【野球】 相手投手に要所を締められ勝ち点献上 早大③

先発の加藤拓

先発の加藤拓

昨日とはうって変わって、時折雨の降る曇り空の下行われた3回戦。慶大の先発・加藤拓也(政4)は初回から危なげないピッチングを披露するが、3回に中澤に先制ホームランを許す。打線は6回に山本瑛大(商4)の適時2塁打で同点に追いつくものの、直後に八木の適時2塁打で再びリードを許すと、7回にもスクイズと不運なワイルドピッチで引き離された。9回に代打・明渡がリーグ戦初のソロホームランを放つもあと2点が遠く、慶大は6勝6敗1引き分け、勝ち点2のリーグ4位で今季を終えた。

 

5月30日(月)東京六大学野球春季リーグ 早大3回戦

 

 

慶大

早大

×

 

慶大:●加藤拓、髙橋佑 ―須藤、木村健

早大:○小島 ―吉見

 

◆慶大出場選手

 

ポジション

選手名(学部学年・出身高校)

[4]

小原和樹(環1・盛岡三)

[9]

重田清一(環4・佐賀西)

[3]

山本瑛大(商4・South Torrance)

[5]

沓掛祥和(商4・慶應義塾)

[7]

岩見雅紀(総3・比叡山)

[8]

柳町達(商1・慶應義塾)

 

H

明渡稜(政3・桐蔭)

[2]

須藤隆成(環3・創志学園)

 

木村健人(政4・慶應義塾)

[1]

加藤拓也(政4・慶應義塾)

 

髙橋佑樹(環1・川越東)

 

H

山口翔大(環4・桐光学園)

[6]

照屋塁(環3・沖縄尚学)

 

今日も猛打賞の山本瑛。早慶戦は3試合で8安打

今日も猛打賞の山本瑛。早慶戦は3試合で8安打

慶大の先攻で始まったこの試合。初回に3番・山本瑛がセンターへのヒットで出塁するが、4番・沓掛祥和(商4)の打球は雨の影響でか、それほど伸びずどん詰まりのセカンドフライ。早大の先発・小島の立ち上がりを攻めきれない。その後も小島は持ち味であるインコースを攻めるピッチングに加え、打者や状況に応じたピッチングを披露。3回から4回にかけては4者連続三振を記録するなど、なかなか快音を響かせることができない。しかし、5回に岩見雅紀(総3)が内野安打を放つとサードの送球エラーの間に2塁まで進み、柳町達(商1)の進塁打で1死三塁。この日初めて得点圏にランナーを置く。しかし、打撃好調の須藤隆成(環4)、加藤拓ともにランナーを還せず無得点に終わる。

 

8回に登板した髙橋佑

8回に登板した髙橋佑

一方の加藤拓。「中一日、自分のやるべきことをやってきた」という言葉の通り1回戦の不調は全く感じられず、ストライク先行のピッチングで初回を危なげなく抑えると、2回は4、5、6番打者を連続三振に切って取る。しかし、3回に中澤に初球をレフトスタンドに持っていかれると、小島にこの日初めての四球を与え、真鍋、立花にも出塁され二死満塁。打席には1回戦でホームランを含む2安打を放たれた4番・石井。しかしこの日は加藤拓の方が一枚上手だった。2球で追い込んでから最後はキャッチャーフライ。キーマンをしっかり押さえ、この回を最少失点で切り抜ける。4回はまた三者凡退に切って取るなど立て直すと、5回は四球でランナーを出すものの須藤が盗塁を刺し、追加点を与えない。

 

再び試合が動いたのは6回。照屋塁(環3)が四球で出塁すると、小原和樹(環1)がバントで送る。1死後の打席には初回にヒットを放った山本瑛。2球目を振りぬくと打球はレフトフェンス直撃の2塁打に。照屋が生還し、ようやく同点に追いつく。さらに、4番・沓掛、5番・岩見は死球で出塁し、2死満塁とチャンスは続く。勢いそのまま逆転までもっていきたいところだったが、柳町がドアスイングで三振に倒れてしまう。

 

