【ソッカー男子】第2節 諦めない気持ちで死守した勝ち点1 流経大戦

同点弾を決めた森田を中心に歓喜の輪ができる

昨年の関東王者・明大を撃破し、勢いに乗る慶大イレブン。第2節の相手は大学サッカー界のスター軍団・流通経済大だ。トップレベルの選手がそろい、アグレッシブなプレーで攻め立てる流経大に、自分達のペースが作れずに先制を許す苦しい展開となった。だが、最後まで諦めないプレーを見せた慶大は、土壇場で一点をもぎ取る。その奇跡の同点ゴールに、会場は歓声に沸いた。初戦に続き、今季を占うといわれる試合だけに、チーム一丸となって得た勝点1は、それ以上の自信を選手達にもたらした。

 

第85回関東サッカーリーグ戦【前期】1部リーグ 第2節

2011/5/8(日)11:30 KO@江戸川区陸上競技場

流通経済大学1-1慶應義塾大学

{得点者}後半23分 河本明人(流経大)、後半46分 森田達見(慶大)

 

1年生ながら開幕から2試合連続でフル出場中の増田

初戦に続きスタメン出場の増田(環1)、武藤(経1)は序盤から、「イニシアチブをとって、ボールを奪われたらしっかり取りに行って奪って、また仕掛ける」(須田監督)慶大サッカーを体現する動きを見せた。増田が果敢なタックルで流経大の攻撃の流れを切ると、今度は武藤が慶大の攻撃の時間を演出。右サイドからゴール前へ蹴り上げたボールに松下(総2)らが飛び込むと、得点にはつながらなかったが、慶大らしい形で流大ゴールにプレッシャーをかけた。

しかし、日本代表に名を連ねた山村和也をはじめとする流経大DFが高い能力とフィジカルで慶大に立ちはだかる。迅速で厳しいマークにパスワークが乱れ、流れが作れない。そんな中、健闘を見せていた武藤が怪我により森田(経3)と交替。その後は慶大にとって我慢の時間が続き、相手に再三のコーナーキックを与えてしまう。それでも堅実な守備でゴールを守りきり、0-0で前半を折り返した。

攻撃陣を引っ張る日髙

前半同様、緊迫した展開が続いていたが、後23分についに均衡が破れる。パスミスからボールを奪われ、自陣への侵入を許してしまう。浮き球をヘディングで処理しようとGK中川(環4)が前へと出るが、無情にもボールはその頭上を越えて流経大FW河本の足元へ。無人のゴールに押し込まれ、思わぬ形で先制点を献上してしまった。だが選手達の切り替えは早かった。まず一点を返すべく、河井(政4)を起点に攻撃を仕掛けていく。後32分にはその河井が倒されて、FKのチャンスを得る。日髙(総4)が蹴った鋭い弾道のボールは、クロスバーにはじかれるも、得点の気配を感じさせた。

残り時間もわずかになり、後がない慶大はパワープレーに打って出る。守備力の高い増田を残し、黄(総4)、日髙、森田の3トップで得点を奪いに行く。河井、松下、藤田(政3)といった選手も機を見ては前線に駆け上がり怒涛の猛攻で流経大を押し込んでいった。奇跡の同点弾は、ロスタイム1分。「ワンチャンスをものにしようと強く思って」高い位置にいた藤田の足元に日髙からパスが通る。ドリブルでペナルティーエリアへと侵入した藤田は、相手をひきつけ、フリーで待ちかまえる森田へ同点弾のおぜん立て。迷うことなく蹴りこんだ森田のシュートは吸い込まれるようにゴールへと突き刺さった。試合終了間際の待望の同点弾にチームは勢いづく。そのまま激しく攻撃を仕掛けるも同点のまま試合終了。「最後まで諦めない気持ち」(笠松主将)で強豪相手に貴重な勝点1を得た。

貴重な同点弾を決めた森田

代表や選抜への招集で主力選手が欠けることの多い流経大だが、今回の試合ではそれらの選手達がそろっており、非常にレベルの高いチームだった。その流大を相手に「前半はかなり相手ペースではあったが後半は逆に慶応のペースでやれた」(須田監督)ことは今年の慶大チームのポテンシャルの高さを示していると考えていいだろう。特に今回もDF面で大きな貢献をした一年生の増田は、「練習をすれば体もできて、さらにいい選手になる」と須田監督も期待を寄せている。そうして成長を遂げた慶大がどんなスケールのチームになるのか。まずは、昨年昇格した青学との次戦で、荒鷲イレブンの戦いぶりに注目したい。

