慶應スポーツ新聞会

【テニス(男子)】ダブルスで負け越すもシングルスで巻き返し王座出場を決める!/関東大学テニスリーグ 亜大戦

法大との山場を制した慶大は、亜大と対戦した。この日もダブルスで1勝2敗と負け越し、苦しい展開となったが、シングルスで4勝を上げ、6-3で王座出場を決めた。次戦は早慶戦で21年ぶりの勝利を目指す。

 

 

 

慶大

スコア

亜大

D1 ○福田・今村

2{6-2,2-6,6-2}1

熊坂・工藤

D2 ●川島・羽澤

0{6(4)-7,4-6}2

吉田・堀内

D3 ●佐々木・成

0{2-6,4-6}2

加藤・清水

S1 ○今村

2 {6-1,6-4}0

堀内

S2 ○羽澤

2{5-7,6-2,6-3}1

加藤

S3 ●成

1{2-6,6-4,1-6}2

熊坂

S4 ○福田

2{6-1,7-6(5)}0

高見澤

S5 ○甲斐

2{6-2,6-2}0

工藤

S6 ○伊藤

2{3-6,7-6(4),6-4}1

清水

合計6

 

 関東大学テニスリーグ 亜大戦

 

2019年9月11日・12日@法政大学テニスコート

 

※試合が終わった順に戦評を掲載しています

 

ダブルス

慶大1-2亜大

 開幕戦以来の出場となった佐々木健吾(環2・高松北)・成耀韓(総2・埼玉栄)組。持ち前のテンポの良い攻撃で主導権を掴みたいところだったが、ネットプレーでミスを連発し、2-6で第1セットを取られる。劣勢の展開を跳ね返したい佐々木・成組は、第2セットでも立ち直れず、第8ゲームを終えて、3-5とリードを許す。直後の第9ゲームで意地を見せ、サービスゲームをキープ。流れが佐々木・成組に行くと思われたが、デュースまでもつれ込んだ第10ゲームで勝負所のポイントを取れず、ゲームセット。

 

フルセットまでもつれる展開となったD1福田真大(商4・慶應湘南藤沢)・今村昌倫(環3・清風)組の一戦。第1セットは積極的な仕掛けにより早々に相手のサービスゲームをブレークすると、終始主導権を渡さず6-2で奪取。しかし第2セットはデュースまで持ち込むも相手の守備を崩しきれず、流れが悪いまま相手にブレークを許し、2-6で落としてしまう。それでも「気持ちをリセットした」(福田)と話すように第3セットでは福田のボレー、今村のストロークとそれぞれの持ち味を存分に発揮し相手を圧倒。6-2で最終セットを奪い、ダブルスでチームに貴重な1勝をもたらした。

 

D2の川島颯(総3・名古屋)・羽澤慎治(環2・西宮甲英)は第1セットから苦戦を強いられた。相手のサービスゲームから始まったこの試合、川島・羽澤はリターンでのミスが続き、立ち上がりにつまずく。いつもはネット前での強さが光る2人だが、この日はチャンスボールを捉えきれない場面が多く、リードを奪えず。一進一退の展開となった第1セットはタイブレークの末、相手の勢いに押されるまま落としてしまった。続くセットでは中盤まで互角の戦いを見せるも、5ゲーム目にブレークを許すと、相手のサービスゲームでまたもミスが続き、挽回することはできなかった。ストレートで敗北を喫し、慶大は1-2でダブルスを折り返すこととなった。

 

シングルス

慶大5-1亜大

 「まずは自分が1勝を持ち帰れるように」。S5甲斐直登(環4・日出)は慶大の劣勢を打破するべく、最上級生の自覚と責任を持ってシングルス戦に臨んだ。いつもどおり力強いストロークで打ち合う甲斐は試合開始から順調にキープし続ける中、5ゲーム目をブレークに成功。ここで流れをつかむとその後は積極的なショットが増えていき、次々にエースを決めて相手を圧倒していく。1回目のブレークから4ゲームを連取し第1セットを奪うと、第2セットでもその勢いを止めることはなかった。仲間の声援を受けながら攻めたショットで相手を打ち負かし、圧巻のストレート勝ちを披露した。

 

 D1で好プレーを連発した福田が勢いそのままにS4の試合に臨んだ。第1セットでは第1ゲームで相手のサービスゲームをいきなりブレークするなど、得意のネットプレーを武器に付け入る隙を与えずに6-1で奪取。しかし第2セットは一転、互いにブレークし合う展開となる。一進一退の攻防を繰り広げる中、ついに試合はタイブレークに突入。ここでも福田は積極的なネットプレーで相手にプレッシャーを与え続け、7-6(5)と苦しみながらもストレートでの勝利を収めた。

 

