【男子ラクロス】格下相手に大勝を収める!/6大学対抗戦第2戦・立大戦

6大学対抗戦第2戦。東大に勝利した慶大は、立教大学グラウンドで立教大学と対戦した。立大は今年から1部に昇格してくるチーム。昨年学生王者に輝いた慶大にとっては、結果だけ出なく、内容も求められる試合となった。結果としては、18-3と大差がついたが、要所要所でのミスも見られ、課題も見ることができた。

6大学対抗戦第2戦 VS立大

2013/3/27(水) 10:40F.O @立教大学新座キャンパス多目的グラウンド

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

慶大

5

3

8

2

18

立大

0

1

0

2

3   

慶大のエース脇坂

慶大のエース脇坂

試合は、1Q序盤から慶應ペースで進む。脇坂俊輝(経3)、岡本遼也主将(経4)ら昨年全日本の舞台でも活躍したメンバーを中心に立教チームを圧倒する。特に圧巻だったのは脇坂だ。3点リードで迎えた15分、クリース左から振り抜きシュートを決めると、続く19分には大西博也(経3)へのパスでゴールを御膳立て。エースがさすがの活躍を見せ、慶大が勢いに乗る。続く2Qメンバー構成を大きく変えて挑んだが、流れを立教に渡さない。3分脇坂が再びゴールを決めリードを引き離しにかかる。さらに圧巻だったのが、陣野クリス(法3)だ。日本代表にも入る、慶大が誇るF.OerはこのQすべてのフェイスオフで勝利。フェイスオフからチャンスを作り続けた。このまま、大量リードにつなげていきたい慶大だったが、綻びが見られ始めてしまう。吉沢健介(経3)、河村剛士(商1)といった主力をベンチに下げた守備でミスを連発。相手にボールを持たれ守備陣がずるずる後ろに下がってしまい、シュートを浴びてしまう展開が続く。19分には、ミスから完全に相手をフリーにしてしまい失点。得点差をあまり広げることが出来ず、8-1で1Qを終了する。

 

7点差で迎えた3Q、安藤圭祐(商3)、脇坂、岡本といったチームの柱をベンチに下げ後半を迎える。2Qの反省を生かし、立教ディフェンスを脅かしていきたい慶大は、早速魅せる。今年副将にも就任した中村大樹(経4)が得意のスピードを生かしてゴールを決める。さらに、昨年相川元主将からも大きな期待を寄せられていた、伊藤広大(法3)が中盤で運び役として機能を攻撃のチャンスを広げていく。14分、伊藤が自らゴールを決めると、その後も伊藤から攻撃のチャンスが生み出されていく。そんな中迎えた最終Q、慶大は中々乗ることはできない。守備面での連携ミス、チェックの遅れ、グランドボールでの激しさの欠如。これら全てが重なり合い相手に主導権を握られてしまう。「相手に合わせてしました」(岡本主将)と語る通り、受け身に入ってしまった慶大はミスを連発。連続でシュートを浴びてしまう。このQ2失点を喫した慶大はこのまま試合終了。18-3と圧勝を収めたものの、課題が残る結果となった。

この試合では、試合を通してメンバーチェンジを繰り返し、多くの若手が出場機会を得た。その中で、課題だったのが「試合の流れを自分たちで作っていく」(岡本主将)という点。80分を通して集中力を切らさず戦っていくということが、今後の課題となろう。とはいえ、これで対抗戦Bグループは1位で突破。決勝トーナメントでの戦いに期待だ。

(記事・石塚大樹)

選手コメント

岡本遼也主将

(今日の試合いかがですか)結果だけを見ても決して良くはないですね。というのも、僕らが想定している相手である、FALCONSのような社会人チームと比べても劣る相手だったので。点差は開いたんですが、満足はしてはいけないなと思いますし、まだ意識できる部分もあったのに、相手に合わせてしまいましたね。試合の流れを自分たちで作っていくという面ではまだ課題かなと思いますね。(Qごとにディフェンスのメンバーが変わっていましたね)今は、具体的に何をしろという役割分担はしていないので、個人の経験の差が出ましたね。一緒にプレーをすることで意思疎通を図り、若手選手たちに経験を積ませなければいけないのかなと思いました。僕のタイプとしては、指示を出してバランスを取っていくというタイプなので、僕がいるうちにどんどん吸収しろよということは言っていますね。前に行った結果抜かれるのであればそれは構わないので、どんどんチャレンジをしろと伝えています。(3失点ともにミスから生まれた失点でした)本当にその通りで、3失点ともにミスから生まれてしまいました。一見すると、3失点というのは取られていないのではないかと思ったりするんですけど、これがもっとレベルの高い相手になると3失点では済まなくなるので。失点の重みをしっかりと共有していきたいですね。

 

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