By Asuka Ito

 

 

コメント

須田監督

(有力選手の多い流経でしたが、勝機は)勝機はお互いにあった。90分間あきらめずにできたので、がんばったと思う。(1年生の増田選手がすばらしいプレーを見せていましたが)彼は相当良い。プロに行くか慶応に行くかで迷っていたくらいなので、もともと良い選手だった。頭が良く、勉強もできて、人柄も良いので、練習をすれば体もできて、さらにいい選手になると思う。(終盤のパワープレーに関してはどんな指示を出しましたか)左サイドでは黄を上げ、右サイドの上には森田がいて、真ん中に日高がいて3枚になる。それを日高だけ上げて松下も上げる。DFの良い増田だけ残してあとは皆上げた。それがはまり、藤田が前でボールを受けたのが良かった。(ポジショニングを変えても対応できるということですか)パワープレーの練習を特にしていたわけではないが、黄を上げる、というのはイ・ウヨン前監督もやっていたことで経験もあるので違和感もないし、森田ももともと前でプレーする選手だし、日高は技術があるのでどの位置にいってもできる。河井も能力があるのでどこにいてもいい。それで増田はDF能力があるので変えさせずにそのままの位置に置いて、あとの選手に上げろと言ったら自分達のバランスでできるでしょう。(この2試合の相手は明治と流経でしたが、自信もついたのでは)自信はやっぱりついたと思う。この前の試合では我々のイニシアチブがとれたし、今日もここまでのクラスのチームに、前半はかなり相手ペースではあったが、後半は逆に慶応のペースでやれた。パスを自分達のペースでまわせればもっと楽に試合ができるのだが。あとはもっとサイドから攻撃できたり、シュートまでつなげられれば。(次の青学はどんなチームですか)見たことない。1部ではどこも強いので、自分達のサッカーをするだけ。試合は勝ったり負けたりなので、一生懸命やる。絶対勝てるなんてことは一度もないし、いい内容のゲームをすることがリーグ戦を戦って、年間通して結果を残すということだと思う。内容が大事だから、我々のサッカーをしっかりやる。それは、ポゼッションをしっかりとって、イニシアチブをとって、ボールを奪われたらしっかり取りに行って奪って、また仕掛けて、というようなフットボールをやって、その中で青学の切り替えが速かったとか、うちのこぼれ球拾う能力が高かったとか、勝っても負けてもそういうサッカーの話をすれば、慶応のレベルも上がるし、相手のレベルも上がる。日本のサッカーのレベルも上がるのではないか。そういう内容のあるゲームを我々はやって行きたい。

笠松主将

(今日の試合を振り返って)中二日でなかなか厳しい試合だったが、その中で諦めないで、追いついたっていうのはなかなか良かったと思う。(中二日ということで連戦の疲れなどは)多少疲れは残っていたと思うが、それは相手もそんなに変わらないと思うので、その中でどれだけ自分達が粘れるか。この2試合、ポイントとなる試合だったと思うし、その中で不運な失点だったとは思うが、やっぱり諦めなかったことが一番良かったかなと思う。(パスのミスが見られましたが)相手のプレッシャーがうまかったということもあったし、芝の状態でボールがあまり走らなかったので、そういった意味でパスが出しづらかったという印象を受けた。(相手について)個々が一人一人うまかったので、そこにどう対応するかということだったので、そこまでのこわさは感じなかった。(前半について)前半は耐えていた時間が長かったので、後半はもっと自分達のボールを保持して、自分達のいい試合をしようと思った。なので後半に関しては少し修正できたと思う。(守備について)大きくやられるシーンというのはなかったと思うので、そういった面では評価できる部分は大きいと思うが、ラインの引き上げとかは遅くなってしまったので、そこは修正していきたいと思う。(チーム全体について)最後まで諦めない気持ちであったり、ベンチ含めてスタンド含めて一つになれたというは非常に大きな収穫になったと思う。(次節の相手青学について)2部の時には勝っていないので、どういう試合になるか分からないが、やっぱり自分達のサッカーをしっかりやって、そこで勝ち点を積み上げられればいいと思うので、しっかり一週間いい準備をしていきたいと思う。

