【ラグビー】明大相手に大差での完敗 Jr.選手権

完封負けにうなだれる慶大フィフティーン

   試合終了の合図が鳴り響くと、慶大の選手たちは皆肩を落とした。2勝1敗1分で迎えたJr.選手権第5戦。明大との一戦となったこの試合は、終始相手のペースにのまれる試合展開となり、0-45と大差をつけられての完敗。相手の大型Fwdに対し、「ボールを動かしてアタックする」慶大の攻撃スタイルを全く発揮できない試合となった。 

 関東大学Jr.選手権2010/11/14 13:00 K.O VS明大   

@明大八幡山グラウンド 

得点 
慶大  チーム  明大 
前半  後半  VS  前半  後半 
2  5 
0  1  4 
0  0  PG  0 
0  DG  0  0 
小計  12  33 
合計  45
慶大選手        
ポジション 名前(学部学年) 交代選手  
1.PR 小田 基貴(商2) →17清水 直樹(理4)
2.HO 濱野 大(経4) →16中尾 廣太朗(環1)
3.PR 平野 裕馬(環2)  
4.LO 上田 元樹(経4)  
5.LO 熊倉 悠太(政3)  →18伊藤 悠(商3)
6.FL 高橋 立寛(環4)    
7.FL 安部 雄太郎(経2)  
8.NO8 佐藤 大朗(総2)    
9.SH 小斉平 聖人(商4) →20猪狩 有智(経1)
10.SO 宮川 尚之(環1)    
11.WTB 原田 大輔(総4)    
12.CTB 仲宗根 健太(総3)  
13.CTB 岩淵 功太郎(法3)    
14.WTB 金本 智弘(理4)    
15.FB 山城 鉄平(経4)  

相手のタックルを振り切る宮川

相手のタックルを振り切りゲインする宮川

  試合序盤、蹴り合いで互いの様子をうかがいながら攻撃のチャンスを見計らう両チーム。徐々に右サイドでの攻防が多くなってくる中、前半12分にWTB金本(理4)が右サイドを鋭い突破でゲインすると、そのまま縦に自らへのキックパスを通し、トライを試みる。しかし、相手の低いタックルに阻まれ、先制することが出来ない。その後は「相手のペースでラグビーをしてしまった」(LO上田ゲームキャプテン・経4)と言うように、自陣で明大ボールのラックやスクラムが幾度となく続く苦しい展開となるも、慶大は粘り強いディフェンスで決定的なチャンスをつくらせない。だが、ついに試合の均衡が破られる。前半22分、右サイドを崩されると、スクラムからそのままモールで押し込まれ、先制を許してしまう。その後のゴールも落ち着いて決められ、スコアを0-7とされる。続く前半27分にも左サイドからモールで押し込まれ、0-12と点差を広げられてしまう。我慢の時間帯が続く中、金本の華麗なステップによる突破やSO宮川(環1)が見せた数人をかわしてのラインブレイクなど何度か良いシーンも見られたが、複数回のコラプシングによるFL高橋立(環4)のシンビンで数的不利となったこともあり、終盤は大きなチャンスをつくれず前半を0-12のまま折り返した。  

 「ペナルティでリズムを崩していた」(金沢コーチ)と言うように、不用意なペナルティによってなかなか自分たちのペースで試合を作れなかった前半の課題を踏まえ、臨んだ後半。体格で勝る大選手陣に対し、ボールをよく動かして「走り勝とう」(CTB岩淵・法3)とした慶大であったが、後半6分にモールから出たボールを受けた明大SHによって、技ありのトライをゴール左に決められてしまう。キックも決められ、劣勢のまま迎えた後半11分。自陣ゴール前で必死にディフェンスをするもトライを決められ、コンバージョンも落ち着いて決められてしまい、スコアを0-26とされてしまう。中盤以降は「ハイパントからボールをキャッチして攻めようとした」(CTB仲宗根・総3)と言うように、両チームともにキックでの攻防が続いた。後半24分にスクラムからモールトライを決められ、なんとか劣勢の戦況を打破したい慶大であったが、悪い流れを断ち切ることが出来ない。後半32分、またもや明大の大きな体格を生かしたモールトライを決められ、0-40とスコアを離されてしまう。「いつも(点を)取られるパターンであるモールやスクラム」(金沢コーチ)に対する修正は最後までできず、後半39分にはスクラムからそのまま押し込まれてトライを決められ、0-45で試合を終了した。  

