都心を離れ茨城は水戸、ケーズデンキスタジアムで関東大学対抗戦第4戦、対筑波大戦が行われた。結果は19-15で、点数だけを見れば薄氷の勝利となったが、選手たちにとっては、点数以上に手ごたえを感じる、今季一番の勝利となった。
2010/10/24(日)関東大学対抗戦A対筑波大@ケーズスタジアム水戸
得点 | ||||
慶大 | チーム | 筑波大 | ||
前半 | 後半 | VS | 前半 | 後半 |
2 | 1 | T | 1 | 1 |
1 | 1 | G | 1 | 0 |
0 | 0 | PG | 1 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
12 | 7 | 小計 | 10 | 5 |
19 | 合計 | 15 |
【得点】慶大のみ
T=三木、小川、古岡
G=和田2
慶大選手 | ||
ポジション | 名前(学部学年) | 交代選手 |
1.PR | 土岐 昇平(総4) | →17.半田 恭平(経4) |
2.HO | 髙橋 浩平(経3) | |
3.PR | 古田 哲也(環3) | |
4.LO | 栗原 大介(総3) | |
5.LO | 村田 毅(環4) | |
6.FL | 柴田 翼(環4) | |
7.FL | 阿井 宏太郎(環4) | |
8.NO8 | 立石 真也(総4) | |
9.SH | 古岡 承勲(経4) | →20.小斉平 聖人(商4) |
10.SO | 和田 拓(政4) | |
11.WTB | 三木 貴史(経4) | |
12.CTB | 仲宗根 健太(総3) | |
13.CTB | 落合 陽輔(経4) | |
14.WTB | 児玉 健太郎(環1) | |
15.FB | 小川 優輔(環3) | |
16.RE | 渡辺 祐吉(経2) | |
18.RE | 髙橋 立寛(環4) | |
19.RE | 明本 大樹(総3) | |
21.RE | 岩淵 功太郎(法3) | |
22.RE | 小林 俊雄(経4) |
今年の筑波大は早大、帝大に負けてはいるもののいずれも接戦を展開しており、非常に評価は高い。この筑波大に対しどのような試合をすることができるのか、これから強豪との試合が続く慶大にとって一つの試金石となる試合となった。
前半慶大のキックオフで試合が始まると、最初にチャンスをつかんだのは慶大。開始4分、敵陣に攻め込み絶好の位置でペナルティを得るがPGは狙わず、ラインアウトからトライをねらうもゴール前のラックでターンオーバ―されてしまう。惜しいチャンスを逃し、中盤での攻防が続き点の入らない展開が続くのかと思われた矢先、試合は突然動いた。前半11分、SO和田(政4)が中央右から左裏へのキックパス。走りこんだWTB三木(経4)が相手に競り勝ちボールを奪うとそのまま左隅へ、先制のトライを挙げる。
しかし、その後は筑波のペースとなり、この日自陣セットプレーからのキックを任せられていたWTB児玉(環1)のキックがチャージされるなど危ない場面が続く。すると19分に相手にペナルティを与えてしまい、PGを決められ試合は5-3とほぼ振り出しに戻る。その後慶大がボールをもてど、筑波大の前に出るタックルがささり、思ったようにボールを回すことができない。それでも、キックゲームで競り勝ち陣地を獲得していくと、前半29分、慶大の強みであるラインアウトからボールをつなぎ、FB小川(環3)が相手を抜き去り右中間へトライ。和田のキックも決まり12-3とする。慶大はその後すぐに相手のノックオンからチャンスを得るも生かせず、逆に39分、相手のロングキックから自陣奥に入り込まれると、最後は相手Fwdの圧力でディフェンスが中央に集まってしまったところで外に振られトライを決められ12-10とされる。
さらにその直後、慶大は筑波大に中央の絶好の位置でペナルティを与えてしまうが、筑波大はこのPGを外してしまい、なんとか慶大はリードしたまま前半を終えた。
