【ボート】早慶レガッタ前哨戦!高まる5連覇への期待

 ついに隅田川が一年で最も熱くなる季節がやってきた。早慶レガッタだ。 隅田川花火大会?いや、やはり早慶レガッタだろう。4月17日に開催される早慶レガッタ。早慶レガッタの結果をうらなう前哨戦として4月13日に歓漕会が戸田漕艇場にて開催された。

4月13日(水) 早慶レガッタ歓漕会@戸田漕艇場

 

クルー紹介

 

対校エイト

第2エイト

コックス

米澤一也(政4)

小原孝明(法4)

ストローク

北原敬梧(法3)

磯貝悠(商2)

7番

中田幸太郎(経4)

長石治徒(総3)

6番

田中将賢(法4)

笹岡裕之(法3)

5番

高田直人(総3)

細田外嗣(法3)

4番

廣橋光希(法4)

小坂哲生(商3)

3番

高林拓海(理4)

佐々木多聞(総4)

2番

内田優志(法3)

大津匠(法4)

バウ

寺坂僚太(経3)

小豆澤遼(法4)

 

試合結果

第1レース 14時スタート

慶大第2エイトの高い実力を見せた

慶大第2エイトの高い実力を見せた

早大対校エイトvs慶大第2エイト

1着 早大対校エイト02:59.77

2着 慶大第2エイト03:02.66

 

第2レース 14時15分スタート

まさに、圧巻の漕ぎ

まさに、圧巻の漕ぎを見せる対校クルー

慶大対校エイトvs早大第2エイト

1着 慶大対校エイト02:57.63

2着 早大第2エイト03:08.74

 

 5連覇。そう簡単に成し遂げられる事ではない。1度負けたら少なくとも4年は達成不可能。5連覇に立ち向かうのはそういう事なのだ。今年で第85回を迎える早慶レガッタの長い歴史で慶大が5連覇を達成したのはわずか1度。全ての慶大OBからも当然期待がかかる。そのプレッシャーは計り知れない。だが、それをはねのけてこそ、慶大端艇部の「日本最速」という高い目標が達成できる。

 

スタートで一気に突き放す

スタートで一気に突き放す

本大会は、早慶レガッタに向け、直前のクルーの完成度を披露し、本番までの残り数日で何が出来るのかを見直すもの。本大会で見つかった慶大の課題は「スタート」(北原敬梧・法3)。早大第2エイトに対し爆発的なスタートを見せ、序盤から圧倒したものの、まだ満足はしていない。一方、コックスの米澤一也(政4)は「本番になっても焦らないこと」と語る。やはり、隅田川は特別な場所。3750mに己の全てをそそぐ。一対一の全てを賭けた闘い。「隣には負けられないという気持ち、出られたら必死に追いつこうとする気持ち、出たら少しでも引き離そうとする気持ちでずっといるので、(レースは)一瞬に感じる」と中田幸太郎主将(経4)。一漕ぎ一漕ぎに気持ちを、負けられない想いを込める。

 やはり、レースの最重要ポイントはスタート。早慶両監督も勝負のポイントとして、スタートからコンスタントに入るまでの序盤と語る。今年のスタートは慶大が早大よりも前に出る位置取り。カーブを進むにつれて徐々に早大に詰められるレースが予想される。同じ速さでもカーブにより詰められる。分かっていても、レースでは焦る。そこでも、練習通りの漕ぎが出来るか。それはもはや気持ちの問題。「日本最速」を本気で目指す慶大端艇部。昨年インカレ覇者の早大を倒し、より一層「日本最速」に近づくために、早慶レガッタは絶対に負けられない。

(記事・写真 高橋廉太朗)

 

第2エイト

 

