慶應スポーツ新聞会

【バレーボール】首位相手に惜敗も、大きな収穫! 日体大戦

柳田前回の順大戦では若い選手の活躍も見られたものの、相手の高さを生かした攻撃に屈し、5連勝からの敗北となった慶大。この結果により優勝は厳しくなってしまった。ホームでの試合ということもあり、現在首位の日体大に対しなんとか勝ち星をあげたい慶大であったが、日体大の多彩な攻撃に対応できず、フルセットの末敗北した。

5月18日(土)春季関東大学1部バレーボールリーグ第10戦 慶大×日体大 @日吉記念館

得点
慶大 セット 日体大
25 23
17 25
26 24
22 25
12 15
 

初スタメンとは思えない活躍を見せた池田

初スタメンとは思えない活躍を見せた池田

この2日間はホームでの試合となるため、選手たちにもより一層気合が入る。多くの塾生やOBの方々らが見守る中、試合開始の笛が鳴った。第1セット、慶大はこれまでセッターとして出場していた野口(環3)に代え、順大戦でも終盤活躍を見せた池田(環1)を新たにスタメンとして起用する。「ブロックも高いしよく声も出す」と監督からの評価も高いが、序盤から得点を決めるなど、1年生とは思えない活躍を見せる。そんな中、相手のミスにも助けられ、現在首位の日体大に対し互角の戦いを繰り広げるが、スパイクアウトやサーブミスが4連続で起こり、なかなか点差を広げることが出来ない。それでもピンチサーバー吉田(環2)、佐藤(環2)が確実にサーブを決めたこともあり23-19に持ちこむと、ミスを繰り返し23-23まで追いつめられるが、最後は25-23で第1セットを奪う。

このまま第2セットも奪い勢いに乗りたい慶大であったが、いきなり柳田(環3)がスパイクアウトで2連続失点すると、日体大にサービスエースを決められ、リードを許す展開に。その後は1点を争う展開が続くが、日体大も普段の力を見せ始める。必死に食らいつく慶大は終盤に山元(環2)をピンチサーバーで初投入するも、最後は日体大のスパイクに屈し、第2セットは17-25で落としてしまう。

チームに欠かせない存在の吉田

チームに欠かせない存在の吉田

流れを取り戻したい第3セット。池田がブロックで得点すると、日体大のスパイクやブロックに苦しめられながらも、柳田らが普段通りの活躍を見せ、これまでと同様一進一退の攻防が続く。終盤では、空いたところを突かれるなど日体大のスパイクに苦しめられたが、池田が大事な場面で得点を決め、最後は今回好調なブロックでシャットアウトし、第3セットは26-24で奪った。

ここで勝負を決めたい慶大であったが、いきなり日体大に6連続得点を許してしまう。柳田、岡田(商4)が確実にスパイクを決めるものの、ここでもサーブミスが立て続けに起こり、さらには日体大の時間差攻撃に苦しめられ、点差を詰めることが出来ない。終盤吉田が安定したサーブを見せ、益田(政4)のスパイクなどで6連続得点し21-23まで追いつめるものの、結局第4セットは22-25で奪われてしまう。

第5セットもいきなり日体大に4連続得点を許す展開に。第4セット同様流れを奪われるかと思われたが、その後相手のミスに救われ6-7まで追いつくと、そこからは勝利をかけた点の取り合いとなる。しかし柳田を中心とした攻撃も実を結ばず、ここでもサーブアウトが見られた。最後に岡田がスパイクを決めたものの、第5セットは12-15に終わり、セットカウント2-3で試合終了。フルセットの末首位日体大に惜しくも敗れる結果となった。

今回は日体大の時間差攻撃を始めとする多彩な攻撃に苦しめられたが、サーブアウトやスパイクアウトなどのミスも多く見られた。そして、宗雲監督も「最初のスタートのところでもたもたしてしまった」と語るように、第4・第5セット序盤で日体大に連続得点を許してしまったことは悔やまれる。