後半、早く追加点の欲しい慶大に、思わぬチャンスがやってくる。後半4分、筑波大選手がラックでのファウルプレーでシンビンをもらい、慶大は数的有利に立つ。その後攻め立てる慶大は、惜しいプレーは続くものの、トライまで結び付けることができない。結局相手が15人に戻るまでにトライを挙げることができなかった。その後も惜しいところでノックオンを犯すなど「もったいない」展開が続くが、この状況もまた突然動いた。後半23分、筑波大陣10メートルライン付近での筑波大のキックをSH古岡(経4)がチャージ。後ろに転がるボールを古岡が全力で走る状態から上手く拾い上げ、そのまま一人で走り切り中央へトライ。古岡へ駆け寄る選手たちの喜び様が、それまでのトライを挙げることのできない展開がいかに苦しかったかを物語っていた。その後、時間も迫り焦る筑波大は雑なプレーが、目立つようになり、点数こそ動かないものの安心してみていられる展開となった。しかし、それでも後半終了間際、なんとか守り切りたい慶大だったが筑波大に意地のトライを奪われてしまい、19-15でノーサイドを迎えた。
この試合で勝敗を分けたのはやはり「準備の差」(林監督)だったように思われる。個人一人ひとりの突破力という部分では、筑波大は慶大に決して劣ってはいなかった。しかし慶大はキックゲームを展開することで、筑波大に慶大陣でプレーをすることを許さず筑波大の強みを消し、逆に相手陣でのアタックでは慶大の強みであるセットプレーからいくつものチャンスを作り出した。試合後、「自分たちが準備してきたことができた」(選手多数)選手たちの顔には、今季の試合で初めて満足の笑みが浮かんでいた。強豪との試合が続く前のこの試合、慶大は確かな手ごたえをつかんだ。これからはさらに厳しい戦いが予想されるが、一つ一つしっかりと準備をして、勝利を収めていってほしい。
By Tatsuya Hayakawa
監督・選手のコメント
林監督
(今日の総括)予想していた通りの展開になったので、とても落ち着いて試合を見て今いました。(相手の前半最後のPGが決まっていたら違う展開になったのでは)いろいろなところで、チャージのラッキーなトライがあったりだとか色々したんですけど、自分たちがこういうラグビーで筑波に対して戦おうっていうのをしっかり持ち続けて戦うってのが大切だと思うんですね。その中で、いつもラグビーの試合は人生と一緒で山あり谷あり、いろんなことが起こると選手に言ってるんですけど、それは両方のチームに起こるんですよね。その中で、予期せぬものは予期せぬものとして、惑わされずにしっかり自分たちの歩みを歩めるか。そういうとこで今日はしっかり歩めていたのでそれがすごいよかったなと。勝ち負けというより、2週間準備してきて、その準備したことがすごく発揮されていたので、そういう意味ではすごい満足しています。(対策としては)キックゲームをしかけました。長いキックを使って。また、ラインアウト、スクラムからしっかりアタックも形をもってできたので。準備がしっかりできたのがよかったかなと。前日もキックオフの時間にここにきて、太陽や風を感じながら入念にチェックしました。4チームとも来てよかったのですが、うち以外は来なかったですから。そういう意味で、しっかり準備して、選手たちはそれを遂行したという感じですね。(準備の差が勝敗の差と言えるか)そう言えると思います。筑波強いですからね。こちらとしては準備を十分したのは良かったと思います。(選手も満足しているコメントが多かったですが)ぜったいそうだと思いますよ。今日はいいラグビーしましたよ。やってることが行き当たりばったりじゃなくて、準備したことができたので、それは大きいですよね。(明大戦に関して)タイプが違うチームなので、自分たちの長所を生かして。大きくて重いチームは走れない。小さくて軽いチームは走れる。それぞれ長所短所がちゃんとありますので。大きさで勝負は決まらないのでね。小さくて軽い良さを十分に活かしてね。今日もやったように展開するラグビーをやっていきたいですね。ずっとそれでやってきましたからね。明治どうこうより自分たちのラグビーをやりたいですね。
和田ゲームキャプテン