 11月23日に控える対抗戦の早慶戦へ向けて、選手にとって最後のアピールの場ともなった今回の試合は、スクラムやモールなど明大の大型Fwdに終始力で押し負ける結果となってしまった。しかし、「ペナルティを減らすこと」、「ミスをしないこと」(CTB岩淵・法3)や「自分たちの修正能力を高めること」(金本)など、課題が明確になったのは今後に向けてむしろ好材料とも捉えられる。今日の試合はファーストフェーズ最終戦であったが、Jr.選手権準決勝となる次戦の相手は明大と同じく大型Fwdを擁する帝京大。この日見つかった課題をどのように修正してくるのかに期待したい。

By Yuki Kawashima

金沢コーチ 

(このような展開は予想していたか)こうならないようにしなくちゃいけないなと当然思っていたのですが、2戦目の帝京大戦のような感じになってしまいました。自陣やハーフラインあたりで慶應がペナルティをして、タッチキックでゴール前まで持っていかれてしまうという。いつも取られるパターンは、そういうスクラムとかモールだけなので。それは相変わらず修正できなかったなと思います。(大型Fwdに対する対策)モールのところも当然ありますし、いくつかは今日もやろうとはしていました。基本的には大きいチームはそんなに走れないので、ボールをよく動かしてアタックしていこうというのがありました。慶應のスタイルですね。(今日は実践できなかったのか)そうですね。ブレイクダウン もそんなに良くなくて、関東大戦でも姿勢が高いというのが反省点としてあったんですけど、何回もボールを持ち込んでその後にめくられてっていうのが今日も何回もあったので、本当はもっとボールを持ってアタックする時間を長くしたかったです。それができなかったのが残念だったなと思います。(ファーストフェーズを終えて成長した点)自分たちのアタックさえできれば、関東とか後半はやられましたけど早稲田とかでも、得点の取る能力はあると思うので、そういうところは良いと思います。質問の反対になってしまうのですが、大型Fwdに対する対策として真ん中でミスや反則をしないというのを挙げたんですけど、そこが改善できていないなというのが自分の中でフォーカスされています。(ファーストフェーズでチームが成長した点は)当たり前のことなんですけど、自分たちのアタックができれば得点をする能力があるのは良いと思います。関東戦にしても、早稲田戦にしても。ファーストフェーズで大型のFwdに対して反則をしない、ミスをしないとうところが改善されていないのが自分の中ではフォーカスされています。(初戦で大型Fwdを擁するチームに対して慶大らしいラグビーができていたが、今は課題となっていることについて)単純に明治、東海、帝京が大きな相手といっても、実際は少し違うと思うので。東海でできたからといって、明治、帝京にできるとは思わないんですけれども。明治、帝京でできなかったのは自分たちのミスを修正できないということですね。今日も自陣で後半も回そうとしてハンドリングミスがあったりとか。そういうところが帝京、明治ではできなかったと思います。帝京の時は自陣から抜け出すキックを取りにいかなくて帝京にキャッチされていたので、必ず競っていこうとして、そういうところでは競っていたので良かったと思います。ペナルティでリズムを崩していたという感じです。(チーム全体で強化するべきポイントは)モールディフェンスはもっとやっていかないといけないなと思います。明治は対抗戦から始まって、いろいろ(対策を)やっているんですけど、もっとやっていかないといけないなと思います。大きく強化するとしたらそこですね。あとはブレイクダウンがこの2試合あまりよくないので、低い姿勢で前に入っていかないといけないとは思っています。(帝京大戦に向けてのコメントを)当然、あと2回チャレンジしたいと思っているので、決勝まで。勝ちたいと思いますし、帝京はファーストフェーズの2試合目で1度やっているので、まずは同じ失敗をしないように選手に落とし込んでいきたいなと思います。それさえできればあとは自分たちのアタックをするだけなので。ボールをどんどん動かして競り勝つラグビーをしたいと思います。当然ですけど、勝ちたいと思います。

上田ゲームキャプテン

(今日の試合を振り返って)相手のペースでラグビーをしてしまった。そういう所は大きいので、もっと慶大のペースでやれればと思いました。(今日の敗因は)慶大のペースでやりたかったが、明大は大きいので、相手のペースでやられると辛いものがありました。相手のスクラムはあまり強くなかったが、自信を持って来られたので、特にラインアウトボールで負けてしまいました。(今日の試合は早慶戦に向けて最後のアピールの場となったが)元々今日の試合はセカンドフェーズに行けることはわかっていたので、チーム全体として早慶戦への最後のアピールの場として意識していました。その中で自分としてはタックルなど熱のあるプレーでアピールしたかったです。アピール出来たかどうかはあまり覚えてないので、後は首脳陣の判断を待つだけです。(次戦へ向けて)次戦も大きい相手だと思うので、慶大のペースで出来るように精度を高めてやっていきたいです。  

