【第77回早慶アイスホッケー定期戦】またも越えられず、高かった早稲田の壁!

 

2012年12月24日、クリスマスイブにもかかわらず多くの観客が見つめる中、東伏見にて第77回早慶アイスホッケー定期戦が行われた。大敗を喫した春の早慶戦。その悔しさを胸にリベンジに燃える慶大であったが、試合は開始早々に先制点を奪われ、その後も早大の素早いパス回しに終始苦戦。第2ピリオドまでに5点をリードされると、攻撃陣も早大の堅い守備を崩せず。東京で行われる最後の試合は0-5という完封負けで幕を閉じた。

 

 

2012/12/24(月)第77回早慶アイスホッケー定期戦@ダイドードリンコアイスアリーナ

慶應義塾大学 0ー5 早稲田大学

 

 

チームを牽引する金村恵主将

チームを牽引する金村恵主将

4年生にとっては最後の早慶戦。選手各々がそれぞれの思いを持って臨んだこの試合は開始45秒いきなり動く。慶大はゴール裏に放り込まれたパックを奪われると、そのままゴール前にパスを出されシュートをうたれる。これがGK細井(政3)のレガースの上を抜けてしまい、いきなり先制を許してしまう。「立ち上がりでいきなり1点入れられてしまったのが今日の試合のすべてだった」(安藤副将・経4)と語るように慶大にとっては重い先制点となってしまった。早く追いつきたい慶大はDF白神(商2)のシュートを皮切りに早大ゴールに迫るがゴールは奪えない。6分にはFW江口(環1)とFW鈴木(環1)の埼玉栄高出身の1年生コンビの崩しから最後はDF小川(環4)がシュートを放つがこれは枠を捉えきれない。シュートを決めきれないでいると13分、パワープレーのチャンスを得て前がかりになったところでパックを奪われ2対1の局面から失点。16分にもキルプレーから失点し、結局0-3とリードを広げられて第1ピリオドを終えた。

少しでも点差をつめたい第2ピリオド。しかしここでも早大の勢いを止めることは出来なかった。序盤に反則が重なりキルプレーを余儀なくされると、7分に見事なシュートを決められ0-4。ここで慶大はGKを横尾(商4)に交代。流れを変えにかかるが、悪い流れは断ちきれない。15分にも華麗な個人技から最後はGKの股下を抜かれ失点。この得点で5点差となり試合は決まってしまった。それでも勝負を諦めない慶大はFW小坂(商4)やFW東内(経2)らがゴールに迫るがこの試合MVPの相手GKの守りを破るには至らない。第2ピリオドはこのまま5点差で終了した。

チームの流れを一変する安藤副将

チームの流れを一変する安藤副将

多くの観客に意地の得点を見せたい最終ピリオド。「最後のピリオドはチームの流れも良かった」。(小坂副将)このピリオドになってようやく走って当たる慶大のホッケーが見え始める。パワープレーのチャンスを得ると、AZでのパスも回り始め多くのスコアリングチャンスを生み出す。10分、FW山本(環2)が相手からパックを奪うと左サイドを駆け上がりラストパス。それを受けたFW金村知(政1)がシュートを放つがこれも相手GKの好守にあい得点を挙げることができない。12分、山本とのパス交換から最後は東内がうつがこれも入らず。13分にはサイドを崩した小川が中に折り返すが誰も合わせられない。終了間際には客席からの若き血の後押しを受けて攻め続けるが、最後まで相手ゴールを割ることはできず、0-5のまま試合は終了した。

 

相手ゾーンに攻め入る小坂副将

相手ゾーンに攻め入る小坂副将

「5点も取られて1点も取れないというのはただの実力差」。(金村恵主将)敗戦を受け止める主将の言葉にも悔しさがにじむ。4年生にとって残る試合はインカレのみ。泣いても笑っても最後の試合となる。「僕たちはインカレ優勝を目標にしてきた」。(安藤)今までの悔しさをぶつけてその目標を目指して欲しい。最後は笑って終われることを願っている。             (文:安田峻 写真:並松康弘)

 

 

 金村恵主将

(この早慶戦にどのような思いで臨んだか)個人的には20年間やってきたホッケーを東京でやるのが最後だったので死ぬ気でやりました。(早慶戦とはどのような舞台か)慶應はやっぱり早稲田に負けてはいけないという思いが強いので普段の試合とは雰囲気も違いますし、特別なものだと思います。(今日の試合を振り返って)今日の試合は0-5で負けてしまい途中でジャッジのことでもモメましたけど、それが原因ではなくて5点も取られて1点も取れないというのはただの実力差だと思います。(早大との差はどこに感じたか)パス回しが全然慶應より早かったですが、フィジカルでは慶應も負けていなかったと思います。(どのような準備をして臨んだか)春に1-12で負けるという悔しい思いをしているので今日の試合の第1ピリオドが春の試合の続きの第4ピリオドだと、悔しかった気持ちを思い出して臨もうとみんなに言いました。(インカレに向けて)インカレはもう負けたら最後なのでチーム一丸となって、4年生は下級生に何かを残してあげなければいけないと思うので、絶対に勝ち進んでいきたいと思います。

 安藤副将

(今日の試合を振り返って)試合の内容としては、早稲田大学にずっと勝てていないので、1ピリオドで0-3という展開はある程度予想はしていたんですけど、立ち上がりでいきなり1点入れられてしまったのが今日の試合のすべてだったかなと思います。(そこからどのように切り替えたか)慶應のホッケーをやっていこうということをずっと言ってきたので、僕はあまり試合出ていないんですけど、副将としてベンチにいることしかできない中でもう一回慶應のホッケーをやっていこうと言ってきました。(早慶戦ということで特別な思いもあったと思うが)自分は父が早稲田出身なので、どうしても勝ちたかったです。大学に入って、色々な強豪チームに一通り勝ってきたんですけど、中央と早稲田にはまだ勝ってなくて、中央には今年1回引き分けてというところだったので、またインカレで当たった時には絶対に勝ちたいです。(観客も多い中の試合でしたが)クリスマスイブという日にこれだけお客さんに来て頂いたことにはすごく感謝したいですし、そこで結果が残せなかったのが4年生として申し訳ないと思います。(インカレに向けて収穫と課題は)収穫は最後の第3ピリオドを0点に抑えられたことです。課題は得点が最近取れていなくて、入れ替え戦でもなかなか点が取れなかったですし、今日も1点も取れなかったのでこういう強いチームからいかに点を取るのか、というのがインカレで上に行くためのキーとなると思います。(意気込みをお願いします)僕たちはインカレ優勝を目標にしてきたので、ここからのラストスパートで残り少ない4年生として一生懸命頑張るだけです。

小坂副将

(今日の試合を振り返って)序盤から中盤に踏ん張りきれなかったのが敗因かなと思います。(何にフォーカスして早慶戦に臨んだか)早稲田のパワープレー対策をしっかりしようと。それに対しては対応できたが、その他の点で負けてしまいました。試合の最初であったり、失点直後など流れを作る上で重要な部分で集中しきれなかったですね。ミスが多かったのも敗因の一つだと思います。(序盤には惜しいシーンもいくつか見受けられたが)チャンスがあったらしっかり点を入れないといけなかった。相手は格上なんで慶應が勝つためには一個一個丁寧に決めていくことが大事でした。(収穫は)最後のピリオドはチームの流れも良く、足が動いて相手の身体にも当たれていた。それを試合のスタートからできるようにするために何が出来るかを考えなければいけない。時間も練習機会も少ないが前を向いてやっていくだけですね。

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