(試合を振り返って)今日は慶應のラグビーを80分間、電光掲示板の時計を見ずにプレーしようってことをフォーカスしていたんですけど、みんなでコミュニケーションをとりながら、まとまって試合できたかなという印象があります。(自身のプレーは)勝てたので。SOはそういうポジションだと思うので、勝てて良かったです。(キックが機転となるシーンがあったが)今日のプランの中に、キックは入っていたので、それに意識していました。まだまだというところはたくさんありますけど、そこが機転となったので良かったと思います。(ハーフタイムにどのような指示を受けたのか)まず、陣地を相手は取りに来ているので、僕らがその陣地を取れれば全く問題ないということですね。ディフェンスがああなることも予想はできていたので、自分たちのディフェンスを信じてプレーしようという話はしていました。(今日の課題は)自分たちがアタックしているときに、繋ごうとして相手ボールになったり、自分たちの反則で相手ボールになったりしているので、僕たちが攻めている時間に危ないターンオーバーがあるので、しっかりボールを保持してもっと良いアタックが出来ると思うので日吉で練習していきたいですね。(次戦に向けて)何より、次に全勝で臨めるのが凄く嬉しいので、今日出た課題はたくさんあるんですけど、このまま勢いでいって、明治は強いですけどこのまま倒せたらなと思います。土岐
(振り返って)みんなコンセントレートしてて、自分たち一人ひとりが自分のプレーをできてたと思うが、僕としては個人的には至らないところがあって、これから本腰入れてスクラムとかいっぱい落ちてしまったので修正したい。(タックルについて)モールを作ってくる相手がこれから先に多く当たると思うが、そういう立っておこうという相手にタックル対してもう少し強いタックルをしたいと思う。(モール対策について)1人目が低くというコンセプトでうちはやっていたが、まだまだ帝京などそういう風にモールを組んでくるので低く強く(タックルに)行きたいなと思う。(今日フォーカスした点は)自分たちのラグビーをやるということが一番だった。(筑波大に勝った点は)掲示板を見ないで、一人ひとりが前を向いて今のプレーに集中して、15人の意識が一つになって勝てたと思う。(明大戦に向けて)今日は自分としてはあまりよくなかったので、出れるように日頃から頑張っていこうと思う。髙橋浩
(振り返って)いいディフェンスといいアタックができたいい試合だったと思う。(FW戦について)相手FWがラックサイドにモールをよく作ってくるので、前半ちょっと作られたが、後半はそこを攻撃の起点にしてたので、モールを作らせないようにというのが意識できてて、モールをあまり作らせなかったのがよかったと思います。(ラインアウトについて)1回だけミスしてしまったが、それ以外は大丈夫だったので、引き続きいい形でいければなと思う。(タックルについて)タックルは1人目は低く行って、2人目でしっかり倒すというのができてたと思うのでそこがよかった。(筑波戦に向けてフォーカスした点は)自分たちのラグビーをしようということで、相手にトライを取られても関係なく、電光掲示板も見ないで時間も何も気にしないで自分たちのラグビーをしっかり楽しもうということで、結果的に3トライ取れて勝てたので、自分たちのラグビーができたと思う。(スクラムについて)うちの1番と相手の3番で落ちているというかそういうところがあったので、そこのところはこれから先大きな相手になってくるので、落ちないように普段の練習からしっかりしていくべきだと思うが、そんなに押されてなかったので引き続き早いフッキングでプレッシャーを受けないうちに球を出そうとしっかりやっていきたい。(半田選手が入ってスクラムが安定したか)そうですね。やっぱり安定感があるので、あの人は落ちないのでよかったと思う。(筑波大に勝った点は)自分たちのプレーに集中してたというところで、筑波より上だったと。あとラインアウトは勝ってたと思う。(次戦・明大戦に向けて)自分たちのラグビーをするだけなので、相手が重いとか強いとかそういうのは関係なく自分たちのラグビーを楽しめるように、それで勝てればすごくいいと思うので、でも絶対勝ちたいのでそこは譲らないように次の試合に向けてしっかり準備したい。古田