ワイルドピッチの後の加藤拓。来季はエースの泣き顔を見たくない

ワイルドピッチの後の加藤拓。来季はエースの泣き顔を見たくない

するとその直後、すぐに引き離される。真鍋にヒットで出塁されると、犠打と進塁打で三塁まで進塁。そして、八木の打球はレフトへ。岩見がグラブを突き出すもわずかに届かず適時打となってしまう。7回には吉見に一塁線へのあたりがわずかにフェアゾーンに落ち、二塁打。2イニング連続でノーアウトのランナーを出すが、中澤のバントを須藤が落ち着いて三塁へ送球。アウトを取れるタイミングのようにも思えたが、判定はセーフ。野選が記録され、無死一、三塁となると、絵に描いたような形で小島にスクイズを決められ3点目。さらに、次打者の木田の際にはバットに当たったような打球が一塁側のネットへ当たり、グラウンドへ跳ね返る。ファールの判定と思いきやワイルドピッチの判定。慶大ナインの動揺をよそに2塁ランナーが生還し、不運な形で失点を重ねた。

 

代打ホームランを放った明渡。今シーズンは4打数3安打

代打ホームランを放った明渡。今シーズンは4打数3安打

8回からは連投の髙橋佑樹(環1)が昨日に引き続き登板。四球を出すもダブルプレーで切り抜ける。

 

慶大は7回に須藤が先頭打者で出塁するが、牽制死。8回は重田清一(環4)、山本瑛の連打で1死二、三塁とするが、4番・沓掛、5番・岩見が凡退。中軸が抑えられ、いよいよ苦しくなる。

 

最終回の9回には柳町の代打で明渡稜(政4)が打席へ。「早慶戦に憧れていたのでいつもより強い気持ちで臨んだ」という思いのこもったバットで2球目を振りぬくと大きな弧を描いてスタンド中段に着弾。紺碧の空を打ち砕く序幕としたかったが、その後はあっけなく凡退。4季連続で早大に勝ち点を献上する結果となった。

 

ベストナインに選ばれた柳町。慶大で1年春に選ばれたのは史上初

ベストナインに選ばれた柳町。慶大で1年春に選ばれたのは史上初

2回戦が課題と言われていた今季。勝ち点を奪取した法大、東大戦以外の3カードでは全て2回戦を落とした。4回戦までもつれた明大戦では1回戦を勝ちきれず引き分けにされると、2,4回戦は投手陣が崩壊。立大戦ではエース加藤拓が投げた1回戦も落とし、2連敗。そして、早大戦では3回戦に1回戦とは別の投手が出てきて攻めきれなかった。選手の誰もが口にすることだが、勝ち点制のリーグ戦では先発としてゲームメイクできる投手が最低2人が必要。今季初白星をあげた小原大樹(環4)、清水洋二郎(法3)に加え1年生ながら早慶1回戦で先発を務めた髙橋佑の成長が待たれる。また、野手陣でも昨年までチームの顔だった選手が多く抜けた今季。新しくスターティングメンバーに定着した上級生の他1年生の活躍も光った。それはフレッシュさももちろんあったが、未熟さもあったチームだった。六大学リーグ戦とはどのようなものかを学んだ今季。それを成長の糧として来季大きな花を咲かせてほしい。全ては秋季への投資だったと言えるように。

 

記事:木下 恵

 

◆打撃成績

 

 

[4]

小原和

二ゴロ

 

空三振

 

 

一犠打

 

三ゴロ

 

[9]

重田

左邪飛

 

 

見三振

 

見三振

 

中安

 

[3]

山本瑛

中安

 

 

中飛

 

左安①

 

左安

 

[5]

沓掛

二飛

 

 

死球

 

死球

 

中飛

 

[7]

岩見

 

見三振

 

 

三安

死球

 

空三振

 

[8]

柳町

 

空三振

 

 

二ゴロ

空三振

 

 

 

H

明渡

 

 

 

 

 

 

 

 

左本①

[2]

須藤

 

左飛

 

 

三邪飛

 

右安

 

 

 

木村健

 

 

 

 

 

 

 

 

遊ゴロ

[1]

加藤拓

 

 

空三振

 

見三振

 

空三振

 

 

髙橋佑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

H

山口

 

 

 

 

 

 

 

 

空三振

[6]

照屋

 

