10月20日、新横浜スケートセンターにて、第18回ウィンタートロフィーが開催された。この大会は2014年1月に行われる冬季国体の神奈川県代表選考会を兼ねている。上位2名が国体への切符を手にする。慶大からは小曽根孝浩(環1)が出場。国体出場枠をかけ、緊張感に包まれたリンクでは多くの選手が苦戦を強いられた。
シニアクラス男子
・小曽根孝浩(環1) 77.55点 4位
国体出場枠である2位以上を目指し、小曽根は最終滑走で『クラシックロックメドレー』を披露。出だしのジャンプから着氷が合わず、前半は転倒は無かったもののジャンプが決まらない。スピンやステップなどの要素で挽回を図るが、「意識しすぎた」面もあり、渋い顔を見せる。中盤のトリプルトウループはきれいに決めるが、以後のジャンプでミスを連発。毎度歓声の中魅せてくれるリズミカルなロックのステップも、少し固い印象で、自身悔いの残る結果になってしまった。東インカレまではもう1週間も残されていない。ハードスケジュールではあるが、悔しさをバネに、勢いのある新星は再調整してきてくれるだろう。今後の活躍に期待が高まる。
(文:須佐奈月、写真:成瀬麻衣子)
小曽根孝浩(環1)
(今日の演技を振り返って)集中力がなかったかなという印象です。音に合わなくて、エレメンツ意識しすぎていろいろ考えながら滑っていたのがいけなかったと思います。(今大会をどのような意気込みで臨んだか)国体に出られたらいいなと。どの選手も自分より相当上手い選手なので、自分のベストが尽くせればと思っていたのですが、ちょっと意識しすぎた感じです。のびのびと滑れなかったなと思いました。(なかなかきまらなかったジャンプについて)いつもは一つ一つに集中して出来ていたのですが、集中力が足りなくて、力も入りすぎちゃって、全部ミスにつながってしまったのかなと思いました。(ミスは表現面の方にも影響したか)そうですね。今日はちょっと最悪でした。(また来週から大きな大会が続きますが、今後に向けて意気込みを)今日ちょっと久しぶりにダメになってしまったので、気持ち入れ直して、自分に厳しくやっていこうと思います。
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