【バレーボール】ミスは出るも、危なげない試合運びで開幕3連勝! vs山梨大

円陣を組む慶大バレー部

円陣を組む慶大バレー部

 

昨週の亜細亜大戦、先日の宇都宮大戦と2連勝で迎えた第3戦。対戦相手は山梨大。着実に得点を重ねる相手に対し、慶大はミスが続き第3セットを落としたものの最後は粘り勝ちし、慶大がセットカウント3-1で開幕3連勝と好スタートを切った。

4月17日(日)春季関東大学男子2部バレーボール第3戦 慶大×山梨大@亜細亜大学体育館

 

得点

 

 

慶大

セット

山梨大

26

24

25

20

16

25

25

21

 

強烈なスパイクを放つ黒田

強烈なスパイクを放つ黒田

第1セット、序盤は一進一退の攻防が続いた。なかなか点差を広げられないまま18-18と同点に追いつかれるとたまらずタイムアウト。しかし、タイムアウト直後も連携ミスによる失点や、連続でのブロックアウトなどで、終盤で逆転を許す展開となる。この苦しい場面で主将上野素希(文4・甲陽学院高)のブロックが決まり、同点に追いつくと、最後は佐藤康平(環3・桐蔭学園高)がチャンスを確実に決め、26-24で接戦の末このセットをものにする。

 

 

第2セットは相手のミスにも助けられ、4連続ポイントで流れに乗ると、13-12で迎えた場面。マークがきつくなった布川智規(商4・桐朋高)が相手ブロックをうまく利用しアウトにするなど、高い技術を見せつけ4連続ポイントで一気に相手を引き離しにかかる。その後は両者点の取り合いが続いたが、慶大は序盤のリードを守りきり、25-20とセットを連取する。

 

第3セットは、「あまりミスをしない」(宗雲監督)山梨大に終始流れを持っていかれる。4連続ポイントなどで序盤からリードを奪われると、なんとかこの流れを断ち切ろうと、タイミングをずらし相手ブロックをうまくかわすなど試行錯誤を繰り返した慶大。しかし、今日の試合何度か見られたセッター尾木将(政3・修道高)とのわずかなタイミングのずれや、レシーブでの連携ミスから、一気に5連続ポイントを奪われこのまま16-25でこのセットを落としてしまう。

 

ブロックで悪い流れを断ち切った

ブロックで悪い流れを断ち切った

前のセットから切り替えたい第4セット、今日の試合なかなか決まらず苦しんでいたスーパールーキー富澤太凱(経1・慶應高)が調子を上げ始め徐々にスパイクが入るようになる。16-10の場面では、難しいトスのボールを強烈に打ち込み、点差を広げる。その後は慶大のミスから追い上げられ、一時19-17まで迫られるが、ここで上野のブロックや布川のクロスに打ち込むスパイクが決まり流れを引き戻すと、危なげない試合運びで25-21とし、セットカウント3-1で勝利した。

これで開幕3連勝と好調な滑り出しを見せた。しかし、今回ミスの目立った攻撃のタイミング等に関してはもう一度「クイックらしく戻れるように」(宗雲監督)修正を加える必要がありそうだ。また今後、スーパールーキー富澤の活躍も欠かせないものとなりそうだ。ただ、1部昇格へ向けまだまだ修正時間はある。まずは、慶大らしく試行錯誤を重ねながらチームを立て直し、目の前の一戦、次戦の東京経済大学戦に挑む。

                                       (記事:太田彩恵)

 

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)よく言えばうまい山梨大の子に粘り勝ちをした。悪く言えばまだ少し油断しているというか力関係をまだわかっていないというところですね。(今日の課題や改善点は)まずこの2戦決まっていた、彼で勝っていたというか、その富澤が決まらなかったので、彼がこれを良いふうに捉えて、次はもっと初戦、第2戦みたいに打ちまくってほしいですね。(唯一落とした第3セットについては)たまたまこっちのミスがバタバタ重なったのと、山梨大さんってあまりミスをしないので、それで点差が広がってしまったので、まあそこはもう仕方ないですね。完璧なセットを毎回はできないので、ある意味あのセットは忘れることとしました。(今日の試合セッターとのタイミングが合わず、ミスにつながる場面が何度かありましたが)そうですね。まあ攻撃のタイミングに関しては、学生の言い分というか、学生がこうしたいというのを、ちょっと我慢して尊重していたので、まあ結果として3戦で結果が出なかったので、ああいうふうに悪いほう悪いほうにいっているので、タイミングをもうちょっとしっかり、クイックらしく戻れるように、また明日からやらせます。(途中で入った池田選手の調子は)池田いいですね。すごく使命感を持っているので、セット中もずっと私の顔を常に見ているみたいで、いつ出番がくるかということを含め準備しています。悔しいと思うんですよ、本当はスタメンで出られる子なのに。でも十分やってくれているので、頼りにしています。(次戦の東京経済大学戦にむけて)まずうちのチームのことを立て直して、それをしっかりちゃんとやりたいと思います。

 

 

サイド

黒田 彪斗(環3・富山第一高)

セッター

尾木 将(政3・修道高)

センター

佐藤 康平(環3・桐蔭学園高)

オポジット

富澤 太凱(経1・慶應高)

サイド

布川 智規(商4・桐朋高)

センター

上野 素希(文4・甲陽学院高)

リベロ

松岡 海(文3・慶應高)

途中出場

池田 裕哉(環4・北嵯峨高)

 

長澤 翔吾(環3・盛岡第一高)

 

岩本 龍之介(商2・仙台第二高)

 

マルキ ナシム(環1・川越東高) 

 

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