【ソッカー男子】早慶サッカー定期戦 インタビュ― 淡野晋一

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慶應には個でいける選手がいるので、そういった選手たちを活かすっていうのが自分の役割

個性派ぞろいの攻撃陣をまとめ上げる淡野

個性派ぞろいの攻撃陣をまとめ上げる淡野

―今季を振り返っていかがですか。

「自分は出られませんでしたが開幕は4連敗してしまったこともあり、最初の方のチームの雰囲気も良くなかったけれど、第5節で勝ち点1を取れたことを励みにその後2連勝できたり、最後は3勝1分1敗でリーグ戦前半締めくくれて、アミノバイタルカップで準優勝できたということもあり、チームとして徐々に雰囲気も成績も良くなってきたかなと思います。」

―番印象に残った試合はなんでしょう。

「やはり自分が一番最初に出させてもらった第5節の明治大学との試合です。」

―アミノバイタルカップはフルスタメンでした。

青山学院大学との試合だったり、関東学院大学の試合だったり、両方とも延長戦、PKを通して勝ち進んでいった試合っていうのもあって、チームとして粘り強さが得られた試合だったかなと思っています。」

―自分の得意なプレーは何ですか。

「中盤で相手と相手の間で顔を出してそこで落としてリズムをつくるであったり、自分で前向いて仕掛けたり、中盤のあいているエリアで少ないタッチ数で出して動いて出して動いてを繰り返すことが自分の目指しているプレーです。」

―チームにおける自分の役割は何でしょう。

「自分の目指しているプレーをしっかりやって、リズムとスペース作ることですね。慶應には個でいける選手がいるので、そういった選手たちを活かすっていうのが自分の役割だと思っています。」

<淡野選手の今までのことをお聞きします>

とにかく謙虚に取り組むことを心がけています

―サッカーを始めたきっかけは何ですか。

「自分の通っている幼稚園にサッカーチームがあったので、そこではじめたのがきっかけです。」

―横河武蔵野ユースの頃について振り返っていかがでしょう。

「横河のチームは少ないタッチ数で一人が長くボールを持つことなく、パンパンはたいてつないでいくっていうチームだったので、そこでの経験が自分の今のプレーになっているかなと思います。」

―なぜ慶應ソッカー部に入ったのですか。

「最初は入るか入らないか迷っていたのですが、他にやりたいことがなかったっていうのと、父親が学生の頃ここの体育会に入っていたこともあって、入部させてもらいました。」

―出場経験の少なかった1、2年生の頃にした苦労や挫折は何かありましたか。

「最初の一年生の時はずっとCチームにいて全くAチームなんて手の届くところではなかったので、モチベーション的にも結構難しいところがあって、気持ちを保つことには苦労しました。やはりレベルの高いところでサッカーしたいと思っていたので、それが出来ない現実に対して苛立ちであったり、自分に対する情けなさっていうのは結構感じながらサッカーをしていました。」

―3年生になり今季第五節からはいよいよスタメンに選出されましたね。

「このチームには100人を超える部員がいて、その中で試合に出れるのが11人なので、自分はこの先もう出れないんじゃないかと思ってた時期もあったのですが、僕のような人でも頑張れば出られるっていうのを下のチームの下級生たちに示したいと思っていました。」

―監督に良く言われることは何ですか。

「自分は最近良く試合に出させてもらっていますが、例えば突然ドリブラーになったり、自分のできないことはしないで、謙虚に自分の特徴の通りに出来ることをやり続けてほしいと言われていて、とにかく謙虚に取り組むことを心がけています。」

―改善点は何かありますか。

「ディフェンスの部分だったり、体張る部分だったりっていうのが、まだまだ試合で頑張れる域に達していないと自分で思っていて、それでチームに迷惑かけてしまっていることも多々あるので、もっと守備の面でも頑張ってほしいとは言われます。」

―淡野選手は比較的小柄だと体格だと思います。

「ヘディングの競り合いのときだったり、五分五分のボールに体をぶつけ合うときだったりはなかなか勝てないですね。」

早慶サッカー定期戦について>

―今年は有力選手候補に挙げられていますが意気込みをお願いします。

「まだ出られるかは全く分からないので、何とも言いにくいですが、もちろん出たいという気持ちは持っていますし、もし出させてもらえたらこの自分たちの学年の学生スタッフさんや、監督さんなどに対して感謝の気持ちをもって、全力でプレーしたいなと思っています。

<今後に向けて>

―夏には総理大臣杯も控えています。目標をお願いします。

「まずは個人としては早慶戦や総理大臣杯にスタメンとして出場することが今の自分の目標なので、それを目指し、またチームとしては日本一を目指す組織なので、自分が出る出ないにかかわらずそれを目指す方針です。」

淡野選手お忙しいところありがとうございました!

(取材・慶應スポーツ新聞会 ソッカー班 須佐菜月)

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