【端艇】新たな挑戦~同志社大とのコースタルローイング~

ボート

131期の引退試合となった

新型コロナウイルスの影響により、当初予定されていた試合が軒並み中止となった今シーズン。そんな中、かつて全日本選手権で慶大端艇部と優勝を争った同志社大学との交流戦が実現した。慶大からは、インカレで引退を迎えた131期から11名が参加。男子コスタルダブルでは見事優勝。さらに、エキシビションレースで両校の交流を図るなど充実した大会となった。

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11/3(火)@琵琶湖漕艇場

 

・詳細

かつて全日本選手権で優勝を争った相手でもある同志社大。近年は直接の交流戦を行うことはなかったが、古くから切磋琢磨してきた大学であり、OB同士の交流は盛んに行われてきたという。

安定感のあるコースタルローイング用ボート

そんな中実現したのが今回の大会だ。きっかけは、慶大端艇部OB会がコースタルローイング用のボートを購入したことにある。コースタルローイングとは何か。ボート競技は、湖や川など直線のコースで行なわれることが一般的だ。しかし、コースタルローイングは海などで行われ、波を乗り越えながらボートを進める競技となっている。そのため、使用するボートも波を受けて転覆しにくいように幅が広くなっているという特徴がある。このコースタルローイングは、まだまだ日本ではなじみがないが、2024年あるいは2028年のオリンピックの正式種目となることも検討されているようだ。

見事優勝を果たした

同志社大学との交流だけでなく、131期の引退試合という目的も兼ねた今大会は、そのコースタルローイングで勝敗を争った。慶大からは131期から11名が出場。なかでも、永田大智(環4・清風)と古谷高章(商4・慶應志木)で構成されたダブルは見事優勝を果たした。その他にも、エキシビションレースとしてエイトや舵手付きフォアなど通常のボートでもレースを行い、両校の結びつきを一層強めることとなった。

コロナ禍であっても、ボート競技を通して親交を深めた慶大と同志社大。自分たちができることは何かと常に考え続け、「変化」を押し進めた131期だからこそ実現できた大会だったに違いない。これから先も、今大会をきっかけに関東と関西を繋ぐ良きライバルとして大学ボート界を盛り上げていって欲しい。

 

・結果

大学男子コスタルダブルB

S:永田大智(環4)

B:古谷高章(商4)

 

レース

タイム

結果

予選

02:24

1着→決勝へ

決勝

02:10

1着→優勝

 

大学男子コスタルダブルC

S:村上廉太郎(政4)

B:田村直親(政4)

 

レース

タイム

結果

予選

02:47

2着→敗退

 

大学女子コスタルダブル

S: 根岸彩子(政4)

B: 遠藤佳奈(商4)

 

レース

タイム

結果

予選

02:42

1着→決勝へ

決勝

02:36

2着→2位

 

(記事:東修司/写真提供:慶應義塾體育會端艇部)

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