濱野

(厳しい試合になってしまったが)Fwdがやっぱり抜かれてしまったと思うので、Fwdで負けないで自分たちのペースに持ち込めればもっと違うゲームができたと思う。(モールで押されてしまったが)モールはテクニックの前に意欲だと思うので、相手に絶対負けないという意欲を持って、次もまた明治となるかもしれないですし、次は絶対負けないと思います。(スクラムについて)相手が平均で10kgから20kg重い中でマイボールは速くてするどいスクラムでマイボールはキープできたが、相手のボールでゆっくり体重をかけられるとやっぱりまだ厳しいというところがあったので、そこは改善していきたい。(ラインアウトでは一つチャンスでミスが出てしまったが)ラインアウトは全体的にはよかったと思うが、大事なところでミスが出てしまったというところが一番。他のところでもあの場面でミスが出たというのが一番大きかったと思うので、もっと練習からプレッシャーをかけてやっていきたい。(大量失点の原因は)敵陣でプレーできなかった、明治の得意とするところでしか勝負できなかったところが原因だと思う。(明大戦に向けてフォーカスした点は)やはり相手のFwdを走らせて疲れさせて、ボールを展開して自分たちの速い動き回すラグビーをずっと貫き続けることをフォーカスしていた。(今後に向けて)自分たちのやってきたことを信じてずっと続けていくだけだと思うので、まだまだ続くのでこれからも頑張っていきます。

 高橋立

(今日の試合を振り返って)相手の攻撃を受けてしまいましたね。(自身のプレーは)ペナルティを2つか3つほどしてしまったんですけど、反省すべき点と、自分の中でもタックルの良いイメージがついたので、良いイメージと悪いイメージが混ざり合っている感じです。収穫と反省すべき点がはっきりした試合でした。(早慶戦へのアピールはできたか)そうですね。まあやるべきことはできました。(前半に良いタックルもあったが)満足いくものではなかったんですけど、良いイメージを持つことが出来たかなと思います。(明大のFwdの印象)例年より、少し走れているイメージがあります。接点での判断が良かったと思います。(その対応は)それに全く対応ができないで、自分たちのペナルティを犯してしまい、こういう点差になったと思います。(今後に向けて)はっきり言って反省することばかりなので、次があるのでこの悔しさを次につなげたいなと思います。 

佐藤  

(今日の試合を振り返って)今日は慶大のラグビーが出来ていなかったということに尽きます。(フォーカスしていた点は)相手が大きくて走れないということはわかっていたので、慶大のペースで持っていこうと。前半からボールを回して相手を疲れさせて後半で勝負するというフォーカスだった。だがミスが多くて、自分達のペースに持っていけなかったという感じですね。(ブレイクダウンに関して)最初はいけていたんですが、後半自分達のミスで自陣に釘付けになってしまった。そこで気持ちが落ちてしまってみんなでもう1回気持ちを持ち上げることができなかった。(ブレイクダウンの出来がペナルティの多さの要因か)そうですね。ミスも前回からなくしていこうと取り組んできたんですけど、ちょっとチャレンジが悪い方向に働いてしまったかなという感じですかね。(NO・8での出場だったが)全然良くなかった。NO・8とFLでは全然違って、ハイパンのキック処理とか球だしとかやることが多かった。1週間で練習はしてきたが、全然足りなかった。自分のミスで自陣に釘付けになるという場面もあったのでもっと練習しなければと思いました。(ディフェンスに関して)1対1で負けている部分もあったが低く入っていれば負けないということはわかっていた。低く入れている場面は良かったと思います。Bksのディフェンスはすごく良かった。Fwdが良い部分もあったんですが、要所要所で低く入れずに、モールやスクラムの場面で高くなったところでいかれてしまったかなと思います。(ラインアウトについて)ラインアウトからペースを上げようという話だった。ラインアウトはいつも通り良かったと思うんですが、やっぱり要所要所でテンポを上げようとした時に焦ってしまってミスが何回か出てしまった。完璧にしなければならないと思いました。ラインアウトは本当に生命線だと思っているのでそこにミスが出てしまったのはちょっと痛かったかなと思います。(次の試合に向けて)今日はふがいないプレーをしてしまった。次の試合に出させてもらえる機会があれば、アピールしてどんどん自分でボールを持って取り組んでいきたいと思います。ディフェンスに関しても、もともとFLもやっているので低いタックルで相手をしっかりと向こう側に倒していきたいと思います。  

