【野球】春秋連覇達成! 秋季リーグ戦優勝祝賀会

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10月31日(日)慶應義塾体育会野球部優勝祝賀会 @三田キャンパス西校舎ホール

堀井哲也監督らによる鏡開きの様子

10月31日(日)、三田キャンパス西校舎ホールで慶大野球部の優勝祝賀会が行われた。コロナ禍のため、2021年度の野球部員173名のほか、一部の学生団体や関係者のみの参加となり、祝賀会の様子をインターネット上で生配信する形で行われた。

一昨年までの優勝祝賀会と比べると、参加者を制限し、乾杯を行わないなど規模を縮小しての開催となった。しかし、祝賀会は終始明るい雰囲気で行われ、冷たい雨の中で戦った選手たちが登壇すると、会場全体が選手たちをねぎらう温かい拍手で包まれた。祝賀会には伊藤公平塾長をはじめ、常任理事の方々、そして山田健太塾生代表が来賓として参加した。伊藤塾長と山田塾生代表の挨拶の後、伊藤塾長、岡浩太郎野球部長、堀井哲也監督、福井章吾主将の4人による鏡開きが行われた。

 

岡浩太郎部長の挨拶

岡浩太郎部長のコメント

最後の試合は、なかなか僕が今までに経験したことのない試合運びでした。試合の最中にベンチの中で号泣する選手がいたことは、僕は今までに見たことがありませんでした。色々なハプニングがあった中でも、よくここまで頑張ってきたと思います。負けた翌日に、部長は何を言えばいいのかということを、大分負けていなかったのですっかり忘れてしまっていて、今日は多分負けた話を一切していないと思います。試合前に、「向こうにいるチームかこっちのチームのどちらかが優勝する。向こうが六大学のチャンピオンにふさわしいかどうか、我々が試そう。向こうのチームは我々がチャンピオンにふさわしいかどうか試すだろう。でも最後に残るのは我々である。」という話をしました。最後の最後までどちらに転ぶか分からないゲームでした。よく頑張ったと思います。

堀井哲也監督の挨拶

堀井哲也監督のコメント

部員全員で勝ち取った勝利だと思っています。六大学野球の日程自体がコロナの影響で変則になり、引き分けが5つという優勝ですから、本当に紙一重の中でどうやって勝ったかというと、やはり選手一人ひとりがそれぞれの役割を全うしてくれたということに尽きると思います。慶應義塾の関係者から見れば、早稲田との試合が1敗1分けなので、そんなに喜ぶなと思われるでしょうが、この先の明治神宮大会、そして来年のチーム作りに向けて、もう一度チーム一丸となってまい進していきたいと思います。

福井章吾主将の挨拶

福井章吾主将のコメント

本日は、今この場所で挨拶させていただけることを、本当にうれしく思います。皆様の記憶にも新しいと思いますが、昨秋の早慶戦での連敗、そこからこのチームはスタートしました。僕自身、一番近いバッターボックスの後ろであの負けを感じて、そこからはかなり長かったように思います。選手一同、監督を信じここまでやってきた結果が春秋連覇できたことじゃないかと思います。今季の野球部の成績は4勝1敗5引き分け、勝ちよりも引き分けが多いリーグ戦の結果となりました。それでも堀井監督が目指す「負けない野球」ができたこと、そして監督が目指す野球を選手たちがグラウンドで体現できたことが、優勝につながったと思います。これから始まる明治神宮大会では、東京六大学の他の大学の分まで背負う責任が野球部にはあると思いますので、あと3試合、先を見ることなく、1つのアウトを確実に取って、最後3試合勝って4冠したなと言えるように、野球部は頑張っていきます。引き続き野球部の応援、よろしくお願いします。

3人のコメントにもあったように、野球部はこれから東京六大学リーグでは前人未踏の「大学4冠」に挑むことになる。しかし選手たちは接戦を戦った経験が豊富で、4冠も夢ではない。泣いても笑っても残り3試合、全力を尽くして頂点を狙う野球部の姿から目が離せない。

(取材:國本葉月、林亮佑、宮崎秀太)

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