【野球】黄金世代始動!新主将・横尾俊建 インタビュー

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主将としての意気込みは「全員野球」だと語ってくれた

春に6季ぶりの優勝を果たし、秋も早慶戦まで優勝争いを演じた今シーズン。その中心にいたのが、不動の4番・横尾俊建(総3)。個人として成長を遂げた大砲が、今度は主将としてチームを引っ張る役割も担うこととなった。リーグ戦の出場経験豊富な選手が4年生となる来季、その黄金世代のキャプテンとして、どんな1年にしていこうと思い描いているのか。横尾に話を伺った。

 

―主将に就任した経緯を教えてください

竹内監督の意向で決まったので、それが一番大きいです。

―それはいつ知らされましたか

早慶戦の2戦目の試合前です。

―主将を務めることが決まったときの心境は

特に、何も特別な感情は無かったですね。

―直後に試合が控えていたからということですか

そうですね、まずは試合に集中しようと思っていたので。

―今シーズンは守備の際にピッチャーに声をかけにいくことが多かったが、これも主将になるかもしれないという自覚の表れということですか

いえ、そんなことはないですけど、3年生なのでチームを引っ張っていこうという気持ちがあったのでそうしていました。

―髙多助監督と大久保新監督からはどんな言葉をかけられましたか

髙多助監督からは「いい主将になる」と言われたので、自信を持ってやっていきたいですけど、大久保新監督とはまだそんなに会う機会が無いです。

―江藤前監督とは主将就任後お話する機会はありましたか

そうですね、頑張っていけという言葉はもらいました。

―公式HPの尊敬する人で挙げている日大三高の小倉監督からは連絡をとりましたか

はい、報告をしました。本当に頑張って、ということを言われたので、自信じゃないですけど、気持ち的にやってやろうというふうになりました。

―来季は横尾主将はじめ、他大学の主将も日大三高出身の人が多く務めそうですね

はい、畔上(法大)や鈴木(立大)もそうですし、本当にすごいですね。

―自分がキャプテンをやるかもしれないなというのはいつごろから意識し始めましたか

全然意識はしていなかったので、(主将就任の)打診を受けてからです。

―入学当初から主将をやってみたいという気持ちはありましたか

やってみたいというよりは、言われたらやろうという気持ちでいました。

―小・中・高と主将を務められた経験は

いや、ないです。 DSC_6991

―横尾選手の世代は谷田選手、山本泰選手など下級生の時からリーグ戦に出場している選手が多いですが、彼らと主将はだれがやるのだろうという話はしていたのですか

いえ、していないです。

―同期の部員からは主将就任が決まってどんな言葉をかけてもらいましたか

いや、特にはそんな…ないですね(笑)

―前キャプテンの佐藤旭選手からはどんな言葉をもらいましたか

いろいろチームをまとめるにあたってのことを教えてもらったりしました。

―200人の大所帯をまとめ上げていくことになるが、これについては

結構それは難しいので、ひとりひとりとコミュニケーションをとるよう心掛けていこうと思います。時間のかかることですけど、200人をまとめるというのは難しいと思うので、新しい監督の大久保監督についていきながらという形になると思います。

―佐藤旭前主将も周りへの声掛けを欠かさない人だったのですか

本当に全員とコミュニケーションをとっている印象が強かったので、それをお手本にしていこうかなと思います

―声を出すことで引っ張っていく主将、プレーで引っ張っていく主将など様々なタイプがあるが、横尾主将はどんな形で選手を引っ張っていきたいですか

自分のプレーもそうですけど、声も出さなければいけないので、両方ですかね。

―佐藤旭前主将をはじめとするこれまでの主将のスタイルを踏襲していきたい部分、逆に横尾主将が自分の色を出していきたい部分はどんなところですか

そんなに器用ではないので、自分の色と自分のやり方でやっていきたいなと。前の主将もすごい素晴らしかったんですけど、そんなふうにはできないので自分のやり方で全部やっていこうと思います。

―具体的には

厳しくしていこうかなと思います。でも、監督が一番なんで、監督に言われたことをチーム全員に浸透できるようにやっていきたいなと思います。

―選手に対する接し方を少し厳しくということですか

厳しくというか、できていないことを本人にできていないぞとはっきり言えるようにしようということです。

―今シーズンは試合前の打撃練習でチームメイトに指導する姿も多く見られましたが、そういったことは普段からやられるのですか

そうですね、指導というよりはアドバイス、助言という感覚です。

―背番号10をつけることについてはいかがですか

そうですね…、かっこいいので、それに恥じないようにいいプレーしたいと思います。

―今シーズンは春が6季ぶりの優勝、秋が早慶戦まで優勝争いをしながらの4位という結果だったが、今シーズンのチームを振り返って

春優勝して、秋も本当にあと一歩のところで優勝を逃したので、なぜ優勝できなかったのかを考えないといけないのですが、自分的にはいい経験になりました。

―なぜ優勝できなかったのか、という点は具体的に何か見つかりましたか

実力がなかったのかもしれませんし、練習への取り組む姿勢だったりするかもしれません。負けたからには絶対理由があると思うので、明確なことは今はわからないですけど、やれることは新チームでやっていこうと思いました。

来季、このようなシーンが数多く見られることを期待したい(写真は秋の明大2回戦、本塁打を放った第1打席)

来季、このようなシーンが数多く見られることを期待したい(写真は今秋明大2回戦、本塁打を放った第1打席)

―個人としては、数字もついてきて成長を実感できたシーズンだったと思うが

そうですね、初めてベストナインも獲れましたし、成長は実感できています。

―個人としての来年の目標は

目標は…、そうですね、特に、数字とかは具体的に口には出さないようにしています。目の前の一球に集中してという感じです。

―数字を意識すると横尾選手でも力んでしまうのですか

そうですね。でも最近メンタルトレーニングの本も読んでいて、そういうのも意識しながらやっています。

―プロ入りは意識されますか

はい、プロ入りはもう絶対です。プロを意識してやっています。

―横尾主将にとって理想のキャプテン像は

チームで一番、プレーで結果を残すことがいいなと思います。

―どんなチームにしていきたいですか

1試合1試合、貪欲に勝ちを求めるチームにしていきたいなと思います。

―その中で、横尾主将がプレーで引っ張っていくと

そうですね、みんな個々の力はあると思うので、それが勝ちにつながればと思います。経験も豊富で、本当に勝てるチームだと思うので、1試合1試合、勝ちにこだわっていきたいと思います。

―来季のチームとしての目標を

目標は一戦一戦勝てるチームなので、リーグ戦も2勝1敗でいいという気持ちも捨てて、全部勝てるようにしたいです。オープン戦から全勝して、負けないチームにしていきたいというのが目標です。

―最後に応援しているファンへのメッセージをお願いします

全力プレーをするので、応援よろしくお願いします。

―お忙しい中、ありがとうございました!

(取材 菅谷滉  写真 山内貴矢)

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