S6伊藤竹秋(法2・慶應)。手堅くラリーをつなげる相手に対応するも、主導権を握れず、3-6で第1セットを落とす。第2セットに入り、「一回下がって安全に返すようした」とストロークでのミスを減らすように意識した伊藤。安定したストロークで勝負をタイブレークに持ち込む。相手がミスをするまでラリーをつなげ、タイブレークを7-4で制する。勝負の最終セットも、ラリーで両者とも一歩も譲らない展開が続き、接戦の様相を呈する。4ゲームを終え、2-2というゲームスコアだったが、相手が疲れを見せ始めると、流れが伊藤に。ストロークで相手を左右に揺さぶり、最後は甘いチャンスボールを確実に捉えるというプレースタイルでポイントを重ね、6-4で最終セットを取った。

 

4試合中3試合でS1として出場している今村昌倫(環3・清風)。この日も強烈なストロークで相手を圧倒。第1セットを6-1で奪取する。順延により第2セットは翌日に持ち越されたが、「もう一回気持ちを入れ直した」という今村。幸先良く3ゲームを連取する。このまま勢いに乗りたいところだったが、ショットを左右に散らす相手に一時主導権を握られ、4-4と追いつかれる。だが、さすがはインカレチャンピオン。時折ネットプレーを織り交ぜるなど、その局面に応じたプレーで、第9ゲームでブレークに成功すると、直後の第10ゲームでサービスゲームを確実にキープ。ストレート勝ちを収め、法大戦に続き、慶大の勝利を決めた。

開幕からいまだ勝利を挙げられていない成はこの日もS3での出場となった。序盤から勢いよく鋭い打球を繰り出す成だが、ラリーの安定感に欠きなかなかゲームを奪えない。相手の粘り強さに押し負け第1セットを2-6で落とすも、続くセットでは成のショットが決まり出し互角の戦いとなる。終盤はネットへ詰める積極的なプレーで相手を引き離し、試合はいよいよファイナルセットへ。ここは冷静にラリーをつないで好機をうかがう成だが、チャンスの場面で決めきれないという歯痒いポイントが続き、流れを手繰り寄せることはできなかった。このセットを1-6で落とし、リーグ戦初勝利はまたもおあずけとなった。

 

S2で登場した羽澤だったが、思わぬ苦戦を強いられることとなる。第1セットでは得意のストロークが決まらず、終始流れを掴めないまま7-5で落としてしまう。続く第2セットでは早々に相手のサービスゲームをブレークするも、まさか雨天中止。勝敗は翌日に持ち越される。日付が変わり、互いにブレークし合う展開となるも第7ゲームに羽澤がキープ。続く第8ゲームをブレークし、6-2で第2セットを奪う。最終セットも第1ゲームからデュースになるなど激しい打ち合いとなるも、最後まで積極的に攻め続けた羽澤が6-3でセットを奪い、壮絶なラリー戦を制した。

 

(記事:萬代理人、堀口綾乃、林亮佑、写真:萬代理人、堀口綾乃、船田千沙、堀内大生)

 

 

◆選手コメント

 

福田真大(商4・慶應湘南藤沢)

 

――2日間の振り返りをお願いします

最初ダブルス1-2ついたというのが相当厳しい戦いだったなというのはあったんですけど、ただシングルス最初に三本入った選手たちが頑張って取ってきてくれたので、それでこっちも自信がある上位に回せたのは凄い良かったのかなと思います。

 

――ダブルスではフルセットまで縺れましたが、勝敗を分けたポイントはありますか

そうですね、やっぱりセカンドで取られた時にすぐに自分たちの気持ちをリセットして、ファイナルで勝つということにフォーカスしていたので、あまり自分たちのプレーが悪かったとかじゃなくて、そういう次のところに向かってポジティブな気持ちでやれてたのが良かったのかなと思います。

 

ーシングルスでは相手に粘られましたが、何か意識して戦ったことはありましたか

そうですね、結構相手が粘り強くやってきて本当に強い選手だったので、自分からあまりミスをせず、ただ、守りだけじゃなくて自分の得意なネットプレーにどう繋げるかってことを凄い考えて、最終的にネット取れてたのでそこが良かったのかなと思います。

 

――試合後には感情を爆発させていました

相手が相当強いということがわかってたので、この前行われた夏関で準優勝してる選手だったので、やっぱりそういう選手に自分が勝てたというのが嬉しいですし、あとはチームが苦しい時にこうやって一本持ってこれたというのが、凄い自分の中で嬉しかったです。

 

――王座への出場を決めましたが意気込みをお願いします

そうですね、リーグはあくまで通過点でしかないので、しっかり早大戦に向けてもう一回準備するのと、やっぱり王座優勝というところが目標なので、リーグの早大戦が終わってからも一ヶ月しっかり準備して、日本一目指して頑張りたいと思います。         

 

甲斐直登(環4・日出)

 

――試合を振り返って

相手はダブルスにも出場していて疲れているのが見えたので、自分の力をしっかりと出せれば勝てるなと思っていました。また、この王座がかかった試合でダブルス1-2がついてしまって踏ん張らなくてはいけない時間帯だったので、まずは自分が1勝を持ち帰れるように頑張りました。

