慶應スポーツ新聞会

【ハンドボール】健闘見せるも1部の実力に屈する 早慶明定期戦①

 

伝統の一戦が始まった

伝統の一戦が始まった

今年で53回目を数える早慶明ハンドボール定期戦が慶大のホーム、蝮谷体育館で行われた。今春のリーグ戦で2部3位と、1部との入れ替え戦進出に僅かに及ばなかった慶大ハンドボール部。そんな中で迎えた定期戦の1試合目は今春1部優勝を果たした強豪・早大だ。試合は、慶大が健闘するも1部校の実力を見せつけられ、23-32で敗れた。

 

2013/6/15(土) 早慶明ハンドボール定期戦 vs.早大 @蝮谷体育館

 

慶大

 

早大

11

前半

16

12

後半

16

23

32



熱い声援を送る部員たち

熱い声援を送る部員たち

 

チームを支える渡辺主将のプレー

チームを支える渡辺主将のプレー

先制したのは慶大。速攻から主将・渡辺瞭(経4)のサイドシュートが決まり幸先の良いスタートを切る。しかし序盤は7mスローを外してしまい、またパスミスから速攻を決められるなど波に乗れず、一方的に得点を奪われてしまう時間が続く。その嫌な流れを断ち切ったのはエース・内山雅樹(政4)だった。ロングシュートを立て続けに決め着実に巻き返しを図っていき、開始15分には1点差まで迫る。そんな中、早大も黙ってはいない。多彩な攻撃で守備陣形を崩し、慶大ゴールにシュートを突き刺していく。慶大も北條晧次郎(経2)のシュートなどで追いすがり、前半は11-16で終了。

宿敵・早大の猛攻を阻もうとする守備陣

宿敵・早大の猛攻を阻もうとする守備陣

後半も慶大のゴールから試合が始まり、ここからの逆襲が期待された。だが、慶大は1部優勝校の実力を見せつけられることに。早大選手の個人プレーや慶大のミスからの速攻、またスカイプレーを決められるなど圧倒される時間を作ってしまう。前半同様、後半の序盤にも連続失点を喫し、後半開始時5点だった差は一時13点にまで広げられ、試合はワンサイドの様相を呈する。しかし、ここで慶大が奮起。泉監督も「頑張っていた」と評した渡辺瞭、内山雅樹、宮本漠之(法3)の3人を中心とした攻撃で果敢に早大ゴールに迫っていく。中盤には4連続得点を挙げ意地を見せるも、最後まで早大に及ばず。最終的には23-32というスコアで敗れた。

試合前、「自分たちが春にやってきたプレーを試すことができるか」(泉監督)ということを課題に挙げていたが、早大に比べミスを多く犯してしまうなど、「実力の差をまざまざと見せつけられた」(福地順・文4)。1部校の前に力のすべてを出し切ることはできず、定期戦の第1試合は黒星となり、次の明大戦に挑むこととなった。

(文・山内貴矢)

 

 

早大戦後監督・選手コメント

 

直揮監督

(慶大は現在2部だが1部の早大や明大と対戦するこの定期戦はご自身の中でどのような位置付けか)2つあるんですよね。慶應のハンドボールの歴史から見た位置付けと今年のチームの中での位置付けと2種類あります。慶應のハンドボール部を卒業して30年近くなるんですけど、我々の世代というのは1部リーグでやっていて、早稲田には勝ったり負けたりで明治は当時2部で格下でそういう時代もあったんだけど、僕らの世代が卒業して程なくして慶應が2部、3部となってしまった。やっぱり定期戦というのは勝たなければならない。明治には勝つのは当たり前だったし早稲田には勝ったり負けたりしていて、早くそれに戻らないといけないと思って今OB会や我々スタッフが努力していて、学生もそういう気持ちになりつつあるということなので、ひとつには定期戦というのは勝たなきゃいけない、拮抗していてこその定期戦という意味合いがあるので早くそれに戻さないといけないというのがあります。これが長い歴史から見た上での定期戦の位置付けなんだけれども、ただじゃあ今すぐ2部の3位(慶大)が1部の優勝者(早大)に勝てるかと言ったら現実的には難しいところがある。といことで今年の流れの中でどの位置付けなのかということなんだけど、これは選手も奮起して、今年の春は2部の3位で、2位か1位だったら1部との入れ替え戦に出場できるんだけれども僅かに及ばなかったと言えるんですけど、やっぱり3位が2位や1位になることは選手が思っているほど壁は低くないわけで、そのためにこの試合というのは勝ち負け以上にどこまで自分たちが春にやってきたプレーを試すことができるか、そういう位置付けもありますね。それを試すにはふさわしい相手なわけですけど、そういう意味で試合開始前には自分たちのベストを出せるかを課題としていたんですけど、まあもうちょっといけたかなっていうのがベンチから見ていての思いです。出し切って9点差ということではなかった気がします。そこはちょっと惜しいですね。(早大戦を振り返って)選手にも言ったんですけど、ちょっと相手の早稲田と比べればミスが多くあった、もうちょっと詰めないといけないと。勝てないまでももうちょっと詰めていかないといけないゲームだったんだけれども、やっぱりいっぱいいっぱいでしたね。(前後半とも序盤にミスから失点を重ねてしまう場面が多く見受けられたが)今年のチームはディフェンスを固めて、ディフェンス優先で鍛えてきたつもりで選手もそういう意識が高まってきて春は3位まで行ったんですけど、まずそれが機能しなかった。慶應のミスも出たんだけども、それはやっぱり相手のコートを目一杯、まあ半分で縦横20メートルあるわけだけれども、早稲田はそこの視野が大きいので必ずボールがある側と反対側も目が行っている。うちのチームだとボールがある側では一生懸命やっているんだけれども、それをフッと反対側に振られたときに対処が追い付かないようなところがあって、そこは1部と2部の格の違いがあるんですよね。一概にミスというよりも相手がそれだけミスを誘発させるだけのプレーが早稲田の方ができていたということですね。2部の相手だとそういうこともあまり起こらないと思うのでこういう試合を見習ってやられたことを吸収してこれから先につなげてほしいなと思います。(そんな中攻撃面では点差を離されまいと果敢に攻めていた印象を受けたが)攻めは言い出したらきりがないですけど、エースの内山、それからキャプテンの渡辺、それと3年生の宮本、このへんがしっかり戦っていたと思います。言うとすればもうちょっと速攻のときの思い切りが足りなかったかなという風に思います。別に失敗してもいいわけだから勢い付けて速攻でもうちょっと攻めた方が良かったかなと。ただ今言った3人の選手が頑張っていたと思います。(次の明大戦に向けて)格上格下という言い方はあまり良くないんでしょうけれども事実として我々より上位にいるチームなので、もっと学生スポーツの原点である体を張って、上手くいく上手くいかないということはあるとは思うんだけど、体を張ったプレーで敢闘精神旺盛な試合をやって一矢報いようじゃないかとさっき学生には話しました。まあやってくれるとは思いますけどね。