河井

(振り返って)中2日ということで、みんな体力的にもきつい中で、よく最後まで1点取られてもあきらめずに、走った結果同点になったので、そういうのが今年の勝負強さが出てくれば良いチームになるんじゃないかと思った。(中2日ということで、厳しい試合になることは予想していたか)流経も今年は良いチームを作ってくるだろうなと思っていたので、中2日とか関係なしに、流大も実力的には相手よりも上だなと思って試合に臨んだので、気持ち的にはチャレンジャー精神で試合に臨んだ。(前半から攻撃的に試合を進めたが)流大はパスを回してくるチームなので、とりあえず自分たちは守備から入って、取ったボールをシンプルに早く攻めていくていうのをみんなで意識してやっていたので、前半はそれが若干うまくいっていて、シュートまでいけてたので良かった。(その中で先制できなかったことは痛かったか)まぁ0-0でも前半は悪くはなかったんですけど、後半先に取られて苦しいかなと思ったが、最後追いつけたので良かった。(今日はパスミスが少し散見されたが)もっと11人が良いポジションを取らないとパスは回らないし、そういうところが自分たちの課題だと思うので、もって練習からパスを回すことを意識したい。(自身の今日のパフォーマンスは)もうちょっとボールを引きだすというか、ボールに絡まなきゃいけないと思う。次の試合はもうちょっと動き方を変えてみようかなと思う。(今日はチーム全体で守備の意識も高かったが)明治戦から継続して、(ボールを)取られた後の切り替えというのをやっているので、それを継続してやっている結果かなと思う。(次戦・青学大戦に向けて)とりあえずは良い準備をして、しっかりと自分たちのサッカーができるように、また1週間準備期間があるので、また今日みたいな試合じゃなくて、もって自分たちが主導権を握って試合ができるようにしたいと思う。

日髙

(試合を振り返って)ああいう形で失点したんですけど、最後まで諦めずにやったから同点にできたんだと思います。今年のチームは最後まで諦めないという去年までには無かった面があると思います。(追いつけたのと引き分けてしまったのではどちらか)今日は追いついて良かったと思う方がいいと思います。(2試合終えて勝ち点4という結果について)実力がある2チームだと思うので、個人的には勝ち点4取れたら長いリーグ戦を見ればいいと思います。良いスタートを切れたと。(チームとして出てきた課題は)守備の面では集中してできていると思うんですけど、ずっとやってきた自分たちのペースでボールを保持する時間を作ることが、すぐにボールを失ってしまうシーンがあるようにあまりできていないと思います。それは明治戦も同じで、守備は良かったんですけど攻撃面ではあまり良くなかったので、詰めていく必要があると思います。(今日の試合の個人的な出来は)前半にシュートチャンスが2回くらいあって、それを決めきれなかった。自分は前の選手なので、点につなげるプレーを心掛けたいですね。今日も良いプレーは何度かあったと思うんですけど、点につながっていないので、そこを詰めていきたいです。(点につなげるのに必要なことは)人数を掛けることが必要だと思います。ボランチの選手が1人関わっていくことが一つと、サイドバックを上手く上げて良いクロスを上げてそこに何人か入っていくことですね。それは何度もやってきているので、練習でやってきたことをそのまま出せるように頭を使ってプレーすることが大事だと思います。(青学)上がってきたチームですけど、力はあると思います。慶應が2部にいた時は青学に1回も勝てなかった記憶があるので今年は苦手としているチームに勝つことを気を付けているので、大事に戦って勝ち点3を取りたいと思います。

(試合を振り返って)開幕から良いスタートができて、相手どうこうよりも自分たちのサッカーをしようという形で入りました。前半の立ち上がりは自分たちのペースで出来たんですけど、終盤から後半にかけて相手にペースを握られて、中々厳しいペースでした。何とか追いついて、本当に良かったの一言です。(失点シーンについては)自分のミスからだったので、まず申し訳ないです。今日終わるときに須田さんも、90分の中では誰でもミスはあるし、それがたまたま失点につながっただけであって、チームとして気にすることはない、とおっしゃっていたのでチームとしても個人としても切り替えてやれたと思います。(個人的な出来は)須田さんも自分の特徴を生かしてくれるようなサッカーをしているので、そこで自分は結果にこだわってやっていきたいですね。アシストなり、あわよくば得点という形に上手く結びつけることがイマイチできていないと思います。そこをしっかり結びつけることが長いリーグ戦を戦う上で大事ですし、今の自分の動きややり方を変えるつもりは無いので結果を出せるようにやっていきたいです。(結果を出すために必要なことは)今日に関しては良い所までいっているんですけど、最後の精度で中々合わなかったと思います。でも、これはやっていけば合っていくと思いますし自分の精度の問題でもあるので、こだわってやっていきたいです。(2試合終えて実力校相手に勝ち点4だが)この2試合が山場になることはチームとしても認識できていて、本当に負けなかったことが一番の収穫だと思います。でも、長いリーグ戦の中の2試合なのでまだまだこれからですね。(青学戦への抱負を)チームが良い流れでここまで来ているので、この流れを止めないで勝つことに意識して結果にこだわってやっていきたいです。