スタートで離されても、懸命に食らいついた。

スタートで離されても、懸命に食らいついた。

慶大の第二エイトは早大の対校エイトと勝負を繰り広げた。負けて当然と思われていた試合。しかし、慶大は終盤まで食らいつく熱い試合を見せた。スタートでミスオールをしてしまった慶大クルーは序盤で大きく差をつけられてしまった。中盤から終盤まで、差を大きく広げられることはなかったが、最後に追い上げることもかなわず2着でゴールすることとなった。 試合を振り返る小豆澤遼副将(法政4)は勝負の分け目はスタートにあったという。スタートのミスオール。その差が試合を分ける大きな差となってしまったのだ。「余裕をもって行かせてしまった」、「序盤で勝負できれば、チャンスが生まれてきた」(小豆澤)これらの言葉に今回のレースが集約されているといっても過言ではないだろう。しかし同時に、今回の大会は慶大クルーにとって大きな自信につながるものでもあった。負けは負けとしてしっかりと受け止めなければならないが、今回出てきた結果が慶大にとって前向きな結果であったことは間違いない。タイムでも雰囲気でも、今回を経て、慶大クルーが積み上げてきたものは確かだったという証明はなされた。後は本番。隅田川の舞台で最高の漕ぎを見せてくれることに期待したい。

(記事 岩本弘之)

中田幸太郎主将(経4)

(今日のレース振り返って)相手は第2エイトだが、隣に早稲田がいるという状況でレースをし、良い緊張感もあった。その中で自分達がやろうとしていた漕ぎはある程度出来たかなと思う。しかし、スタートの6本の精度や、風といった外的要因で崩れた時の立ち上げは、前に比べたら良くなっているが、まだまだいくらでも精度を高めることが出来ると思う。なので、残りの日数でやるべき事が明確になった良いレースだと思う。(早慶レガッタへの意気込み)今、本当に良い状態、漕ぎも非常に良くコンディションもよい。しかし、何よりもクルーのまとまり、5連覇に向けて、そして早稲田を倒すことに全員が同じ方向を向いている事が良い。練習での隅田川の試合を想定した荒川で行う12分レースペースというメニューでも、しっかりとクルー全員がその練習に照準を合わせて良いパフォーマンスを出すことが出来ているので、9人全員で同じ方向を向けている。(みなさん試合ではあまり疲れず、あっという間に終わるとの事ですが)荒川だと水が穏やかだからしっかり漕げるので、早めにデッドラインが来る。そこから全員でいかにスピードを維持できるかが勝負になってくる。しかし、隅田は荒れていてしっかりとした漕ぎはほぼ出来ないと思って練習しているので疲れない。また、隣には負けられないという気持ち、出られたら必死に追いつこうとする気持ち、出たら少しでも引き離そうとする気持ちでずっといるので、一瞬に感じるのだと過去2回出場して思う。(試合当日は雨の予報だが)少し寒いだけでやることは何も変わらない。むしろ観客の方が来てくれるかが心配。観客が来てくれるのであれば、雨だろうが関係ない。(観客に一言)絶対に勝つ自信があり、それなりのことをしてきたので、慶應として良いものを見せられると思う。楽しみにして欲しい。

米澤一也(政4)

(試合を振り返って)昨年、一昨年と早大に負けていて、不安を抱きながら早慶レガッタに臨んでいたが、今年は勝利し、違うレースで一概には言えないが、早稲田の対校よりもタイムが良かったのは嬉しい。しかし、この結果に過信することなく、本番までに詰めるところはしっかり詰めて本番に臨みたいと思う。(最大の課題は)ここまで調整は順調にきたが、課題は本番になっても焦らないこと。自分達のやるべき軸をしっかり通して、相手がいようが、何しようがしっかりやってきたことをやり続ける、その意識の徹底はこれから更に緊張感ぎ高まってこないと出来ない部分だと思う。(早慶レガッタは雨という予報だが)寒いのかなと思う。漕手のウォーミングアップは雨の場合、より考えていかねばならない。どっちにしても川に出ると波でまともなアップが出来ないので、あまり関係ないのかなと思う。(志木高時から何度も参加しているが、今回最後の集大成の大会となる意気込みを)高校から早慶戦に関わってきて、ずっと大学の対校エイトの試合に憧れて大学の入部を決めたので、その中で最高学年で出場出来るのは光栄なこと。逆に出れない他のメンバー、同期、マネージャー、コーチ、支えてくれる人。早慶レガッタは自分達、対校エイトだけでは成り立たず、多くの人のサポートで成り立っているので、感謝の気持ちを忘れずに、本番ではとにかく良い試合が出来れば良いと思う。

