慶應スポーツ新聞会

【ソッカー(女子)】大学リーグ第8節 熱戦の末に痛み分け 優位に進めながらも勝ち切れず 東洋大戦

第33回関東大学女子サッカーリーグ 第8節 vs東洋大学

2019/10/27(日)11:00KO @東洋大学板倉キャンパスサッカーグラウンド

先週の大東文化大戦で大学リーグ初勝利を収めてインカレに望みをつないだ慶大は、連勝を目指し上位の東洋大と対戦した。5バックを敷いてきた相手に対し、序盤から自分たちの時間帯を作り試合を優位に進めるもゴールネットは揺らせず。後半もサイドを上手く使いながら敵陣深くまで攻め込み、決定的なシーンを何度か生んだ。しかし最後まで東洋大ゴールが遠い試合となり、0−0で試合終了。東洋大と勝ち点1を分け合う結果となった。

【スコア】

慶應義塾大学0-0東洋大学

【得点者】

なし

◇慶大出場選手

GK 加藤楓琳(総4・常盤木学園

DF 熊谷明菜(総3・十文字)

DF 佐藤幸恵(総3・十文字)

DF 奥本くるみ(環4・浦和レッズレディースユース)→84分 中井里衣子(総2・作陽) 

DF 工藤真子(総4・日テレ・メニーナ)

MF 秦野くるみ(総1・藤枝順心)

MF 松木里緒(環4・常盤木学園)

MF 小川愛(総3・神村学園)

MF 足立智佳(環3・大阪桐蔭)

FW ブラフ フェイ(文1・スフィーダ世田谷FCユース)

FW 勝木日南子(総4・大和)→66分 高月彩香(環2・村田女子)

負傷で離脱の山本

前節の大東文化大に快勝し、勝ち点を5まで伸ばした慶大。インカレへ向けてまだまだ勝ち点が必要な状況には変わりないが、前節の勢いそのままに大学リーグ初の連勝を飾りたいところ。試合開始前の時点で3位につけている強豪・東洋大とアウェーでの試合になった。山本華乃(理3・横須賀シーガルズ)が怪我でスタメンを外れ、勝木日奈子(総4・大和)がトップ下に入り、ブラフ フェイ(文1・スフィーダ世田谷FCユース)が1トップを務めた。

ゴール前へ折り返す松木

「相手が予想外に5−4−1だった」(伊藤監督)と語ったように相手の守備的な布陣に対し、どう攻撃を組み立てていくかが注目された。試合開始直後から、いきなり慶大に決定機が訪れる。逆サイドからのボールをPA内で受けた松木里緒(環4・常盤木学園)が相手DFをかわし、右足を振り向くもキーパー正面。7分には秦野くるみ(総1・藤枝順心)が持ち上がると、空いたスペースにスルーパスを供給。これに反応した松木がグラウンダークロスを送るも工藤真子(総4・日テレ・メニーナ)は追いつくのが精一杯。触れただけのシュートはゴール右に外れた。一方、その3分後にはPA付近からミドルシュートを打たれるも、GK加藤楓琳(総4・常盤木学園)のファインセーブで先制点を許さない。19分には秦野が倒されFKを獲得。得点とはならなかったが、慶大ペースで試合が進む。

37分、勝木の惜しいシーン

31分には左サイドから持ち上がった佐藤幸恵(総3・十文字)がシュートを放つが、これもキーパー正面。その6分後、足立智佳(環3・大阪桐蔭)のクロスに勝木が反応するも、ボールは少し先を通過した。好機を演出しながら、先制点をあげることができない。前半終了間際に守勢に転じたものの、前節同様落ち着いたプレーで対処。結局、両チームとも得点は生まれずに0−0で前半を折り返した。

 

 

シュートを放つブラフ

前半随所に良いプレーが見られ、2戦連続の上位撃破を予感させながら勝負の後半戦が始まった。先にビッグチャンスを作ったのは慶大。58分、佐藤からのロングパスを受けた松木が相手DFをかわして中央まで駆け上がると、GKとの1対1に。振り抜いたシュートはまたしてもキーパー正面。こぼれ球も回避され、決定機を逃す。その後は疲れが見え始め、相手がボールを回す時間帯が増えていく。なかなかシュートまで持ち込めない展開が続いて迎えた71分。左サイドから上がったクロスに最後はブラフが振り向きざまにシュートするも、相手GKのスーパーセーブに阻まれた。

途中出場の高月

上位チーム相手に好ゲームを見せる慶大イレブンの姿に、観客席からも応援がこだまする。試合終了まで5分を切り、今日の試合で1番の盛り上がりを見せる中、慶大にとって最後のチャンスが訪れる。途中出場の高月彩香(環2・村田女子)からボールを受けた秦野が中央へ切り込み、ブラフへ送ったボールは惜しくもタイミングが合わず、GKがキャッチ。その直後には、高月が中央左から放った強烈なミドルシュートもゴールネットを揺らすことはできなかった。上位の東洋大相手に対し、序盤から試合を支配し幾度となく好機を作ったものの、勝ち切れず引き分けに終わった。

