【ホッケー(男子)】東大下し、秋季リーグ1部7位に。決定力不足で圧勝とはならず/関東学生ホッケー秋季リーグ 7−8位決定戦 VS東大

男子ホッケー

吉川のPSでの得点が勝利に繋がった

前日の試合で入替戦出場が決定した慶大ホッケー部男子。悔しさもつかの間、7−8位決定戦が日吉にて行われた。対戦相手は今季3度目の対戦となる東大だ。Aプール初戦、インカレ初戦ではどちらも点差をつけた快勝を収めているだけに、今回も得点シーンが多く見られると期待できた。しかし、第2Qまでチャンスを見出せず無得点で経過。しかし第3Q開始3分で獲得したPSでDF吉川大地(政3・慶應)が見事シュートを決め、先制点をあげる。その後もチャンスはあるが生かしきれず、結果1−0で慶大が勝利し、7位の座を手に入れた。

 

 

平成30年関東学生ホッケー秋季リーグ 7−8位決定戦 vs東大

 

 

11月18日(日) 9:30試合開始 @慶大日吉グラウンド

 

 

 

第1Q

第2Q

第3Q

第4Q

合計

慶大

東大

 

 

スタメン

 

GK 小川修平(政4・慶應)

 

DF 河本倫太郎(法4・慶應)、吉川大地(政3・慶應)、望月慎之介(経2・慶應)、片岡賢治朗(経2・慶應)、

 

MF 金田翼(経4・慶應)、安田武大(政2・慶應)、中山正暉(経1・慶應)

 

FW 大久保遼(政4・慶應)、大橋俊介(政4・慶應)、永野裕太(政4・慶應)

 

 

順位決定予選での惜敗から一夜、7位に向け切り替えて試合に臨む必要があった。「勝つことが重要」とFW永野裕太(政4・慶應)も述べており、入替戦に出場するとはいえ、勝ちにこだわりたい一戦だ。

 

積極的にシュートを打ちに行った大久保

第1Q。開始3分に自陣より早速MF中山正暉(経1・慶應)からFW永野がロングパスを受けると、ゴール前のFW大久保遼(政4・慶應)へパス。チャンスと思われたが、相手GKの制止により生かせず。5分に獲得したPCでも吉川のシュートは弾かれ、得点にできなかった。その後も得点機を作れず、終盤はパス回しで時間を使われ、0−0でこのQを終えた。

 

先制したい第2Q。1分経たないうちに、DF吉川からのロングパスでサークルインするなど早々に攻めの姿勢を示す慶大。7分に獲得したPCではMF金田のシュートが相手GKに阻止されるも、諦めず幾度とサークル付近でチャンスを作ろうと攻め続けた。ポゼッションを奪われても隙を見たパスカットでマイボールとし、得点機を見出そうとしたが悔しくも得点とできず。前半を0−0で折り返した。

 

相手の隙を突いた巧妙なパスを繰り広げた金田主将

好機は第3Qに訪れた。3分、サークルインすると続けてPCを獲得。得点とはならなかったが、それをきっかけにPSを獲得する。ここを任されたのはDF吉川。冷静なゴール上方へのシュートで、待望の先制点をもたらした。追加点を挙げようとサークルインを試みるが多くを相手DFに阻まれ、しまいには交互にボールポゼッションが移動し、攻守の入れ替わりが激しくなる。結局最後まで試合は動かず、1点リードのままついに最終Qを迎える。

 

流れを引き寄せたい第4Q。MF金田がカウンターからサークルインし、チャンスを作るも生かせず得点とできない。相変わらず攻守の切り替えが激しい中、4分には相手に2度のPCを許すも、GK小川修平(政4・慶應)が前日の試合に引き続きスーパーセーブを披露し難を逃れ、リードを保つ。攻撃に注力しはじめると、7分、11分にサークルインを果たし、FW大久保が打ち込みにかかる。惜しくもゴールとならず、リードを広げられない。もどかしい時間が続き、終了までボールの奪い合いを続けたものの試合は展開せず終了。1−0で慶大は勝利し、秋リーグは春リーグ同様1部7位という成績を収めた。

中山は今日も持ち味のドリブル力を遺憾無く発揮した

これまでの試合の成績から見ると、圧勝すべき相手であったのはいうまでもない。しかし金田主将は「最後のプライドとして1勝することができて、慶應ホッケー部としてはよかった」と述べ、あくまで“勝利すること”の重要性を説いた。次回待ち受けるは、23日に行われる2部2位の一橋大との1部2部入替戦だ。1部校として、そして慶應として意地でも1部の席を譲ってはいけない。翌日行われる早慶戦に勝利の流れをもたらすためにも、勝ち試合を見せてもらおう。

