慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】ミスから流れを失い、連敗 東海大戦

東海大戦前戦でストレート負けを喫してしまった慶大。今回の相手は過去幾度ものリーグ制覇を誇る強敵・東海大である。慶大は相手のサーブにも苦しめられ、自らの持ち味を出せることなく試合が終わってしまった。

4月20日(土)春季関東大学男子1部バレーボールリーグ 第3戦 

慶大×東海大 @日本体育大学健志台米本記念体育館

得点
慶大 セット 東海大
20 25
21 25
21 25
 

スパイクを決める岡田

スパイクを決める岡田

昨季終盤の失速から復活を果たし、開幕2連勝を飾り波に乗る東海大との一戦。連敗を避け、勢いを取り戻したい慶大にとって、今春の行方を占う大事な試合である。第1セット序盤、先に抜け出したのは慶大であった。全日本代表にも選出された柳田(環3)のキレのあるスパイク、サーブをコートに突き刺し3連続得点。稲田(環3)の高さのあるブロックから得たチャンスボールを主将・岡田(商4)がしっかりと決めきるなど、9-6で東海大を1回目のタイムアウトへと追い込む。しかし、ここから慶大が相手を追い詰められない。サーブで崩されると、ブロックにもつかまりあっという間の4連続失点で逆転を許してしまう。この試合で目立ったのは東海大の強力なサーブだ。鶴田をはじめとする東海大のジャンプサーバーに慶大のサーブレシーブ陣が崩され、攻撃への形がつくれない。そのまま流れは変えられず、このセットを20-25で失う。

 

第2セットは勢いを得た東海大がいきなり突っ走る。慶大は序盤から5点差のリードを許す苦しい展開となってしまう。だが、そこへ一筋の光が差し込む。ピンチサーバーとして投入された佐藤(環2)がコート隅に決まるサービスエースを放ち、流れを手繰り寄せると、続く柳田の目の覚めるようなサービスエースが連続で決まり14-14の同点に。このまま一気に押せ押せムードへなるかと思われた。しかし、東海大によるタイムアウト後に岡田が痛恨の連続スパイクミス。結局、ここで慶大は試合の流れを失ってしまうこととなった。終盤に「近い将来にレギュラーを期待している」(宗雲監督)という上田(総2)のダイレクトスパイクが決まるという明るい材料があったものの、東海大にそのまま寄り切られ21-25でこのセットも落としてしまう。

柳田は全日本代表にも選出された

柳田は全日本代表にも選出された

第3セット、何とか一矢報いたい慶大であったが、失った試合の流れは取り戻せなかった。柳田のスパイクや星谷(理4)の高速クイックなど随所で好プレーが見られるものの、チーム全体としての勢いを再び得ることはできず、このセット21-25。2試合連続のストレート負けとなってしまった。

「チャンスを自分たちでみすみす逃していた」(宗雲監督)というように、どこかもどかしさの残るような試合。ストレート負けを喫するほどの実力差はなかったように思われた。大きかったのは、サーブ面での差であったか。鶴田・池田ら複数のジャンプサーバーをスタメンに揃えてきた東海大に対して、慶大でジャンプサーブを打つのは柳田のみ。東海大へ常時プレッシャーを与えるということはできなかった。宗雲監督も「今後の課題」と語るように、ジャンプサーブが慶大にとって今季の鍵となるであろう。課題は依然として残る慶大。だが、このような「かなり反省点の多い試合」(柳田)を乗り越えてこそ、チームはレベルアップできるというもの。これから課題を一つ一つじっくりと解決し、今季の目標である「日本一」へと向かって行って欲しい。まだシーズンは、始まったばかりだ。

(記事・古尾谷拓真、写真・中田健太)