中川

(試合を振り返って)開幕良い形で勝利して、これからという時に勝ちが正直欲しかったが、内容としても自分たちのサッカーができたかというと100%できたわけではないが、要所要所良いところも見られたし、逆にビルドアップの面では課題が残ったので、ここで負けなくてよかったというのが正直なところで、森田選手に感謝です。(今日はチーム全体でボールを奪われたあとの守備の意識が高かったが)それは今季のテーマであった、攻守に渡っての切り替え、(ボールを)取ったあとだったり、取られたあとの切り替えは監督がうるさく言っているので、それはみんなが意思統一できているところがあって、これは今節に限らず、ずっと目立つ部分ではないかなと思う。(今日はゴールキックになりそうなボールを拾ってインプレーを継続するシーンが多く見られたが)できるだけ(流れを)断ち切りたくなかったというのもありますし、ゴールキックになるとセットされて五分五分になっちゃうと思うので、それであればパントキックなり、DFラインにつなげてという方が確実かなという判断で何とか(ボールを)残すようにしていた。(失点のシーンを振り返って)あのシーンのちょっと前を振り返ると、個人としてはFKのセービングだったり、クロスへのパンチングの対応などはすごく良くて、そのあと冷静さというか、良いプレーのあとに冷静になってやるという部分が欠けていたのかなと。前にという気持ちが強かっただけにああいうプレーになってしまった。逆に冷静になって、判断する必要があったと思う。(あのプレーのあと気持ちの切り替えはできたか)色々経験してきて、ああいうミスも初めてではないので、今チームの雰囲気がすごく良くて、自分がミスしたけれども、味方の選手からも声が掛かってきて、前向きに切り替えて気にするなという声が掛かってきたので、それを信じて、結果的に同点になったので、信じて良かったというか気持ちの切り替えはすぐにできたと思う。

森田

(今日の試合を振り返って)ちょっと武藤のけがで途中から入ったが、個人的には初戦明治に勝ってチームとしてもいい流れできてたので、勝敗どうこうよりも、慶應のサッカーができればいいと思って、まあ変な形で失点してしまったが、チームとして、あきらめないで戦えたので良かったと思う。(途中からの出場だったが、どうだったか)まあ三年目なので、比較的落ち着いてできたというか、あとはシーズン通して誰が入っても同じサッカーができるように、練習してきてるので、問題ないかなと思う。(終了間際のゴールをふり返って)チームとして、後ろの選手が必死に守ってきてくれたってのもあるし、たまたま自分が決めたが、チームとしての一点だと思うので、負けなくて良かったと思う。(次節に向けて意気込みを)まだ二試合終わっただけなので、1勝1分で悪くはないが、目指すは優勝なので次節も勝ちたいと思う。

藤田

(今日の試合を振り返って)今日は全体的に相手にゲームを支配されて苦しい試合だったが、最後追いつくことができて、そういうところが去年とは違う今年の慶應の良いところかなと思う。(昨季は2戦2勝している流経大と戦ってみて)去年はやりやすいってイメージがあったが、今年は、慶應もそうだけど相手も全然違った印象があった。(前節から中2日という状況でしたが)ほとんど影響はなかった。(前節の反省でボールを動かせなかった、ということがありましたが)どっちかというと今日の試合のほうができなかった、という感じ。まだ次の試合まで1週間あるので、そこを本当に改善していかなければいけないな、と思う。(ご自身のアシストシーンについて)最後20分くらいからずっと自分にワンチャンスが来ると思ってて、そのワンチャンスをものにしようと強く思っていたので、本当に良かったと思う。最後、須田監督の指示で前に行っていたら、うまい具合にボールが良いところにこぼれてきたので。(次戦への意気込みは)今日引き分けたのを次につなげるためには、次の試合は絶対に勝たなくちゃいけないなと思うのと、チームとしては自分たちのサッカーがまだできてないので、そこをしっかりやっていきたいと思う。