北原敬梧(法3)

(レースを振り返って)基本的にレース前に決めていたミドルスパート、スタートスパートからの落とし際、ラストスパートといった決められたところを集中してやっていこうと思っていて、それが出来たのは良かった。本番を意識しようということで、もちろん距離は違うがミドル、ラストのスパートや、2枚あげのところは本番と同様に出来た。唯一課題を挙げるとすれば、スタートの最初の6本。あまりスピードに乗ることが出来ずスタートスパートまでに艇速を出せなかったかなと思う。それは監督にも言われたことで、今の課題。(新しいリズムの漕ぎは実践できたか)はい。8人が一体となって滑らかに漕ぐことが出来ていたと思う。(早慶レガッタに向けて)5連覇は滅多にないチャンス。5連覇出来る人というのは限られていて、1度負けると何年も後になってしまう。5連覇出来るように楽しんでレースを終えられればと思う。

小豆澤遼(法4)(第2エイトクルーリーダー)

(試合を振り返って)いろいろトラブルがあり、試合で使用する船が使えなかっが、慌てることなく自分たちがしっかりやってきたことをやっていこうということで、しっかり表現できた。結果としては負けたが、手応えはあったので、本番につながる良いレースが出来た。(試合の流れは)スタートで大きなミスオールがあったので、そこで少し出遅れてたが、すぐに挽回出来た。ミスしたところから挽回する気持ちをもって上げていかなければいけないと思うので、そこはラストにかけて上げていく形にならなかったので反省すべき点。ただ、ミスしてもそこまで相手に差をつけられることもなく、中盤から終盤にかけての展開も悪くはなかったので、概ね良かったと思う。(試合の分岐点)スタートのミス。相手もそこで余裕をもって行かせてしまったので、序盤で勝負できれば、相手が慌てることによってチャンスが生まれてきたと思う。(早慶戦に向けての雰囲気)雰囲気はすごい良い雰囲気でここ何週間か取り組めていて、今日も午前中に船の使えないトラブルがあってすごいピンチな雰囲気だったが、今日また、歓漕会を通して、自身につながる部分は多く、雰囲気も上向いてきた。試合まであと四日だがいい状態だし、船も間に合いそうなので、本当にいい状態で臨めると思う。(普段の練習は)慶應の対校と常に並べて勝負している。(今回早稲田の対校と並べて普段の慶應の対校を比べて感じる部分)うちの対校の方が圧倒的に速い。並べていて、勝たないといけないのだが、こいつらには勝てないなと思うことは多々ある。今日、早稲田の対校と並べて、物理的なスピードもそうだが、オーラとか、威圧感とかで、慶應の対校の方が全然上だなって改めて感じたし、慶應の対校と、早稲田の第二が並べているのを見て、僕たちは普段もっと良い勝負をしているので、そこも含めて自信につながった。自分たちが早稲田の第二と勝負するという面でも、慶應の対校と早稲田の対校の勝負という面でもお互いに良いものが出せて、自信につながっていると感じた。(早慶戦は自信がある)油断するわけではないが、積み上げてきたものに、対校も自分たちも自信を持っているので、絶対に負けない。(早慶戦に向けて)今まで選考も含めて2か月以上つらい練習をしてきて積み上げてきたものは、早稲田を含めどこにも負けないと思っている。本番はそれを出すだけだと、陳腐にそれを表現するだけだと思っているので、いいものを出して、いいものが出せれば結果はついてくると思うので、焦ることなくやっていきたい。

小原孝明(法4)(第2エイトコックス)

