点を奪うことはできず。90分には尾形がポストに直撃するシュートを放つも、最後までゴールネットを揺らすには至らなかった慶大は、0−4で敗戦。痛い連敗となった。

途中出場からチャンスを作った尾形

たくさんの反省点が出てくる試合だったが、後半見せた意地や気迫は結果に繋がらなかったとはいえ無駄になるものではないはずである。すぐに試合がやってくるGWの連戦、この負けを価値ある負けにし、「一部復帰へのターニングポイントだった」と語れるようにするためにも、残りの2試合で勝利という結果を掴み取りたいところだ。

(取材:首頭千紘、塩田隆貴、柄澤晃希)

【選手インタビュー】

◇堀ノ口瑛太(総1・神村学園)

――0−4という悔しい結果になったが、率直にゲームを振り返って
チームとして前半から悪い流れ、相手に飲まれる流れで失点してしまって、自分が入ってからどうにか巻き返そうと思ったんですけど、1点も取れずに不甲斐ない試合にしてしまったなと思います。
――4点ビハインドの前半40分すぎに投入されたが、そういう状況の中で監督からはどのような指示があったか
ボランチのところであまり守備に行けていなかったので、自分が入って潰しに行くことを言われました
――得点にこそつながらなかったが、ボールを刈り取る部分やフィードからのチャンスメイクなど、いいプレーも随所に見られたが、自身のプレーを振り返って
守備というところとロングボールというところは高校時代からも自分の武器でもあったので今日の試合も何回か出せたのはよかったですが、まだまだミスもありましたし潰せないところもあったので、そこは成長していく必要があると思います。
――今シーズンにどのような目標をもっているか
チームの目標である一部奪還というのはもちろんそうですし、個人としてはもっと試合に出てスタメンを勝ち取れるくらい成長したいと思います。
――水曜日の立正大学戦へ向けての意気込みを
次の試合は前半から勢いを持って行って、慶應が4−0以上で勝てるようにしたいと思います。

 

◇山本凉(法2・桐蔭学園)

――今日の試合を振り返って
前回の立教戦で負けて、今日は絶対に連敗はなく、ここから勢いをつけて行くぞという試合で、こういった0―4、前半は特に何もできなくて、見ている人に申し訳ないなという気持ちです。

――相手のダブルボランチに対する前半の守備
4―2―3―1の形で、自分とオノノジュ慶吏がセンターバックに対して蹴らせる守備をしていたのですが、蹴らせても拾えなかったことや、中途半端に出てしまったことがあれだけ押し込まれてしまった要因の一つかなと思います。

――2点目を取られた後に、中町監督が指を2本立てて指示を送っていた
元々4―2―3―1だったのですが、そこからいつもの4―1―4―1の形で前からかけていくぞという意味だったと思います。

――後半は自身のシュートも含め、惜しいシーンがあった
前半に中町監督から、「もうシステムとかじゃなくて、多少ぐちゃぐちゃになってでも気迫見せて押し込んでこい」という支持があって、結果これだけ押し込んでいたのにも関わらず1点も取れなかった、自分がシュートを決めきれなかったことには責任を感じています。とは言っても立正大学戦(関東学院大戦の3日後)がすぐにあるので、また調整して次は絶対勝たないといけないなと思います。

――中2日となるが、どんな調整をしたいか
総力戦になると思うので、今出ていない選手も出場機会があると思うのですが、自分に出場するチャンスがあれば必ずそこでは期待に応えて結果を出したいと思います。

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