6月20日、慶應義塾下田テニスコートにて、令和8年度ソフトテニス春季慶早定期戦 が行われた。男子部、女子部ともにワセダから勝利を挙げることはできず、準優勝という結果に終わったが、内容面では収穫もみられた。両部はこれからインカレ、そして秋季リーグ戦に向け、更なるレベルアップを期す。
慶大 | ゲームカウント | 早大 | |
1 | 小沼・渡邉 | 0-5 | 一ノ宮・伊藤 |
2 | 後藤雅・後藤煌 | 1-5 | 髙田・飯干 |
3 | 小池・赤阪 | 0-5 | 植田・安達 |
4 | 奥村・山口 | 0-5 | 南・大澤 |
5 | 松本・関根 | 2-5 | 根田・蛯谷 |
6 | 村田・中田 | 0-5 | 平田・近江 |
7 | 熊谷・田村 | 3-5 | 平岩・大竹 |
第1試合は、小沼陽人(経1・攻玉社)・渡邉毅(理1・慶應志木)ペア。雨が降る悪天候の中ゲームはスタートした。第1、2ゲームは相手に食らいつくも、アウトが続き落としてしまう。3ゲーム目では徐々に流れを引き寄せ、デュースまで持ち込む。
相手がネットへ詰めた隙を突き空いたスペースへ打ち込むショットが冴えるも、あと一歩及ばずゲームをものにできなかった。続く4ゲーム目もデュースまで粘りを見せたが落としてしまう。後がない5ゲーム目、相手のきわどいショットへの対応に苦しみ、ゲームカウント0-5となった。

第2試合は、後藤雅貴(経1・慶應)・後藤煌(商4・仙台一)ペア。1ゲーム目、慶大のサーブから試合が始まる。サーブレシーブからの展開で相手の動きを読み、相手ペアの間を抜くショットを見せるも、あと一歩及ばずゲームを落とす。
続く2ゲーム目もストレートで落とした慶大は3ゲーム目サーブから流れを作りたいところ。積極的な攻撃を仕掛け、1ゲームを取り返し、ゲームカウント1-2となる。5ゲーム目では後藤雅のサーブが光り、得点を重ねると、後藤煌も相手の際どいショットに食らいつき粘りを見せる。しかし、最後はあと一歩及ばず、5、6ゲーム目を落とし、ゲームカウント1-5で試合を終えた。

第3試合は、小池賀久(経4・慶應)・赤坂英昭(理1・慶應)ペア。今季の関東大会シングルスでベスト16に入った主将・小池と、昨年度高校年代の国スポでベスト16に入った1年生・赤阪が、早大の関東優勝ペアに挑んだ。しかし、1ゲーム目をストレートで奪われると、2ゲーム目にこの試合初となるポイントを奪うも、流れに乗り切れずにこのゲームも落とす。反撃に転じたい3ゲーム目、小池が連打で打ち崩し先制となるポイントを奪うと、赤阪も安定したストロークを見せて関東王者と互角の戦いを見せる。
それでも、最後は3連続ポイントを許してゲームを落とす。4ゲーム目も奪われ、後がなくなった5ゲーム目。立ち上がりから3連続ポイントを奪うなど意地を見せるが、関東ナンバーワンペアの牙城を崩すことはできず、ゲームカウント0-5でこの試合に敗れた。
これで3戦3敗となり、7試合制で行われる早慶戦の勝敗の行方は第4試合にエントリーした奥村健輝(理1・慶應)と山口温司(総1・攻玉社)の1年生ペアに託された。
1ゲーム目を先取されて迎えた2ゲーム目、奥村のサーブを起点に連続ポイントを挙げると、前衛の山口がツイストで相手を崩し、ゲーム奪取まであと1ポイントまで迫る。
しかし、ここからワセダの反撃に遭い、このゲームも落とす。このまま勢いを取り戻すことが出来ず0-5で敗れ、この時点で準優勝が決まった。
第5試合は、松本拓也(理3・厚木)・関根健斗(経4・春日部)ペア。1ゲーム目は関根のサーブが光り、先制する。
勢いのまま2ゲーム目も3連続でポイントあげるも、デュースに持ち込まれる。6度目のデュースで相手に競り負け、2ゲーム目を落とす。そのまま3ゲーム目も落とすも、4ゲーム目はデュースに持ち込む。このゲームでは松本の鋭いストロークでゲームを奪う。
しかし5セット目以降は相手を攻め崩せず、2-5で試合に敗れた。
第6試合は、中田絢也(経4・慶應)・村田慧悟(理1・栃木)ペア。1ゲーム目を落とすと、2ゲーム目に村田のサービスエースでポイントを奪うも、その後は相手に揺さぶられ、ゲームカウントは0-3となる。巻き返しを図りたい4ゲーム目、村田のサービスエースでポイントを先取すると、中田のカウンターも決まり拮抗した展開に持ち込む。
村田のこの試合3度目となる再びサービスエースでリードを奪うが、ワセダに盛り返されてこのゲームも相手に明け渡すこととなった。5ゲーム目も勢いを止めることができず0-5で敗れた。