 

 

(記事:津田侑奈/写真:新池航平)

 

 

次戦 11/23(金・祝) 1部2部入替戦 VS一橋大

 

 13:00試合開始 @慶大日吉グラウンド

 

 

 

以下、コメント

 

金田翼主将(政4・慶應)

 

 

——今日の試合を振り返って

残念ながら入替戦に出場することにはなってしまったんですけど、ここで一応最後のプライドとして1勝することができて、慶應ホッケー部としてはよかったかなと思います。

 

——東大とは今季3度目の対戦となりましたが

東大と戦うことが決まったのは昨日なので、東大だからこうしていこうというのはなくて、これまで練習試合を含めて勝ってきた相手だったので、そこは慶應として絶対勝ちたいなと思っていました。

 

——フィールドゴールを決めきれなかった要因は

今季なかなかゴールが決まらないというのを象徴するような試合だったかなと思います。数字では表せない勝負強さが今年は足りなかったですね。

 

——今日の試合で感じた課題は

自分たちの試合はあと2試合で、そこからは下の代になっていくのですが、下の子達には現状に満足しないでもっともっと上を見てやって欲しいなと思います。

 

——試合後に話したことは

自分たちって、ホッケー界で見たら中堅校あるいはそれ以下かもしれないんですが、なかなか外の刺激がない中でやっている状況で、いかに自分で課題を見つけるかが慶應ホッケー部としてのあるべき姿だと思うので、それをやって欲しいなという話をしました。

 

——23日の入替戦に向けて意気込みをお願いします

絶対負けられないし、圧勝することが1部校としての務めだと思うので、気を抜かずに60分間やりきりたいと思います。

 

 

 

大久保遼(政4・慶應)

 

——今日の試合を振り返って

残念です。インカレだったりプール戦では4ー1で勝てていたのに、1ー0だったので、自分たちの練習の成果が出せなくて残念です。

 

——感じた課題はどういったところですか

今まで勝ってきたという油断があったと思います。どちらかというと精神的な部分かなと思います。

 

——試合後のミーティングではどういった話をしていましたか

昨日も今日も出来があまり良くなかったというのがありました。

 

——23日に入替戦ありますけど、チームにどういう貢献をしたいですか

早慶戦前最後の公式戦なので、自分がやってきたことを後輩にうまく残せればいいなと思います。

 

——入替戦に向けて意気込みをお願いします

2部の相手だからといって油断せず、春も大差で勝ったので大差で勝ちたいと思います。

 

 

 

安田武大(政2・慶應)

 

 

——今日の試合を振り返って

今日は7—8位決定戦で相手を圧倒しなきゃいけなかったんですけど、結果的に1−0で、しかも相手にもやられてしまった場面があったのであまり良い試合ではなかったと思います。

 

——今日感じた課題は

点が入らないことですね。昨日も込みなんですけど、チャンスはそれなりにあっても今日も1点だけだったのでもう少し得点力を上げていきたいです。

 

——試合後にはチームで何を話しましたか

今週の試合であまり点が入らなかったのと不用意なプレーが乱発してしまったので、そういうのは次から絶対無くして早慶戦に向かうということを話しました。

 

——早慶戦に向けてチームにどのように貢献したいですか

自分以外の中盤が攻めの起点になっているのでそこを上手くフォローして、あと相手からのカウンターをつぶしてディフェンスで献身的な働きを出来たらなと思います。

 

——入替戦に向けて

大差をつけて勝ちたいと思います

 

 

 

望月慎之介(経2・慶應)

 

 

——今日の試合を振り返って

前半はうまくいっていましたかもしれませんが、チームとしてうまくいかなかったですし、個人としてもうまくいかなかったので、悔しいところが大きいです。

 

——良かった部分と悪かった部分というのは

前半はテンポよく球を回せたのですが、後半は東大のプレスにはまってしまって、ポジショニングの修正ができずに、あまりパスを出せなくて、出しどころに困っていい球が前に供給できなかったと思います。

 

——今季だけで東大と3度目の対戦となりましたが

負けてはいけない試合だと思ってやっているので、その部分はしっかり意識して入りました。

 

——やりづらさなどは

他のチームに比べても、最後まで諦めずにガッツのあるようなチームなので、走力で引けを取る場面があって、そこは少しやりづらいとは思います。

 

——残り2試合ですが、そこに向けて修正すべき点は

ポジショニングの取り方の修正をして、パスが通りやすいところに移動することと、ディフェンスでは不要なファールをしないように、低さを意識してPCを取られないようにしていきたいです。

 

——入替戦と早慶戦に向けて

もちろん両方勝ちます。

 

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