監督・選手コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)向こう(東海大)はミスが少ないチームで、こちらが追いつけるチャンスでスパイクミスが3本連続するようじゃ、追いつけるものも追いつけないですよね。大崩れしないにしても、取れるチャンスを自分たちでみすみす逃していたと思います。(前回課題に挙げられたサーブレシーブは)そうですね、益田選手と練習をしたりしたんですけども。今日は、特に前半は向こうは柳田を狙っていたので、チーム全体のサーブレシーブが良くなったかというのは評価しづらいです。(サーブミスも目立ちましたが)柳田に関してはしょうがないにしても、他のミスしちゃいけない選手がミスするようだと、こういう拮抗した試合は追いつけないですよね。(その中でも佐藤選手のサービスエースや上田選手のダイレクトスパイクもありました)佐藤凜太郎の1本目のサービスエース、そして2本目も崩してくれたサーブなんていうのは、本当に練習通りで、春の合宿時からの動きをしっかりと続けてきてくれている。練習と試合で波が無いですね。上田選手の場合は近い将来にレギュラーを期待しているので。経験値が低い分、本人もおどおどしている部分もあるのですが、ブロックの高さをみたら関東1部でもトップクラスの高さがあるので、少しづつ場慣れしていってくれれば彼は大化けしてくれるのではないかと期待しています。(今日見つかった課題は)課題というと悪いところばっかりになってしまうのですけどね。負けたので、あそこのプレーで決まっていたら、あのプレーがもっとよかったらというように「たられば」はたくさんあるんですよ。もちろん岡田選手にもっとキャプテンとして頑張って欲しいし。今日もボールをしっかりと呼んでいたのですが、大事な場面でのスパイクアウトがあったので。そこでもうちょっと技を覚えてくれれば彼の課題はクリアできると思うんですよ。もう一つは、ジャンプサーブを打つ選手が柳田しかいないので、ジャンプサーブで相手にプレッシャーをかけられる選手がもう一人いないと、柳田の後に1周かかってしまうので、そこは少し真剣に取り組んだ方が良いということが今後の課題ですね。(明大戦にむけて)負けはしましたが雰囲気は少しづつ良くなっているので、負けたことは忘れて、スタイルの違う明治大学にしっかりと粘り勝ちしたいと思います。

 

岡田拓巳 主将

(今日の試合を振り返って)何もできずに終わってしまったので、言葉にならないですね。(東海大の印象)僕が入学したときから王者としてずっと一部にいて、去年は勝つこともありましたが、今年ももちろん勝てるという意気込みで臨んではいたのですが、結果はこれなので、やはり王者は強いなと思いました。(明日の明治戦に勝つためには)明治も速いサイドの攻撃とコンビで攻めてくるチームなので、どれだけサーブで崩して、ブロックでポイントを出せるかというのが明日の勝因になると思います。(明日への意気込み)もう4戦目になるので、良い意味で切り替えて、明日1日また戦いたいと思います。

星谷健太朗

(今日の試合を振り返って)今日も絶対勝とうという気持ちでいったはずでしたが、だんだんとこっちのミスが出てしまって、そうなったときにまたションボリしてしまいました。(自分のプレーについて)僕が何も出来なくて、こっちのサーブミスやレシーブがあまりやりたいことが見えませんでした。(明日の試合に向けて)ムードがあまり良くないのですが、しっかりと切り替えて勝ちにいきたいと思います。

柳田将洋

(今日の試合を振り返って)相手が云々というより、僕たちがミスをしてしまって、思うようなバレーが出来なかったので、かなり反省点の多い試合になりました。(昨日、全日本代表に選ばれた感想)周りが上手い方たちばかりなので、本当に恐縮なんですが、選んでいただいたからには、少しでも力になれるように頑張りたいと思います。(明日の試合へ向けての抱負)今日はこういう試合をしてしまったんですけれど、切り替えて、明日も強い相手なので、自分たちのバレーをできるように頑張ります。

サイド 柳田将洋(環3・東洋高)
セッター 野口剛志郎(環3・東福岡高)
センター 星谷健太朗(理4・渋谷幕張高)
サイド 岡田拓巳(商4・熊谷高)
サイド 益田万太郎(政4・慶應高)
センター 稲田聡典(環3・日向学院高)
リベロ 野瀬将平(環2・東福岡高)
途中出場 
丸谷将大(環3・東筑高)
佐藤凜太郎(環2・東北高)
上田悠貴(総2・生野高)
吉田純(環2・東亜学園高)

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