6大学対抗戦第1戦 VS東大
2013/3/9(土) 10:00F.O @東大農学部グラウンド
チーム名 |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
計 |
慶大 |
2 |
1 |
3 |
3 |
9 |
東大 |
1 |
0 |
1 |
1 |
3 |
試合は序盤から動く。いきなり東大に先制を許し、追いかける展開となったのだ。ボールの取りこぼしを上手くすくわれるという、慶大らしからぬミスが招いた失点だった。しかし、あくまでも「自分たちの力を試す場だと思っていたので、失点は気にしなかった」(AT脇坂・経2)。そんな中、チャンスを伺いながらダイナミックに同点ゴールを決めたのは高橋。一気に試合の流れを引き寄せる。続いて脇坂が冷静に2点目のシュートを押し込み、逆転したところで第1Qを終えた。続く第2Qでは、攻撃と守備が上手くかみ合い、東大に得点を許さない。徐々に本来の持ち味を発揮する慶大。第1Qで見られたようなパスのミスも減っていく。守護神安藤や脇坂をはじめとする、去年から活躍してきた選手たちが「プレーで引っ張ることを心掛けた」(安藤・商2)形で試合は進む。惜しくも決まらなかったが積極的にゴールを狙う姿勢、相手を翻弄する素早いパス回しなど、昨年の学生王者の意地を見せつけた。
第3Qでもその流れを維持。AT大西ら、新たに台頭してきた選手たちが3得点を決め、攻撃面に課題のあった慶大にとって大きな収穫となった。守備の面では、時折風が吹く中で慶大も東大もボールを取りこぼす場面が目立つ。そして、またしてもパスのミスを相手に拾われて得点を許してしまった。ここで第3Q終了を告げるホイッスルが鳴る。
迎えた第4 Q。攻撃陣に完全に火がついた。大西、伊藤が続々とシュートを重ね、リードは7点に広がる。東大も負けじと1得点を決めたものの、慶大の守備陣に完全に押さえつけられ、その後はシュートをするも決まらない。勝負はついていた。梁川が駄目押しの9得点目を華麗に決めたところで試合は終了。慶大が初戦勝利をおさめた。しかし、選手たちは結果に満足していない。守備面ではパスのミス、攻撃面では積極的な姿勢が見られないなど、課題も残る結果となった。それでも、昨年の成績を超えようと奮闘する慶大にとって公式戦白星スタートは大きな自信となったに違いない。新体制となった慶大の新たなスローガンは“beyond”。歴代の先輩たちが果たせなかった偉業を果たすまで、あとは追い風に乗って突き進むだけだ。 (記事 河合美紀)
選手コメント
G安藤 圭祐 春期間主将(商2)
(今日の試合の手応え)まだまだです。(4年生が抜けた穴は大きかったか)それを言ってはおしまいなので、試合に出ているメンバーがしっかりと戦うことが大切です。(キャプテンでしたが)しっかりと声をかけたり、自分がプレーで引っ張ることを心がけました。(自身のプレーについて)あまり良くなかったです。もう少し色々な人に声をかけてミスを少なくするべきでした。(先制点を許したことは反省点か)はい、簡単なミスから失点をしてしまいました。(立大戦に向けて)自分たちが練習してきていることを出すだけです。
AT脇坂 俊輝 (経2)
(今年初めての公式戦だったが)シーズンが始まったばかりで詳しい戦術は決めていませんでしたが、その中で「いかに個人能力を試すことができるか」ということを意識していたので、点数をつけるなら50点くらいです。(なぜか)通用する部分もしない部分もあったので、自分たちがやりたいラクロスがまだまだできていなかったが、勝てたので50点です。(東大に先制されたが)自分たちの力を試す場だと思っていたし、「最悪負けても自分たちのやりたいラクロスをやれば良い」という風に決めていたので、特に何も思いませんでした。(東大の印象)東大は守備がとても良いので、個人能力を活かしてこじ開けていこうと思っていました。後半からそれができるようになったと思います。(2得点を決めたが)自分はATで得点を決めることが当たり前なので、次の試合もしっかり決めて、オフェンスコントロールして勝利したいです。(試合の良かった点)正確なパス回しにこだわっていて、チームでもそれが段々できるようになったことが良かったです。(反省点)こだわりたい部分ができていないので、そこをしっかり詰めていきたいと思います。(次の試合への意気込み)今日の試合よりは楽にプレーできると思うので、しっかり気を引き締めて油断しないように勝ちたいと思います。
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