【テニス(女子)】第1シードに屈すも、シングルスでも〝ベスト16〟/島津全日本室内テニス選手権大会 8日目

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得意のサーブにさらに磨きをかけたい

同大会2年ぶりに1回戦を突破した村瀬早香(環2・京都外大西高)が、第1シードに挑んだ。戦前の予想通り、終始相手のペースで試合が進みストレート負け。しかし、「弱気にならなかった」との言葉通り、最後まで地元の観客の前で堂々としたプレーを披露した。「今日この相手と試合ができたことが一番の収穫」という村瀬。この試合をかてに飛躍の1年にしてほしい。

 

島津全日本室内テニス選手権大会 女子シングルス2R

2016/2/24 @島津アリーナ京都

女子シングルス1R

村瀬早香

0{1-6、1-6}2

波形

 

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今日の敗戦から学べることは多かったはずだ

相手のサーブから始まったこの試合。第1ゲーム、エンジンのかかりきらない相手選手がダブルフォルトなどのミスをし、ブレークチャンスにつけたがここを生かせない。一方、村瀬は最初のサービスゲームのラブゲームキープ。しかし、第4ゲームで簡単にブレークされて迎えた、第5ゲームでこの日1番のプレーが飛び出す。30-30から、ラリーで主導権をつかむと、左右にゆさぶり最後はフォアのエース。思わず観客が拍手をするプレーで見せ場を作る。しかし、第1シードの安定感は抜群だった。ここでの村瀬にブレークを許さず、そのままファーストセットを1-6で奪う。「この試合、私のエースは1本くらいしかなかった」と振り返るようにセカンドセットでは、村瀬はブレークチャンスすら作ることができず完敗。「何もできなかった」試合だった。

課題のバックハンドも今大会はよく決まった

課題のバックハンドも今大会はよく決まった

文字通り「完敗」であったこの試合であったが、学べることは多かっただろう。相手は、「実力の差よりも場慣れというか勝ち方を知っていた」。12月の全日本学生室内テニスのダブルスで安形玲耶(環3・城南学園高)と第1シードとして臨んだが4強に終わり、「第1シードとしてのオーラ」がなかった振り返った村瀬にとって、まさに今日の相手のプレーこそ良い手本ではないだろうか。今日の試合は確実に村瀬の成長につながるはずだ。この敗戦で、村瀬の今大会は終了したが、1年後また訪れるであろうこのチャンス。〝京都〟の舞台で再び成長した姿を見せるために――。村瀬の〝勝負の年〟が始まった。

(記事:太田悠貴)

 

【選手コメント】

村瀬早香(環2・京都外大西高)

(今日の試合を振り返って)正直、何もできなかったという気持ちです。実力の差がここまであったということではなく、相手の場慣れの雰囲気であるとか、自分をあきらめさせるような力を感じました。この結果は、自分がぶらされてしまった結果だと思います。ここから自分がどうするかですね。(どちらのポイントもほとんどすべてが相手主導であったと感じたが)そうですね。エースも1本くらいしかなかったですし。相手にペースを握られても弱気にならなかったですし、練習すればなんとかなると思います。(今日の試合、自身のよかった点はあるか)チャンスがあればやろうとすることができたことですかね。具体的にいうと自分のセカンドサーブはボディーに、相手のファーストサーブはブロックで確実に返せたことなどです。(今後に向けて)今年1年が勝負の年だと思っているので、2、3月で人以上に努力を重ねたいと思います。結果を変えるために新たな気持ちで頑張ります。

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