【バスケ】若き力が躍動!力の差を見せ付ける 新人戦vs東京成徳大

圧倒的なスピードを武器に、スコアラーとしてチームを牽引した真木。

圧倒的なスピードを武器に、スコアラーとしてチームを牽引した真木。

 

春シーズンの最後の公式戦である新人戦。「1・2年生の大会という風には捉えていない」(佐々木HC)と指揮官も語るこの大会の初戦には、秋に控えるリーグ戦を支えてくれるであろう下級生の、たくましい姿があった。ディフェンスから流れを引き寄せた慶大は、105対58 と東京成徳大に快勝。実力差を見せつけ終始相手を圧倒する好試合を見せた。しかし、内容としては試合中盤の中だるみやパスの精度を欠くなど、幾つかの課題が残る結果となった。


2013/06/10(月) @大田区総合体育館
第53回 関東大学バスケットボール新人戦 1回戦 vs東京成徳大
  1Q 2Q 3Q 4Q 合計
慶大 20 29 27 29 105
東京成徳大 6 7 22 23 58
◆慶大スターティングメンバー◆
  選手名(#背番号・学部・学年・出身校)
PG #4 福元直人(環2・福大大濠高)
SG #18 西戸良(総1・洛南高)
SF #5 大元孝文(環2・洛南高)
PF #13 真木達(環2・國學院久我山高)
C #23 黒木亮(環2・延岡学園高)

1年生として、唯一スタメンに名を連ねた西戸。ルーキーらしい積極的なプレーを見せた。

1年生として、唯一スタメンに名を連ねた西戸。ルーキーらしい積極的なプレーを見せた。

キャプテン福元の中盤でのスティールからの先制。そして立て続けに、黒木のディフェンスリバウンドからの速攻と、幸先の良い試合入りを見せた慶大。ガードの高い位置での好ディフェンスとセンター陣のリバウンドが、東京成徳大にチャンスを作らせない。ディフェンスから流れを掴むと、慶大が一気に試合を支配する展開に。開始7分、慶大にゴールラッシュが到来。3ポイントラインでのパス回しから、真木が果敢にフェイントを仕掛けゴール下に切り込み、相手のファールを誘う。バスケットカウントで得点を重ね、後半は東京成徳大に得点を許すことなく、20対6の14点差で1Qを終える。続く2Qでも、慶大の勢いは止まらず。黒木のディフェンスリバウンドから、スピードを生かした真木の速攻という攻撃パターンで相手を寄せ付けない。開始2分後、たまらず東京成徳大がタイムアウトを要求。その後、東京成徳大に3ポイントシュートを決められるものの、直後に西戸と大元が連続でバスケットカウントを決め、相手の追随を許さない。集中力を見せた慶大は、後半もディフェンスで相手にプレッシャーをかけ、スティールからの速攻で得点を量産。一気に相手を突き放す。真木がブザービートで3ポイントシュートを決め、2Qを終えて49対13の大幅リードで後半戦を迎える。

大きな声と献身的なプレーで、チームに勢いを与えた清家。

大きな声と献身的なプレーで、チームに勢いを与えた清家。

3Qも序盤から慶大が前半戦のいい流れに更なる勢いを加え、好プレーで試合を支配。インサイド陣、アウトサイド陣ともに多彩な攻撃パターンを見せ、得点を連取。しかし開始3分、東京成徳大のタイムアウト後に試合の流れが傾く。東京成徳大がバスケットカウントを決めると、慶大にパスミスが目立ち始め、リングに嫌われ始める。ゴール下のシュートを決められず、オフェンスリバウンドも取り損ねると、東京成徳大がすかさず速攻をしかけ猛追。約2分間、慶大は無得点、東京成徳大に6点の連続得点を許すことに。嫌な流れを止めたい慶大は、タイムアウト後にスターティングメンバーを揃え、試合の立て直しを図る。チームの危機を救った立役者は真木と大元。「今日は思いっきりやろうと思っていました」(真木)という言葉通り、開始6分に真木が技のある華麗なバックシュート。すると、触発されたように大元が3ポイントシュートを2連続でしっかりとゴールに沈める。また、黒木が要所でオフェンスリバウンドを奪い、セカンドチャンスをしっかりと決め、流れを慶大に再びたぐり寄せた。中盤に苦しい局面を迎えながらも、3Qは74対35と得点差を維持。最終Q、両者激しい攻防を見せる。オフェンスに隙を与えない好ディフェンスを見せた慶大。後半突入、徐々にゴール下に切り込まれ、得点を許す場面が見られるように。しかし、流れを変えたのは清家智(経2・慶應義塾高)。スローインからのアリウープという個人技光るプレーで、観客席を沸き立たせる。終盤には控えメンバー達も登場すると、田辺夏彦(経2・慶應湘南藤沢高)らの得点にベンチも大きく沸いた。最後まで手を緩めることなく、スピード感溢れるパワフルなプレーで終始相手を圧倒した慶大。105対58という大差をつけて慶大が初戦突破を果たした。

