【野球】立大相手に7失点 追い上げも及ばず4回戦へ 東京六大学野球春季リーグ戦 立大3回戦 @明治神宮野球場

野球戦評

昨日の最終回で脅威の粘りを見せた慶大だったが、今試合は7回終了時点で6点ビハインドを許す苦しい展開となる。8回に本間颯太朗(総4・慶應)のソロ本塁打、渡辺憩(商1・慶應)の適時打などで4点を返したが、反撃もここまで。今カードは1勝1敗1引き分けとなり、4回戦を迎えることとなった。

 123456789
慶大0000100425
立大10013020×7

◆慶大打撃成績

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1⑨佐藤駿中飛・・三振・・三ゴ・・・・死球中飛
2⑦今津慶介二ゴ・・二ゴ・・一ゴ・・・・・・・・
 🈱7宮澤豪太・・・・・・・・・・・・・・左安左安
3⑥水鳥遥貴三飛・・・・一飛・・三振・・一ゴ三振
4③清原正吾・・三直・・左2・・三振・・三ゴ・・
5⑤本間颯太朗・・中飛・・右飛・・三ゴ・・中本・・
6⑧横地広太・・捕飛・・中飛・・・・四球四球・・
7②渡辺憩・・・・遊安・・右安・・中飛左安・・
8④林純司・・・・犠打・・右安・・捕飛三ゴ・・
9①渡辺和大・・・・右安・・三振・・・・・・・・
 1広池浩成・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 🈱7福井直睦・・・・・・・・・・・・三ゴ・・・・
 1小川琳太郎・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 1沖村要・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 🈱二宮慎太朗・・・・・・・・・・・・・・・・二ゴ

◆慶大投手成績

 投球回打 者投球数安 打本塁打四死球三 振失 点自 責
渡辺和大4⅓2171611443
広池浩成1⅔627001310
小川琳太郎1629300022
沖村要1410100100

法大戦に続き、3回戦にもつれ込んだ今日の立大戦は、初回から試合が動く。今季多くの登板機会を得ている先発の渡辺和大(商2・高松商業)は、2死三塁の場面で西川侑志 (社3・神戸国際大附)に左適時打を許し、1点を先制される。さらに4回、菅谷真之介(コミュ4・市立船橋)にソロ本塁打を浴び、リードを広げられてしまう。

続く5回表、1年生が躍動する。渡辺憩(商1・慶應)・林純司(環1・報徳学園)の連続安打で無死一、三塁のチャンスを作ると、相手先発の小畠一心(営3・智辯学園)が暴投。1点を返すことに成功する。

リーグ戦初マスクを被った渡辺憩

しかしその裏、立大の猛攻に苦しめられる。2本の安打と失策で1死満塁とされると、2本の適時打・押し出し四球によりこの回3失点。さらに7回には、小川琳太郎(経3・小松)が2本の犠飛を許し、2失点。立大に無駄のない攻撃を展開され、7-1とリードを広げられてしまう。

そんな厳しい試合展開の中、8回表に慶大が意地を見せる。この回から登板した小林誠明(スポ2・日大二)から無死二、三塁のチャンスを作ると、2本の内野ゴロの間に2点を返す。さらに本間がソロホームランを放つと、二死二塁から活躍を続ける渡辺憩が左適時打。この回4得点を記録し、2点差まで追い上げる。

今季第2号となる本塁打を放った本間

良い流れの中迎えた9回表だったが、2死一塁から3番水鳥遥貴(商4・慶應)が空振り三振に倒れ、ゲームセット。今カードは1勝1敗1引き分けとなり、4回戦を迎えることとなった。

今日の試合は立大打線が奮闘したことに加え、立大先発の小畠が7回1失点と好投したため、苦しい試合展開となった。しかし、終盤の追い上げや渡辺憩をはじめとする1年生の活躍など、慶大にも明るい材料も見つかった。4回戦も苦しい試合展開が予想されるが、今季の粘り強い慶大ならば、きっと勝利を収めることができるだろう。

(記事:岩切太志、写真:加藤由衣、大泉洋渡)

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