なんとか一矢報いたい慶大は、第7試合に熊谷瑠晟(経3・仙台二)・田村真人(商2・高崎)のペアを起用。立ち上がりから前衛の田村が果敢に攻めて1ゲーム目を奪取すると、2ゲーム目は後衛の熊谷がコートを広く使ったストロークで相手を崩し、ゲームカウントを2-0とする。
3ゲーム目を落としたものの、熊谷のサービスエースと田村の強烈なスマッシュが炸裂した4ゲーム目を4連続ポイントで奪取し、ゲームカウントを3-1とする。しかし、ここから反撃に遭い、3ゲームを連取されて窮地に追い込まれる。
運命の8ゲーム目は長いラリーが続く中、熊谷の正確なストロークと田村の鋭いカウンターショットで一進一退の攻防に持ち込むが、最後は力尽きて敗戦した。
最終的に0勝7敗という結果となった男子部。それでも、目標であるインカレベスト16に向けての道のりは、まだ始まったばかりだ。全国屈指の強敵・ワセダとの試合を通じて得た収穫・課題を胸に、目標達成に向けて研鑽を積む。
慶大 | ゲームカウント | 早大 | |
1 | 大澤・藤村 | 0-5 | 佐藤・青木 |
2 | 円田・竹内 | 1-5 | 山田・岩田 |
3 | 滝口・皆上 | 1-5 | 高橋・村上 |
第1試合は大澤季歩(理2・川越女子)・藤村夏帆(商3・豊橋南)ペア。1ゲーム目、2ゲーム目と得点を奪うもゲームを落とす。
さらに3ゲーム目の前に大雨が降り、試合が一時中断される。悪いグラウンド状況の中、後衛の大澤が早稲田と激しい打ち合いを演じている間に前衛の藤村がボレーで得点を奪うなど複数得点を挙げるも、0-5でストレート負けを喫した。
第2試合は円田桜雪(看護医療1・横須賀)・竹内美結(法2・横浜翠嵐)ペア。しかし、相手の正確なショットでライン際にボールを集められ、終始ペースを握られる。それでも緻密なコミュニケーションでゲームを奪うなど意地を見せるが、1-5で敗れた。

第3試合は滝口桃乃(商2・呉宮原)・皆上天(商3・浦和第一女子)ペア。序盤に激しい打ち合いを制し、1ゲーム目を奪うも、2ゲーム目はストレートで落とす。
その後のゲームもデュースにもつれ込むが最終的にはゲームを落とし、1-5で試合に敗れた。

女子は3試合とも早大にペースを握られて試合を落とし、準優勝に終わった。

♢男子部主将・小池賀久(経4・慶應)
ーー今日の試合を振り返って
勝てそうだったり、ゲームポイントを取れそうだったりする試合があった中でも取り切れず、結果的には0-7に終わったことで、実力面でワセダに敵わない部分があることを感じた試合でした。
ーーご自身のプレーを振り返って
相手が今年の関東チャンピオンということもあって、いつもとは違ったプレーで先行していこうという意識で臨んだのですが、カウンターを食らって自分たちのプレーで得点を挙げることが出来なかったことが反省点として挙げられるのではないかと思います。
ーーこの先のシーズンに向けて
インカレの目標をベスト16というところに設定している中で、去年も一昨年もベスト64で終わってしまっているので、初戦や2回戦からワセダのような強豪との試合が想定されます。そのようなチームに対し、しっかり太刀打ち出来るような実力をチーム全体としてつけられるよう、レベルアップしていきたいと思います。
♢女子部主将・藤村夏帆(商3・豊橋南)
ーー今日の試合を振り返って
「やっぱりワセダさん強いな」というのが一番に来る印象です。結果としては厳しいゲーム数になりましたが、プレーの中身に目を向けると、例年に比べて打ち合えていたり、自分たちから点を取っていくような展開も多かったので、1年生の子たちも含めて、良い試合が出来たのではないかと思います。
ーーご自身のプレーを振り返って
攻められる展開が多く、自分から仕掛けていくことが少なかったのは反省点としてありつつ、何回かスマッシュでポイントを奪うようなアグレッシブな部分も出せたのかなと思います。
ーーこの先のシーズンに向けて
まずは7月の頭に東日本インカレがあるので、そこに向けて部員一同、一丸となってレベルアップしていきたいです。それから、その後の夏休みの期間も重要だと思っています。秋のリーグ戦に向けて、夏休みの間しっかり練習に取り組んで、コンディションが仕上がった状態でリーグ戦を迎えたいと思います。
※一部写真はソフトテニス部よりご提供いただきました。
(取材/記事:石黒結文、髙木謙、奈須龍成)

