【バレーボール】東日本インカレ準々決勝 大逆転勝利でベスト4進出! 法大戦

チーム一丸でのベスト4

 「選手達があきらめなかった。そのことにつきる」(宗雲監督)。必然の勝利だった。3日目を迎えた東日本インカレ準々決勝。法大に1、2セットを先取される苦しい立ち上がりとなったが、そこから3セット連取しての逆転勝利。みごと同大会では創部以来初めてとなるベスト4に進出し、最終日に駒を進めることとなった。

6月25日(土) 第30回東日本バレーボール大学選手権 準々決勝 慶大―法大 @日体大米本記念体育館

得点
慶大 セット 法大
27 29
15 25
25 23
25 19
15 13

要所で光った前田優のレシーブ

      第1セットは星谷(理2)のサーブが冴え、4連続得点で先制する最高のスタート。その後サーブミスが重なり完全な流れは奪えないものの、岡田(商2)にトスを集めローテを回していく。中盤16-14から野口(環1)のサーブで相手を乱し、岡田の連続スパイク、星谷のブロックなどで4連続得点を奪うとこのままリードした形で20点台に突入。このセットをとるかと思われた。しかし23-18からレセプションを乱されダイレクトスパイクで失点すると、ここからスパイクミス、ブロックにつかまるなどで4連続失点で同点に追いつかれデュースに持ち込まれる。その後慶大にミスが出て27-29。法大に第1セットを先取される。

    なんとか奪ってタイに持ち込みたい第2セット。このセットも序盤は慶大ペース。前田優(環3)のディグからの切り返しや間宮(政3)の時間差などで5-2とリードする。しかしここから2本連続のコンビミスが出てしまうと流れは法大へ。逆転を許し追いかけるかたちでゲームが進む。「うちの攻撃パターンが研究されていた」(宗雲監督)となかなかコンビ攻撃が通じず点差が開く中、セッターを渋谷(環4)に替え打開をはかるがかみあわず。結局このセット終盤に集中力をきらし15-25で大差で落としてセットカウント0-2であとが無くなってしまう。

     土壇場まで追い詰められた慶大。しかしたとえどんなに追い込まれても、「今まで通りやることだけ。それをしっかりやれば絶対勝てる」(星谷)と選手達はもう一度立ち上がる。第3セット、これまで眠っていた男が目を覚ます。ここまでスパイクポイントが無かった柳田(環1)が1-1の場面でレフトから強烈なスパイクを叩き込むとセッターの野口はここから柳田中心の組み立てに。きれいにサイドアウトが奪えるようになると徐々にリズムも良くなる。15-14から再び柳田のスパイク、山本のブロックで3点のリードを奪うとここから強い精神力でリードを死守。後半サイドアウトの押収となるもレセプションでミスを出さず25-23の僅差でこのセットを奪い返すと、一気にチームは加速する。

     第4セットは序盤に間宮、柳田のサーブで連続得点を奪い13-9とリード。その後一度は追いつかれるも後半岡田に替え中出(環3)を投入しレシーブを固めると18-16からディグで粘り相手のスパイクミスを誘って3連続ポイント。そのまま25-19でこのセットを奪いセットカウント2-2でファイナルセットに持ち込む。

復調した柳田

     15点先取のファイナルセット。会場全体に緊張感が漂う中、スタートダッシュに成功したのは慶大。岡田のスパイク、野口のサービスエース、星谷の連続ブロックで5連続得点。怒涛の流れで試合を決めたかに思えたが、ここから法大も反撃。幅のある攻撃で挽回され7-7と同点。しかし柳田がここでクロスにこの日一番のスパイクを叩き込み、逆転は許さず。慶大リードでコートチェンジを迎える。すると焦りが見え始めたか、法大にミスが出始めここから慶大の4連続得点。点差が開くとその後岡田にブロックポイントが飛び出し14-9とマッチポイントを奪う。しかしここから慶大にミスが出てなかなかサイドアウトが奪えない。それでも最後は岡田がレフトからスパイクを決めゲームセット。2セット奪われてからの逆転で、苦しみながらも勝利をつかんだ。