(試合を振り返って)スクラムやセットプレーはけっこう安定できたので、セットプレーからの攻撃は練習通りできたと思います。(試合前のゲームフォーカスは)慶應のラグビーをしようと。練習通りサインプレーやセットプレーを安定させて練習通り出し切ろうということをフォーカスしてやりました。(その部分を評価すると)試合中にミスが起きても冷静に対応できましたし、慶應らしいラグビーができたと思います。(筑波のスクラムについて)ビデオで分析していてもスクラムのつっかけの部分、出るところで速く出れば勝てると思っていたので、満点ではないですけど割とできていたと思います。(コラプシングを取られるシーンがあったが)コラプシングは僕たちの課題でもあるんですけど、少しでも自分たちのスクラムができなかったり、気を抜いてしまうと落としているとレフェリーに見られてしまう可能性があるので、注意してこれからの課題としてやっていきたいと思います。(自身の出来は)今日の僕の目標がノーペナルティでそれは達成できたんですけど、次からはノーペナルティをしつつ、もっと良いプレーをしていきたいですね。(チーム全体の課題は)今日はFwdだけど言うとポイント周辺のディフェンスが甘かったのでFwdはそのあたりが課題だと思います。(これからは強豪との戦いが続くが展望は)全ての試合で小さい自分たちが早い展開の自分たちのラグビーができれば大きい相手にも勝てると思うのでこれからも自分たちのラグビーを試合で出すだけです。(明大戦に)明治はスクラムが強いのでスクラム、セットプレーの安定をして、相手より走れることを証明して走り勝ちたいと思います。
栗原
(試合を振り返って)チームの中で僕が一番ペナルティが多かったんで、ノーペナルティを掲げている中でチームに勢い付けられなかったのは自分にも非があるのかなと思って反省しています。(ゲームフォーカスは)電光掲示板や得点版を見ないで、時間とか得点差を気にせず自分たちのラグビーをすることが僕たちのゲームフォーカスだったので、そういった意味ではみんな自分たちのラグビーに集中していたのかなと思いますけど、筑波のプレッシャーも受けてうまくゲーム運びはできなかったですね。(ラインアウトからのアタックは)ラインアウト自体の成功率も良くて、その点に関してはうまくできていると思います。これからも改良を加えてもっとトライを取る形にしていくのが僕たちのやるべきことだと思います。(自身の出来は)ペナルティもあって、タックルもちょいちょい外していたので全然良くなかったというのが正直なところです。(チャージでミスキックを誘ってたが)自分自身ビックゲインとかができないので、そういう地道なところで頑張ろうかなという気持ちの表れだと思います。(敵陣でプレー)ポイントを作らないで変につなごうという意識が(前戦から)まだあるので、ハンドリングミスであったり、相手にディフェンスで前に出られた部分があるので、そこはしっかり作るところは作って良い流れを作って、ブレイクダウンで良いボール出しができるようにこれから頑張っていきたいと思います。(強豪との戦いが続くが展望は)自分たちの形が見えてきているので、そんなに気負いしないで自分たちのやるラグビーをして勝っていきたいと思います。(明大戦に向けて)相手がFwdチームなので僕らFwdが頑張って、ブレイクダウンなら僕らが勝てると思うのでセットプレーを安定させて、ブレイクダウンを今日よりも前回よりも良い球出しをしてBksに良い球が出ればいいなと思います。
村田
(試合を振り返って)相手に関係なく自分たちのラグビーをしようと臨んだので、それが少しは実現できたんじゃないかと思います。(ゲームフォーカスは)点数を気にせず、目の前のプレーだけに集中することでした。(ラインアウトからのアタックについて)自分たちで分析してみてもラインアウトからのトライが多いという結果が出て、そこを重点的に練習を積んできたのでそこからトライが生まれたんだと思います。(Fwd戦について)モールで押されてしまった部分があったので、次の明治もそこを突いてくると思うのでそこを修正していきたいと思います。(自身の出来は)まだまだ、もっと走れた部分があったと思うので、まだまだです。(敵陣でプレーする時間が長い中、取りきれていなかった印象があったが)ラインシェイプが自分たちでできていないという感じで、そこをもっと練習していきたいです。(これから強豪との戦いが)どこの大学も筑波さんと良い勝負をしているということで、今日の試合を少しは自信にしつつも、僕らはまだチャンピオンじゃないので、チャレンジ精神を忘れずにやっていきたいと思います。(明大戦に向けて)明治戦ではもっともっと慶應は走るのでそれに向けて準備していきたいと思います。
柴田