 

空三振

 

 

四球

空三振

 

左飛

 

◆投手成績

 

投球回数

打者数

球数

安打

三振

四死球

失点

自責

加藤拓

29

135

髙橋佑

 

 

◆監督・選手コメント

大久保秀昭監督

何もない、申し訳ない。応援してくれた学生、関係者に優勝はもちろん、早稲田に負けてしまったこと、3季連続で申し訳ない。(重田選手がスタメンだったが)山口の状態が良ければそっちを使ったが、最後はキャプテンの意地にかけた。最後にヒットが出てよかった。収穫といえば、秋、高橋がどれくらいやってくれるか、期待がもてる。今のチームの課題は山積。(六大学は)6位になるかもしれないし、優勝するかもしれないし、個々の能力の差はそんなにない。だけど、試合の勝ち負けの差を埋めるのは大変。柳町は打線を牽引してくれた。1年生であそこまで頑張っていて、他に期待していた1.2.4番がもうちょっとレベルを上げていかないと厳しい。選手が何を感じて、何をしていかないといけないか、試合に出たメンバーはもちろん、メンバーに入っていない選手たちも、僕が掲げているTeam First For the Teamのところでどうやって考えていくか。全員で話し合いながら、やってほしい。

 

重田清一(環4)

今日は小島投手を打ち崩せずにミスで負けてしまった。小島投手のストレートにせよ変化球にせよ1球で仕留められていない。リーグ戦を通して言われているが、ピッチャーのレベルが上がると仕留めきれずに負けている。今日スタメン起用でいくことは朝知った。いつもとやる事は変わらず常に準備していたので、やっときたかという感じだった。左投手でシュートしながらホップしてくる球だったので、なかなか打てなかった。内角に投げてきた小島投手が一枚上手だったと思う。早慶戦で初ヒットを打ってもダメなので、もっとチームに貢献したい。試合中は「我慢だ」と言い聞かせて、必ずチャンスは来るから掴みにいくということを言った。早慶戦は今季の慶大の姿がそのまま出た。調子がいい時は良いが、ちょっと相手のレベルが上がるとなかなか厳しい。投手陣も髙橋が頑張ってくれたが加藤の後ろがいない。課題は明白なので、秋はそこをいかに潰していけるかだと思う。今季の収穫は1年生が頑張ってくれたこと。1年生はのびのびとやってくれている。秋に向けてはひたすらやれることを全てやるだけ。苦しいシーズンだったが、このチームで優勝できると信じている。やるだけ準備を全てできれば間違いなくいけると思うので、そこを妥協せずにやっていきたい。

 

沓掛祥和副将(商4)

今季の早慶戦を終えて改めて振り返ると、まだまだ実力のないチームだなという印象。早慶戦では3戦とも4番として出場したが、打順はあまり意識していなかった。4番を打たせてもらえるのは光栄なことなので、もっと活躍しなければならなかったがあまり結果が出なかったことが残念。小島投手はインコースに厳しく投げてきた。塁に出ないと話にならないので少し寄って逃げないようにし、甘い球が来たら打つという感じでいた。打率が残せず2週間前にバッティングを変えたが、それがあまりうまくいかなかった。秋のシーズンへ向けて、自分自身も含めチーム一人ひとりの意識を変えていかなければいけない。優勝というものに貪欲になり、野球そのものにも貪欲になることが必要だと思う。

 

木村健人副将(政4)

今日は、今まで加藤拓におんぶに抱っこでリーグ戦を戦ってきたツケが回ってきたような試合。野手陣が頑張れなかった。リーグ戦を振り返っても本当に加藤ひとりに頼ってやってきたと感じた。点を取れないと勝てないというのが分かった。来シーズンは、きっと他大学もレベルを上げてくるのでそれに負けずにもっとレベルを上げていかないと絶対に勝てないなとわかったので練習するしかない。副キャプテンとして迎えた春は、「このチームで優勝したい」という気持ちしかなかった。チーム全体を見ているからこそ、自分じゃない誰かがミスした時はすごく悔しくて、もっと頑張って欲しいとも思ったし、逆に打ってくれた時はすごく嬉しくて、全員を自分のことのように思えるようになった。来季は加藤ひとりに頼らなくて良いように、野手は守って打ってほしい。粘り強く、ホームランよりも繋げて1点1点を積み重ねられるような「隙がない野球」というのをやらないといけないな、と思った。秋には須藤を追い抜けるような、レギュラーになれるような選手になりたい。チーム自体ももちろん優勝を目指して、「隙のない野球」というのを部員193人全員でやっていきたい。

