【バレーボール】六大学交流戦開幕!早大に白星スタート

豪快なスパイクを放つ岡田

 東日本大震災の影響で中止となった春季リーグの代替試合として、3週にわたって開催される第1回東京六大学交流戦が5月8日より開幕。初日となったこの日は日吉記念館に慶大、明大、法大、早大、立大、東大が終結し、熱戦が繰り広げられた。関東1部所属として、同大会での優勝を狙う慶大の初戦の相手はライバル早大。スタメンにはレフトに柳田(環1)、セッターに野口(環1)とフレッシュな1年生も抜擢され、新チームとして新たな船出はセットカウント2-1で勝利。幸先の良いスタートとなった。

5月8日(日) 第1回東京六大学交流戦 慶大-早大  @慶應義塾大学日吉記念館

慶大 セット 早大
25 18
23 25
25 16
 

デビュー戦となった柳田

第1セット、慶大の初得点は期待の新戦力柳田のサーブから生まれた。キレのあるサーブで相手レセプションを崩し、いきなりのサービスエースを奪う。この1点で「肩の力も抜けました」(柳田)とその後もスパイク、ブロックで立て続けに得点を奪い得点を重ねるが、早大も慶大のサーブミスに乗じて徐々に反撃。9-9と序盤は一進一退の攻防が続く。この状況を打開したのはまたしても柳田。自らサービスエースを奪い10-9とするとここから流れが慶大に傾く。サーブで乱したボールが星谷(理2)、間宮(政3)のブロックを呼び込みここから一気に7連続得点。大きく点差をあける。終盤は安定したサーブカットで大きな連続得点を相手に与えず。より決定力をました岡田(商2)のスパイクなどで加点しこの点差を守りきり、25-18でこのセットを奪ってみせる。

第2セットは早大も息を吹き返し、両校点をとりあう緊迫した展開が続く。中盤一度は野口のサーブで連続得点を奪い14-11と3点差をつけるも、同じくサーブで攻める早大にレセプションを乱され、すぐさま同点。慶大も強気のサーブで攻めるがなかなか崩すことが出来ず。早大はライトのサウスポーエースにボールを集めサイドアウトを奪っていく。そのまま点差がつかず終盤まで推移するが、先にサーブカットでミスが出たのが慶大。22-23からのジャンプサーブに対するレセプションが直接相手コートに返ってしまいここで連続失点。食い下がるも最後は間宮のサーブがアウトとなり、23-25の僅差でこのセットを落としてしまう。

第3セットも柳田のサービスローテからスタート。先制点を上げたのは慶大。星谷のブロックポイントが大事な場面で決まる。ここから早大にスパイク、サーブのミスが続き序盤に2点差をつけ優位にゲームを進める。ミスの連鎖を恐れたか、ここからやや威力の落ちたサーブを間宮、前田優(環3)のレセプションがきっちりと返し、1、2セットにはあまり見られなかった山本(環3)、星谷の慶大のセンター線が徐々に機能し始める。13-8と一気に点差をつけここからは1度も連続得点を与えない。逆に慶大はピンチサーバーの小林(文3)や柳田のサーブで連続得点を奪い、最後は間宮のフェイントで25-16。最終セットは危なげなく奪い取り、セットカウント2-1で勝利した。

新戦力が活躍

この試合なんといってもデビュー戦となる柳田に注目が集まったが、サービスエース2本、ブロックポイント1本を含むチーム最多の13得点を挙げるなど見事期待にこたえた。同じく新加入のセッター野口も終始冷静にトスを散らし、第3セットには岡田、間宮の時間差、柳田のパイプ攻撃などをみせる余裕も生まれた。そのなかでコーチが課題として挙げたのがブロック。この試合では3セットで6本のブロックポイントが決まったが、「まだまだ有効的なブロックはない」(泉水コーチ)。ジャンプサーブの選手を4人そろえ、「サーブはチームの得点源」(宗雲監督)なだけに、ブロックを組織的に向上させればさらにサーブで乱したボールを捕まえられるはずだ。次週は格上明大の対戦が待っている。優勝のためには負けは許されないだけに、今日出た課題を克服し、磐石の状態で臨んでもらいたい。

By Hideki Tsubonuma

コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)課題はサーブのミスがたくさんあったということでね、でもまあ気持ちも切れずに3セットマッチをちゃんととったっていうのは大きい、すごく大きい。(3セット目流れが良くなった要因は)慶應のサーブが入って、あと相手が一人エースが怪我していたのでどうしてもローテが苦しいので、サーブが入れば向こうが自滅してくれるローテーションがいくつかあるのでそこでサーブが入るかどうかっていうのがひとつのキーだった。まあ結局お互いそうだけど相手の七里君のサーブが入れば、七里君と15番かな、センターの選手のサーブが入ればこっちが苦しめられたしそのまま入らないとこっちが楽にローテさせてもらえるのでたぶんお互いそこが課題で、むこうが攻撃力がどうしても倉坂君が怪我しちゃったんでそこが無かったのが苦しかったんじゃないかなと。よその事だけど、そう思いました。(慶應としてはサーブがキーになってくるのか)うん、これからね。今サーブがすごい得点源なんですよ。間宮のサーブとかね。でもサーブの有効率っていうのは今日そんなに高くなかったと思うので、波がけっこうみんなあるし。だからそのサーブミスを減らして、それでもまあ7、8割できちっと打てるようなサーブ、そういう質を高めて。それと星谷が前にいるときは、星谷とか岡田のブロックに期待して、そうでないときは間宮とかリベロの前田優介とかのディグに期待して、そのローテそのローテの得点する形を作って生きたいとは思っています。(新加入の野口選手と柳田選手のチームへの溶け込み具合は)それはね、やっぱりこれは有り難い事に彼ら二人とも去年、1年ちょっと前からAO入試の勉強会に何回も来てたので、もう学生とも何回も何回もあってるのでもうそれはもう溶け込むのは早かったです。柳田に関してはちょっと合流するのが遅かったので、まあそれでも最近は柳田も溶け込んでよく声をだすし、何の問題もないです。(初戦の早大からの勝利は大きいのでは)大きいと思いますね、そのとおり。(次回の立教戦、明治戦に向けて)立教も良い選手がいるし、波に乗ると嫌なので立教にもきちっとしたバレーをしたいし、明治はやっぱり格上なので、まあ少なくとも四つに組めるような試合にしたいと思ってますね。

