【アメフト】QB徳島が3TDの大活躍!リーグ戦2連勝を飾る

 

2010年9月12日(日)秋季リーグ戦 第2節 慶大‐日体大 @ 川崎球場

キックオフ直後の慶大

得点
慶大   日体大
0 1Q 0
14 2Q 0
14 3Q 0
21 4Q 7
49 合計 7
 

9月中旬とは思えないほどの暑さの中、秋季リーグ戦・第2節日体大戦が行われた。前回の勝利の勢いのままから全開とはいかなかったものの、試合の流れは全体的に慶大が支配。QB徳島(政3)の3TDを含む7TDの49-7で大差をつけての勝利、秋のリーグ戦開幕2連勝を飾った。

試合は慶大のキックオフでスタート。「初戦があってそれの反省で前半立ち上がりを意識していた」(DL芦名主将・商4)と緒戦からフルスロットルで相手に立ち向かう。1Q、慶大オフェンスはQB堀井(商2)からRW黒川(環3)へのロングパスなどで敵陣エンドゾーンへ迫る。ところが敵陣ゴールライン1y手前で4thダウンギャンブルにチャレンジしたが失敗、流れに乗りきることができない。しかしTDを取りきれなかった悪い雰囲気を断ち切ろうと、慶大ディフェンス陣が奮起。日体大のアタックをことごとく抑え、オフェンスへの流れを作る。2Q、慶大はRB小平(商3)やRB梅田(総3)のランで1stダウンを次々に獲得。最後は4分に徳島が自ら6yをランで持ち込みTD、先制点をあげる。これで火がついた慶大は、DB松崎(経2)の相手のファンブルを誘うタックルなどの好プレーを連発。攻撃陣も好調で、7分に徳島が自陣41y地点から相手ディフェンスを何人も振り切り60y弱を独走。そのままTDを決め、14-0で前半を折り返す。

後半開始早々3分、再び徳島が自陣48y地点から独走して本日3回目のTD。その後も、前半の勢いが衰えることなく3Q終了間際10分にはRB福島(環4)のTDで28-0とする。4Q始まってすぐ、自陣28y地点で堀井からWR松井(商2)へのパスが成功すると、松井がそのままエンドゾーンまで72yを走りきりTD。直後の慶大のディフェンスでは、相手のファンブルを芦名主将がリカバーしてそのままTD。42-0とリードを広げ、このまま完封勝利かと思われたが日体大のオフェンス陣も黙っていなかった。「AチームとBチームの差が激しい中でそこをもう少し詰めなければ」(芦名主将)とBチームに代わった慶大に日体大がじわりじわりと迫り連続ファーストダウンを獲得。慶大のファウルも絡み最後にはTDダイブを決められ、42-7と日体大が意地を見せる。しかし反撃もここまで。最後に堀井からTE兼田(商1)へダメ押しとなるパスが通りTD。スコアを49-7として快勝した。

今回の試合では、7つのトライフォーポイントをすべて決めるなど、取れる得点をすべて確実にスコア出来たのは、次につながる一歩だ。だが「毎年スロースターターと言われているのですがそれがまだ改善できなかった」(徳島)ことと、「試合の時の1プレー1プレーに一喜一憂するなということ」(芦名主将)など快勝の中に課題があることも事実。まだ越えるべき壁は存在するが、スタメンの上級生と後半からワンプレーごとに出場していい働きを見せた下級生が一体となってこれからのリーグ戦を勝ち抜いていく。

By Masanosuke Kondo,Kazuhiro Takai

 

選手のコメント

芦名主将

(試合を振り返って)初戦があってそれの反省で前半立ち上がりを意識していた。立ち上がり若干スロースターターな部分は残ったのですがその前に課題が見つかった。その課題は試合の時の1プレー1プレーに一喜一憂するなということ。一喜一憂しないように練習からもっとちゃんと厳しくやっていこうという課題が残った。次の試合まで2週間あるのでどうにか改善していきたいです(どう改善するか)1プレー1プレーに集中して悪いところを潰していいところを伸ばすという基本の積み重ねです(自身のTDについて)ディフェンダーとして当たり前のプレーをやっていたらボールが転がってきてラッキーだなと思います(第3、4QでBチームも出てきたが)AチームとBチームの差が激しい中でそこをもう少し詰めなければと思っています(前の試合から改善できた点は)試合の中で浮き足立たないということと自分たちの部分をしっかり作るというのが途中からはできていたがもっと1プレー目から出来ていたいな、と思っています(次の試合に向けての抱負)次の試合のことは試合が終わったばかりで考えられないですが、悪かったところをしっかりと修復して次の試合にむけて対策を取るだけだと思います。

徳島

(試合を振り返って)今日の1Qでは敵陣1yまで行ってTD出来なかった。毎年スロースターターと言われているのですがそれがまだ改善できなかったです。ですが、先週の試合に比べてオフェンスの全体としての歯車は合ってきたかな、という感じです(個人のパスの出来について)これからの試合であたっていくような強いチームに対してはまだまだ通らなかったようなパスがラッキーで通ったりしていたので、まだまだ改善していくところは多いと思います(今日は3TDを決めたが、自身のランについて)コーチがそういうプレーをいれてくれたので、自分で何とかしようという思いはあったが、数字は結果的についてくるかついてこないかはある程度は運なので、今日は気持ちよかったですけど、あまり数字にはこだわらずにチームにとって最善のプレーをしていこうと思います(4Qでは日体大に押し込まれるシーンもあったが)ディフェンスの時、オフェンス陣は作戦を練り直しているのであまり見てはいないが、後半たしかに集中力に欠けていたかなというのはあります(後半出場した下級生たちの活躍について)優秀な下級生がたくさんいれば上級生も突き上げを感じる。僕もQBでは下級生の堀井がいて、みんなすごく良い競争の環境の中でやれているとおもう。それはチームとしてすごくプラスだなと思います(次に向けての課題は)先週の試合と変わらずで、個人的なことでいえばパスをもう少し詰めていきたいな、と思うし、チームでいえばやはりスロースターターというのを改善していきたいです

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