【水球】3連勝でAリーグ1位通過へ大きな前進

チームを引っ張る永田主将②

チームを引っ張る永田主将②

 

 

1年での1部復帰を目指す慶大水球部。5月26日に行なわれた関東学生リーグ第2・3戦で勝利をおさめ、3連勝でAリーグ首位通過を大きくたぐり寄せた。

 

5月26日(日)関東学生リーグ2部Aリーグ@専大生田プール

 

vs一橋大

得点

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

12

8

×

×

20

一橋大

1

1

×

×

2

得点者(慶大のみ)

永田2、加藤3、内野2、津守2、堀井2、星川5、谷川4

相手と競り合う星川⑩

相手と競り合う星川⑩

ダブルヘッダーの1試合目となる一橋大戦。この試合では序盤から、慶大が格の違いを見せつける。第1ピリオド開始早々、星川(経2)がインターセプトからゴールを決めるなど幸先の良いスタートを切ると、期待の1年生・谷川(法1)もこれに続き、点差を着実に広げていく。その後も、加藤(環4)のゴールや堀井(経3)の長い距離を泳いでのミドルシュートなど、終始相手を圧倒し12-1でこのピリオドを終了。続く第2ピリオドも相手に反撃のチャンスを与えず、永田主将(環4)のゴールで得点を20点に乗せ、このピリオドを8-1、合計20-2で見事コールド勝ちをおさめた。

 

 vs東工大

得点

1Q

2Q

3Q

4Q

合計

慶大

4

5

4

6

19

東工大

3

5

1

2

11

得点者(慶大のみ)

永田3、加藤2、内野1、津守2、堀井2、鈴木1、星川3、谷川5

好プレーを連発した熊谷

好プレーを連発した熊谷

慶大にとってこの日2試合目となった東工大戦。「予想してなかった」(永田主将)というように、この試合は接戦という想定外の展開となる。序盤から点を取り合う一進一退の攻防。突き放したい慶大であったが、退水などでなかなかリズムをつかめない。しかし、そんな嫌な流れを救ったのは、1年生ながら正ゴールキーパーを任されている熊谷(環1)。この2試合を通じて、安定したセービング、ロングフィードを見せた。さらには的確な指示の声でもチームに貢献し、なんとか苦しい場面を慶大は凌いでいく。そして9-9のこう着状態となった第3ピリオド、谷川のゴールが沈黙を破った。そこから慶大は第4ピリオドにかけて8連続得点。「練習量、持久力、体力の差が出た」(谷川)というように慶大が試合中盤から本来の実力を発揮し、19-11で勝利。見事に開幕から3連勝を飾った。

この3連勝でAリーグ1位通過へ向け、大きく前進することとなった慶大。谷川、熊谷といった1年生がチームにフレッシュな力を与え、チームは上昇気流にある。慶大の今季の目標は1部昇格。昨年味わった2部降格という屈辱を晴らすため、「なんとしても昇格したい」(永田主将)とその想いは並々ならない。入れ替え戦進出、そして1部昇格を達成するため――。慶大水球部は一致団結し、歩みを速めていく。

(記事・古尾谷拓真)

選手コメント

永田主将

(今日の2試合を振り返って)相手が格下の相手だったので、自分たちの水球をするということを心がけました。(ダブルヘッダーは体力的にはいかがでしたか)1試合目はコールドゲームで2ピリオドで終わったので、辛さはそんなになかったです。(東工大戦は序盤接戦でしたが)予想してなかったので、びっくりしました。でも、相手のチームよりも練習してきたという自信があったので、自分たちのプレーをすれば勝てると思っていました。負けるとは思わなかったです。(今日の試合のキーマンは)谷川、そしてゴールキーパーの熊谷の2人の1年生の活躍ですね。(下級生が加入して新チームはいかがですか)去年の主力であった4年生が引退して、ゼロからのスタートであったのですが、1年生は元気でチームが活気づいていると感じます。(今季の目標を)1部昇格を目標に10月から練習してきたので、なんとしても昇格したいと思います。

谷川

(勝利おめでとうございます)ありがとうございます。(今日の試合を振り返って)今日の試合も本当は簡単に勝てる試合だったんだけど、途中接戦になり、まだまだチームとして未完成ということ、これからの課題もみえて練習を頑張っていきたいと思います。(今日1日2試合行いましたが体力的には)1試合目がコールドで、第2ピリオドで終わったので問題なかったです。(東工大に追いつかれる場面ではどんな心境でプレーを)まずいなと、決めなきゃなと。(3,4ピリオドでは慶応の流れになりましたが)それは練習量、持久力、体力の差が出たのかなと思います。(今後に向けて)これからもチームに貢献するよう頑張って点を取っていくので、ぜひ僕の勇姿を見届けてください。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました