【端艇(ボート)】表彰台には惜しくも届かなかったが、5種目で入賞を果たす!/全日本大学ローイング選手権大会

端艇

4年生のラストレースでもある全日本大学ローイング選手権大会(インカレ)が合宿所の目の前、戸田オリンピックボートコースで行われた。慶大は9種目に出場し、男子エイト6位や女子シングルスカル4位などを含め、5種目で入賞を果たすなど、昨年を超える成績を残した。

 

第50回全日本大学ローイング選手権大会

2023年9月6日(水)~9月10日(日)@戸田オリンピックボートコース

 

♢結果♢

※FinalA:決勝戦

 FinalB以下:予選、準決勝で敗れた選手たちが戦う

出場種目

名前

結果

タイム(決勝)

男子シングルスカル

大下陽士(法4・慶應)

FinalA 5位(5位入賞)

7分18秒92

男子ペア

S:細谷蓮太郎(経2・慶應)

B:深川大地(政3・慶應)

FinalA 6位(6位入賞)

7分20秒04

男子ダブルスカル

S:馬場大誠(政2・杉並学院)

B:佐野怜(商3・慶應)

FinalE 5位

7分28秒42

男子フォア

S:山村瑛(法3・慶應)

3:中村大河(経2・慶應)

2:伊藤遼太(法2・慶應志木)

B:城座泰志(経2・慶應)

FinalB 2位(8位入賞)

6分43秒66

男子舵手付きフォア

S:阿部優貴(商2・慶應)3:田中理貴(商3・Parkway Central High School)

2:藤枝憲昭(政3・慶應志木)

B:鈴木颯真(経2・慶應)

C:中島祥貴(経3・慶應)

FinalB 4位

6分59秒20

男子クォドルプル

S:小林寛季(経2・慶應志木)

3:三浦健太郎(経3・水戸第一)

2:神部慶志(商1・川口市立)

B:峯岸玲雄(2年)

FinalB 4位

6分30秒71

男子エイト

S:森本修平(法4・慶應)

7:中村想人(商4・慶應)

6:神代泰生(法3・慶應)

5:竹峰颯健(経3・慶應志木)

4:中村遼太(経2・慶應)

3:岸本共平(商3・慶應志木)

2:朝倉慶明(経3・慶應)

B:野村瑛斗(総4・Claremont Secondary School)

C:井染竜之介(経3・慶應)

FinalA 6位(6位入賞)

6分16秒71

女子シングルスカル

久松真麻(経3・慶應湘南藤沢)

FinalA 4位(4位入賞)

8分16秒39

女子舵手付きフォア

S:笠原万維(商3・慶應湘南藤沢)

3:荻内杏奈(政2・湘南藤沢)

2:申裕美(法2・都立富士)

B:市村蒔穂乃(政2・平塚江南)

C:網彩良(商1・都立富士)

FinalB 3位

8分04秒95

 

男子はシングルスカル、ペア、エイトの3種目でFinalAに進出を果たし、FinalBで2位のフォアを含めて4種目で入賞した。

シングルスカルの大下陽士(法4・慶應)。準決勝では好スタートを切り2位で決勝に進んだ。決勝では序盤は横一線のレースを繰り広げ、1000m地点でも1位と3秒差と食らいつく。しかし中盤から終盤にかけて少しずつ引き離されてしまい、最後にラストスパートで4位を猛追するも届かず。5位入賞を果たした。ペアに出場した細谷蓮太郎(経2・慶應)・深川大地(政3・慶應)は、予選2位だったが敗者復活戦で勝ち上がり準決勝に進出。熾烈な3、4位争いを展開したが岐阜協立大ペアを振り切り3位に入り、決勝に臨んだ。決勝では序盤から差を付けられてしまい優勝争いに加わることはできなかったもの、堂々の6位入賞という結果を収めた。フォアは準決勝で3位の東京経済大に僅差で敗れ、FinalBに回った。決勝ではスタートに出遅れてしまうが、1000m地点では2位に浮上。そのまま後続を突き放し2位でレースを終え、全体8位で入賞を果たした。

ラストレースを漕ぎ切った大下

男子ペアで入賞の細谷(左)、深川

盛り上がりを見せたのは主将・森本修平(法4・慶應)らの男子エイトだ。予選を1位で勝ち進むと、準決勝では2位に0秒40差の3位に入り決勝に駒を進めた。大会最終日・最終レースということもあり多くの観客が集まりレースを見守る中で決勝に進んだ6校が発艇した。レースは日大が序盤からリードし、2位以下が接戦を繰り広げる。レース折り返しの1000m地点では慶大は6位だが、5位と1秒差、2位とも4秒差と何とかついていき、必死に漕ぎ進める。慶大の持ち味である怒とうのラストスパート発揮したいところだったが前を行く仙台大とも引き離されてしまい、悔しい6位入賞となった。

男子エイトに出場した9人

女子はシングルスカルと舵手付きフォアの2種目に出場した。シングルスカルの久松真麻(経3・慶應湘南藤沢)は準決勝、序盤から3位争いを繰り広げると、一時は2位に上がる。その後再び3位に転落するが、FinalA進出を決めた。決勝でもメダル争いに食い込む力強い漕ぎを見せたが終盤に離さてしまい4位でフィニッシュ。表彰台には一歩届かなかったが、今大会慶大の最高成績を収めた。

表彰台には一歩届かなかったが4位入賞を果たした

今大会で4年生は引退となる。「追究」を掲げ臨んだ今季。4月の早慶レガッタ・対校エイトでは早大に圧勝、5月の全日本選手権大会でも男子フォアでメダルを獲得すなど結果を残してきた。インカレでも目標としていた優勝には届かなかったが、最後まで全力で漕ぎ切った。来月には1、2年生が出場する新人戦が控えている。早慶戦連覇、インカレ優勝に向けて新たな1年が始まる。

(取材:大泉洋渡、岡澤侑祐、長沢美伸)

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