 

渡辺 瞭主将(経4)

(試合を振り返って)相手が1部優勝校の早稲田で、自分達は完全なチャレンジャーとして、今までやってきたことを全力でやろうと話してきて、試合をスタートしたんですけど、中盤まではよかったんですけど前半の終わりあたりから力の差が出たかなと、うちのミスが速攻につながって点差が開いてしまいました。(主将として意識したこと)リーグ戦終わってから個の力を伸ばすことをまず一つ目標においてやってきたので、とにかく全員でしっかり守ってその後はシュートを決めにいくといったところです。(点差が縮まる時間帯もあったがあと一つ足りなかったところは)自分達はディフェンスからリズムを作っていこうという話をしてたんですけど、やられてはいけないところで簡単にシュートを打たせてしまったり、追いつきかけたところでやってはいけないミスをしたり、そういったところが原因かなと思います。(次の明大戦、今後の試合への意気込み)明治も1部で上位ですけど、早稲田よりは力が落ちるのでしっかり研究して勝ちにつなげたいと思います。今日の試合も全て秋の1部昇格のための通過点だと考えているので、試合の反省を活かして1部昇格に向けて頑張っていきたいと思います。

 

内山 雅樹(法4)

(早大戦を振り返って)相手が春関東優勝チームということで、でもメンバーがいない中で相手がどれくらいの強さなのか、自分たちがどれだけやれるのかを試そうと思ったんですけど、自分たちが自滅してしまったところもあって、思うようなプレーが出来ずに終わってしまったのは残念かな、と思います。(チームトップの得点を挙げたが、何か意識したことは)立ち上がりからどんどんシュートを狙って行こうと思っていたんですけど、2~3本自分が外してムードを変えてしまったところがあるので、そこを入れておけば2ケタも目指せたのではないかと思っています。(明大戦への意気込み)とにかくミスを減らして、競って自分たちがリードする展開に持って行けたらと思います。

 

福地 順(文4)

(早大戦を振り返って)実力の差をまざまざと見せつけられたという感じはあるんですけど、その中でもうちょっと自分たちのできることがあったのかなというのはすごく感じました。(早大は1部のトップだが、キーパーとして心がけたことは)いつもはあまり受けられないすごく上手い選手たちのシュートで、すごくいい機会なので、自分を成長させるためにも全力でプレーしようということだけは心がけました。(後半は点差が開いてしまったが)やっぱり点差が開き始めてからは、チームとしても沈んでいる時間が長かったです。点差が開くのはしょうがないと言えばしょうがなかったんですけど、集中力が切れている時間帯はもったいなかったなと思います。(その中でも良かった点は)後半はあまりうまくいっていなかったんですけど、前半に内山、宮本、渡辺主将の3人が点をちゃんと取ってくれたので、試合として流れが早稲田側に全部持っていかれるということがなくてキーパーとしてもすごくやりやすかったです。(明大戦に向けて意気込みを)やっぱりまたすごく力の差が開いてしまっている相手なんですけど、1部で得点王をとった選手がいるので、その選手のシュートを止めてやろうという意気込みでやっていきたいと思います。

 

北條 晧次郎(経2)

(早大戦を振り返ってみてどうか)久しぶりの試合だったんですけど、相手が格上校というのもあって、やっぱり萎縮しないでプレーすることができたことが財産になったかなと思うんですけど、もう少し攻めてもよかったかなというのが正直な印象です。(相手は1部優勝チームだったが対戦するにあたって恐くなかったか)恐いっていうより、試合がはじまっちゃったら完全に格上なので恐いとかなく、捨て身で挑むしかない。(後半点差をつけられたがどのような心境でプレーしたか)最初の後半10分にもともと負けていたのに立て直しができなかったので、そこで自分たちでどのように立て直していくかっていうのを組み立てられなかったのが敗因かなというのが正直な印象です。(後半、得点決めたが)まあ、たまたまです。(次の明治戦にむけて)次も格上なので早稲田とやって余計に恐いものはないので次は自分の出せる力全部出せるように頑張りたいと思います。

 

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