100点ゲームでの勝利という好結果であるものの、課題も見受けられる試合内容であった。得点差を維持したものの、3Qは25対22と中だるみの状態。最後まで失速せずに集中して試合に臨む強い精神力が求められよう。しかし、嫌な流れを止め、巻き返しを図る原動力となるプレーヤーが存在するのもまた事実。慶大の次の対戦相手は、高さと技術を併せ持つ強豪青学大。1対1を攻守共に強くしないと駄目」(佐々木HDと語るように、プレーヤー個人の働きが大きな鍵を握る。100点ゲームで高まる志気、迎え撃つ準備は十分だ。

(記事: 佐藤優)

 ◆試合後コメント◆

佐々木HC

2年生は昨年からリーグ戦を経していて、Aチームの方で出ている選手も沢山いますし、僕としてはこの大会を1・2年生の大会という風には捉えていません。そういう意味では、今日みたいに試合中盤に中だるみをして、相手にいけると思わせるような展開にしてはいけないと思っています。離さなきゃいけない場面で離しきれなかったり、相手に詰められたりしちゃうのはウチの悪い癖ですね。(新人戦でのポイント)上の3人の選手が公式戦でどれだけ出来るか、ということを見て行きたいと思っています。(ガード陣の積極的なディフェンスが見られたが)ディフェンスに関しては、新人戦に関係なく求めていることは変わらないですし、もっと言うと背が低いので、フロントコートで勝負するのでは間に合わないと思っています。リーグ戦についても、フルコートでもうちょっと強いディフェンスが出来るようにならないと駄目ですね。早慶戦でバックコートのディフェンスを少しは体現出来たのでは無いかと思うので、それを続けないといけないです。(青学大の高さへの対抗策)バックコートでしっかりプレッシャーをかけて、相手のリズムを壊して、いいタイミングのシュートを打たせない。そうすれば、確率が悪くなったところで身体接触をしっかりやれば、リバウンドに絡んで行けると思うので。それはリーグ戦でもやらなきゃならない作戦なんで、青学大戦はそれを実践出来るようにやって欲しいです。(青学大への対抗策)2部のリーグ戦を戦うにしても、早慶戦の反省としても、1対1が攻守共に弱いですね。早慶戦でも、結局は相手の1対1の能力で決められてしまっていて。インサイドにやられたということでは無くて、ベリメーターのシュートでやられてるのが目立ったので、1対1を攻守共に強くしないと駄目です。

[F] 真木達(2・国学院久我山高)

今日は思いっきりやろうと思ってました。春シーズンは思うように試合に出られなくて、モヤモヤが溜まってました。早慶戦も少ししか出場できなくて、新人戦は僕らの代二年生が主体で、ラストですし、責任という部分も感じてます。今までの分というか、とりあえず思いっきりやろうと思いました。(今日の得点について)僕はスピードを生かしてドライブすることは好きで、でも一人抜くことはぶっちゃけ簡単なんですよね。二人目三人目にどう対処するかがという部分ですね。1ピリとかはドライブしてもディフェンスが来て戸惑った部分があるんですけど、試合で修正できました。例えばヘルプが見てないときにドライブするとか、来たらロールしてかわすとか、ある意味警戒してたっていう部分があります。やってないと忘れていく部分だと思いますが、感覚が戻ってきたので、たくさん点を取れました。(ディフェンスについて)僕個人はスティールが得意で、今日の試合でもしっかり生かせました。早慶戦で玉井さんにもついたんですけど、ついていけたというのがありましたし、ディフェンスは僕の武器の一つだと思うので、足動かしてがんばりたいです。チームとして見たらリバウンドが不安要素だと思います。青学大戦もリバウンドが鍵となると思います。(青学大戦に向けて)ここ2、3年ベスト8に行ってないというのもありますし、僕自身最後の新人戦なので、それこそ大学日本一の青学大なので、ぜひ倒して「慶應が青学大に勝ったぞ!」と周りに言わせてやりたいですね。(笑)みんなで一つになって青学大を乗り越えたいです。

[G] 西戸良(総1・洛南高)

序盤、上手く動くことができなかったんですけど、後半から気持ち切り替えてできたので、自分の良さを出すことができたかなと思います。(スタメンで意識したこと)練習で先生の指示で、ドリブルから攻めるということを意識していました。(練習では)ディフェンスで左手を使わせるっていうのをやったんですけど、半分くらいしかできなかったので、青学戦に向けてもう一回練習して、アピールできるように頑張ります。(100点ゲームで気持ちのいい試合でしたが)4Qは自分としてもいい動きができたので、明々後日に繋がるいいゲームだったと思います。(青学戦に向けて)青学は1on1が強いので、ディフェンスから貢献できるように、あと2日で調整して、活躍できるように頑張りたいと思います。

 

 

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