【テニス】男子シングルス、藤原は粘りを見せるも連覇ならず/2022年度全日本学生テニス選手権大会 大会最終日

庭球男子

8月11日から予選が行わていた全日本学生テニス選手権大会。本戦7日目を迎えこの日は、準決勝が行われた。連覇をかけ男子シングルスの決勝に臨んだ藤原智也(環3・東山)。序盤から相手に主導権を握られてしまい第1セットを落とす。第2セットは粘りを見せ食らいつくも2−0で敗れ、準優勝となった。

ショットが決まり雄叫びをあげて喜びを爆発させた

2022年度全日本学生テニス選手権大会

8月21日(日) @四日市テニスセンター

●男子シングルス

○松田康希(関大)

2{6-0、6-4}0

藤原智也

ストロークを打つ藤原

インカレ2連覇をかけ決勝に臨んだ藤原。対するは前日のダブルス準決勝で敗れた関大ペアの一人、松田だ。互いの緊張感が漂うなか始まった試合。藤原は相手の攻撃的なプレーを前に思うように試合を作ることができず第1ゲームを落とす。第2ゲームは長いラリーから得点を重ね、デュースに持ち込むもブレークを許し、試合の流れは完全に相手に傾いてしまう。多彩な打ち方で攻撃を仕掛けてくる関大・松田に対し流れを掴むことができないまま6−0と1ゲームも取ることができずに第1セットを奪われてしまう。第2セット、2ゲームをキープし、この試合初めてゲームを取ることに成功。すると少しずつリズムを取り戻し、ゲームカウントを4−4とする。しかし、ここで相手がギアをあげ5−4になると、10ゲーム目はデュースに。藤原は左右に揺さぶられながらも粘りを見せなんとか食らいつくもこのゲームを落とし、2−0で敗れた。

(取材:船田萌恵

表彰式では笑顔も見られた

以下、試合後のインタビュー

——試合を終えて率直な気持ち

連覇がかかった決勝戦だったんですけど、惜しくも負けてしまって悔しい気持ち半分、来年またインカレに戻ってくるのでそこに期待できる自分もまだいるのであまり落ち込まずに、来週からまたリーグ戦も始まるのでまた前を向いて頑張ろうかなと思えた試合だったと思います。

——決勝戦の試合全体を振り返って

第1セットで相手に押されてしまって思ったより打ってきたので、よくない形で落としてしまったんですけど、第2セットから切り替えてやっていたのでチャンスはあった分やっぱり悔しいです。もし第2セット取り切れていればチャンスはあったのかなと思います。

——今大会全体を振り返って

昨年単複優勝してからこの1年間インカレまで結構苦しい1年間だったんですけど、優勝はできなかったんですけど無事に決勝戦まで残れて、まだ自分に期待してもいいのかなと思えるような大会でした。準々決勝、準決勝ともに危ない場面があったんですけどそれでも自分を信じてテニスができていたので、今大会を通してまた一歩前に進んでいると感じました。

——具体的に期待できる部分はどこですか?

サーブやフォアの部分です。昨年は今年以上にコートの後ろの方で粘っていたんですけど、今年はサーブエースが増えたりフォアでしっかり打って前に行くという自分から積極的なプレーが増えていたので、そこをもっと磨いていければなと思います。

——今大会見つかった課題

メンタル面かなと思います。負けそうになると自分から打てなくなったり、下がってしまったりと積極的に行けずに消極的な判断をしていたのでそこが課題だと思います。ネットプレーも課題だと思います。ネットいった時にポイントを取り切りたいのでそこが課題かなと思います。

——今後に向けての意気込み

夏は始まったばっかりだと思いますし、来週からリーグ戦が始まってすぐに王座、全日本選手権が控えているので、今大会出た課題と良いところをもう一度見つめ直してこれから頑張っていこうと思います。

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