試合後の工藤(左)、熊谷(右)

「全体的に自分たちでゲームをコントロールできるようになってきた」(加藤)と話したように、ここ数試合は慶大が試合を支配している時間帯を多く作れている。「DF陣の中で信頼関係もできていますし、連携も取れていると思う」(工藤)と、今日の試合でもロングボールの処理、裏への対応など集中した守備が見られ2試合連続でクリーンシートを達成した。今日は他会場でも試合が行なわれ、慶大の順位は前節と変わらず9位。ただ6位から10位まで勝ち点3差の大混戦となっている。泣いても笑ってもあと2試合。「1試合1試合のことしか考えてない」(伊藤監督)と語ったように、まずは来週の日体大撃破に向けて最善の準備を尽くす。

(記事:小林由和、柴田航太郎 写真:柴田航太郎)

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以下、試合後のコメント(伊藤監督、工藤選手、加藤選手)

伊藤洋平監督

――今日の試合を振り返って

同じボールを大事にするサッカーということで決着をつけたいなと思って挑んだのですが、チャンス数だったりスタッツだけを見たら、やはり勝ち切らなくてはいけない試合だったかなと思います。

――山本選手を欠いた中での試合となりましたが、どのような準備を

試合前の準備としては大きく2つあって。相手のビルドアップに対する我々のプレッシングの仕方と、あとは自分たちがボールを保持した時のポジションのところ。ただ相手が予想外に5ー4ー1だったので、ちょっと前半で慣れるまでに時間がかかったのかなという印象がありました。

――DF陣は2試合連続で無失点試合を達成しました。今日のDF陣に対する評価は

何を基準に判断するかなのですが、やはり相手が1トップという状況の中でボールを持つ時間が多いCB陣は、ゲームの全体像を見ながらもう少しコントロールしてほしかったなという思いもありますが、無失点ということに関しては満足していますし、評価しています。

――今日の試合を通して見つかった課題は

本人達が一番感じていると思うのですが、やはりシュート。これはもう気持ちとかの話ではなくて。もう少しロジカルにどこに打てば入るかだとか、どこに打ってはいけないかというところを落とし込まないと大事な試合では勝てないかなとそういう風に感じました。

――次節に向けて

本当にあと2試合ですけど、1試合1試合のことしか考えてなくて。日体がどういう相手でくるかはわからないですが、どんな相手が来てもいいように万全の準備をしていきたいと思っています。

 

工藤真子(総4・日テレ・メニーナ)主将

--勝ち切れませんでした

残り3試合という中で、勝ち点3を取れればインカレに近づけるっていう試合だったので、引き分けに終わってしまったのは悔しいの一言だと思います。

--両チームともにボールを握ろうとする展開の中、どのようなことを考えてプレーしましたか

相手のCB、特に右から右足でトップにどんどんボールを入れてくるっていうのは分かってたので、そこに対してCBとかがインターセプト狙ってくれたので、そこに関しては練習通りだったと思います。5枚で引かれた相手に対して、バイタルエリアで1つ2つあんまりアイディアが共有できてなくて、なかなかゴールまで行けなかったのは課題かなと思います。

--DFとして連続無失点はどのように捉えていますか

そうですね。今、DF陣の中で信頼関係もできてますし連携も取れていると思うので、無失点というのをプラスに捉えて、また引き続き来週も無失点で勝利したいと思っています。

 

加藤楓琳(総4・常盤木学園

--スコアレスドローとなりました

インカレ出場に向けて絶対勝ち点3を取りたい試合だったので、みんな満足していないと思うし、悔しい結果になったのかなと思います。

--ここ2試合はゴールを許していません

自分が防げたというよりかは、被シュート本数も前よりずっと減ってるしディフェンスに関しては凄いみんなが頑張ってくれているので、そこはみんなに感謝したいなと思います。

--シーズンも終盤になりGKの手応えはいかがですか

確実に成長してるっていう実感はあるんですけど、それでもまだまだ出来ないこともたくさんあるし、出来る部分は伸ばしながら出来ない部分も成長できればと思ってやっています。

--1番後ろから見ていてチームが良くなってきた点はどこだと考えていますか

全体的に自分たちでゲームをコントロールできるようになってきたなって思ってて、守備面もそうだし今までは言われたことをやる部分も多かったんですけど、自分たちで雰囲気を変える部分だったりサイド同士のコンビネーションだったり、自分たちで試合を作れてきたっていうのは大きく良くなった点だと思います。

--ラスト2試合に向けて意気込みを

ラスト2試合も勝つしかないので、私は無失点にすることがチームへの貢献だと思うし、あとは前線が点取ってくれればいいだけなので出来ること精一杯やりたいと思います。

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