 

――圧勝で終えられましたが、試合の出来としては

特に言うことはないです。インカレで負けてから自分のテニスとはすごく向き合って、これが最後の大会になると思って臨んできているので、思い残したことはないです。

 

――甲斐選手は開幕からシングルスで出場されて、勝ちが続いています

自分は1年生から出させてもらっていて、これが最後のリーグ戦ということで最初から使ってくださった先輩方に対しても自分が勝って恩返しがしたいという思いを持っています。あとは上級生が踏ん張らないとチームがまとまらないと思っているので、自分が確実に1本取ってこられるように頑張っています。

 

――この試合をもって王座進出が決まりましたが

リーグが始まったときは(王座に)行ける保証もなくて、自分も行けるか不安だったのですが、まずはよかったかなと率直に思っています。ここからが新たなスタートで、今年は関西の大学も強くて決勝行けるという保証もないので、まずは明後日の試合を頑張って、そこから1カ月間王座優勝に向けて頑張っていきたいなと思います。

 

――最後に、次戦の早大戦に向けて

僕自身、1年生からずっと出ているけどまだ1勝も挙げていないので、個人としてもちろん勝利を持って帰ってきたいですし、今のチームならいけると思うので、必ず倒します。

 

今村昌倫(環3・清風)

 

ーー今日の試合を振り返って

相手のプレースタイルがしつこくやってくる相手なのですが、そこはしっかり焦らずに自分のプレーが出来て、しっかりネットプレーも混ぜながら、積極的にプレーできたので良かったと思います。

 

ーー順延で日にちをまたぎましたが、どのような心境で今日の試合に臨みましたか?

出来れば昨日のうちに終わらせたかったのですが、仕方がないことなのでそこはもう1回気持ちを入れ直して、今日も出だしから入ることができたので凄く良かったです。

 

ーー昨日のダブルスはフルセットまでもつれる展開となりました

結構相手がしつこく返してきて、それに対して自分たちが引いてしまった部分があったので、そこはしっかりと攻めの姿勢を崩さずにやって行くことが必要かと思います。

ーー王座の出場が決まりました

はい!嬉しいですね!良かったです!ホッとしています。

 

ーー次は早慶戦です。意気込みをお願いします。

もうやるだけなので、しっかりと準備をして、頑張っていきます。

 

羽澤慎治(環2・西宮甲南)

 

ーーダブルスを振り返って

相手のプレーが良く、その勢いに少し押されてしまったという感じがあり、自分たちのプレーがすごい悪かったというわけではないのですが、相手に主導権を取られてプレーされてしまったことが良くなかった点だと思いました。

 

ーーシングルスを振り返って

雨の影響により、昨日の5ー7、2ー0というスコアからの試合再開となり、昨日よりは良いプレーができたと思うんですが、最後は相手のミスに助けられた形となってしまい、スッキリする勝ち方ではなかったですが、チームとしてしっかり勝ち切れ、それに貢献できたので良かったと思います。

 

ーーシングルスでは、雨の影響により、第1セットを取られた所からの試合再開となりましたが、今日の試合で意識した所はどこですか

得意のフォアを使ってプレーすることと、相手のフォアが良くなかったので、自分の得意な所と、相手の苦手な所で勝負することを心掛けました。加えて、しっかり前に出てプレッシャーをかけるということも意識しました。

 

ーー次戦の早慶戦への意気込み

昨年、リーグ戦・王座と出場し、悔しい思いをしているので、しっかり勝てるように頑張ります。

 

伊藤竹秋(法2・慶應)

 

――今日の試合を振り返って

今回の相手は自分の嫌なところを突いてきました。そこでうまく対応できないところがありました。途中からベンチ、監督のアドバイスのおかげで冷静になることができて、相手の苦手な場所に攻め続け、形成が逆転しました。それが勝ちにつながったと思います。

 

――具体的にどういうアドバイスをもらいましたか

バックの高いところに打たれ続けていたので、最初の方は無理やり打って自分からミスをしていました。一回下がって安全に返すようにしました。相手はフォアハンドのクロスラリーがうまくなかったので、クロスラリーに持ち込んでそこから甘くなったボールを見逃さず、前のボレーにつなげるプレーをしていくといいと言われました。

 

――試合終了後、感情を爆発させましたが

自分の負けそうなところから粘り切って勝ったので、自分が大きく成長した試合だったと思いますし、最後は感情がでました。

 

――王座出場が決まりましたが

自分たちの目標が王座で優勝することなので、ここで満足せず気を引き締めて次の早大戦も全力で戦っていけるようにまたやっていきたいです。

 

――早慶戦に向けての意気込み

早大戦はいままでしばらく勝ってないので、歴史を塗り替えてその一員になれるように本当に精いっぱいチームのためにも頑張っていきたいと思うので、応援宜しくお願いします。

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