【ソッカー(女子)】21得点の野村亜未が2季連続2度目の得点王とベストイレブンを受賞!/関東大学女子サッカーリーグ戦2部表彰式~表彰選手インタビュー~

ソッカー女子
12月8日、関東大学女子サッカーリーグ戦2部の表彰式が行われ、慶大ソッカー部女子の野村亜未(総3・十文字)が21得点で2季連続2度目の得点王を受賞した。また、2季連続2度目のベストイレブン(FW)にも選出された。

野村は圧倒的なスピードと高い決定力でチームをけん引するストライカー。左右両足から力強いシュートを繰り出す。24年は21ゴールで得点王に輝き、25年も21ゴールを挙げ2季連続2度目の受賞となった。

【野村のシーズン別成績】

シーズン

出場試合

得点

チーム順位

獲得タイトル

2023

18

10

2部6位

 

2024

18

21

2部7位

得点王、ベストイレブン(FW)

2025

18

21

2部1位

得点王、ベストイレブン(FW)

25年は前期第3節の4ゴールから幕開け。前期第5節では、スコアレスで迎えた82分にクロスに合わせ、決勝点を挙げた。その後も勢いは止まらず、後期第3節ではハットトリックを達成するなど、夏のリーグ戦中断期間までに15ゴールを記録し、首位リターンの原動力となった。

後期第3節でハットトリックを達成

そして、25年の野村の活躍を語る上で外せないのが、昇格への大一番、後期第6節の順天堂大学戦だ。悲願の昇格達成に向け、敗北は許されない慶大。2―0とリードしながら後半に追い付かれてしまう重苦しい展開だったが、87分、一瞬の隙を突いて裏に抜け出した野村は、キーパーを冷静にかわして左足のシュート。これがネットを揺らし、勝ち越しに成功する。野村の値千金弾で取った1点のリードを守り抜き、慶大は勝ち点3を獲得。ここぞの場面で決める“背番号9”に相応しい活躍で、勝利に貢献した。

昇格を大きく手繰り寄せた後期第6節・順天堂大学戦の決勝ゴール

昇格争いも佳境を迎えたシーズン最終盤の2試合では、6ゴールを挙げる大車輪の活躍。25年は全18試合に出場し、21ゴールを挙げ、チームを昇格に導いた。

シーズン3度のハットトリックを達成した野村

ここまでの3季、リーグ戦で積み重ねたゴールは”52”。1部での初めての戦いとなる26年も、荒鷲の絶対的ストライカーはゴールでチームを勝利に導く。
 
【インタビュー】
(このインタビューは2025年12月に対面で行いました)

ーー得点王を受賞した気持ちを教えてください。
率直に嬉しい気持ちです。フォワードというポジションをやらせていただいている以上、やはり点を決めることが使命ですし、シーズンが始まる前にも自分が点を取ってチームの勝利に貢献するという目標は掲げていたので、こういった成果を得られたのは大きな成長だと感じています。
また、今年はチームの目標だった1部昇格を2部優勝という形で達成できたので、チームとしても大きな前進だったと感じるシーズンでもありました。「得点王になりたくて点を取っているわけではない」と去年のリレー日記にも書きましたが、やっぱり一番の目標はチームの勝利なので、そこに対して自分がこういった形で結果を残せたのは光栄に思うと同時に、チームとしての成果が目に見えた結果で現れたことが嬉しいです。

24年度のリレー日記はこちらから
『得点王になりたいわけじゃない』(2年 野村亜未) | 慶應義塾体育会ソッカー部女子net

ーー昨シーズンの得点王と今シーズンの得点王は違うものですか。
そうですね。去年は自分が戦えることの証明はできたものの、自分だけの成果で終わってしまい、チームとしての結果につなげられなかったところから、今年のチーム総得点63という去年からは想像できないような得点力はチームの成長を物語っていると思いますし、今年の方が価値は大きいと思っています。

ーー今シーズンを総括してください。
全員がより勝利にこだわって、貪欲になれたシーズンだったと思います。この組織は、自分のためだけではなくて、誰かのために、組織のために動けることがすごく素敵なところで、仲間のミスを助けることや、自分が輝けなかったとしてもそれぞれの立場でいかに貢献するかということに向き合いながら行動できたシーズンだと思っています。最初の2戦は引き分けと負けという形で、そこまでいい入りができたわけではなかったのですが、そこに対して焦ることなく、「まだまだ大丈夫」という想いで一戦一戦臨んだのが13連勝にもつながったと思いますし、一人ひとりがどんな立場であれ、勝利に対して向き合い続けて頑張り続けたシーズンだったと思います。

ーー今シーズンのベストゴールを教えてください。
個人のゴールなら、(前期第4節)国際武道戦の左足でのロングシュートです。守備の勢いがかかったときに、あゆみ(=竹内あゆみ、看3・日ノ本学園)がインターセプトして、ダイレクトで自分につけてくれたパスをトラップして、ハーフウェイラインの辺りからロングシュートで決めることができました。
チームとして取ることができたと思うのは、(後期第6節)順天堂戦の3点目です。あの決勝ゴールはみんなの想いがつながったゴールだと思っていて、最後まで諦めていた人はいなかったですし、2ー2に追い付かれて焦っていたかもしれないですが、得点を取るためにみんなが必死に戦い続けた中でのあの決勝ゴールは大きかったと思います。

ーー野村選手にとって、ゴールとはどんなものですか。
ゴールを取って一番嬉しいのは、みんなで抱きついて喜び合う瞬間で、あの瞬間がほんとうに大好きで、あの一瞬のために毎日頑張っていると言っても過言ではないくらい好きなんです。

みんなで体を張って守ってつないだボールを、得点という形で喜び合う瞬間が一番好きで、最後に決めたのが私だったとしても、その前にはたくさんの仲間の想いがあって、その想いが一つになったものがゴールだと思います。

ーー来シーズンは1部での戦いとなります。個人として、組織として抱負をお願いします。
個人としては、これでサッカーは終わらせるつもりで、ラストシーズンになるので、先輩方がこれまで歴史を積み重ねて残してくれた1部という舞台を存分に楽しみながら、全力で戦い続けたいと思います。その中でも私にできることは、点を取ることや、仲間のために声をかけたり体を張ったり姿勢で見せることは大事にしてきた部分なので、継続してやっていきたいです。
組織としては、今年はよりコミュニケーションを取って、一致団結できるような環境や練習の雰囲気を心がけながらやってきた成果を出すことができたので、そこは継続してやっていきながらも、個人のレベルがすごく高い1部で、いろいろなバックグラウンドを持った人たちが集まっている慶應が戦わなければいけないので、もちろん個人のレベルアップもそうですし、より組織として戦っていくことをこのオフシーズンもっともっと極めていきたいと思います。

(取材:柄澤晃希)
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