(振り返って)相手は3連敗しているという状況だったが、どれも強い相手に接戦で負けている相手だったので、自分たちがその中で何ができるかといろいろ考えた上でつかめた勝利だったので、今までの勝利の中でも嬉しい勝利だった。(前半について)前後半通じて電光掲示板を見ないで自分たちのラグビーに集中しようということで、ミスもあったが、それもプラスに考えて、ミスをしても次のプレー次のプレーと考えて、自分たちのラグビーができたと思う。(ブレイクダウンについて)相手がラックサイドでモールを作ろうとしていたので、前半ちょっとモールを作られたが、後半はそれを修正してモールを作らせなかったので、そこは修正できたと思う。(タックルについて)前の立教戦とかタックルがあまりよくなかったが、個人的には今回は低く入れたのでよかった。チームとしてもすごい後半とか修正できたのでよかったと思う。(後半について)相手がモールを作ってきたので、それを作らせないことと、電光掲示板を見ないで自分たちのラグビーに集中するということで、ミスもそうなかったのでよかったと思う。(筑波大に勝った点は)相手も同じだと思うが、勝ちたいと思う気持ちが筑波より勝ったので勝てたんじゃないかなと思う。(慶明戦向けて)相手はでかくて、慶應は小さいが、でかい相手というラグビーが一人ひとりに感動を与えると思うので、明治は恰好の相手だと思うので、次も勝てるように日吉に帰って頑張りたい。阿井
(試合を振り返って)結果的に4点差で勝って、僕の地元である茨城で試合をして、凄く慣れ親しんだ場所なので、そういうところで筑波というとても良い相手に勝てて良かったです。(自身のプレーについて)結果、良い部分もあったんですけど、反則もありましたし、まだ1対1で良いアタックも出来ていないので、まだまだですね。(試合前にフォーカスした点)いつも通り、低く速くサポートして、ブレイクダウンも低くプレーしていくことを考えていました。(Fwd戦全体として)前半は相手に嫌なモールを組まれて、プレッシャーをかけられたんですけど、後半になってそういうところをしっかりラックで返せるようになって、最後は相手に運動量で勝ってプレーできたのではないかと思います。良い勝負だったと思います。(トライを決め切れなかったシーンもあったが)相手も凄くプレッシャーをかけてきたので、全てが上手くいくとは限らないので、それでも少しでも可能性を上げられるように、ミスがあったのは反省して日吉でしっかり練習したいです。(次戦に向けて)もちろん勝利したいです。対抗戦トップ通過というのを目標にしているので、しっかり明治に勝って、その後も全勝したいです。立石
(今日の試合を振り返って)ペナルティが多かったんですけど、気にせずに自分たちのプレーが少しは出来たんでよかったと思います。(強豪校相手に善戦してきた筑波大相手だったが)勝っても負けてもいいぐらいの勢いでいこうと監督に言われていた。リラックスしていい雰囲気で出来ました。(今日フォーカスしていた点)自分たちのプレーに徹するというのと後は得点盤を見ないで自分たちのラグビーだけをやろうとしていました。(8アタックの出来は)悪くはなかったと思うんですけど、抜けきれなかったんでベストではなかったです。(アタックも継続出来ていた)アタックの面はミスが少なかったのでテンポが出てよかったと思います。(次の試合に向けて)明大は重いので、自分たちの強みであるランプレーで行きたいと思います古岡
(今日の試合を振り返って)強くなってきた筑波大相手にどう戦うかといった時に、慶大の売りはディフェンスなんでそこから入っていこうと。オフェンスでは3トライ取って3トライ取れば、うちが3トライ以上取られることはないと思っていた。プラン通りにいって、最後の1トライはいらなかったですが、2本に抑えて勝利することが出来た。(今日フォーカスしていた点はディフェンスか)僕自身もディフェンスだけはどこのハーフにも負けないという自身を持ってやっています。また慶大はディフェンスのチームなので、ディフェンス、タックルだけは負けないようにフォーカスしていました。(慶大がディフェンス突破されなかった)うちの選手はタックルがいい選手が多い。1人だけではなく1人が抜かれたとしても次にいる選手がフォローでタックルするという意欲的な部分では敵に負けないようにやっていた。(自身のプレーについて)前半はよかったですが、後半はミスが出てしまった。