【ラグビー】【速報】ジュニア選手権・明大戦

 Jr.選手権第3戦がホーム、下田グラウンドで行われた。この日の相手は明大。昨年の同選手権で大敗を喫した相手である。慶大はこの日、キック処理のミスと精度を欠いたタックルが目立ち、12‐64の大敗で今年も雪辱を晴らすことはできなかった。

 慶大12-64明大

 得点者(慶大のみ)

 T=木原、位田

 G=高田

 

 慶大は試合開始早々、相手のモールを駆使したトライで先制を許す。しかし9分、マイボールスクラムのチャンスを得ると、CTB川原が相手を引きずりながらゲインし、No.8木原につないでトライ。SO高田のコンバージョンも決まって即座に逆転に成功する。このまま流れに乗れるか思われた慶大だったが、その後立て続けに相手にトライを許してしまう。相手へ低く突き刺さる伝統のタックルが決まらない慶大は、1対1の勝負で勝ちきれず、アタックを止めることができない。その後のペースを完全に握られてしまった。結局7-36という大差をつけられて前半を終えた。

 後半、少しでも追いつきたい慶大は開始直後から反撃する。キックオフからボールをキープし、フェーズを重ねると相手ディフェンスの穴をついて位田がトライを挙げた。その後も後半序盤はマイボールを継続し、スクラムでも相手にプレッシャーをかけていき、ペースを掴んでいく。逆転劇が期待されたが、敵陣に入ってからペナルティを連発してしまい要所での決定力を欠くと、明大に押し込まれて自陣でプレーする時間が長くなり始める。流れを引き戻すようなプレーはできず、トライを決められて点差はさらに離れていく。後半22分にはキックのキャッチミスから相手にボールを奪われ、そのまま守りきれず、トライを許してしまうなど、この日の慶大の弱点を突かれる場面もみられた。

 結局慶大は相手に合計10本ものトライを許し、12-64でノーサイド。大量失点の末、Jr.選手権今季初黒星を喫した。

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