 

加藤拓也(政4)

今日は先に相手に点を与えてしまって、同点になってもまた与えてしまったので、先発として粘れなかった。中一日ではフォームの確認等、自分のやるべき事をやってきた。当然ストラクを投げられるように準備をしてきたので、それが初回の好投につながった。今季良かったことは1回戦の試合を作れたこと。今季の4勝はすべて覚えている。逆に課題は、1球の投げミスなどがあったこと。大事な場面で点を取られることがあった。1回戦と3回戦僕が両方勝てれば優勝なので、秋は1回戦も3回戦も勝てるように頑張る。

 

須藤隆成(環4)

今日は加藤投手が良く投げてくれたが、守備の見えないミスが多く、取れるところでアウトを取れなかった。結果、勝ち切れるチャンスはあったが逃してしまった。4点は取られたが、投げる球も良く、状態は良かった。相手の攻撃も上手かったが、味方のミスが目立った。

今日の球審はよくストライクを取ってくれてリードしやすかった。今季は試合中のベンチの雰囲気は良好でその点は良かったが、優勝するには実力が足りないということを感じた。各々やらなければいけないことは分かっていると思う。今回は優勝出来なかったが、初めて全試合出場して、あとちょっとの差で優勝できるということがわかった。今季はとても悔しかったので、この悔しさを忘れずにこれからやっていきたいと思う。次は圧倒的に優勝してやるという気持ちで、とことん練習したい。

 

山口翔大(環4)

チーム目標としては日本一になること、リーグ戦で優勝すること、早大に勝つことを意識していた。日本一とリーグ優勝はダメだったのでせめて早大に勝つということをみんな意識していた。早大も同じことを考えてやってきていて、その思いのぶつかり合いの結果、早大が少し上手だった。今日はスタメンではないと言われて自分がどの場面で出るのかを考えて、準備はしていた。「代打行くぞ」と言われた時もそんなに焦ることもなく打席に入ることができた。代打だったので振ることが仕事だと思っているのでなるべく見逃してストライクは取られないように、ストライクゾーンは振るという意識でいた。早慶戦でのヒットは2本とも僕からしてみると、気持ち良いヒットではなかったが、ヒットになればチーム的にも良い方向に向かうのでチームにも貢献できたので良かったと思う。調子が悪いと言いつつ、立て直すことができずに終わってしまった部分があるのでその部分は自分で向き合う必要がある。もう一度、一から自分を見つめ直してやっていきたい。

 

山本瑛大(商4)

今日の同点の一打はここで打たなければいけないという気持ちで思い切り振った。早慶戦の3戦は伝統的な試合に出させていただいているからには自分ができることをやろうという気持ちでやった。今季はオープン戦のから監督に使ってもらって、アメリカでも経験を積むことができ、監督からアドバイスもいただいた。そのおかげで打率4割という良い結果になったと思う。全カードを振り返ると、もっとチームに貢献したかったという後悔もある。これからはより守備力を強化したい。秋は4年生ラストシーズンとなるので、優勝したい。

 

明渡稜(政3

ずっと慶大に行きたくて慶大に入って、早慶戦に憧れていたのでいつもより強い気持ちで臨んだ。今日はチームとして途中まではいい試合をできていたが、結果としてミスが絡んで負けてしまったので、力不足なのかなと思う。9回の場面では3点差があったのでチームとしてなんとか塁に出てランナーをためて一本という形にしたかったが、結果的に本塁打になってしまった。単打でランナーをためたかった、というのが正直な気持ち。代打率は良いが、代打はその1打席でどういう仕事ができるかなので、早大2回戦で三振してしまったのは悔しかったし、今度の課題だと思う。秋も代打のままでいくのか、どういう形で自分の役割が果たせるかはわからないが、出る機会があればしっかり自分のやることを考えて一生懸命頑張りたい。