そこを修正していきたいなと思っていました(中盤で継続しながらアタックを仕掛けられていたが)慶大はBksが売りですので、僕が球だしさえ出来れば後はBksがそれなりにゲインもしてくれるし、Fwdも相手より走れる。僕のところでミスが起きないように修正していたのが前半はよかったと思います。後半も最初はよかったんですが、最後ゲインしたときにミスが出てしまったので、明大戦までに修正していかなければならないです。(トライについて)その前に自分のミスがありまして、その分は何としても返さなければならなかった。自分の売りであるタックルで相手の14番を止められないということもあって、何とか取り返したいというところがあった。たまたまチャージ出来る場面があっただけ。(明大戦に向けて)明大は強いですけれど、またさらに自分のディフェンスや球捌きを磨いていく。接戦になると思うが今より更に点を取られないようにタックル、ディフェンスして勝っていきたいです。三木
(今日の試合を振り返って)最後までどっちが勝つかわからない試合で疲れました。(強豪校相手に互角の試合をしてきた筑波大相手だったが)結構監督が分析してくれて、全体的にそれ通りに対応できた。そのことが今日の結果に繋がった。(個人としてフォーカスしていた点)対面が前の試合で調子がよい彦坂選手だった。ノッている選手は怖いということがあるので、気合いを入れていた。前半はやられていた部分もあるんですが、完全に抜かれるシーンはなく何とかなったと思います。(1本目のトライについて)空中にあるボールを取れたトライだった。和田のキックの精度がすごいなと思った。ラッキーだったと思います(ディフェンスラインも統率されていたが)後半の苦しい時間帯に見られたことが、チームとして確実に相手を追い込まなければならない時にラックのそばを抜かれて大きくゲインされてしまった。自分としては前半に主に見られたこととして、裏を蹴られて陣地を取られてしまうシーンが何度かあって(自分が)狙われていた。個人としては敵陣のディフェンスと裏のカバー(を意識していた)。(タックルしてからの起き上がりについて)その辺りは(個人の)やる気次第だと思います。(次の試合に向けて)(慶大は)いい形でいて、明大も例年よりも調子がよく全勝対決になるので、これから練習を積んで明大よりもいい試合をして勝ちたいなと思っています仲宗根
(筑波は)強いですが、ナチュラルにというか慶應らしいラグビーをしようとは話していたんですけど、前半後半、練習通りというか。地域の取り方だったり、攻め方とか、そのまま出来たので、焦りとかはなく、自然にプレーできたというか。(個人としては)自分らしいプレー、前に出るプレーをしようとしていたんですけど、なかなかあまりボールをもらう機会がなくて、今日はディフェンスが多かったですね。(明治戦に関して)後1週間しかないんですけど、慶應らしいラグビーをすれば勝てると思うので、大きい相手に勝つのは慶應得意なので頑張りたいと思います。
落合
筑波を想定した練習もしていたんですけど、プラン通りに進められた部分が沢山あって、特に変な焦りとかはなかったんですけど、リズムに乗り切れないのは自分たちのミスが原因であって、やっぱり慶應のラグビーに集中することが重要だなとまた思わされた試合でした。今日はまず慶大のラグビーをしようということで、とりあえず3トライをとることに集中しようと。ミスをしても焦らず、堂々とプレーしようと。でも試合中それぞれ焦ってしまう場面もあって、ちょっとチグハグな場面もあって、もっと落ち着いてプレーしないといけないなと思いましたね。(自分のプレーに関して)絶対負けられない試合だったので、ディフェンスは集中して、タックルはまあまあいけたかなと思うんですけど。相手の速いでだしでオフェンス面でミスが出てしまい、なにも出来なかったので、オフェンスでもっと活躍しないとだめだなと強く思います。(明治戦に関して)出場するためにも練習を一生懸命頑張って、出れた場合は自分のアピールもしたいですし、絶対負けられない戦いなんで、必死にやるだけですね。
児玉
