【ラグビー】オール早大に対し、学生主体チームで「若さ」の勝利!

新生慶大蹴球部の船出となる大事な一戦が行われた。オール早大対オール慶大という伝統の慶早戦。共に現役学生とOBの選手で混成されたチームである。オール早大がトップリーグに在籍するプロ選手中心のチームなのに対して、オール慶大は現役学生中心のチームで試合に臨むことになった。

4月3日、オール慶大対オール早大@秩父宮グラウンド

得点
 
オール慶大   オール早稲田
前半 後半   前半 後半
PG
DG
19 12
26 合計 19
【得点】慶大のみ
T
=落合、金子2、立石
G
=小田2、和田 
慶大選手
ポジション 名前(学部学年) 交代選手
1.PR 半田 恭平(経4)  
2.HO 金子 大介(総4) →16.渡辺 祐吉(経2)
3.PR 高橋 浩平(経3)  
4.LO 三輪谷 悟士(総3) →18.上田 元喜(経4)
5.LO 村田 毅(環4)  
6.FL 松本 大輝  
7.FL 高橋 立寛(環4) →19.宮内 涼佑(総3)
8.NO8 立石 真也(総4)  
9.SH 古岡 承勲(経4) →20.小斉平 聖人(商4)
10.SO 高島 大地(商4) →22.和田 拓(政4)
11.WTB 三木 貴史(経4)  
12.CTB 仲宗根 健太(環3)  
13.CTB 落合 陽輔(経4)  
14.WTB 山田 章人 →21.岩淵 功太郎(法3)
15.FB 小田 龍司  
     
 

試合開始早々、早大は持ち前の破壊力・突破力で試合の主導権を握る。自陣での戦いを余儀なくされる慶大。ただ早大は肝心なところでパスミスやノックオンなどを犯して連携が決まらず、トライまで至らない。そんな中慶大はOBである山田(08年卒)、小田(08年卒)を中心に持ち味である「魂のタックル」が刺さり出し慶大は徐々に陣地を回復していく。両者譲らない展開が続くが、前半20分についに均衡が崩れる。早大はスクラムから9-15と繋ぎ、相手FB五郎丸がブラインドサイドに突進。慶大も2人守備についていたものの五郎丸のパワーに押し切られトライを献上してしまう。

だが24分、パスを受けたCTB仲宗根(総3)がゲインを切り敵陣に入り込む。2度の密集を経た後、ボールを持ち出した途中出場のSO和田(法4)が逆サイドにキックパス。そこに走りこんだ落合が早大のまずい処理もあり転々とするボールを抑え込み、トライ。小田がコンバージョンキックを決めリードを奪う。だがキックオフから反則が目立っていた慶大。悪い流れが続いていた28分、また反則から相手ボールスクラムを献上してしまう。そこから繋がれ最後にボールを受けた相手WTB中浜が慶大DFの網をかいくぐり、トライ。慶大は前半リードされたまま終える。

 後半開始直後、慶大が試合を通して安定していたラインアウトから活路を見出す。後半2分、マイボールラインアウトからHO金子(総4)がSH古岡(経4)にパス。そしてボールをそのまま金子に返すサインプレーが決まり、金子がそのまま走りこみトライ。さらに突き放す慶大。8分には、15-14-22と繋ぎ、パスを受けたNo.8立石(総4)が60メートルを走り切るFWsとは思えない驚異のランを見せ、ゴール右端にトライ。勝利をグッと引き寄せる。26分、早大は和田のキックを相手LO桑江がチャージした後にセーブ、2-9-11と繋ぎ、トライ。早大としての意地を見せる。だが慶大の猛攻で反則が多くなってきた早大。34分、早大のハンドからハリーでボールを持ち出した途中出場のSH小斉平(商4)が金子に繋ぎそのままトライ。これが決勝点となり、そのまま試合終了。DFラインを割らせない「魂のタックル」でオール早大に仕事をさせず、随所でブレイクダウンの強さを見せたオール慶大が試合をものにした。

「小さくて軽くても、15人になればラグビーは勝負になる」(林監督)。慶大の目標とするラグビーを今年最初の慶早戦で体現することができた。次の対オール明治戦でも同じように素晴らしいラグビーを見せてほしい。

                                                                                                By Takai

(以下選手コメント)

林監督

 
今日の試合は若さが勝負だねと言っていて。向こうはたくさんOBがいて、そういう中でトップリーグもオフの期間ということで必ずばててくると。こっちは図らずも現役ばかりだったので、若さのよさって何だと言ってやって。フィットネスともう一つは守らないということ。チャレンジをするということ。エリアに構わず積極的に攻めるなど。とにかくボールをつないでいこうと。楽しんで来いと言ったんですけど、それは適当にやれということではなくて結果を気にせずに思い切りやれということなんですけれども。秋はなかなかそうはいかないですから。向こうは個人個人とても強かったんですけど、小さくて軽くても、15人になればラグビーは勝負になるととても実感しましたね今日は。早稲田さんもとても素晴らしかったんですけど、それに勝てたのはとてもうれしい。ライバルってそんなものだと思うんですよね。どんな形であっても早稲田にだったら勝ちたい。勝てたのはとてもうれしいです。
 
 
 