小斉平

(今日の試合を振り返って)自分の持ち味を出して勝ちたいと思っていましたが、こういうひどい結果になって残念です。(明大相手に特別な対策はあったか)今までJr.選手権で戦ってきた戦術で戦うということでしたので、特別にはありませんでした。ただ今日はブレイクダウンでやられてしまい、またペナルティも多く、良い展開にはなりませんでした。そういう所で明大の強い部分が出てしまいました。(パスの出来は)自分としてはそこまで悪くなかったと思います。ただ所々でタックルやパスのミスがあったのでそういう部分が良くありませんでした。(次に向けての課題は)相手が強くなってくるとタックルが重要になるのでタックルの精度をあげて、流れを変えられるタックルが出来るようになりたいです。(次戦の対抗戦の早慶戦に向けて)対抗戦も負けられないので、自分が出た時は自分の役割を果たして、絶対に勝ちたいと思います。 

宮川

(今日の試合を振り返って)前半はFwdが耐えてくれたので結構良い場面もありました。後半はFwdが劣勢に立たされてしまって、それをBksでカバーしきれませんでした。(大きい相手に対するゲームメイクは)キックはタッチに出してしまうとモールになるので、絶対コンテストで蹴る、ということです。9番からハイパントで上げて、コンテストして、という感じでやっていこうとしていました。あとは相手が大きいので、慶大の方が走れると考えていました。だからたくさん順目に走り、相手を振ろうと意識していました。(後半慶大らしい勝負に持ち込めなかったが)自分のゲームメイクが全然出来ていなかったです。途中から自分にイライラしてしまう部分がありました。もっと冷静になってFwdとコミュニ ケーションをとっていくべきだったな、と今は反省しています。(自身の出来は)前半抜けたところも確かにありました。でもそれはみんなが攻めてくれて、穴が出来たからいけた、というだけです。全体的なアタックを振り返ると、前半は良いムーブもありましたが、自分のパスミスなどもありました。だから崩してしまった部分もあります。次回の帝京大戦では修正していって、絶対勝つつもりでやります。(チームと自身それぞれに足りなかった部分は)攻められているときに苛立ってしまい、それをコントロール出来なかったところです。これはチームについても自分についても言えます。劣勢に立たされたFwdも、そのことについてBksもイライラしてしまいました。そこを自分がパイプ役として落ち着かせて修正していけていたら、違う試合展開に出来ていたのかな、と思います。(次戦に向けて)帝京はファーストフェーズでは負けている相手です。次こそしっかり研究して、勝ちたいです。 

原田

(今日の試合を振り返って)対抗戦でA(チーム)が明大に負けていて、自分がAに上がるためにはこのBで活躍するしかないという思いだった。この大敗は本当に残念ですね。(フォーカスしていた点)相手が自分たちよりも大きい相手なので、いつも通り「走り勝つ」ということを意識していました。(敗因は)ブレイクダウンのところでプレッシャーを受けて、それが反則につながった。自分たちのラグビーが出来ずにペナルティを重ねてしまった。相手のペースで自陣で攻められてしまったのが敗因だと思います。(前半は攻めに転じる場面もあったが)前に出たときにその後のつなぎで継続して自分達のテンポで(ボールを)持ちたかったが、前に出た後のブレイクダウンで相手に負けてしまっていた。そこで崩れてしまったかなというのがあります。(個人の出来は)自分として一番印象に残っているのはタックルミスとコミュニケーションミス。それが結果的にトライまでつながってしまったのが反省点です。(アタックについて)もっとボールを持って勝負をしたかったですけど、そういう場面が無かった。もっともっと自分達の走るラグビーをして、外で勝負できるようになりたいです。(今後に向けて)次もまだ(Jr.チームで)試合があるので、今日の経験を活かして次は勝ちたいです