     遂にたどり着いたベスト4.東日本インカレでは慶大にとってベスト4は始めての快挙で、かねてからの目標であった最終日のコートへの切符を遂につかんだ。それでも選手達は納得はしていない。このチームの可能性を信じ、さらにその先へ進む手ごたえを感じているからなのだろう。東日本のチャンピオンまで残るは準決勝と決勝のみ。最後の1日を最高の舞台にするために。チームの思いはひとつ。「絶対に優勝します。」(間宮)。

By Hideki Tsubonuma

コメント 

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)岡田もちょっと不調だったし、法政にうちの攻撃パターンをけっこう研究されていたので中の攻撃も通じなくて、正直苦しみましたね。(1、2セット目流れが良くなかった原因は)実は私がきっちり確認していなかったので、スタートのローテを間違ってしまったんですね。私がしっかりマネージャーと確認をとらなかったのがミスですけどそれで先取に迷惑をかけてしまった。その辺から多少みんなが動揺してしまって、そこから本来のそのローテのパターンっていうのがあるんですけど、それを見失ってしまった。そこが向こうのサイド選手にいきいきと仕事をさせてしまった。そういう私のミスです。(3セット以降建て直しが出来たのは)あたりのローテを見つけたっていうのと、まあスタートローテ。それからブロックも少し速いサイドに苦しめられてたので、ブロックの立ち位置を少し外に立つよう指示をして、だんだんサイドの選手をつぶせるようになってきた。それがひとつ大きな要因だったんじゃないかなと思いますね。(これで目標のベスト8はクリアしたが)また明日頑張って、1試合目勝ったらまた次の試合のことを考えます。今日は本当に0-2から選手があきらめなかった、それにつきると思います。

 間宮

(今日の試合を振り返ってみて)とにかく全体的にミスの多い試合でした。ミスばっかりで、本来なら自分がしめなければいけないのにできていなかった。2セット目から3セット目にかけては、特に意気込みや戦略はなく、ただただ自分たちのやれることをやっただけです。でも、今回の自分たちのプレーは不甲斐ないもので出来は良くなかった。明日は、格上で自分たちは相手にならないかも知れないが、絶対に勝ちたい。

星谷

(今日の試合を振り返って)最後まであきらめず頑張れたのでそこはよかった)(自身の調子は)七割ぐらい。そこまで調子は良くなかった。サーブ、ブロックなどは最低限の仕事ができたと思う。(交流戦の時と法大の印象は違ったか)特に違いは感じなかった。今回は相手の調子が良かったと思う。そこが前回と違った。(0-2だったが3セット目以降意識したことは)今まで通りやることだけを考えた。負けてはいたがそれをしっかりやれば絶対勝てると思った。とりあえず今まで通りを心がけようと思っていた。(準決勝にむけて)優勝を目指しているので絶対勝つという思いで頑張ります。

 岡田

(今日の試合を振り返って)最悪だった。自分がしっかりしないといけないのにサーブも全部ミスをしてしまったし良いところが全くなかった。それでも周りの人が助けてくれたので勝つことができた。(法大の印象は交流戦と違ったか)六大学で結構余裕をもって勝てたので今回も勝てるんじゃないかと楽観視していた。(最後の法大の連続ポイントについて)前回の早慶明で明治にフルセットで押し切られて負けたことがあったので点数のことは考えずに自分のできることをやろうと思った。(準決勝にむけて)筑波には自分が一緒に世界で戦った人達がいるので彼らに負けないように頑張る。東日本で一番いいプレーをしたい。

柳田

(今日の感想を)あんまりいい勝ち方ではなかったので…。やっぱり明日の試合に向けてこれからのすごし方を考えたいと思います。(1、2セットを奪われる苦しい展開でしたが)あまり雰囲気が良くなかったので、この空気を変えようと思い声を出していくことを心がけました。(3セット目以降調子も上向いたのでは)あまりそういう意識はないですけどやっぱり勝ちたいと思ったので、その一心で頑張りました。(明日へ向けて意気込みは)今日よりもさらにいいゲームをしたいと思うので、次戦も頑張りたいです。

出場選手

レフト 柳田将洋(環1)
セッター 野口剛志郎(環1)
センター 星谷健太朗(理2)
レフト 岡田拓巳(商2)
ライト 間宮秀太(政3)
センター 山本悠登(環3)
リベロ 前田優介(環3)
途中出場 渋谷隆太(環4)
中出祥平(環3)
益田万太郎(政2)
前田滉介(環2)

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