松本ゲームキャプテン
 
今日は現役がとても多かったので、運動量、後半20分でとにかく走り勝ってという話をしていました。早稲田に勝てたのはとてもうれしいです。やはり慶應のジャージを着て早稲田と対戦するというのは特別なものなので。特に僕は4年の時に早稲田には一度も勝てなかったので、こういう形でも最後勝ててよかったなとは思います。個人的には最後は全然走れてなくて足を引っ張ってしまったんですけど、気持ちの部分では現役と同じようにできたと思います。(久しぶりのキャプテンとしてはどうだったか)まったく聞いていなくてびっくりしたんですけれど、最後のいい経験ができてよかったと思います。これから現役生は慶應らしくラグビーをしてほしいです。勝利にこだわって、あとはタックルだけだと思うので。今日も皆とても良いタックルをしていたのでさらにそれに磨きをかけて秋に向けて頑張っていってほしいです。

金子

慶大らしいことをしようと心がけて、ほとんど練習を合わせていなかったのですが、意外と合ったなというのが正直な感想ですね。自分たちのやりたいことは少しは出来たのかと。(相手はトップリーグにプロ選手ばかりだったが)一人一人は強く感じましたね。でも相手はオフシーズンだったので走り勝とうということを目標に頑張りました。(4年生2人が抜けたスクラムの出来は)2月ぐらいから練習をし始めて組めるかどうか試行錯誤の繰り返しだった。高橋浩平が3番として慣れていなかったのでどうかな、と思ったんですが形になるものが出来ていて、スクラムは発展途上なんですが良い出来だったと思います。その中でも伸びしろはあるなと感じました。(安定していたラインアウトについて)コーラーの村田のおかげ。2人でラインアウトを構成して行こうと思っている。(次のオール明治戦に向けて)今日よりもいい試合をしたいと思っている。具体的にはスクラムをターンオーバーされたり、ラインアウトにもいくつかミスが出たのでそれをなくして100%全力を出したいと思います。

村田

 
(今季初の早慶戦だったが)OBの方と一緒に(プレー)できてすごく楽しかった。(ラインアウトが非常に安定していたが)ほとんど現役だったというのもあったので、今までやってきたことを普通にやるだけという感じだった。(後半開始直後、トリッキーなラインアウトからトライが決まったが)あれはその(関係する)選手だけにこっそり指示してやった。(スクラムの出来は)スクラムはまだまだという感じ。これから帝京とか東海と戦うためにはもっと練習が必要だと思う。(OBの選手と共にプレーして感じたことは)ブレイクダウンとかの激しさは見習う部分が多かったので、ブレイクダウンの激しさを練習から身につけていきたい。(次戦全明大戦へ向けて)個人的にもっとアタックでもディフェンスでもチャレンジしていけたらなと思う。

立石

早稲田のメンツを見て単純にすごいなと思った。そういう人たちと試合ができるのでとても楽しみだったし勝てたのですごくよかった。(前半は自陣に攻め込まれたが)ちょっと攻め込まれて、僕たちはフィットネスで勝とうと思っていてそれが後半に出てよかったと思います。(後半流れがよくなった)比較的ボールに絡めたのでターンオーバーの回数も増えてきて楽にラグビーができました。(自信のトライについて)スクラムサイドは抜けなかったですけど、山田さんと和田君がすごくいいパスを繋いでくれてそれがトライに繋がりました。(No.8としての出場だったが)とりあえず出られるならどこでも、というスタンスで行こうと思っていて、LOでもFLでも頑張っていきたいと思っています。(次のオール明治戦に向けて)僕は出るかわからないんですが、次戦はOBの方々が多く出られるのでいい試合になればいいなと思います。

仲宗根

勝ったことがすごくうれしい。自分自身、今まで早稲田に勝ったことがなかったのでそれが収穫。(攻撃の起点になっていたが)そうですね。サインが1つしか決まっていなかった。表と裏のサインだけで行こうと思っていた。(早稲田に接点で負けていなかった)まだ春なのでこれからです。常に勝てるようにしていきたいと思います。(Bks陣の連携もうまくいっていた)すごい先輩たちですね。学ぶところが多くて今日1日で成長できた気がします。(次のオール明大戦に向けて)対面が元木さんで、引退試合ということで気合いが入ってくると思うので負けないように頑張っていきたいと思います。

小田選手

 
(現役が多く出た中だったが、自身のプレーは)オフ期間でまだあまり体づくりしてない中で風邪を引いてて不安もあったが結構余裕を持ってプレーできたのでその点はよかった。学生のひたむきなプレーに刺激をもらって、怪我なく終わったのでよかった。(その中で連携も現役の選手や山田選手などとうまくいっていたと感じたが)結局合わせる練習をしていなくて、今日いきなり集合して、誰が出るかも知らなかったので、とりあえず学生に任せて、僕と山田でできるだけ合わせようみたいな感じでやったので、ほんとに学生が頑張ってくれたなと思う。(久しぶりの慶大のユニホームでのプレーだったが)1年に1度の楽しみなので、今年は1試合しか出られないのでよかった。(慶大のユニホームは)なにか違いますね。(難しい位置からのゴールキックも決めたが)そこは決めたいところなので。1本はずしてしまったが、まぁまぁかなと思う。(攻守の切り替えも素早かったが)自分でもサボっているなと思いながらサボっていたのでまだまだかなという感じ。(エリアマネージメントの点から見てもさすがプロの動きだと感じたが)余裕ではないが、うまくサボりながらやっている感じだったので、もっと動いた方がいいと思うが、楽に楽にやっていたという感じだった。(今のチームにアドバイス送るとしたら)やっぱり慶大らしさ、タックルとか走るところを出して伝統を守りつつ、オールですけど勝ちは勝ちなので、今日をきっかけにして対抗戦頑張ってほしい。

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