赤木

(監督からどんな指示を受けてピッチに入ったか)相手も攻撃をしてきていたが、(負けていたので)とにかく前に行こうと。テソンくんが速いからその裏のスペースを使うように指示を受けて、流れを変えてこいと言われました。(公式戦で長い時間のプレーは初めてだが落ち着いたプレーが出来ていた)そうですね。最近自分の中でも技術の面では自信がついてきていて。相手がいても自分の間合いでプレーが出来るようになってきた。だから慌てることもなかったし、落ち着いて、しっかりまわりも見えてやれていました。あそこで自分が浮き足だつとチームに良い影響は与えないと思っていたので良かったです。(監督からはどういったところを評価されていると考えている)まず自分は雰囲気を大事にしている。声を出してチームを盛り上げるところは監督も評価してくれていると思う。あとは運動量。上下の運動に関しても評価してくれていると思います。(この先の目標)テソンくんとかが怪我や累積で試合に出られなくなったときに、自分にもスタメンで出るチャンスは来ると思う。そういった時に自分がしっかり活躍出来るように、準備をしていきたいと思っています。

松下

(今日の試合を振り返って)明治戦いい形で勝てて、このまま波に乗りたかったんですけど、正直明治戦に比べるとセカンドボールも拾えなかったし、チームとしても出来はあんまり良くなかったかなという感じです。(監督から求められていることは)ボランチなんで守備の部分というのは大きくあるんですけど、それに加えてサイドへの展開だったり、攻撃の起点となるプレーを求められてます。この2試合は守備に関しては自分でも合格点をあげられるんですけど、攻撃に関してはこれからだなという感じです。(ビルドアップの出来は)今日の失点も元々はビルドアップのミスからの失点だったので、シーズンが始まってから震災による中断期間もあって、チームとしてまだまだ完成はしていないので、バックラインも含めて僕らももっとビルドアップに参加して、ゲームを優位に進めていけたらなと思ってます。(今季はどのようなプレーを)須田さんから求められていることを完璧にこなして、それに加えて自分の個性が出せればなと思ってます。守備面に関しては増田が働いてくれて自分も助かってる面があります。ポジションとしては増田が後ろで僕が前目なんで、僕が攻撃の起点となれればいいかなと思ってます。(青学戦に向けて)チームはまだ負けなしで、今日も粘り強い試合をして引き分けに持ち込むことが出来たっていうのは非常に大きくて、青学戦もいい試合をして勝ちたいと思います。

増田

(今日の試合を振り返って)ミスで失点してしまったんですけど、個人のミスはチームのミスなんで、みんなで最後まであきらめずにやれて同点に追いつくことが出来たのは大きいと思います。(守備での貢献が目立ったが)自分は攻撃というより守備で走りまわってセカンドボールを拾ったりとか、そういう所でチームに貢献したいと考えていたので、それが出来て良かったと思います。(逆に攻撃面では課題が残ったのでは)そうですね。やっぱりボランチが上手く受けて前を向けないと、テンポも作れないし逆サイドに展開も出来ないと思うんで、そこは自分でしっかりと意識して改善していきたいです。(開幕2試合目だがトップチームでの試合には慣れたか)自分に求められていることが守備面ということではっきりしているのでやりやすさはありますね。先輩達もサポートしてくれるんで本当にやりやすいです。(今季はどのようなプレーを)セカンドボールですね。それが拾えるか拾えないかで、ゲームを支配できるか支配されるかが決まってくると思うので、そこを自分としては頑張っていきたいと思ってます。そこを頑張れば、河井君だったり慶太君だったり前線の選手がいいプレーをして点を取ってくれるので、僕はそこをやるだけだと思ってます。(来週の青学大戦に向けて)ここ2試合で非常にいい結果を残せていると思うんですけど、来週負けたら意味がないと思うので、しっかり準備して勝ちたいと思います。

慶大出場選手

GK 中川翔太
DF 黄大城
DF 松岡淳
DF 笠松亮太
DF 藤田息吹
MF 増田湧介
MF 松下純土
MF 日髙慶太
MF 河井陽介
MF 武藤嘉紀 32分→森田達見
FW大塚尚毅82分→赤木努

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