(試合を振り返って)クルーリーダーの小豆澤と同じように、自分たちのやってきたことをトラブルがあってもやるだけだと思うので、それが一つできたことはすごい良かった。(早慶戦に向けて)マネージャーとかが頑張ってくれている姿を僕たちは見ているし、準備に回ってサポートしてくれている選手もいるので、僕たちはもちろん勝ちたいと思っているし、その人たちの分まで早慶戦を隅田川の舞台で漕ぎ切って勝ちたい。

 

歓漕会後には両校監督、主将、コックスの6人が記者会見を行う。

以下、記者会見

(レースの振り返りと早慶レガッタへの意気込み)

早大内田監督

昨年は両校OBをはじめ関係各所にご迷惑をおかけした。今年度はあのような事が無いように、しっかりとルール並びにコース確認をして、レースに臨みたいと思う。今年はスタートが早稲田は若干後ろに下がっての位置取りとなっているので、慶應のスタートダッシュに負けないように早稲田は前半が勝負どころになると思う。慶應の対校クルー並びにセカンドクルーには川でお会いした時は非常にキレのある漕ぎをされていた。試合当日は風や波等があっても、早稲田も安定した漕ぎが出来るようになるための練習を目指す。本日の歓漕会の総括だが、対校エイトはスタートの前半部分は慶應の胸を借り、後半については昨年度の歓漕会の際には余りにも選手達が高揚し、かなりくしゃくしゃになったという反省があったので、今年は前半のハイレートの部分と、後半は伸び伸び漕ぐ事を念頭に臨んだ。セカンドエイトに関しては、1名就職活動により欠場し、失礼ながらサードエイトの方から1名補充し臨む事になった。慶大の対校エイトは非常に素晴らしいスタートダッシュで、一気に水をあけられてしまいましたけれども、フルメンバーで早稲田の方も臨ませて頂ければもう少しついていけたのかなと思う。しかし、大変素晴らしいスピードを見せて頂き、やはり前半勝負になるなと感じた。

慶大小澤監督

歓漕会に関しては昨年、一昨年と早稲田の第2エイトに我々の対校エイトは負けており、川でタイムを出すためにコースでのタイムを捨てた、という言い訳をした。しかし、実際はコンディションを早慶戦に持っていく中で調整がうまくいってなかった。今年はとにかく結果に拘る、という事で昨年秋から取り組んでいる。そういう意味では素直に今回、様々な影響があるが、早稲田の対校よりも良いタイムが出た、というのは素直に喜びたいと思う。レースの意気込みについては、昨年インカレで優勝した早稲田の胸を借りるという事で、我々は5連覇を目指しているが、昨年の早慶レガッタでは一度も早稲田の背中を見たことがなかった。この悔しさをバネに昨年秋から4月17日まで取り組んできた。我々のモチベーションをここまで高めてくれる早稲田の存在。これに感謝、これは部員、マネージャー、指導陣も含めて全員感じながら取り組んでいる。この感謝の気持ちを力に変えて、別の形でこのご恩を返せるようにしていきたい。3750mもの距離を荒れた隅田川の中を漕ぐので、コースでの今日の結果は全く関係ないと思っている。もう一度、我々の原点である早稲田への感謝を胸に、レース当日、対校エイト、第2エイト共に全力で戦う事を期待したい。

早大是澤祐輔主将(スポ4)

早慶レガッタの意気込みとしては、昨年失格を受けた日から1年間準備をしてきて、その過程でインカレを優勝し、全日本も決勝に残る事が出来た。明らかに早稲田のレベルが高くなっているのを感じている。そして、ここ4年間慶應に勝てていないので、今年は何が何でも早稲田が先に桜橋を通過して、紺碧の空をみんなで歌いたい。クルーの完成度に関し、今回の歓漕会では少し乱れた部分があったが、日曜までにしっかり練習をし直し、完成度を上げ本番で絶対に慶應に負けないように頑張っていきたい。