泉水コーチ

(今日の試合を振り返って)そうですね、やっぱり勝ち負けがあったのでやっぱり勝てて良かったと。去年どうしても負けが多かったので勝ってよかったなというところですね。(早大に対しての対策は)定期戦ですとか練習試合とかが多かったので選手個人個人のことはうちもわかってるし向こうもわかってるのであとはほんとに気持ちの持ち方だけかなと思っていて。今日は今回の大会の初戦でもあったのでなんとか勝ちたいなという気持ちは選手ともども思っていたので、それが良い方向にいったかなと思います。(チームとしてブロック面は)今日はブロック1枚とかでも何回か止まってるんですけど、やっぱり有効的なブロックは全然無かったと思いますので、そこはこれからの課題かなという感じはしますね。(次回の立教戦と明治戦に向けて)最低でも今日ぐらいのバレーを出来れば良い試合になるんじゃないかなと思うので、最低限今日ぐらいの試合はして。まあ当然格上の明治には粘って。なんとかして勝ちたいと思います。

間宮

(六大学リーグという例年とは違った形の試合だが)公式戦ではないが、しっかり勝つことによって、良い経験になればと思います。モチベーション高く試合に臨んでいます。(今日の試合を振り返ると)早稲田にも慶應にも、全体的にミスが多く、ミスが勝敗の決め手となりました。次は、良い形でサーブが入り、ブロックも予想した上で決めるなど、チームとして狙った得点を多くしたいです。(今日のゲームでは自らチームを鼓舞するような姿勢であったが)4年生がいなかった状況で、自分がやらねばならないという心はありました。しかし、そこはあまり意識してやるものではなく、自然な形で表れているのが理想です。(チームにおける自分の役割とは)今年はアタッカーが充実しているので、しっかりとキャッチをいれて、状況を見てどんどん指示を出していくというようなコントロール役だと思っている。チームが落ち込んだ時には雰囲気を良くし、良い時にはさらにノっていけるようにしたいです。

柳田

(入部後初めての試合でしたが、振り返ってどうでしたか)初めてだったのでちょっと緊張したんですけど、結果的には勝てたということで、気持ち的には安心しています。(最初のサーブにも緊張が見られましたが、成功したことでほぐれましたか)そうですね。肩の力も抜けましたし、試合を通して結構自分で(緊張をほぐしていくことが)できたかなと思います。(先輩から何か助言などはありましたか)先輩方が自分が緊張しているのを気遣ってくれて、「自由にやって良いよ」とか「力抜けよ」とか声をかけていただいたので、それは凄く良かったなと思います。(早稲田戦ということで意識したことは)どの大会よりも(早稲田との試合は)特別だということを聞いているので、観に来てくれる方々のためにも、結果を残さなきゃと思って今日は頑張りました。(第2セットを落としてからの第3セットはどのような気持ちで臨みましたか)負けたくないっていう一心で戦っていたので、守りの気持ちっていうのは全くなかったです。(今日のご自分の出来に点数を付けるとしたら)初めてなので、45点くらい。自分のミスも結構多かったし、もっとできることがある、っていうのを再確認できたので、それを次の試合でできるように頑張りたいです。(具体的にどのような点を改善していきたいですか)やっぱりバレーボールで、サイドプレーヤーはミスを少なくすることが求められているので、ミスをもっと少なくしてポイントを稼げるようなプレーヤーに最終的にはなりたいなと思っています。(立教戦、明治戦に向けての意気込みは)来週ももっと良い結果を出してしっかり勝っていきたいと思います。

野口

(今日の試合を振り返って)1セット目とか3セット目は自分たちのブロックとかでいい流れで出来ていたが、2セット目に自分たちの簡単なミスがつながって、ああいう(僅差で落としてしまうという)結果になってしまった。100%ではないが初戦としてこれからに向けてはなかなかの出来だったんじゃないかなと思う。(自分個人のプレーは)1年生で入ってきて、先輩とかスゴい選手にトスを上げるということに不安があったが、今日は自分としては思いっきり出来て、手応えをつかめた。(攻撃でのコンビネーションは)今日はけっこう合っていたが、自分はまだ安定してなくて、練習では合わなかったというのがあるのでそこをもっとつめて、チーム力をもっと上げないといけないなと思う。(大学バレーでの目標は)本当にスゴい選手に恵まれているっていうのがあるので、今までは1部の下位だったが1部の上位を目指して最後には優勝出来るように高い目標を持って、一戦一戦頑張っていきたい。

出場選手

レフト  柳田将洋(環1)
セッター 野口剛志郎(環1)
センター 星谷健太朗(理2)
レフト 岡田拓巳(商2)
ライト 間宮秀太(政3)
センター 山本悠登(環3)
リベロ 前田優介(環3)
途中出場 瀬邊峰聖(環4)
小林隆佑(文3)
中出祥平(環3)
 

 

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