主将としてチームを引っ張る岡田

主将としてチームを引っ張る岡田

しかし、今後に向けて収穫の多い試合ともなった。一番はやはり池田の活躍であろう。これまではピンチサーバーとして出場していたが、前回の順大戦ではセッターとしての活躍も見せ、今回初めてスタメンとして出場した。「すごく楽しかった」(池田)と語るルーキーは、初スタメンにしてダイレクトスパイクやサービスエースなどで得点を決め、ブロックでもチームに貢献した。サーブアウトが続くなど粗削りな部分もあるが、「池田が頑張ってくれた」(柳田)と上級生からの評価も高く、「いいところはたくさんあるので、試してみたかった」と宗雲監督も太鼓判を押す選手。この先さらなる成長を見せてくれるであろう。そして、吉田の活躍も多く見られた。これまでもピンチサーバーとしての出場は多くあったが、今回は第1セット中盤から出場した。サーブの安定感はチーム随一と言っても過言ではない。「(吉田)純のことはすごくサーバーとして信頼している」と宗雲監督からの信頼も厚い。「ぎりぎりの時にも活躍できるようにまた頑張っていきたい」と新たな目標を掲げる吉田。今後もチームを支える選手としての役割が期待される。

今回の春季リーグでの優勝はなくなってしまったが、若い選手の活躍が多く見られ、秋以降の慶大チームの飛躍を期待せずにはいられない。ついに次戦は春季リーグ最終戦、ホームでの早慶戦である。母校のプライドを懸けた熱い試合になることは間違いない。「明日は本当に勝ちに、いい試合で勝ちに、いきたい」(宗雲監督)、 「どんな試合よりも特別な、勝ちたいという思いがある 」(岡田)、「本当にライバルなので、絶対に負けない」(柳田)と、これまでとは違う気持ちで臨む最終戦。どうか悔いの無いように、春季リーグを締めくくってほしい。

(記事・杉本理沙、写真・古尾谷拓真)

監督・選手コメント

宗雲監督

(今日の試合を振り返って)負けはしましたけど、セッターを変えて一年生の池田を使って、少し手ごたえをつかんだような試合でした。(池田選手を起用した理由)誰かが悪いとか、例えば野口が悪いとか、誰かと合うとか合わないとかではなくて、一つは選手の層を厚くしたいっていうのがあったのと、あとは先週の試合があまりチームとしては良くなかったので、順位の面でも優勝の可能性は少なくなってきてしまったので、少し思い切って今週池田を試したいということになったんですよ。ブロックも高いしよく声も出すので、いいところはたくさんあるので、試してみたかったというのはずっとありました。(第1セットから吉田選手を起用したが)純(吉田選手)のことはすごくサーバーとして信頼しているので、先に起用するか後に起用するかっていうのはそのときのゲームの状況によって変えます。ただたまたま今日は先に使って、結構良い結果を残してくれて。最初凜太郎(佐藤選手・環2)を出して、最後の大事なところで吉田っていうのが今までのパターンだったんですけど、ちょっと変えて、最近調子のよかった吉田を使いたかったという、ただそれだけです。(フルセットまでもつれる試合展開だったが)すごい惜しい試合で、ワンサイドゲームになった2セット目と4セット目で、最終セットもそうでしたけど、最初のスタートのところでもたもたしてしまって、最初の0-0からのスタートで、そこはもうもったいなかったんですよ。別になんでもない、ただ1番の子がサーブを審判が笛を吹く瞬間に打ってるっていう、こっちの準備不足をよく考えたサーブで、それでばたばたしたんですね。だからそういうところをきちんと修正できれば、負けないというか絶対に勝てないではないと。すごくそれを感じました。手ごたえとしては。(明日もホームでの試合だが、意気込みは)優勝は関係ないんですけど、やっぱり早稲田が相手だとOBの方もいろいろ期待して来られるので、明日は本当に勝ちに、いい試合で勝ちに、いきたいと思います。