慶大中田幸太郎主将

歓漕会の感想としてはスタート面でまだまだ改善の余地があると感じた。そして、クルーのまとまりについてもまだかなと感じた。クルーのコンディションについては良いのかなと感じており、コンディションや技術において早稲田に勝利し歴史を刻む上で、クルーだけでなく部全体で同じ方向を向いているのは実感できた。本番への意気込みは、やはり5連覇すること。自分たちが去年の悔しい勝利から積み上げてきたものを、本番の隅田川、3750mで出すだけだと思っているので、気負わず最大限のパフォーマンスを出せるよう全力を出す。

早大藤川和暉コックス(法4)

隅田川はコースと違い、大きなカーブがあり舵を取りにくい事は分かっている。特に前半の両国橋近辺は流れやうねりが強く、自分の課題と思っているのでしっかり克服し、慶大の柔らかい滑らかな漕ぎに追いつけるようにしたい。

慶大米澤一也コックス

隅田川のコースについては昨年早慶レガッタに出場した際、上手くいか悔しい思いをした事もあり、後からビデオを何度も見てコースを確認したり地図を見て何度もコースを確認したりしているうちに、今年は自信を持って舵を握りコースを決めるという事が出来つつあるのかなと思う。本番では練習とは状況は変わると思うが、その中でも漕手は良い漕ぎをしてくれると信じているので、僕も漕手に負けないような良い舵を切れればいいなと思う。

ここより質疑応答

(両チームのコックスへ、去年のレースを踏まえて今年から新たに行った練習は)(早大藤川)僕は昨年、第2エイトで出場し今年はまたコースが違うのだが、実際にコースを見に行くのが大事だと思う。何度か実際に浜町に行ったり、失格になった言問橋の周辺も確認したりした。(慶大米澤)昨年度のビデオを見たり、コースを確認できる映像からコースを確認した。しかし、隅田川というのは本番になってみないとどういう風が吹くのか、どれ位の波が立つのか分からない中で、しっかりと普段の練習から隅田川のレースを意識した舵取りを行うことで、経験値を蓄積するという事を行ってきた。(また、勝負のポイントは)(早大藤川)やはり本番になってみないと分からないのでどことは言えないが、序盤の方でポイントが来るのではないかと思う。(慶大米澤)やはり前半が勝負になってくるのではないかなと思う。前半慶大は1艇身程出た状態でスタートするが、早稲田と同じ艇速だと漕手からすると詰められているという印象を持ちながらカーブを曲がっていくと思うので、そこでいかにまとまりを作って焦らず自分達の漕ぎをしていくか、ここが一番のポイントだと思う。(両チーム主将へ、自分たちのクルーを漢字一文字で表すとすると)(早大是澤)「新」の一文字。昨年自分らのクルーに油断があり失格負けになったがその現実を受け入れ、一から自分たちを見つめ直し、スポーツマンシップのもとに生まれ変わった早稲田を皆さんに見せたいということで選んだ。(慶大中田)「心」の一文字。練習もそうだが日々の生活でも心を1つにしようとしており、また早慶戦が出来るということについても感謝、日々のマネージャーのサポートの感謝なども忘れずに練習しようと決めているので、そういう面で心という漢字がぴったりと合うのではないかと思う。(冬場のトレーニングで最も力を入れたこと)(早大是澤)大きく2つあり、1つ目はフィジカルの強化。エルゴメーターなどの練習の記録をデータにし部内でランキングを作り、そこで目標を作った。対校エイト、第2エイトの上から16人の平均をとり、その平均値を絶対に全員クリアしようというもの。長い冬の中でフィジカルを強化する事に取り組んできた。もう1つは怪我をしないこと。冬に怪我をすると、シーズン開幕戦である早慶レガッタに万全の状態で出場出来ず、冬の長い練習の時にしっかり身体のケアをして、また、栄養を考えた食事をとり、身体を作ることに専念してきた。(慶大中田)エルゴメーターのトレーニングと、今まであまり行ってこなかったウェイトトレーニングで身体を強化した。エルゴメーターは1回1回のメニューで自分に厳しく、結果に拘ってやる事を意識してやってきた。ウェイトトレーニングは現役部員の何人かがニュージーランドに留学したのだが、そこで水上だけでなく陸上で行うトレーニングの重要性に気付いたので取り入れた。

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