仲宗根 

(試合を振り返って)陣地を取れなかったのが(どのように陣地をとっていこうというプランだったか)あまりタッチに出さないでノータッチで蹴ってしっかりチェイスしてタックルしたりとか、ハイパントからボールをキャッチして攻めようという話だったんですけど、ペナルティが多くて陣地に食い込まれてモール、スクラムというところでやられてしまった感じですね。(個人的にどのような)人に強く、自分らしいプレーをしようと思っていたんですけど、あまりできなかったですね。(Fwdが押し込まれる展開でのBksのするべきことは)Fwdがきつい中、ノックオンとかで後ろに下がってしまった部分があったので、Bksでしっかりゲインするべきだったと思います。Bksの方が勝てる部分があったと思うのでもっとBksが勝負すれば良かったですね。(大きい相手の対策)慶應のラグビーは大きい相手用の戦術なので、自分たちのラグビーを煮詰めてセカンドフェーズに臨みたいです。(今後の目標は)一つ一つ勝っていって、個人的にもしっかりディフェンスしてやっていきたいと思います。 

岩淵

(試合を振り返って)大敗でした。(Fwdが押し込まれる展開でのBksのするべきことは)エリアマネージメントですね。Fwdが苦しい分Bksがエリアマネージメントをしっかりやっていくべきだと思います。今日はそこができなかったです。(個人的にもっていた目標は)早慶戦にチャレンジするという意味でチームが勝つことはもちろんなんですけど、自分自身が活躍する。アタックでもディフェンスでも活躍する、そういうフォーカスでやっていました。(セカンドフェーズの相手も大きい相手となるが、大きいFwdへの対策は)ペナルティを減らすことと、ミスをしないこと。あとはブレイクダウンが関東学院のときも良くなくて、そのせいで今日は良くなかったのでもっとブレイクダウンを低くして無駄なペナルティを減らすことでかなり改善できると思います。(チームとしてのゲームフォーカスは)Jr.選手権では毎回フォーカスは変わらず、ベーシックな慶應のラグビーをして走り勝とうということでした。(今後の目標)まずは早慶戦に向けて全力を尽くしたいと思います。今日、アピールできたかは分からないんですけど。しっかり練習していきたいです。Jr.選手権では個人としてアピールして、勝てるように頑張りたいです。

 金本

(試合を振り返って)大差をつけられて負けてしまったので悔しいです。(Fwdが押し込まれる展開でのBksのするべきことは)チャンスが少ないので、その少ないチャンスを生かしてFwdを助けてあげなければいけないところでBksがミスをして助けられなかったのでそこは非常に悔しいですね。(試合前のプランは)大きい相手ということで振りまわして走り勝つということと、自分たちのペナルティを少なくすることでした。相手の一番強いところがゴール前のモールであったりスクラムの近い位置での攻撃だったので、その場所にこさせないためにはまずはペナルティを少なくするということはフォーカスしていました。(セカンドフェーズの相手も大きい相手となるが、大きいFwdへの対策は)まず第一には反則からのペナルティを増やさないというのが大前提だと思います。そこで多くミスしてしまうと自陣に入ってこられてしまうので。今日はモールのディフェンスでペナルティを繰り返してしまったので、レフェリーとの連携であったり、自分たちの修正能力を高めていかなければいけないなと思いました。(今後の抱負を)これから負けられない戦いが始まってくるので、Jr.選手権でも、対抗戦でも。一つ一つ勝ちにこだわっていきたいと思います。個人的にはJr.の試合ではなく、Aチームの試合に出たいのでそこに向けてのアピールをしていきたいなと思います。 

山城

(今日の試合を振り返って)明大のFwdにやられたというのが一番の感想ですかね。(フォーカスしていた点)東海大戦のように前半からペースを上げて相手のFwdを中心に明大をたくさん走らせようと。それから後半に得点を重ねるというのを理想の形として試合に臨みました。(その達成度は)0%ですね。Bksは全然疲れていないので、相手を走らせるということについては全然出来ていなかったと思います。(Bksまでボールが回らなかった要因は)ペナルティといつもより多かったBksのハンドリングミス。その2つが大きかったと思います。(ペナルティはブレイクダウンも関わっていたか)そうですね。ブレイクダウンのペナルティが多かったので。帝京大戦も同じような展開だと思うんですけど、そこで如何にペナルティをしないでディフェンスをするのかというのがセカンドフェーズの課題だと思います。(FBとしてエリアマネージメントで意識していた点は)相手はもう一本調子で蹴ってきたので、何とか相手を走らせようととにかくカウンターアタックを仕掛けました。他はあまり考えていなかったです。(セカンドフェーズに向けて)次に当たるのが明大か帝京大で同じパターンで負けた相手。ペナルティを無くすこととBksで相手は走らせることが大事だと思います。

 

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