【アイスホッケー】悔しい敗戦!金村組、初陣は6位で終える!(法政大戦)

東海大戦にFW山本統哉(環2/八工大一高)の2得点、FW江口大輔(環1/埼玉栄高)とFW金村知紀(政1/慶應高)の1年生コンビの得点などで勝利した慶大。関東アイスホッケー選手権大会最終戦は5位をかけて法政大学との対戦となった。直近の練習試合2試合でも勝てていない強敵法政大学。試合はFW小守谷陸太(経4/慶應高)とFW種田繁人(経3/慶應高)のゴールで第2ピリオドまでリードするも、最終第3ピリオドに相手の勢いを止めきれず逆転を許し2-5で敗戦。勝利まであと1歩のところまできていただけに悔しい敗戦となった。

2012/04/30(月)関東アイスホッケー選手権大会5位決定戦@ダイドードリンコアイスアリーナ

慶應義塾大学 2ー5 法政大学

{得点者 慶大のみ} 小守谷 種田

高い技術力を持つ山本(東海大戦より)

第1ピリオド、出だしから両チーム気合の入ったホッケーを展開する。慶大のファーストシュートは種田。FW真鍋翔太(環3/苫小牧東高)とのパス交換からシュートを放つもこれは決まらず。しつこいチェックで法大を自由にさせない慶大。シュートこそうたれるものの、粘り強い守りで得点は許さない。試合を先に動かしたのは慶大であった。11分、相手の反則によりパワープレーのチャンスを得ると、FW東内陽佑(経2/名古屋市立向陽高)のシュートのリバウンドに山本が絡み、最後は小守谷が押し込んで待望の先制点をあげる。格上相手に重要な意味を持つ先制点。勢いそのままに追加点を狙う慶大であったが、その後は法大のDF陣を崩せず決定機を作れない。終盤に反則によるキルプレーからピンチをむかえるが、なんとか守りきり1点リードで第1ピリオドを終えた。

第2ピリオド、序盤から慶大は法大の攻撃を耐える時間が続く。今大会再三ファインセーブを見せているGK細井貴弘(政3/慶應高)を中心に耐える慶大。耐えていたのが実を結んだのが9分。相手のパスをカットしたDF小川雄太朗(環4/慶應高)が相手ゾーン内に進入しパス。そのパスを受けた種田がゴーリーの肩口を抜く見事なシュートを決め欲しかった追加点をあげる。リードを2点と広げても集中力を切らさない慶大。このピリオド残りの時間もしっかりと守りきり2-0で最終ピリオドへとむかった。

大会を通して安定した活躍をみせた種田(明大戦より)

第3ピリオドも法大が攻め慶大が身体をはって守るという構図は変わらない。前半の10分間を無失点でしのぎ切り、勝利が見えたかと思われた慶大。しかしこの後まさかの展開が訪れる。12分にシュートのリバウンドを押し込まれ失点すると流れ・場内の雰囲気はともに法大へ。その1分後にはキルプレーからゴール前の混戦を押し込まれついに同点にされてしまう。ここで慶大は「相手の流れになったところを止めなければならない」(浅沼監督)とタイムアウトをとる。しかし1度傾いた流れは簡単には変えられず、17分に再びキルプレーから失点し逆転を許す。残り50秒となったところで慶大はGKを下げ6人攻撃で同点を狙うが、逆にターンオーバーから無人のゴールに流し込まれ2点差とされ万事休す。終了間際にも失点し、最終スコアは2-5という結果となった。

コーチの指示に耳を傾ける選手たち 

 

勝利が目の前まできていただけに悔しい敗戦。「簡単には勝てない」(浅沼監督)。今大会は、明治大学・法政大学とトップリーグのチームとの戦いの厳しさを改めて痛感したであろう。最終結果は6位に終わったが、試合終盤までリードをしていた法大戦、しっかりと勝ち切った東海大戦でのプレーなど収穫も多い。まずは次に控える早慶戦(6月9日@新横浜)に向けて細かい課題点をつきつめて欲しい。今年こそ早慶戦での勝利を見せてくれ!         (文:安田峻 写真:黒瀬健太郎)

浅沼監督

(試合を振り返って)結果5対2という形で、1・2ピリのリードは全く理由にならないのでトータル5失点したというのが今のうちのチームのまだまだ弱さだと思います。(2ピリまでと3ピリでは何が違ったか)当然我々は3ピリまで点数をリードしていようがビハインドであろうが、慶應のホッケースタイルは絶対変えるべきではないと思っていまして、3ピリに入るときに今までやっていることを変えるなと、リードを考えるなと指示を出したんですけど、少しずつ歯車が、できるという意識が選手たちの中に少しだけあったのか、2点というリードが少し安心感として出てしまったのか、本当にキーパーも含めなんですけど最後まで徹底して集中するということが出来ていなかったかなと思います。(同点にされた時にタイムアウトをとったが)2対2になって連続失点だったので相手の流れになったところを止めなければならないと思ったのでタイムアウトをとりました。キーパーも連続失点であったのでそこにもう一回喝をいれてキーパーの守りの意識から、我々はまだイーブンなんだ、ビハインドではないという意識をもう一回前向きに持たせながらリスタートするようにしました。(法大相手に2ピリまでリードしたということに手応えは)収穫は逆に言うと負けたということが、そう簡単に勝てないという、3ピリまで集中力を続けないと、そして少ないチャンスをしっかりと活かしていかないと得点もとれないし、本当に失点を抑えていかないとトップリーグでの戦いは1点の重みが非常に勝負を左右するので、それを非常に選手、スタッフ含めて改めて痛感させられた春の大会でした。(今後に向けて)この春のシーズン3月からスタートして試合をしていますが、去年ぼ慶應の戦いでいう3ピリにスピードを上げて体力勝負でビハインドであったとしても追い上げて勝つという流れが今まではとれていたので、もう一回基礎的な練習、脚力だったり試合に対しての集中力、パックの取り合いに負けないこと、そこの部分をもう一回まずは早慶戦に向けて、そして秋のシーズンに向けて、各々の努力もあるとは思いますがチームとしての底上げも含めてレベルアップをしていきたいと思います。

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