岡田拓巳 主将

(試合を振り返って)フルセットで負けたということなんですけど、 ホームでもあったし、相手が優勝のかかっているチームというのもあって、もちろん全員が勝ちたいという気持ちはあったんですけど、それ以上に相手の気持ちが勝っていたというのが今日の結果で、僕たちが技術云々の前にそういうところで勝てなかったというのがすごく反省すべき点だったなと感じました。(首位の日体大が相手でしたが特に意識した点は)技術的な部分も色々あったんですけど、とにかくホームでもあって僕らも優勝はなくなってしまいましたけど、それでもやっぱり上位に入って次の試合や大会に向かって繋げられるような試合にしようというのがあったので、十分気持ちも作ってきたつもりでしたけど、今日こういう結果だったのですごく残念でした。(前回の試合から2連敗となってしまったがこれから主将としてどのようにチームを盛り上げていこうと考えているか)今自分のプレーでいっぱいいっぱいになってて、今日もミスがいくらでも出たんですけど、そういう中でも周りに主将として声をかけたりとか、自分が率先して雰囲気が落ちそうなときに引き上げるという役割をしなくちゃいけないなという風に、今日は特に感じました。(最終戦に向けての意気込み)リーグ最終戦でもありますし、もちろん早慶戦なのでやっぱりどんな試合よりも特別な、勝ちたいという思いがあるので、その思いを全面に出してとにかく勝って終わりたいと思います。

柳田将洋

(今日の試合を振り返って)本当に勝てる試合だったんですけど、今日は自分が壊したというか、僕自身はそう思っているので明日はしっかり修正して臨みたいと思います。(相手は首位の日体大でしたが、相手の印象は)とにかく拾ってきて繋いでくるチームで、手ごわいことは分かっていましたが、順位などは考えずに思いっきりやろうと思いました。(今日の試合で意識した点はありますか)セッターが代わった上、1年生のセッターだったので会話をたくさんしようと思って、崩れないようにとか、雰囲気を良くできるようにしようと意識しましたが、それが要らないくらい池田が頑張ってくれたので本当に良かったと思います。(明日の早稲田戦がリーグ最終戦となりますが、意気込みを)本当にライバルなので、絶対に負けないように頑張ろうと思います。

吉田純

(今日の試合を振り返って)結果的に5セットで、惜しいなっていうのが一番思ったことなんですけど、OBの方々とかのお話を聞くと、それ以上に点数以上の差があるなと感じました。(1セット目から出場したが、信頼も厚いのでは)いや、それはどうですかね。でも使ってもらっているので、ありがたいので、全力で頑張っています。(第4セットでは連続得点も決めたが)あれは運というかラッキーだったので、僕自身はただサーブを打っているだけなので、ラッキーだったなと思います。(5セット目では一進一退の攻防となったが)ああいう展開は嫌ですね。緊張してしまったので、前のセットは良かったんですけど、そういうところで活躍できなかったので、ぎりぎりの時にも活躍できるようにまた頑張っていきたいと思います。(今後に向けて)明日でリーグ戦も終わってしまうので、悔いのないように全力で明日も頑張りたいと思います。

池田裕哉

(今日の試合を振り返って)初めて先発した試合でフルセットまでいってたくさん試合をやらせてもらってすごく楽しかったですし、この経験を活かして次の早稲田戦も頑張りたいと思います。(日体大の印象は)勝ちたいという気持ちがすごく伝わってきて、僕たちもそれに負けないように頑張らなくてはと思ったのですが、 序盤4点連続でとられたりしてやはり強いなと思いました。(個人のプレーを振り返って)緊張はなかったのですが、とにかく(柳田)将洋さんら皆さんが、がんばろうぜって後押ししてもらったり、サーブも攻めていけと言ってくれたりしていただいて、とてもプレーしやすかったです。(次戦の早稲田戦に向けて)伝統の一戦と言われる早慶戦ということで、僕はどう貢献できるかわかりませんが、気持ちのいいトスをあげることができたらいいなと思います。

サイド 柳田将洋(環3・東洋高)
セッター 池田裕哉(環1・北嵯峨高)
センター 星谷健太朗(理4・渋谷幕張高)
サイド 岡田拓巳(商4・熊谷高)
サイド 益田万太郎(政4・慶應高)
センター 稲田聡典(環3・日向学院高)
リベロ 野瀬将平(環2・東福岡高)
途中出場
野口剛志郎(環3・東福岡高)
丸谷将大(環3・東筑高)
上田悠貴(総2・生野高)
佐藤凜太郎(環2・東北高)
山元省吾(環2・日向学院高)
吉田純(環2・東亜学園高)

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