 

岩見雅紀(総3)

今日負けて残念。8回のチャンスの場面では自分で決めようと思わず、一点でも取れるようにしようと意識した。なんでもいいから次につなごうと思っていた。今シーズンは優勝できなくて残念。早慶戦も勝とうという気持ちで入っていたが、それもできなくて残念だった。秋は個人、チームともにレベルアップして優勝を狙いに行く。今シーズンはあそこで取っていればという試合が多かった。しかし逆に言ってしまえばそれを取りきれるチームが優勝できる可能性が十分にあるということがわかった。だからそのへんをしっかり詰めていきたい。時間はあまりないので、時間を無駄にしないで、優勝目指していきたい。

 

倉田直幸(法3)

早大は他の大学とは違う雰囲気があって独特な雰囲気だった。今シーズンはシーズン通してスタメンで出られなかったのが悔しかった。いい投手と対戦できていいところと悪いところがわかったのは収穫。自分の長所は平均的なところだと思っているが、ミスしないということを心がけてやっているから昨季までより出場機会が増えたのだと思う。打撃についてよかったのは法政戦だけ。1シーズンを通してしっかり結果が出せるような準備を次はしていきたい。レギュラー争いをしている小原和は元気が良くて1年生にしては度胸がある。ライバルとしては手強い。他にも川崎さんや矢野さんがいる。セカンドはポジション争いが激しいので来シーズンもまたレギュラーで出られるように頑張りたい。後輩に自分からアドバイスすることはないが投手の印象など聞かれたことは教えている。来シーズンはチームとしていい結果が残せるように優勝できるように頑張りたい。

 

清水翔太(総3)

早慶戦で勝ちきれなかったことが一番悔しかった。試合に貢献したかったが、出場機会が少なくあまり貢献できなかったので、秋に向けて練習していきたい。シーズン全体では出場機会が増え、勝負どころで出してもらえたが、結果が出せずまだまだと感じた。次のシーズンに向けて、自分に厳しく練習を積み重ねていきたい。

 

清水洋二郎(法3)

早慶戦は昨日登板して、今日は思い切って投げようと思ったが、実力がないことを実感した。悔しい思いをしたので、秋に頑張れるよう練習したい。制球が定まらなかったのは、それが今の自分の実力だからだと思う。今までが上手くいっていただけかもしれない。切り替えて練習するしかない。春シーズンを振り返って、前半戦は自信に繋がる部分もあったが、最後に本当の実力を思い知らされたシーズンだった。試合後に行われた3年生だけのミーティングでは、残りシーズンも3シーズンしかないので、何もしなかったらすぐ終わってしまう、上級生ということで、自覚を持ってほしいということと、練習では自分のことばかり考えるのではなく、チームのことを考えて行動しよう、ということを話し合った。秋シーズンは、チームで優勝することはもちろんだが、個人としては、二番手がいないと言われないように、2戦目の先発を務めることを目標にしたい。

 

照屋塁(環3)

たくさんの人に見に来てもらって、試合ができてよかった。そこで勝てなかったのは、悔しい。今シーズンは思うような結果が出なくて苦しかったけど、今の実力が出ただけ。今シーズンの結果を素直に受け止めて今後しっかりやっていきたい。下級の時はセカンドをやっていて、ショートというポジションになって、けっこう守備が重要だなと思った。守備でのワンプレーが勝ち負けに直接関わってくるなと実感した。もっと上手くなるために練習していきたい。今季は勝てなかったので、来季はしっかり課題を克服して勝ちに貢献できるようにがんばる。

 

柳町達(商1)

負けて悔しい。自分が2死満塁の場面で打てなかったのも、敗因の1つだと思う。小島投手は真っ直ぐが伸びてきていて、コントロールも良かったので、打ちにくかった。今シーズンは良かった面もあったけど、反省すべき点も多く見られたので、そこをどう直していくかだと思う。ベストナインは先輩方や裏方として頑張ってくれた同期、支えてくれた人達のおかげでとれたと思う。なのでその人たちに感謝したいと思う。これからはどんなピッチャーに対しても打ち損じしないバッターになりたいと思っているので、それに向けて努力していきたい。

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