(試合を振り返って)今日はキックミスが多かったのと、取れそうなトライを決め切れなかったことが良くなかったなと思います。(自身のプレーは)良いプレーもあったが、それ以上に悪いプレーのほうが多かったので、反省のほうが多いゲームだったと思います。(試合前にフォーカスした点は)ロングキックと、ボールを持ったときのアタックですね。(効果的なキックもあったが)当たったキックは良かったんですけど、ミスキックが多すぎて、精度が低かったかなと思います。(良いゲインもあったが)やっぱり、WTBなのにトライを取れていなくて結果を残せていないので、あまり良くないです。(自身の課題は)キックの精度と得点力ですね。(次戦に向けて)チャンスを頂けるのであれば、全部チャレンジして、積極的にミスを恐れずにプレーしていきたいです。小川
今日は本当にプラン通り出来ましたね。サインプレーも練習通り、トライも取れたので良かったです。ラインアウトからずっとサインプレーをやってきていたので。(個人としては)最初はちょっと緊張してたんですけど、やってるうちに体も結構動いてたんで、全然いけるなって感じで、楽しくやれました。最近、全然キックが当たってなかったんで、しっかり当てることを意識してました。ちょっと最後ミスがあったんですけど、それまでは良かったと思います。(今日の点数は)ミスもあったんで、75から80点ですね。ちょっと高めな感じで。(トライに関して)ウイングが詰めてきたら外に渡そうと思ってたんですけど流れていったんで、自分でいける感じがしました。(トライをとる意識に関して)最近トライとるよりも、アシストする感じだったので。自分でもトライとりたいと思っていたので取れると嬉しいですね。(筑波大の感想)前半の最後とか、結構外に振られるのが怖かったり、キックパスとか怖かったんで、その辺は注意してました。想像していた通り、練習通り、プラン通りですね。(明治戦に関して)自分を起点にトライが取れれば良いと思ってるので、どんどんボールがあるところに顔を出していきたいですね。チームとしてはこれから考えていくところです。
半田
4年生としてチームが勝ててよかったです。(強敵相手に善戦してきた筑波大相手だったが)筑波大がやってくること、ラインアウトやスクラムをFwdで分析して、それ通り対応できたので、今日の勝利に繋がったと思います。(チームでフォーカスしていた点は)相手どうこうと言うよりも慶大のプレーをやる。低いタックルだとかとにかく走り続けるだとか慶大らしいプレーをしようと思っていました(途中出場だが試合の流れに乗れたか)出ている選手と同じ気持ちで見ていたので大丈夫でした(スクラムの出来は)筑波大のスクラムを見ていて、明大や帝京大と互角に組んでいて強いなと思っていた。フォーカスとしては最初のスクラムの出、つっかけを集中してやりました。(次の)筑波大以上にスクラムなどのセットプレーが大事になると思うので、そこで貢献出来るように頑張りたいと思います小斉平
(振り返って)いい試合をしていたので、その中での出場だったので、勢いを殺さずにもっと慶應に勢いをつけるために特にミスに気をつけてやりました。(ブレイクダウンについて)あまり相手がブレイクダウンに人数をかけていなかったので、自分としても球は出しやすかった。(モール対策について)モールを組むことはわかっていたので、サイドアタックをしてくることを予想していたので、なるべく人数をかけずに止めようという練習はしていた。(今日はパスを回す展開だったと思うが)筑波はすごいキックを蹴ってくるチームなので、キックを蹴られたらしっかり下がって、全員で攻撃しようということは練習でやっていた。(今日フォーカスした点は)得点板を見ずに自分たちのラグビーに集中しようということで、みんなやっていたので、みんな自分のプレーに集中できていてよかったかなと思う。(フォーカスしたところの達成度については)最後も一つひとつのプレーに集中していて、あまり集中の切れたコールも聞こえなかったので、前半外から見ててもそうだったし、自分が入ってからもみんな集中してていい状態だなという感じだった。(筑波大に勝った点は)後半筑波もバテてきてたので、運動量という意味ではすごくよかったんじゃないかなと思う。(次戦・明大戦に向けて)明治と慶應というのは全然体格も違うし、チームの売りも全然違うが、慶應らしさを出して、慶應らしく戦えば勝てると思うので、慶應らしく次も頑張りたいと思います。
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