【バスケ】京王電鉄杯開幕! vs拓大・明大

京王電鉄杯初日の相手は拓大と明大。拓大は去年のリーグ戦2位の強豪校。序盤から中盤まで拓大の勢いに押されリードを奪われ続ける慶大。しかし第4Qに入り一気に得点を稼ぎ追いついた慶大は、拓大相手にそのまま勢いに乗り続け、初戦白星をあげた。続く2戦の相手は、六大学リーグでも戦った明大。慶大は、西戸、後藤といった、チームの主軸を担う選手を序盤からベンチに留め、今後期待の懸かる選手を多く出場させる戦法を取った。

2016/4/9(土)@エスフォルタアリーナ八王子

第32回京王電鉄杯 vs拓大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

26

21

18

21

86

立教大

27

26

13

15

81

◆慶大スターティングメンバ―◆

PG

#4 西戸良(総4洛南高)

SG

#5 後藤宏太(環4・藤枝明誠高)

SF

#18 澤近智也(環2‣高知学芸高)

PF

#15 原匠(環2・近大付属高)

C

#22 トカチョフサワ(環3・國學院久我山高)

 第1Q、試合が始まるやいなや、拓大の高身長選手#23バンバに連続得点を決められるなど、スピード感のあるオフェンスに序盤から苦しめられる慶大。押されつつも#4西戸は速攻のシDSC_0024ュートや3ポイントを決めチーム牽引。その後は得点の奪い合いが続き一進一退の攻防の末26-27と拓大に僅かにリードを許し第1Qを終えた。

続く第2Q、序盤から#5後藤が連続3ポイントで本領を発揮、チームでの役割を果たす。これに続いて慶大は得点を重ね、流れを引き寄せた。対する拓大もオフェンスをフルに機能させ慶大の反撃に待ったをかける。最後に#10堂本(商3・慶應義塾)が残り数秒のところで3ポイントを決めるも拓大の勢いを抑えきれず6点ビハインドで前半を折り返した。

後半戦第3Q、一気に巻き返しを図りたい慶應だが、先に得点を決めたのは拓大だった。2分間で連続6点を許してしまった慶大。しかしフリースローで得た少ないチャンスを確実に活かす。中盤は拓大のディフェンスに奮闘しながらも粘り強く何度もシュートを狙い続ける選手たちの姿が見られた。さらに終盤スタメンが活躍を見せ、後藤、原、西戸がそれぞれアウトサイドから3ポイントを決め、慶大は連続11点を残り2分で奪取。再び僅差で最終Qへ向かう事となった。

迎えた第4Q、前のクォーターからいい流れに乗ってきた慶大は、最終ピリオドで先制点を獲得し遂に拓大からリードを奪った。その後、#14小原、西戸が拓大のミスを誘い出しフリースローを獲得。更に終盤では#11木村(環3・東山高)がレイアップシュートを決めるなど慶大は積極的に攻撃し続け拓大相手に逆転勝利を果たした。

(記事 大場春佳)

2016/4/9(土)@エスフォルタアリーナ八王子

第32回京王電鉄杯 vs明大

 

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

13

16

12

20

61

明大

19

24

17

23

83

◆慶大スターティングメンバ―◆

PG

#4 西戸良(総4・洛南高)

SG

#14 小原陸(法2・慶應義塾志木高)

SF

#5 後藤宏太(環4‣藤枝明誠高)

PF

#10 堂本阿斗ディーン(商3・慶應義塾高)

C

#7 高橋晃史郎(政3・慶應義塾高)

明大の先制ゴールで始まった第1Qは、その直後に後藤が連続ゴールを決め、明大と競り合う展開になると思われた。しかし、中盤、シュートチャンスはあるものの、ゴールを決めることができない状況が続く。終盤、堂本、木村(環3・東山高)の活躍で盛り返すも追いつくことはできず、6点ビハインドで第2Qへ向かう。

第2Qも慶大にとって苦しい時間が続く。開始約2分間でチームファウルを5つ重ね、ファウルトラブルに陥った慶大は、思い切ったプレーができず、明大に連続して得点を与えてしまう。堂本が3ポイントを2本決める活躍を見せるも、第1Q終了時よりも点差は広がり、14点差で前半を終えた。

 前半の厳しい流れを変えたい第3Q。慶大は、高橋、澤近(環2・高知学芸高)、藤井(経4・慶應義塾高)、小原といった幅広い選手たちがゴールを決め、明大に食らいつく。しかし、このピリオドでも前半から続く明大の勢いを抑えることはできず、じりじりと点差は広がり19点差で最終Qへ。

 最終Qでファウルに苦しんだのは明大だった。立て続けに慶大にフリースロー、バスケットカウントを与えてしまう。そのチャンスを生かしたい慶大だったが、フリースローでは全て1点ずつしか決めることができず、思うように得点を伸ばせない。終盤、明大が勢いを取り戻し、連続ゴール。61対83DSC_0457で試合は幕を閉じた。

 シュート、フリースローと多くのチャンスは作るものの、思うように力を発揮できなかった慶大。それぞれの課題が明確になった試合となったはずだ。しかし、3ポイントを4本決めた堂本、シュートだけでなくドリブル、アシストでも観客を魅了した小原など、この試合をきっかけに、今後さらなる期待を背負うことになる選手も少なくないだろう。選手数は14人と少ないながらも、個々の活躍が光る、少数精鋭のチームになることを期待したい。

(記事 清野日奈子) 

 

 

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